31 / 82
第2章
5話:汚い花火だ
しおりを挟む
宿に戻った俺とエイシアスのその後は特に変化はない。
また面倒な奴が絡んできたなくらいの感覚だ。
王族の護衛を殺した時点で問題なのだが、怖気づいたのか追って来る様子はなかった。
「明日はどうするのだ?」
食事をしているとエイシアスが問うてきた。
俺は思案する。
レオナードが何かしてくる可能性はあるが、脅威でもなんでもないので今は無視一択だ。
海鮮料理を楽しみ、ヴァルミス港の観光名所はほとんど巡ってしまったので、ここで出来ることはほとんどない。
「どうしよっか」
俺の呟きにエイシアスも考えてくれている様子。
もう数日ゆっくりダラダラしていてもいい気がしてきた。ヴァルミス港はわりと過ごしやすい街で、料理もおいしいので文句なしだ。
そこで俺は思い出した。
「冒険者ギルドに行ってなかった」
「む? 金には余裕があるだろう?」
「そうだけど、どういう依頼があるのか気になってな。ここって港町だし」
港町なら変わった依頼もあると思うんだよね。
「なるほど。では明日はギルドに行ってみるとしようか」
「だな」
翌日。俺とエイシアスの機嫌は最悪だった。
なぜなら、宿の前で騎士たちが待ち構えていたからだ。
後ろの方ではレオナードが立ってニヤニヤと笑みを浮かべている。
そんなレオナードが一歩前に出て口を開いた。
「聞け、冒険者。貴様らは王族に対する不敬罪で拘束する」
「それで?」
「……は?」
レオナードから間抜けな声がもれた。
俺とエイシアスが許しを乞うと思っていたのだろうか?
「要件がそれだけなら行くぞ? 今日は冒険者ギルドに行こうと思っていたんだ」
「邪魔をするでない」
その言葉にレオナードや騎士、周囲の人たちまでもが唖然としていた。
行こうとして、騎士が立ち塞がり剣を抜いた。
「……何の真似だ?」
「拘束すると言っているだろう⁉」
俺は思わずため息を吐いてレオナードを睨み付ける。
「王子、昨日言ったはずだよな? 次は殺すって。まさか忘れたわけではないだろう? それかあれか。手紙を読んで俺へのやつ当たりか?」
殺気を込めて告げると、レオナードが怯え後退りながらも、次の瞬間にはキッと怒りを露にした。
「先ほども告げたはずだ。不敬罪だと。そこの女も一緒だ」
「だとさ。エイシアス、どうする?」
「昨日、次は殺すと言ったんだから殺していいのでは?」
「だよな。まあ、気分次第かな」
俺とエイシアスの会話に、騎士たちの表情がより一層引き締まる。
全員が剣を抜き、構える。
いつもなら賑やかな通りも、今では静寂に包まれている。
そして、俺は静かに指を構えた。
空気が一瞬凍りつくように感じたのは、周囲の者だけではない。
まるで世界そのものが息を潜め、俺の動作を待っているかのようだった。
指先がゆっくりと近付く。緊張が高まり、心臓の鼓動が耳に聞こえそうだ。音も、声も、すべてが薄れていく中で、俺の口元が僅かに弧を描いた。
騎士の一人が危険を察知したのか、動こうとして――乾いた音が響いた。
――パチンッ
その音は周囲の空気を切り裂くように響き渡った。すぐに、目に見えない力が足元から湧き上がり、騎士たちを一斉に押し潰し始める。重力だ。
「……!」
誰もが驚愕の表情を浮かべ、身体を支えようとするが無駄だ。膝が折れ、力が抜けたように全員が地面へ沈み込んでいく。顔を苦悶に歪めながら、抵抗しようと必死にもがいている。
だが、俺が操る重力は容赦なく彼らの体を押し下げて、地面に這いつくばらせる。
抵抗するだけ無駄だ。
心の中でそう呟いた。
彼らが見ているのは、ただの現象じゃない。俺の意思、俺の力そのものだ。
騎士たちは、まるで巨大な手に押し付けられるかのように、額を地面にこすりつけ、呼吸さえ苦しくなっているのがわかる。
「い、一体……なに、が……」
苦しそうな声が耳に届く。
無様な姿に目を向けると、誰もが地面に顔を埋め、全身を押し潰されている。
膝も手も震えているが、どうやっても持ち上がらない。
どれだけ強靭な意志や体力を持っていようとも、重力の前では無意味だ。
「……その程度か?」
俺が冷たく見下ろしながら、今度はコツンと靴先で地面を叩く。音と共に、さらに強い力がかかり、騎士たちがさらに地面に押し付けられる。
まるで彼らの体が大地に飲み込まれるかのようだった。
息遣いだけが苦しそうに響く中、俺は重力の支配を少し緩めた。
事情も知らずにレオナードに連れてこられたのだ。一回くらいはチャンスを上げようではないか。
顔を上げた彼らは、俺を恐怖に染まった目で見上げていたが、その瞳に映るのはただの絶望だった。
地面に這いつくばり、無力さを突きつけられたその瞬間――彼らは、俺に逆らうことが愚かだとようやく理解したのだろう。
「見逃すのは一度だけだ」
そこの王子と違ってこの騎士たちはとても利口だ。
俺は未だに無事なレオナードへと一歩ずつ歩み寄る。一歩近づくごとにレオナードが一歩ずつ後退り――壁に当たった。
「あ、そ、その……」
何かを言おうとしているが、関係ない。レオナードは俺の忠告を無視したのだ。
そこに一人の騎士が俺に口を開いた。
「あの……」
「なんだ? もしかしてコイツを庇うのか?」
「……はい。我が国の王子です。どうか見逃しては――」
その瞬間、口を開いた騎士の身体が弾け、血肉を撒き散らした。
誰もが押し黙った。
問答無用で殺したからだ。
周囲の人々がその光景を見て悲鳴を上げたが、俺は構うことなく告げる。
「言ったはずだ。見逃すのは一度だけだと。それはコイツも同様だ。昨日、忠告した。次は殺すと」
「ヒィッ……⁉」
レオナードが尻もちを着き、地面に染みを広げる。
王子なのに民衆の前で漏らすとは、なんと情けない……
「覚悟はできているんだろうな? いいや。しているはずだ」
「ご、ごめんなさい! ごめんなさいごめんなさ――」
「黙れ」
俺はレオナードの頭を鷲掴みにし、顔を近付ける。
「忠告はした。それをお前が無視したんだ。それに、最初に喧嘩を売ったのはお前だろ」
「お、俺は王族だぞ! このようなことあってはならない!」
「はぁ? なら俺を殺してみろよ。できないんだろ? だから部下をこんなにも引き連れて来たんだ。お前は弱者だ。冥土の土産に教えてやる。権力なんて暴力の前では無意味だ。知れて良かったな。来世で活かせよ」
俺はレオナードを上に放り投げる。
「ま、まってく――」
そして――爆散して血の花を咲かせた。
「汚い花火だ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
下にある【♡】をポチッと押すのと、【ブクマ】をしていただけたら嬉しいです!
作者の励みになり、執筆の原動力になります!
少しでも応援したい、という方はよろしくお願いします!
また面倒な奴が絡んできたなくらいの感覚だ。
王族の護衛を殺した時点で問題なのだが、怖気づいたのか追って来る様子はなかった。
「明日はどうするのだ?」
食事をしているとエイシアスが問うてきた。
俺は思案する。
レオナードが何かしてくる可能性はあるが、脅威でもなんでもないので今は無視一択だ。
海鮮料理を楽しみ、ヴァルミス港の観光名所はほとんど巡ってしまったので、ここで出来ることはほとんどない。
「どうしよっか」
俺の呟きにエイシアスも考えてくれている様子。
もう数日ゆっくりダラダラしていてもいい気がしてきた。ヴァルミス港はわりと過ごしやすい街で、料理もおいしいので文句なしだ。
そこで俺は思い出した。
「冒険者ギルドに行ってなかった」
「む? 金には余裕があるだろう?」
「そうだけど、どういう依頼があるのか気になってな。ここって港町だし」
港町なら変わった依頼もあると思うんだよね。
「なるほど。では明日はギルドに行ってみるとしようか」
「だな」
翌日。俺とエイシアスの機嫌は最悪だった。
なぜなら、宿の前で騎士たちが待ち構えていたからだ。
後ろの方ではレオナードが立ってニヤニヤと笑みを浮かべている。
そんなレオナードが一歩前に出て口を開いた。
「聞け、冒険者。貴様らは王族に対する不敬罪で拘束する」
「それで?」
「……は?」
レオナードから間抜けな声がもれた。
俺とエイシアスが許しを乞うと思っていたのだろうか?
「要件がそれだけなら行くぞ? 今日は冒険者ギルドに行こうと思っていたんだ」
「邪魔をするでない」
その言葉にレオナードや騎士、周囲の人たちまでもが唖然としていた。
行こうとして、騎士が立ち塞がり剣を抜いた。
「……何の真似だ?」
「拘束すると言っているだろう⁉」
俺は思わずため息を吐いてレオナードを睨み付ける。
「王子、昨日言ったはずだよな? 次は殺すって。まさか忘れたわけではないだろう? それかあれか。手紙を読んで俺へのやつ当たりか?」
殺気を込めて告げると、レオナードが怯え後退りながらも、次の瞬間にはキッと怒りを露にした。
「先ほども告げたはずだ。不敬罪だと。そこの女も一緒だ」
「だとさ。エイシアス、どうする?」
「昨日、次は殺すと言ったんだから殺していいのでは?」
「だよな。まあ、気分次第かな」
俺とエイシアスの会話に、騎士たちの表情がより一層引き締まる。
全員が剣を抜き、構える。
いつもなら賑やかな通りも、今では静寂に包まれている。
そして、俺は静かに指を構えた。
空気が一瞬凍りつくように感じたのは、周囲の者だけではない。
まるで世界そのものが息を潜め、俺の動作を待っているかのようだった。
指先がゆっくりと近付く。緊張が高まり、心臓の鼓動が耳に聞こえそうだ。音も、声も、すべてが薄れていく中で、俺の口元が僅かに弧を描いた。
騎士の一人が危険を察知したのか、動こうとして――乾いた音が響いた。
――パチンッ
その音は周囲の空気を切り裂くように響き渡った。すぐに、目に見えない力が足元から湧き上がり、騎士たちを一斉に押し潰し始める。重力だ。
「……!」
誰もが驚愕の表情を浮かべ、身体を支えようとするが無駄だ。膝が折れ、力が抜けたように全員が地面へ沈み込んでいく。顔を苦悶に歪めながら、抵抗しようと必死にもがいている。
だが、俺が操る重力は容赦なく彼らの体を押し下げて、地面に這いつくばらせる。
抵抗するだけ無駄だ。
心の中でそう呟いた。
彼らが見ているのは、ただの現象じゃない。俺の意思、俺の力そのものだ。
騎士たちは、まるで巨大な手に押し付けられるかのように、額を地面にこすりつけ、呼吸さえ苦しくなっているのがわかる。
「い、一体……なに、が……」
苦しそうな声が耳に届く。
無様な姿に目を向けると、誰もが地面に顔を埋め、全身を押し潰されている。
膝も手も震えているが、どうやっても持ち上がらない。
どれだけ強靭な意志や体力を持っていようとも、重力の前では無意味だ。
「……その程度か?」
俺が冷たく見下ろしながら、今度はコツンと靴先で地面を叩く。音と共に、さらに強い力がかかり、騎士たちがさらに地面に押し付けられる。
まるで彼らの体が大地に飲み込まれるかのようだった。
息遣いだけが苦しそうに響く中、俺は重力の支配を少し緩めた。
事情も知らずにレオナードに連れてこられたのだ。一回くらいはチャンスを上げようではないか。
顔を上げた彼らは、俺を恐怖に染まった目で見上げていたが、その瞳に映るのはただの絶望だった。
地面に這いつくばり、無力さを突きつけられたその瞬間――彼らは、俺に逆らうことが愚かだとようやく理解したのだろう。
「見逃すのは一度だけだ」
そこの王子と違ってこの騎士たちはとても利口だ。
俺は未だに無事なレオナードへと一歩ずつ歩み寄る。一歩近づくごとにレオナードが一歩ずつ後退り――壁に当たった。
「あ、そ、その……」
何かを言おうとしているが、関係ない。レオナードは俺の忠告を無視したのだ。
そこに一人の騎士が俺に口を開いた。
「あの……」
「なんだ? もしかしてコイツを庇うのか?」
「……はい。我が国の王子です。どうか見逃しては――」
その瞬間、口を開いた騎士の身体が弾け、血肉を撒き散らした。
誰もが押し黙った。
問答無用で殺したからだ。
周囲の人々がその光景を見て悲鳴を上げたが、俺は構うことなく告げる。
「言ったはずだ。見逃すのは一度だけだと。それはコイツも同様だ。昨日、忠告した。次は殺すと」
「ヒィッ……⁉」
レオナードが尻もちを着き、地面に染みを広げる。
王子なのに民衆の前で漏らすとは、なんと情けない……
「覚悟はできているんだろうな? いいや。しているはずだ」
「ご、ごめんなさい! ごめんなさいごめんなさ――」
「黙れ」
俺はレオナードの頭を鷲掴みにし、顔を近付ける。
「忠告はした。それをお前が無視したんだ。それに、最初に喧嘩を売ったのはお前だろ」
「お、俺は王族だぞ! このようなことあってはならない!」
「はぁ? なら俺を殺してみろよ。できないんだろ? だから部下をこんなにも引き連れて来たんだ。お前は弱者だ。冥土の土産に教えてやる。権力なんて暴力の前では無意味だ。知れて良かったな。来世で活かせよ」
俺はレオナードを上に放り投げる。
「ま、まってく――」
そして――爆散して血の花を咲かせた。
「汚い花火だ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
下にある【♡】をポチッと押すのと、【ブクマ】をしていただけたら嬉しいです!
作者の励みになり、執筆の原動力になります!
少しでも応援したい、という方はよろしくお願いします!
660
お気に入りに追加
1,625
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
パーティ追放が進化の条件?! チートジョブ『道化師』からの成り上がり。
荒井竜馬
ファンタジー
『第16回ファンタジー小説大賞』奨励賞受賞作品
あらすじ
勢いが凄いと話題のS級パーティ『黒龍の牙』。そのパーティに所属していた『道化師見習い』のアイクは突然パーティを追放されてしまう。
しかし、『道化師見習い』の進化条件がパーティから独立をすることだったアイクは、『道化師見習い』から『道化師』に進化する。
道化師としてのジョブを手に入れたアイクは、高いステータスと新たなスキルも手に入れた。
そして、見習いから独立したアイクの元には助手という女の子が現れたり、使い魔と契約をしたりして多くのクエストをこなしていくことに。
追放されて良かった。思わずそう思ってしまうような世界がアイクを待っていた。
成り上がりとざまぁ、後は異世界で少しゆっくりと。そんなファンタジー小説。
ヒロインは6話から登場します。
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる