9 / 65
第1章
第8話:竜王戦やってやりますよ!
しおりを挟む
気づいたら、村まであと100キロまでとなっていた。
俺はテイムした魔物、ウィンドイーグルに名前を付けていなかったので暇な時間を使い考える。
「そうだな……」
ふと頭に思い付いた候補は三つ。
1、みどり
2、ウィップ
3、アルタイル
んー……『みどり』は違うし『ウィップ』はなんかダサい……ここは無難に候補3の『アルタイル』だろうな。
「今日からお前の名前はアルタイルだ!」
名前の由来はわし座に位置する星、アルタイルから取った。
俺が名前を呼ぶとアルタイル問い名前がが気に入ったらしく「クエー!」っと鳴いて喜んでいた。
「早速で悪いがアルタイル、行く場所があるが、お前のレベルではきついだろうから、ここに置いていくがいいか?」
『クエー!』
「そうか。悪いな。またあとで遊んでやる」
「クエーッ!!」
どうやら後で遊んでやると言われたのが嬉しかったらしい。
俺はアルタイルをこの場に残すことに。
呼びたいときはテイムの<獣魔召喚>で「○○召喚」と言えば目の前に召喚できる仕組みとなっている。俺にはその仕組みが良くわからないが……
俺はアルタイルから飛び降り眼下を見て現在地のこの場所を覚え、転移を発動し魔境の山の麓へと転移した。
転移した先は緑が生い茂った森──いや。極寒の雪山に変わった。
俺には<完全耐性>があるので環境の変化に対しては問題ない。アルタイルを連れて来ていたら危なかったところだ。
そんな事を思いつつも、俺は遅い掛かってくる魔物を薙ぎ倒しながら頂上へと向かう。災害級がわんさかと出てくるが俺はお構い無しとばかに殴って倒して行く。途中一気に三十体もの魔物が出てくるも殲滅する。
(今思うと強くなり過ぎたなあ~)
それもこれもメティスがいてくれたお陰である。メティスがいなかったら俺は今頃この世にはいなかっただろう。
そんな事を考えつつも俺は頂上へと近づきつつあった。登ること三十分。
遂に頂上へと到着した。
山の頂上には大きな火口が存在していた。そして、その周りをグルグルと旋回して回っている百を超える数のドラゴンの群れ。そのどれもがレベル6000を超える竜達である。
まあ余裕ですけどね。多分……
他の竜が俺の存在に気づき襲ってくる。竜達を観察すると、どれもが体調二十メートルを超えている赤や青、黒などといった色とりどりの竜達だ。
ちょっ、予想よりでかくないですかね?
それでも俺は次々と襲ってくる竜達を殲滅していく。ドラゴンたちが俺を倒せないと分かると同時に連携して襲ってきた。
ブレスなども吐いて来るが躱したり空間遮断の防御魔法で防いだりしてその場を凌ぐ。
「考えたんだろうけどそんなんじゃ俺は倒れないぞ?」
そこで俺はスキルの<威圧>を使い山の空域全体にいる竜達に向けて放ち、レベル差がある事を思い知らせた。
それでも効かなかった竜達は襲ってくる。この数の戦闘経験は少なく、多少傷を負うが回復魔法を掛けて治す。
(強くなったと言っても、レベル6000超えのドラゴン。しかもこの数相手は少し辛いかったか?)
それでも俺は竜達の攻撃を躱しては攻撃して守っては攻撃してを繰り返す。
徐々にその数を減らしてゆき約五十匹までに数を減らした。
残ったのは俺の<威圧>を受けたドラゴン達である。なので竜達へとテイム用の巨大な陣を出現させ、空域全体にいる残りの竜達をティムする。
この魔境の魔物達は自分より強い強者には逆らわないと言う習性を持っている。だが竜達は自身に誇りとプライドがある。なのでそう簡単にテイム出来るとは思ってな――
『テイムに成功しました』
――あっ、成功したわ……
なんで? こんなときにはメティス先生!
『はい。竜達は竜王を絶対者としてその下に付いて来ました。ですが、そこにマスターが竜王よりも強い、自分達では勝てない絶対者とみて新たな主として定めたようです』
「なるほどな。でもこの数をどうしろと?」
『一つだけあります。ここに置いておき、必要になったらテイムの<獣魔召喚>でいつでも召喚できます。名前は後で決めれば良いかと』
「そうか。でも名前付けかあ…ストックあるかなぁ~……」
そして竜達には必要になったら呼ぶと言って先に進む。
すぐに火口へと到着し見下ろし、眠っている竜王を確認するのだった。
「さーて、ちょっくら竜王でも倒しますかね」
俺はテイムした魔物、ウィンドイーグルに名前を付けていなかったので暇な時間を使い考える。
「そうだな……」
ふと頭に思い付いた候補は三つ。
1、みどり
2、ウィップ
3、アルタイル
んー……『みどり』は違うし『ウィップ』はなんかダサい……ここは無難に候補3の『アルタイル』だろうな。
「今日からお前の名前はアルタイルだ!」
名前の由来はわし座に位置する星、アルタイルから取った。
俺が名前を呼ぶとアルタイル問い名前がが気に入ったらしく「クエー!」っと鳴いて喜んでいた。
「早速で悪いがアルタイル、行く場所があるが、お前のレベルではきついだろうから、ここに置いていくがいいか?」
『クエー!』
「そうか。悪いな。またあとで遊んでやる」
「クエーッ!!」
どうやら後で遊んでやると言われたのが嬉しかったらしい。
俺はアルタイルをこの場に残すことに。
呼びたいときはテイムの<獣魔召喚>で「○○召喚」と言えば目の前に召喚できる仕組みとなっている。俺にはその仕組みが良くわからないが……
俺はアルタイルから飛び降り眼下を見て現在地のこの場所を覚え、転移を発動し魔境の山の麓へと転移した。
転移した先は緑が生い茂った森──いや。極寒の雪山に変わった。
俺には<完全耐性>があるので環境の変化に対しては問題ない。アルタイルを連れて来ていたら危なかったところだ。
そんな事を思いつつも、俺は遅い掛かってくる魔物を薙ぎ倒しながら頂上へと向かう。災害級がわんさかと出てくるが俺はお構い無しとばかに殴って倒して行く。途中一気に三十体もの魔物が出てくるも殲滅する。
(今思うと強くなり過ぎたなあ~)
それもこれもメティスがいてくれたお陰である。メティスがいなかったら俺は今頃この世にはいなかっただろう。
そんな事を考えつつも俺は頂上へと近づきつつあった。登ること三十分。
遂に頂上へと到着した。
山の頂上には大きな火口が存在していた。そして、その周りをグルグルと旋回して回っている百を超える数のドラゴンの群れ。そのどれもがレベル6000を超える竜達である。
まあ余裕ですけどね。多分……
他の竜が俺の存在に気づき襲ってくる。竜達を観察すると、どれもが体調二十メートルを超えている赤や青、黒などといった色とりどりの竜達だ。
ちょっ、予想よりでかくないですかね?
それでも俺は次々と襲ってくる竜達を殲滅していく。ドラゴンたちが俺を倒せないと分かると同時に連携して襲ってきた。
ブレスなども吐いて来るが躱したり空間遮断の防御魔法で防いだりしてその場を凌ぐ。
「考えたんだろうけどそんなんじゃ俺は倒れないぞ?」
そこで俺はスキルの<威圧>を使い山の空域全体にいる竜達に向けて放ち、レベル差がある事を思い知らせた。
それでも効かなかった竜達は襲ってくる。この数の戦闘経験は少なく、多少傷を負うが回復魔法を掛けて治す。
(強くなったと言っても、レベル6000超えのドラゴン。しかもこの数相手は少し辛いかったか?)
それでも俺は竜達の攻撃を躱しては攻撃して守っては攻撃してを繰り返す。
徐々にその数を減らしてゆき約五十匹までに数を減らした。
残ったのは俺の<威圧>を受けたドラゴン達である。なので竜達へとテイム用の巨大な陣を出現させ、空域全体にいる残りの竜達をティムする。
この魔境の魔物達は自分より強い強者には逆らわないと言う習性を持っている。だが竜達は自身に誇りとプライドがある。なのでそう簡単にテイム出来るとは思ってな――
『テイムに成功しました』
――あっ、成功したわ……
なんで? こんなときにはメティス先生!
『はい。竜達は竜王を絶対者としてその下に付いて来ました。ですが、そこにマスターが竜王よりも強い、自分達では勝てない絶対者とみて新たな主として定めたようです』
「なるほどな。でもこの数をどうしろと?」
『一つだけあります。ここに置いておき、必要になったらテイムの<獣魔召喚>でいつでも召喚できます。名前は後で決めれば良いかと』
「そうか。でも名前付けかあ…ストックあるかなぁ~……」
そして竜達には必要になったら呼ぶと言って先に進む。
すぐに火口へと到着し見下ろし、眠っている竜王を確認するのだった。
「さーて、ちょっくら竜王でも倒しますかね」
24
お気に入りに追加
4,829
あなたにおすすめの小説
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
生産性厨が異世界で国造り~授けられた能力は手から何でも出せる能力でした~
天樹 一翔
ファンタジー
対向車線からトラックが飛び出してきた。
特に恐怖を感じることも無く、死んだなと。
想像したものを具現化できたら、もっと生産性があがるのにな。あと、女の子でも作って童貞捨てたい。いや。それは流石に生の女の子がいいか。我ながら少しサイコ臭して怖いこと言ったな――。
手から何でも出せるスキルで国を造ったり、無双したりなどの、異世界転生のありがちファンタジー作品です。
王国? 人外の軍勢? 魔王? なんでも来いよ! 力でねじ伏せてやるっ!
感想やお気に入り、しおり等々頂けると幸甚です!
モチベーション上がりますので是非よろしくお願い致します♪
また、本作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨムで公開している作品となります。
小説家になろうの閲覧数は170万。
エブリスタの閲覧数は240万。また、毎日トレンドランキング、ファンタジーランキング30位以内に入っております!
カクヨムの閲覧数は45万。
日頃から読んでくださる方に感謝です!
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
転生幼女の異世界冒険記〜自重?なにそれおいしいの?〜
MINAMI
ファンタジー
神の喧嘩に巻き込まれて死んでしまった
お詫びということで沢山の
チートをつけてもらってチートの塊になってしまう。
自重を知らない幼女は持ち前のハイスペックさで二度目の人生を謳歌する。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺若葉
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる