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第6章 軍事都市リーベン編
604.鉱山の盗賊
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私達は、鉱山に入って、10人の採鉱をしていた者達を土魔法で、身動きが取れなくした。
それから、尋問を行うことにした。
「それじゃ、端の人から、聞いて行くから、正直に答えてね。
貴方達は、軍人なの?」
だれも、しゃべらない。仕方がないので、端の人を土魔法で、全身を固めた。一つの土の柱が出来上がった。
「それでは、2番目の人、答えてね。次は、火魔法にするよ」
「えぇ、焼き殺す気か」
「死ぬかどうかは、あなた次第よ。さあ、答えてね」
「だれが、しゃべるか?」
「火球」
「うわぁー、助けてくれ」
暫くすると、気を失ったようで、声が途絶えた。
「それでは、3番目の人、答えてくれる。次は、風魔法かな?胴体が切れてしまうから、却って、楽かもね。痛みもないかもしれない」
「違う、俺たちは、軍人ではない」
「やっとか、答えてくれた」
「それでは、4番目の人ね。ドワーフの村に軍人の格好で行ったのは、あなた達の仲間かな?」
「そうだ、俺たちの仲間だ」
「それじゃ、5番目の人ね。でも、聞くことが無くなってしまうと、後は始末してしまうかも?
どうする?誰から、答える?」
「おい、俺から、聞いてくれ。俺一人で、すべて答える。だから、俺から聞いてくれ」
「おまえ、何言ってるんだ。俺の方が順番がさきだぞ」
残りの人たちは、我先に答えようとし始めた。
煩いので、私は、一人ずつ、土魔法で、個室の状態にして、お互いの声が聞こえないようにした。
それかr、一人ずつ同じことも含めて、聞いて行った。それと、最初の3人も、治癒魔法で、回復させておいた。殺す必要があるかどうか、まだ、判断できないからだ。
「結局、軍の行ったことではないようね。でも、軍から仕事を奪われてということでは、少し、可哀そうね。何とか、してあげたいね」
「そうだね。リーベンでの仕事が無くなってしまったので、仕方なかったみたいね。
でも、やったことは、ドワーフに対しては、悪い事ね」
「ドワーフの村長と相談して、決めようか」
「はい、それでいいと思います」
「それじゃ、連れと行こうか。ウイドール、一旦、村に帰ろうか?」
「はい、十分採鉱出来ました」
私達は、隠れて採鉱に来ていた村人10人を連れて、ドワーフの村に帰った。
「村長、どうしましょうか」
「そうだね。どうしたら、いいかね」
「彼らに採鉱させて、それを買い上げるというのは、だめですか?」
「わしらの中にも、採鉱で、食べている者もいるからな」
「それなら、共同で、採鉱するというのは、どうですか?」
「そんなに、大量に採鉱して、誰が買ってくれるのだ。値崩れしてしまうぞ」
「今の値段で、私が、すべて、買い上げます。それなら、いいですか?」
「そんな金をもっているのか?かなりの金額になるぞ。月に金貨100万枚は、覚悟してもらわないと、いけないぞ」
「私、大丈夫です。すべて、買い上げます。もし、この村で必要な分があれば、それは、この村で買ってもらって結構です。私は、あくまでも、余分になった物だけを同じ金額で買い取ります」
「ありがたい、それなら、やっていける」
「そこの人達もそれでいいか?」
「「はい。結構です」」
「それでは、後の事は、お任せします。もし、トラブルがあれば、いつでも間に入りますので、安心してください」
私達は、軍人に、仕事を取り上げられたという人たちの村にも顔を出すことにした。私達は、村長と話をすることになった。
「ここでは、いままで、どんな仕事をしていたのですか?」
「これまでは、穀物を作っていた。それと、綿花で作った布をリーベンに売りに行っていたんだ。
それが、急に昨年から、買取を停止するって、一方的に言われて。収穫したものを腐らせることになってしまった。それで、若い物が、ドワーフの村の近くの鉱山を独占すれば、この村も救われると言って、あのような事を起こしてしまった。その罪をうらみのある軍人に擦り付けることで、憂さ晴らしも兼ねていたのだろう。私達、大人がうまく諭さなければ、いけないのに、同じ様にそのような話に乗ってしまった。今更、後悔しても、取り返しがつかない」
「そうですか。その穀物や布を私が買い取りましょう。金額は、今までと同額でいいですか?」
「えぇ、いいんですか?」
「はい、構いません。その代わり、ここの村に、少し、土地を分けて貰えますか。そこに取次の店を作りたいと思います。そして、その店の管理を村の人にお願いしたいのです」
「そこまで、やってくれるのか。すまないが、お願いする。土地は、好きな所を使ってくれ」
私達は、早速、穀物などを転移魔法で転送するための小屋を作った。もし、転送でないときのために、地下室をつくり、数か月間は、そこで保管できるようにした。
「それでは、これからも、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
私達は、寂れた村と別れを告げた。これからは、活気のある村になるだろう。それから、ドワーフの村にも、別れを告げた。
それから、尋問を行うことにした。
「それじゃ、端の人から、聞いて行くから、正直に答えてね。
貴方達は、軍人なの?」
だれも、しゃべらない。仕方がないので、端の人を土魔法で、全身を固めた。一つの土の柱が出来上がった。
「それでは、2番目の人、答えてね。次は、火魔法にするよ」
「えぇ、焼き殺す気か」
「死ぬかどうかは、あなた次第よ。さあ、答えてね」
「だれが、しゃべるか?」
「火球」
「うわぁー、助けてくれ」
暫くすると、気を失ったようで、声が途絶えた。
「それでは、3番目の人、答えてくれる。次は、風魔法かな?胴体が切れてしまうから、却って、楽かもね。痛みもないかもしれない」
「違う、俺たちは、軍人ではない」
「やっとか、答えてくれた」
「それでは、4番目の人ね。ドワーフの村に軍人の格好で行ったのは、あなた達の仲間かな?」
「そうだ、俺たちの仲間だ」
「それじゃ、5番目の人ね。でも、聞くことが無くなってしまうと、後は始末してしまうかも?
どうする?誰から、答える?」
「おい、俺から、聞いてくれ。俺一人で、すべて答える。だから、俺から聞いてくれ」
「おまえ、何言ってるんだ。俺の方が順番がさきだぞ」
残りの人たちは、我先に答えようとし始めた。
煩いので、私は、一人ずつ、土魔法で、個室の状態にして、お互いの声が聞こえないようにした。
それかr、一人ずつ同じことも含めて、聞いて行った。それと、最初の3人も、治癒魔法で、回復させておいた。殺す必要があるかどうか、まだ、判断できないからだ。
「結局、軍の行ったことではないようね。でも、軍から仕事を奪われてということでは、少し、可哀そうね。何とか、してあげたいね」
「そうだね。リーベンでの仕事が無くなってしまったので、仕方なかったみたいね。
でも、やったことは、ドワーフに対しては、悪い事ね」
「ドワーフの村長と相談して、決めようか」
「はい、それでいいと思います」
「それじゃ、連れと行こうか。ウイドール、一旦、村に帰ろうか?」
「はい、十分採鉱出来ました」
私達は、隠れて採鉱に来ていた村人10人を連れて、ドワーフの村に帰った。
「村長、どうしましょうか」
「そうだね。どうしたら、いいかね」
「彼らに採鉱させて、それを買い上げるというのは、だめですか?」
「わしらの中にも、採鉱で、食べている者もいるからな」
「それなら、共同で、採鉱するというのは、どうですか?」
「そんなに、大量に採鉱して、誰が買ってくれるのだ。値崩れしてしまうぞ」
「今の値段で、私が、すべて、買い上げます。それなら、いいですか?」
「そんな金をもっているのか?かなりの金額になるぞ。月に金貨100万枚は、覚悟してもらわないと、いけないぞ」
「私、大丈夫です。すべて、買い上げます。もし、この村で必要な分があれば、それは、この村で買ってもらって結構です。私は、あくまでも、余分になった物だけを同じ金額で買い取ります」
「ありがたい、それなら、やっていける」
「そこの人達もそれでいいか?」
「「はい。結構です」」
「それでは、後の事は、お任せします。もし、トラブルがあれば、いつでも間に入りますので、安心してください」
私達は、軍人に、仕事を取り上げられたという人たちの村にも顔を出すことにした。私達は、村長と話をすることになった。
「ここでは、いままで、どんな仕事をしていたのですか?」
「これまでは、穀物を作っていた。それと、綿花で作った布をリーベンに売りに行っていたんだ。
それが、急に昨年から、買取を停止するって、一方的に言われて。収穫したものを腐らせることになってしまった。それで、若い物が、ドワーフの村の近くの鉱山を独占すれば、この村も救われると言って、あのような事を起こしてしまった。その罪をうらみのある軍人に擦り付けることで、憂さ晴らしも兼ねていたのだろう。私達、大人がうまく諭さなければ、いけないのに、同じ様にそのような話に乗ってしまった。今更、後悔しても、取り返しがつかない」
「そうですか。その穀物や布を私が買い取りましょう。金額は、今までと同額でいいですか?」
「えぇ、いいんですか?」
「はい、構いません。その代わり、ここの村に、少し、土地を分けて貰えますか。そこに取次の店を作りたいと思います。そして、その店の管理を村の人にお願いしたいのです」
「そこまで、やってくれるのか。すまないが、お願いする。土地は、好きな所を使ってくれ」
私達は、早速、穀物などを転移魔法で転送するための小屋を作った。もし、転送でないときのために、地下室をつくり、数か月間は、そこで保管できるようにした。
「それでは、これからも、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
私達は、寂れた村と別れを告げた。これからは、活気のある村になるだろう。それから、ドワーフの村にも、別れを告げた。
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