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第24章 カタリナの結婚編
2401.ガーベラの望み
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私は、久しぶりにガーベラに会いに、王宮の自分の部屋に転移魔法で、移動した。それから、隣の部屋にいるガーベラに声を掛けることにした。
「コン、コン。ムーンだけど、今いいかな?」
「あら、久しぶりね。私の事を避けていたでしょ」
「そんなことはないよ。少し、忙しかったんだよ」
「余り、聞いたことがなかったけど、ムーンは、何をしているの?」
「世界征服だよ。それの、第1段階だね」
「本気で、言っているの? 世界征服って」
「本気だよ。もうすぐ、ヘノイ王国は、僕の物になるよ。それに、魔大陸もほぼ、支配出来ているよ。ミヤーコ王国の経済は、すでの牛耳っているし」
「それって、本当のことなの?」
「本当だよ」
「テラ・ワールドだけだと思っていたわ。それでも、凄いことだけど」
「この国だって、ガーベラの物だろう?」
「まあ、そういってもいいわね。すべて、私が采配しているからね」
私は、ガーベラの腰を抱き、軽くキスをした。
「ガーベラは、再婚しないの?」
「誰とするの? ムーンとするの?」
「僕は、構わないけど、テラjrがどう思うかだね」
「それに、ムーンには、カタリナがいるでしょ。まだ、公表していないみたいだけど。何故?」
「うーん、いつ、公表してもいいんだけどね。カタリナがまだ一人が良いって」
「まだ、11才だからね。遊びたいのかな?」
「いや、王子様を待って居るみたいなんだ」
「王子様って、本気で、待って居るの? それって、危なくない?」
「えっ、危ないって、どういうこと?」
「ちょっと、変わっているねって、そういうこと」
「確かに、変わっているね」
「今日は、私に、何か、用事があったの?」
「実は、ガーベラの機嫌を取りに来たんだよ」
「まぁ、嬉しい。そしたら、今日は、私だけのムーンでいいのね」
「そうだよ。何でも言ってくれ。希望を叶えるよ」
「そうね。今日は、ここで、泊って行ってね」
「そんなことでいいの?」
「今は、それだけでいいわ。でも、次は、こんなに待たないわよ。分かっている?」
「うん。忙しくても、夜は、ここで、寝るよ」
「そうしてね」
私は、ゆっくりとした時間をガーベラと共に過ごした。慌ててする仕事は特に無くなった。後は、時間が解決してくれるだろう。
翌日、私は、ショーバェの研究所に転移魔法で、移動した。
「お早う。ショーバェに確認したいことがあって、来たのだけど。今、時間はいいかな?」
「はい、少しなら、大丈夫です」
「実は、アンチ・ビオテスの研究のまとめを欲しいんだ」
「はい、それは、こちらにあります」
私は、ショーバェから、アンチ・ビオテスの研究のまとめを受け取った。
「現在は、何種類確認できている?」
「確か、7種類ですね。ここでも、実際に作ってみました」
「そうか。それで、大量生産できるものは、あるのかな?」
「いいえ、まだ、どれも、研究室段階で、大量生産は、想定外ですね」
「大量生産の可能性があるのは、どれかな?」
「そうですね。ペニシリンですね。アオカビから作ることが出来ます」
「どこかが、それの大量生産を目指しているのかな?」
「いえ、まだです。ペニシリン自体の効果もまだこれからですから。それに、研究室段階ですら、安定して、作成できていません。でも、発酵技術で、何とかなりそうです」
「ショーバェは、そちらに、興味はあるのか?」
「ええ、ありますよ。大量生産できれば、いいと思っています」
「それなら、資金を出すから、研究を初めてくれないかなぁ」
「いいですよ。リンドウの研究は、時間が掛かりますから、その合間に、並行して、研究します」
「それなら、今の研究所の更に下に、工場を創るよ。それなら、移動に時間が掛からなくていいだろう。それと、それ用に助手を雇うよ。10人ほどで、いいかな?」
「はい、ありがとうございます。早速、始めます」
「よろしく」
私は、早速、地下の工場を作った。そして、リンダに10人の助手を雇うように、連絡を入れた。
それと、発酵用のタンクも複数用意した。
私は、夜も更けて来たので、ガーベラの所に、転移魔法で、移動した。今は、ガーベラの部屋の中に転移用の魔法陣を描いている。
「ガーベラ、遅くなった」
「ちょうどよかったわ。これから、食事に出かける所よ。一緒に行きましょう」
「いいよ。何を食べるのかな?」
「そうね。今日は、肉がたべたいな。ステーキにする?」
「いいよ。ステーキは、久しぶりだね」
私達は、レストランで個室を用意して貰った。
「ここなら、静かに、食事ができるわね」
「そうだね。ガーベラは、今、何をしているの?」
「特に、何って、言うことは無くなっているわ。レンゲーも居るし、ほとんどが、事務仕事になっているわ」
「誰か、雇わないの?」
「そうね。雇ってもいいけど、優秀な人って、余りいないのよ」
「前みたいに、募集したらどうかな?」
「うーん、でも、ほとんど、集めてしまったのじゃない?」
「いいや、そうでもないよ。それなら、他国の国民を引き抜こうかな?」
「それもいいわね。どこの国にする?」
「アータキ国は、どうかな? あそこの国には、まだ、何も手を付けていないんだ。だから、人材位は、引き抜いておきたいね」
「わかったわ。面談は、私の方でやるわ。ムーンは、人を集めて来てね」
「いいよ。任せてくれ」
私達は、食事を楽しんだ後、王宮で、一緒に休息を取った。
「コン、コン。ムーンだけど、今いいかな?」
「あら、久しぶりね。私の事を避けていたでしょ」
「そんなことはないよ。少し、忙しかったんだよ」
「余り、聞いたことがなかったけど、ムーンは、何をしているの?」
「世界征服だよ。それの、第1段階だね」
「本気で、言っているの? 世界征服って」
「本気だよ。もうすぐ、ヘノイ王国は、僕の物になるよ。それに、魔大陸もほぼ、支配出来ているよ。ミヤーコ王国の経済は、すでの牛耳っているし」
「それって、本当のことなの?」
「本当だよ」
「テラ・ワールドだけだと思っていたわ。それでも、凄いことだけど」
「この国だって、ガーベラの物だろう?」
「まあ、そういってもいいわね。すべて、私が采配しているからね」
私は、ガーベラの腰を抱き、軽くキスをした。
「ガーベラは、再婚しないの?」
「誰とするの? ムーンとするの?」
「僕は、構わないけど、テラjrがどう思うかだね」
「それに、ムーンには、カタリナがいるでしょ。まだ、公表していないみたいだけど。何故?」
「うーん、いつ、公表してもいいんだけどね。カタリナがまだ一人が良いって」
「まだ、11才だからね。遊びたいのかな?」
「いや、王子様を待って居るみたいなんだ」
「王子様って、本気で、待って居るの? それって、危なくない?」
「えっ、危ないって、どういうこと?」
「ちょっと、変わっているねって、そういうこと」
「確かに、変わっているね」
「今日は、私に、何か、用事があったの?」
「実は、ガーベラの機嫌を取りに来たんだよ」
「まぁ、嬉しい。そしたら、今日は、私だけのムーンでいいのね」
「そうだよ。何でも言ってくれ。希望を叶えるよ」
「そうね。今日は、ここで、泊って行ってね」
「そんなことでいいの?」
「今は、それだけでいいわ。でも、次は、こんなに待たないわよ。分かっている?」
「うん。忙しくても、夜は、ここで、寝るよ」
「そうしてね」
私は、ゆっくりとした時間をガーベラと共に過ごした。慌ててする仕事は特に無くなった。後は、時間が解決してくれるだろう。
翌日、私は、ショーバェの研究所に転移魔法で、移動した。
「お早う。ショーバェに確認したいことがあって、来たのだけど。今、時間はいいかな?」
「はい、少しなら、大丈夫です」
「実は、アンチ・ビオテスの研究のまとめを欲しいんだ」
「はい、それは、こちらにあります」
私は、ショーバェから、アンチ・ビオテスの研究のまとめを受け取った。
「現在は、何種類確認できている?」
「確か、7種類ですね。ここでも、実際に作ってみました」
「そうか。それで、大量生産できるものは、あるのかな?」
「いいえ、まだ、どれも、研究室段階で、大量生産は、想定外ですね」
「大量生産の可能性があるのは、どれかな?」
「そうですね。ペニシリンですね。アオカビから作ることが出来ます」
「どこかが、それの大量生産を目指しているのかな?」
「いえ、まだです。ペニシリン自体の効果もまだこれからですから。それに、研究室段階ですら、安定して、作成できていません。でも、発酵技術で、何とかなりそうです」
「ショーバェは、そちらに、興味はあるのか?」
「ええ、ありますよ。大量生産できれば、いいと思っています」
「それなら、資金を出すから、研究を初めてくれないかなぁ」
「いいですよ。リンドウの研究は、時間が掛かりますから、その合間に、並行して、研究します」
「それなら、今の研究所の更に下に、工場を創るよ。それなら、移動に時間が掛からなくていいだろう。それと、それ用に助手を雇うよ。10人ほどで、いいかな?」
「はい、ありがとうございます。早速、始めます」
「よろしく」
私は、早速、地下の工場を作った。そして、リンダに10人の助手を雇うように、連絡を入れた。
それと、発酵用のタンクも複数用意した。
私は、夜も更けて来たので、ガーベラの所に、転移魔法で、移動した。今は、ガーベラの部屋の中に転移用の魔法陣を描いている。
「ガーベラ、遅くなった」
「ちょうどよかったわ。これから、食事に出かける所よ。一緒に行きましょう」
「いいよ。何を食べるのかな?」
「そうね。今日は、肉がたべたいな。ステーキにする?」
「いいよ。ステーキは、久しぶりだね」
私達は、レストランで個室を用意して貰った。
「ここなら、静かに、食事ができるわね」
「そうだね。ガーベラは、今、何をしているの?」
「特に、何って、言うことは無くなっているわ。レンゲーも居るし、ほとんどが、事務仕事になっているわ」
「誰か、雇わないの?」
「そうね。雇ってもいいけど、優秀な人って、余りいないのよ」
「前みたいに、募集したらどうかな?」
「うーん、でも、ほとんど、集めてしまったのじゃない?」
「いいや、そうでもないよ。それなら、他国の国民を引き抜こうかな?」
「それもいいわね。どこの国にする?」
「アータキ国は、どうかな? あそこの国には、まだ、何も手を付けていないんだ。だから、人材位は、引き抜いておきたいね」
「わかったわ。面談は、私の方でやるわ。ムーンは、人を集めて来てね」
「いいよ。任せてくれ」
私達は、食事を楽しんだ後、王宮で、一緒に休息を取った。
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