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 第23章 カタリナの王位継承編

2304.レイカと会う

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 リンダに言われたので、私は、早速、テラjrに会うことにした。転移魔法で、テラjrの居る城に移動した。

 「こんにちわ。ムーンです。覚えていますか?」

 「あら、ムーンさん、久しぶりね。ほら、テラjrを見てくださいよ。もう、生後9ヶ月よ。ハイハイや、一人遊びができるようになったわ」

 「赤ちゃんの成長って、早いですね」

 「この子も、テラの後継者なんだから、しっかりと面倒を見てよね」

 「はい、分かっています。テラjrが大きくなったら、私は、引退しますよ」

 「何言っているの、テラjrを助けて貰わないといけないのよ。引退なんかさせないから」

 「はい、分かりました」

 スピアが、私の横にくっ付いて、離れない。抱きしめられている。もう、我慢できないようだ。

 「すみません。レイカさん、少し、スピアさんを借りますね」

 私は、スピアと部屋を出て、転移魔法で、地下牢前の工房に移動した。

 「スピア、レイカの前では、我慢してよ」

 「ムーンが悪いのよ。半年も放っておいて」

 「わかったよ。今日は、スピアの好きにさせてあげるよ」

 「本当、嬉しい」

 私は、スピアに抱かれて、ベッドで、寝転んだ。さっき、急いで、大きめのベッドを作っておいた。

 「スピアは、力が強いんだから、用心してよ」

 「はい。ダイジョブよ」

 私達は、夕方まで、一緒に過ごした。久しぶりのモフモフに僕も、気持ちが良かった。

 「スピア、それじゃ、戻るよ」

 「うん、いいよ」

 私にスピアが抱き付いてきた。そのまま、私は、転移魔法で、テラjrのいる城に移動した。

 「あら、スピア、遅かったわね。いままで、ムーンさんと一緒にいたの?」

 「うん。一緒だよ」

 「スピアが、城を空けるって、珍しいわね。ムーンさんがそんなに気に入ったの?」

 「うん。スピア、ムーンが好き」

 「あら、あら、ムーンさん、モテモテね。テラjrも見ているわ。ムーンさん、抱いてあげて」

 「はい」

 私は、テラjrを抱き上げた。そして、思念伝達で、テラjrと連絡を取った。

 「私が、わかる?」

 「何言ってるの。当たり前だよ。自分を分からない人っているの?」

 「でも、私は、テラjrの知識の部分だよ。だから、今のテラjrは、考えることが出来ないのじゃないの?」

 「あぁ、あの3分割って考えね。あれって、間違っているよ」

 「えっ、そうなんだ。どう違うの?」

 「精神は、1つだけ。だから、もともと、3分割なんて、機能別にはなっていないんだよ。本能の部分は、精神とは別だよ。だから、もともと、そこは、分離できないんだ」

 「そうか。そうすると、今は、2分割しているというわけね」

 「そうだよ。もっと、分割することができるよ。でも、その後の副作用が心配だね」

 「どういうこと?」

 「つまり、人間の精神は、経験によって、発達していくんだ。そうすると、経験が異なる2つの精神は、別々の人格を形成してしまうんだ。それが、一体化したときにお互いを同じものとして、受け入れることが出来るか、それとも、別の人格として、拒否するか、分からないだろう」

 「確かに、そうだね。そうすると、一度、一体化した方がいいのじゃない?」

 「そうとも言えるね。今から、やってみる?」

 「分かった」

 私は、思念伝達を切った。
 「レイカ、そろそろ、お暇しますね。また、来ます」

 「いつでも、来てね。もっと、テラjrの面倒を見てね」

 「はい、分かりました」

 私は、部屋を出て、隠密魔法を起動した。そして、もう一度、部屋の中に入って、邪魔にならない場所で、寝転んだ。そして、レイカとスピアを暗示によって、眠らせた。そして、テラjrを抱いて、地下牢前の工房に転移魔法で、移動した。

 それから、私は、思念伝達で、テラjrと連絡を取った。

 「それじゃ、戻りますね」
 
 私達は、一体化した。今までのお互いの経験が流れ込んでくる。そして、一つの人格が形成されていった。まだ、分離していないようだ。一人に戻る事ができたようだ。

 「やれやれ。何とか、立ち上がることもできるんだな」

 私は、壁伝いに少し歩いてみた。少し、危ないが、歩けないことはなかった。

 「さてと、元の城に戻ろうか」

 私は、転移魔法で、レイカの居る城に戻り、ベッドの中に潜り込んだ。ベッドには、レイカとスピアが寝ていた。その2人の間に入って、寝ることにした。

 レイカの胸は、乳で張っている。最近、余り飲んでいないからなぁ。少し、我慢して、飲んであげようか。

 私は、レイカの乳首に吸い付いて、お乳を飲み始めた。両方の乳をまんべんなく飲むって、難しい。

 私は、ずり落ちないように、大きな山を掴んで、しっかりと飲んでいた。

 「あら、お腹が空いたのね」

 レイカが起き上がって、胸を開けて、私に乳を飲ませ始めた。私は、しっかり、飲んであげた。

 「今日は、一杯飲んでくれるのね。嬉しいわ」

 レイカが、乳を変えて、もう一度飲ませ始めた。私は、もう、十分だが、頑張って、もう一つの乳首に吸い付いた。そして、どんどん、飲んで行った。

 思わず、ゲップが出てしまった。

 「あら、ゲップが出たわね。もう、お終いかな」

 レイカは、乳首をガーゼで拭いて、胸を閉じた。そして、私の背中を撫でている。飲んだ乳を戻さないように、気をつけている。

 「さあ、それじゃ、寝ましょうね」

 レイカとスピアの間で、私も、眠りについた。
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