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7巻

7-3

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 ――翌日。
 俺は昨日の約束通り、模擬戦をやりたいというシャル、アーシャ、クゼル、アイリス、フィーネと一緒に、屋敷の地下にある闘技場にやってきた。
 順番に模擬戦を行ったのだが……全員、旅の途中で亜空間の中でトレーニングしていたからか、かなり実力が上がっているように感じた。
 最初に戦ったシャルは魔剣、ヤマブキの能力をさらに使いこなして、剣身を花びらに変えるなどのトリッキーな動きをするようになっていた。
 俺もそれなりに魔道具や武器の製作をするようになったが、アレと似た剣は作れない気がする。
 だが、それでも製作に挑戦する価値はありそうだ。
 次にアーシャだ。
 俺が渡した暗闇の短剣は、刀身を見えなくするという能力があるのだが、動きの素早さもあってか間合いが取りづらかった。
 ただ、目をらせば大きな空気の乱れが見えたので、対処は難しくなかった。
 もう一歩強くなるには、この空気の乱れを最小限にしなければならないだろう。
 三番目の相手はクゼルだが、ずっとゼロと訓練していたからか、攻撃に重みが増していた。
 以前よりも一撃が重く、身体能力も向上しているように見える。
 にもかかわらず、まだまだ成長の限界が見られないのが怖いところだ。
 なんにせよ、俺はいつも通り戦い、危なげなく勝利した。
 改善点としては、もっと視野を広く持つことだろうか。
 四番目に相手をしたのはアイリスだ。
 これもまた、動きが以前にも増して素早く、魔法の扱いも上達していた。冒険者のランクでいえばSランクに匹敵する戦闘能力だろう。
 負けて悔しそうにしていたので、頭をでてあげたら機嫌が戻ったのはいつものことである。
 最後にフィーネだ。
 俺とずっと一緒にいたからなのか、その実力はすでに余裕でSランクはある。
 ユニークスキルで幻影げんえいも作り出してくるので、厄介極やっかいきわまりない……俺以外にとっては。
 俺は魔力の流れを辿れるので、フィーネの居場所をすぐに見つけられる。
 魔力の隠蔽いんぺいを使えるようになれば、さらに強くなれるだろうな。
 そんな感じで俺たちは模擬戦を終え、各々にアドバイスなどをしていった。

「俺が魔族領に行っている間は、冒険者ギルドに行ってランクでも上げてきたらどうだ? すぐにAかSランクには上がれると思う。そこに関しては俺が保証しよう」

 俺の提案にフィーネたちは賛成する。
 こうして天堂たちが来るまでの間、俺たちは訓練や買い物といったデートなどをして楽しむのであった。




 第3話 勇者との再会


 俺たちがペルディスに戻ってきて、一週間と少し経ったある日のこと。
 天堂たち一行が俺の屋敷に到着したので、客間でもてなす。

「久しぶりだね、晴人君」
「そうだな天堂。グリセントを任せて悪いな」
「大丈夫だよ。民に活気が戻ってきて、兵士たちの熟練度も上がってきた。それを見た大臣たちがより一層頑張っているよ」
「そうか。これも皆のお陰だな。そういえばエイガンたちは何をしている?」

 グリセントは、俺たちを利用しようとしていた王を倒した後、召喚の首謀者だった王女のマリアナを形式上の女王にえて、エルフのエイガンたちに実質的な国の運営を任せている。
 最近どうなっているのか聞いていなかったので尋ねたのだが、天堂はなぜか遠い目をしていた。
 俺の質問に答えたのは東雲だった。

「裏で頑張っているわ。でも、二週間に一回は、何か悪事を企んでいた人の首が飛ぶのよね……ちょっと過激だわ」
「なんかすまん……」

 エイガンたちに戦える実力をつけさせたのは俺なので、申し訳なくなってしまう。

「そういえば結城君」
「なんだ、朝倉?」
「鈴乃ちゃんとは上手くいってる?」
「ブフォッ!?」

 俺は口に含んでいた紅茶をしてしまった。
 何を突然、と思いながら朝倉の方を見る。

「だって婚約者でしょ?」
「あ、あぁ……」
「なら進展はどうなの?」

 進展を問われ、無言になってしまうと、鈴乃がため息をつきながら口を開いた。

「晴人君ってば奥手でね。私はいつでも準備OKなのに」
「……ごめんなさい」

 それから俺は、朝倉と東雲、それにフィーネたちによる説教を受ける羽目になってしまった。
 そんな光景に、最初はあわれむような表情だったが、次に笑いをこらえ始めた天堂と最上の二人。
 二人を見た俺は、あとでシメてやろうと誓うのだった。
 説教が終わり、天堂と最上をシメた後、俺は改めて全員に状況を説明する。

「……とまあ、そんなわけで俺と天堂で魔族領に行く。東雲と朝倉、最上は冒険者として活動するか、訓練場で鍛えるかでもしててくれ」
「わかったわ」
「問題ないよ~」
「まあ晴人がいれば、よっぽどのことがない限りは大丈夫だろう」

 三人が頷いてくれたので、俺は立ち上がる。

「それじゃあこれから天堂と一緒に王城で話してくる」

 そうして俺と天堂は屋敷を出て、ディランさんに話すために王城へと向かった。


 天堂がグリセントでどんな訓練をしていたか聞いているうちに王城に到着した俺は、さっそく客間に案内される。
 しばらくすると、公務を終えたディランさんがやってきた。

「テンドウ殿、久しぶりだな」
「ペルディス王、お久しぶりです」
「グリセント王国はどのような感じだ?」
「そうですね。あれからしばらく経ちましたが、王都は活気にあふれ、政策の方も順調です。これもすべて皆さんのお陰です」
「そうかそうか。ならよかった……それでは早速で悪いが、本題に移るとしよう」

 その言葉に、俺と天堂は表情を引き締める。

「二人が来たと聞いて、一時間後に緊急会議を行うと各国の王たちに伝えてきた。まぁ緊急会議といっても、近々開催することは皆に伝えていたのだがな」
「ならここで、会議で話す内容を決めておくとしようか」
「だな」
「それが一番だね」

 俺たちはそれから話し合いを始め――あっというまに一時間経ち、会議室に移動した。


 やってきたのは、通信用魔道具が置かれている部屋だ。

「何度か王城に来てるけど、ここは初めて入ったな。これがその通信用魔道具なのか?」

 そこには三十センチほどの水晶玉が、テーブルの上に置かれていた。
 俺の言葉に、ディランさんが頷く。

「そうだ。この水晶を通して各国と連絡を取り合っているのだ。水晶の向こうにいる人物の顔が浮かび上がる仕組みになっている」
「へぇ、作れなくはなさそうだな」

 俺の言葉にディランさんがバッと見た。

「お、おいハルトよ、まさか作って売る気か?」
「流石に売りはしない。だってまずいだろ?」
「よかった……流石にそこは自重したか」
「おい待て」
「ん? どうしたハルト?」

 何か聞き捨てならないことを言われた気がする。

「ディランさん、俺が何だって?」
「いやなに。流石に自重したか、とな」

 続けて天堂を見るが、なぜか驚いた表情をしていた。
 おい待て。お前もか!?

「なんで二人して、俺がいつも自重してないみたいな反応なんだ」
「「……え?」」

 二人の声に、俺はこめかみをピクピクさせる。

「いつもしているだろ」
「「……いつも?」」
「してるだろ」
「そんなわけがあるか。無自覚にとんでもないことをいつもしおって」
「晴人君。ディランさんの言う通りだよ」

 どうやらずいぶんと認識が違ったようだ。

「……少しは努力する」
「「少し?」」
「……精一杯努力いたします」

 満足気に二人は頷いた。

「さっさと始めないか?」
「じゃな」

 椅子に座ったディランさんが水晶に魔力を通すことで、各国の代表たちが映し出される。
 そこには当然、ガルジオ帝国皇帝のオスカーやベリフェール神聖国の教皇であるリーベルトさん、グリセント王国のマリアナも同席していた。そして、見たことのない顔も結構ある。
 そんな中、ディランさんが口を開いた。

「ではこれより、魔族領についての会議を始める……既にだいたいのことは話しているが、今日は魔族領の偵察についてだ。メンバーはここにいる、EXランク冒険者のハルトと勇者テンドウ殿の二名だ。二人とも、挨拶を」

 俺と天堂は水晶に顔を向け、一礼する。

「EXランク冒険者の晴人だ」
「勇者の天堂光司こうじです。天堂と呼んでいただければと思います」
「二人ともありがとう。それではハルト、改めて説明を頼む」

 俺は頷き、今回の説明を始める。

「数ヶ月前、魔王軍四天王ギースが、ペルディス王国王都へと魔物の大群を差し向け、それを俺が撃退した……これは俺がこの冒険者ランクになったきっかけだから、皆知っていることだと思う」

 水晶越しに王たちが頷いたのを確認し、続ける。

「そしてつい最近、ガルジオ帝国の帝都へと、四天王の一人である竜騎士ダムナティオが、ドラゴンを連れて攻めてきた」

 王たちは真剣な表情だ。

「だが、四天王の二人の話を聞くと、どうやら魔王の指示ではなく、独断で動いているようだ。むしろその口ぶりからは、魔王は争いを望んでいないとすら思えた。だから俺は真実を確かめるべく、今回の魔族領偵察を提案させてもらった。俺からは以上だ」

 俺が言葉を切ると、会議室は静寂せいじゃくに包まれる。
 ほどなくして一人の王が挙手して口を開いた。

『冒険者ハルト。魔王が争いを望んでいた場合はどうする?』
「その場合は俺と勇者で魔王を倒す……その後は全面戦争になる可能性もあるが、できるだけ穏健派おんけんはの新魔王になってもらうことをいのるしかないな」
『そもそもの話、魔王と対話ができるとでも思っているのか?』

 他の王たちも同じように俺の反応をうかがっていた。
 この世界の人間にとって、魔族、とりわけ魔王は人類の敵だという認識が当然だからな。

「してみせる。そして、人間の王たちとの和平交渉の場を作ろう」
『そんなことができるわけがないだろう! だいたい、その交渉の場とやらで魔王が暴れ出したらどうするのだ!』
「そうならないように対話をしに行くんだ。あくまでも目的は『和平交渉』なんだよ。いずれにしても、他の四天王が再びどこかの国に侵略する前に、魔族の様子を探る必要がある――違うか?」

 俺がそう言うと、王たちは沈黙ちんもくした。

「……うむ。ハルトの言う通りだな。では今回はやはり、魔族との『和平交渉』ということで進めていいか? 異議のある者は挙手を」

 ――沈黙。

「では決定だ。ハルトよ。戻ってくるまでにどのくらいかかる?」

 ディランさんの質問に、俺は天堂と顔を合わせる。

「天堂はどう思う?」
「そうだね。一ヶ月近くはかかるんじゃないかな? ここから魔族領がある大陸までは一週間くらいの道のりでしょ?」
「そのくらいだな。多く見積もっても、帰るまでを含めると一ヶ月と少しって感じになるか」

 まぁ、帰る時は転移魔法があるから一瞬だけど。

「うむ。では出発の時期はハルトに任せよう。皆もそれでいいか?」

 王たちはもはや反対する者はおらず、ただ頷くばかりだ。

「ならば決定だな。ハルト、すぐに出て行くのか?」
「ああ。魔族側の動きが気になるからな、早いに越したことはないだろう」
「わかった。では本日の会議は終了とする」

 こうして水晶玉は輝きを失い、会議は終了した。
 俺たちは水晶玉が置かれている部屋を後にし、客間へと移動する。
 そこには本日の仕事を終えた王妃おうひのアマリアさんが座っていた。
 席に着きひと息ついたところで、ディランさんが俺に尋ねてきた。

「それで、いつ出るのだ? もう決まっているのだろう?」
「そうね。いつなのか気になるわ」
「そうだな、二、三日のうちに出るつもりだが……天堂の方は大丈夫そうか?」
「うん。僕もそれでいいと思う」
「なら三日後だな」

 それを聞いて、ディランさんが尋ねてくる。

「では準備もあるだろうし、今日はこのくらいにして帰るか?」
「そうだな。それじゃあ、次は行く前にでも挨拶に来るよ」
「わかった」
「またいらっしゃいね」

 そうして俺たちは、王城を後にするのだった。


 屋敷に帰ってきた俺と天堂は、皆を集め、各国の王たちと話した内容を伝える。
 一通り話し終えると、シャルが納得していた。

「まぁ、本当に魔王が平和を望んでいるかわからないことには始まらないものね」
「ええ。もしそうじゃなかったら、そのまま戦争になる可能性があるっていうのは最悪だけど」

 アイリスがそうため息をつくと、フィーネが尋ねてきた。

「そういえばハルトさん。準備って何をするんですか? 食料とかですか?」
「私も気になります」

 エフィルも気になったみたいだ。

「準備と言っても食料は異空間収納があるから問題ないし、野営も結界を張れば安全だ」
「晴人君、それなら準備は必要ないんじゃ?」

 鈴乃の言葉に、俺は首を横に振った。

「なら準備って何をするの?」
「行くのは魔族領だよな」
「そうね」

 鈴乃に続いて、皆がその通りだと頷く。

「魔族領に人間がいたら攻撃してくるに決まってるだろ?」

 そして俺がそう言うと、全員がハッとする。

「まぁ、俺は全身真っ黒だからともかく、特に天堂の格好はいかにも人間の勇者って感じだから、一瞬で人間だってバレるだろうな」
「たしかにな」

 最上や東雲、朝倉が今の天堂の格好を見ながらウンウンと同意するように頷いていた。

「まあそういうことだ。天堂の格好、というよりは装備をなんとかしないとな」
「なんとかって……何か考えでもあるのか?」

 天堂が不思議そうに見てくるが、安心してほしい。
 どうするかはもうほとんど決まっている。

「新しく装備を作る。ただなぁ、聖剣はどうするか決めてないんだけど……あっ、そうだ!」

 俺はあることをひらめき、笑みを浮かべた。
 そんな俺の表情を見たフィーネがポツリ。

「あ、また何か企んでますね」
「フィーネの言う通りね。ハルト、またろくでもないこと考えているんでしょう」

 フィーネもアイリスも、ちょっと酷くないか?

「じゃあ部屋に少しこもってくる。天堂、楽しみにしておけよ?」
「え? あ、うん。ほどほどにね」

 そんな天堂の声を背に、俺は自室へと向かった。
 そしてさっそく、異空間収納から素材を取り出していく。
 テーブルの上に並べられたのは、希少な金属類。
 それらをスキル『錬成れんせい』を使って混ぜ合わせていく。
 こうしてできたのは、ミスリルやオリハルコンのように硬い金属であった。

「おしっ! あとはこいつを錬成してよろいを作って、と」

 真紅しんくのスパークを放ちながら、金属がグニャグニャと形を変える。
 しばらくして出来上がったのは、神々しいまでに純白の鎧であった。
 だが、このままでは派手すぎる。

「付与魔法で色々施して……」

 数時間ほど作業して、ほぼ完成した。
 だが鎧は、先ほどのような神々しさはなくなっていた。むしろ禍々まがまがしいほどに漆黒しっこくだった。

「最後に使用者の魔力で色が変化するようにすれば完成だ!」

 こうして天堂の鎧が完成したのだった。


「晴人君、どうしてこんなにも黒いんだい……?」

 天堂に鎧を見せた最初の反応がこれだった。
 口元が、わずかにだがっているのが見て取れる。
 きっと嬉しいのだろう。そうに違いない。
 説明して欲しそうな表情でこちらを見ているので、俺はこの装備について簡単に説明する。

「さっきも言ったけど、いかにも勇者っぽいと人間だって一瞬でバレるからな。性能は鑑定すればわかると思うけど、まずは着心地とかを確認してくれ」
「あ、ああ。そうだよね……」

 俺の言葉に頷いた天堂は、さっそく試着した。
 そして驚いた表情をしながら口を開く。

「これ、前の鎧より軽いよ!」

 それもそのはず。
 ミスリルとオリハルコンを使い、さらには付与魔法で軽量化しているのだ。
 魔力の伝導性も非常に高く、この世界に存在する金属の中で、最高のものと言えるだろう。
 残念なことに、この合金は錬成のスキルがレベル10ではないと作り出せないので、恐らく俺以外に作れる奴はいないだろな。
 そんな素晴らしい鎧を着た天堂だが、周りの反応はイマイチ……というより、引き気味であった。

「勇者じゃなくて、これじゃあ暗黒騎士ね」

 アイリスの言葉に、全員が頷く。

「晴人君、色は変えられないのかい……? このまま闇落ちした感じの勇者にはなりたくないんだけど……?」

 期待の目を俺へと向ける天堂。

「安心しろ、鎧に魔力を流せばわかる」

 俺の言葉に天堂は、半信半疑ながらも魔力を流す。
 すると黒かった鎧は徐々に白く輝いていき、神々しさを感じられる鎧になった。
 一同の視線は天堂の鎧へと注がれているが、誰もが無言で、空白の時間ができる。


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