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第1章
第29話:フィアは強いです
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レッドボアが、フィアの接近に気づき突進をして来る。速度は速く、フィアが避けた先にある木へと衝突する。衝突した木はズシンッと言うと音を立てて折れた。
レッドボアは再度、振り返り突進をして来た。
フィアはそれを避けて、振り返り様に剣をレッドボアの首へと突き刺す。斬れ味が良い為に、剣は深く突き刺さってその命の鼓動を停止する。
ちなみに剣の性能だが。
名前:短剣
備考:鉱石を圧縮して造られた剣。とても頑丈で良く斬れる。秋人によって造られた。
「良くやったな」
「これ位出来て当然だよ。じゃないとお父さんとお母さんに顔向け出来ないよ。お父さんなんて村で一番強かったんだよ?」
あの村長より強い、だと!?
「…村長より、か?」
「うん!月に一度は地竜だっけ?アレを一人で狩ってきてたよ!」
お父さんTUEEEEEEEEEEE!!
「さ、流石だな…」
「う、うむ。村人ってレベルじゃない気が…」
ゼノアですら引くレベルだ。考えてみろ。村人が竜を倒して来るんだぞ?ほんとにあの集団が心配だ。もう一度位顔を出した方がいい気がするぞ。
それは後で決めるとして、俺は再びスキルを使って探索する。すると三つの気配があった。
「見つけた、またレッドボアだ。運がいいな。今回は三匹居るが行けるか?」
フィアは笑って答えた。
「ふふっ。いつでも大丈夫だよ?」
その笑顔には、返り血が顔に付いており、とても怖かったが。
それはさておき、順調にレッドボアを十体の討伐が終わったので、俺達は王都へと戻る。
勿論レッドボアの死体は回収済みだ。”異空間庫”に入れると自動で解体されるのでとても便利だ。解体しないで入れる事も可能。
王都まで戻った俺達は、門番さんに冒険者カードを見せる。
「若いのに頑張るね。魔物には気をつけるんだぞ」
門番さんに言われ、俺は「ありがとう」と言って中に入って行く。そのまま冒険者ギルドに向かう。
途中、匂いに釣られて、露店の串肉を買って食いながら向かう。
んッ!このタレが肉とマッチしていて美味い!これはまた今度買いに行くしかない!
そんなこんなで俺達はギルドに到着する。
受付に向かって、依頼完了の報告をしに行く。
「はい。確かに確認しました。まさか無傷で帰って来るとは思いませんでした。皆さんお強いのですね」
「まあな」
適当に流して、報酬の銀貨一枚を受け取る。
それにしても金があまり無いな。少しキツいな。まだ盗賊から奪っ…頂いたのが残ってるがそれもいつまでもつか。
現在はお昼を過ぎた時間帯だ。
「飯、食いに行くか?」
「「うん(うむ)!」」
二人は満面の笑顔で頷くのだった。
レッドボアは再度、振り返り突進をして来た。
フィアはそれを避けて、振り返り様に剣をレッドボアの首へと突き刺す。斬れ味が良い為に、剣は深く突き刺さってその命の鼓動を停止する。
ちなみに剣の性能だが。
名前:短剣
備考:鉱石を圧縮して造られた剣。とても頑丈で良く斬れる。秋人によって造られた。
「良くやったな」
「これ位出来て当然だよ。じゃないとお父さんとお母さんに顔向け出来ないよ。お父さんなんて村で一番強かったんだよ?」
あの村長より強い、だと!?
「…村長より、か?」
「うん!月に一度は地竜だっけ?アレを一人で狩ってきてたよ!」
お父さんTUEEEEEEEEEEE!!
「さ、流石だな…」
「う、うむ。村人ってレベルじゃない気が…」
ゼノアですら引くレベルだ。考えてみろ。村人が竜を倒して来るんだぞ?ほんとにあの集団が心配だ。もう一度位顔を出した方がいい気がするぞ。
それは後で決めるとして、俺は再びスキルを使って探索する。すると三つの気配があった。
「見つけた、またレッドボアだ。運がいいな。今回は三匹居るが行けるか?」
フィアは笑って答えた。
「ふふっ。いつでも大丈夫だよ?」
その笑顔には、返り血が顔に付いており、とても怖かったが。
それはさておき、順調にレッドボアを十体の討伐が終わったので、俺達は王都へと戻る。
勿論レッドボアの死体は回収済みだ。”異空間庫”に入れると自動で解体されるのでとても便利だ。解体しないで入れる事も可能。
王都まで戻った俺達は、門番さんに冒険者カードを見せる。
「若いのに頑張るね。魔物には気をつけるんだぞ」
門番さんに言われ、俺は「ありがとう」と言って中に入って行く。そのまま冒険者ギルドに向かう。
途中、匂いに釣られて、露店の串肉を買って食いながら向かう。
んッ!このタレが肉とマッチしていて美味い!これはまた今度買いに行くしかない!
そんなこんなで俺達はギルドに到着する。
受付に向かって、依頼完了の報告をしに行く。
「はい。確かに確認しました。まさか無傷で帰って来るとは思いませんでした。皆さんお強いのですね」
「まあな」
適当に流して、報酬の銀貨一枚を受け取る。
それにしても金があまり無いな。少しキツいな。まだ盗賊から奪っ…頂いたのが残ってるがそれもいつまでもつか。
現在はお昼を過ぎた時間帯だ。
「飯、食いに行くか?」
「「うん(うむ)!」」
二人は満面の笑顔で頷くのだった。
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