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第1章
第8話:竜王戦やってやりますよ!
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気づいたら、村まであと100キロまでとなっていた。
俺はテイムした魔物、ウィンドイーグルに名前を付けていなかったので暇な時間を使い考える。
「そうだな……」
ふと頭に思い付いた候補は三つ。
1、みどり
2、ウィップ
3、アルタイル
んー……『みどり』は違うし『ウィップ』はなんかダサい……ここは無難に候補3の『アルタイル』だろうな。
「今日からお前の名前はアルタイルだ!」
名前の由来はわし座に位置する星、アルタイルから取った。
俺が名前を呼ぶとアルタイル問い名前がが気に入ったらしく「クエー!」っと鳴いて喜んでいた。
「早速で悪いがアルタイル、行く場所があるが、お前のレベルではきついだろうから、ここに置いていくがいいか?」
『クエー!』
「そうか。悪いな。またあとで遊んでやる」
「クエーッ!!」
どうやら後で遊んでやると言われたのが嬉しかったらしい。
俺はアルタイルをこの場に残すことに。
呼びたいときはテイムの<獣魔召喚>で「○○召喚」と言えば目の前に召喚できる仕組みとなっている。俺にはその仕組みが良くわからないが……
俺はアルタイルから飛び降り眼下を見て現在地のこの場所を覚え、転移を発動し魔境の山の麓へと転移した。
転移した先は緑が生い茂った森──いや。極寒の雪山に変わった。
俺には<完全耐性>があるので環境の変化に対しては問題ない。アルタイルを連れて来ていたら危なかったところだ。
そんな事を思いつつも、俺は遅い掛かってくる魔物を薙ぎ倒しながら頂上へと向かう。災害級がわんさかと出てくるが俺はお構い無しとばかに殴って倒して行く。途中一気に三十体もの魔物が出てくるも殲滅する。
(今思うと強くなり過ぎたなあ~)
それもこれもメティスがいてくれたお陰である。メティスがいなかったら俺は今頃この世にはいなかっただろう。
そんな事を考えつつも俺は頂上へと近づきつつあった。登ること三十分。
遂に頂上へと到着した。
山の頂上には大きな火口が存在していた。そして、その周りをグルグルと旋回して回っている百を超える数のドラゴンの群れ。そのどれもがレベル6000を超える竜達である。
まあ余裕ですけどね。多分……
他の竜が俺の存在に気づき襲ってくる。竜達を観察すると、どれもが体調二十メートルを超えている赤や青、黒などといった色とりどりの竜達だ。
ちょっ、予想よりでかくないですかね?
それでも俺は次々と襲ってくる竜達を殲滅していく。ドラゴンたちが俺を倒せないと分かると同時に連携して襲ってきた。
ブレスなども吐いて来るが躱したり空間遮断の防御魔法で防いだりしてその場を凌ぐ。
「考えたんだろうけどそんなんじゃ俺は倒れないぞ?」
そこで俺はスキルの<威圧>を使い山の空域全体にいる竜達に向けて放ち、レベル差がある事を思い知らせた。
それでも効かなかった竜達は襲ってくる。この数の戦闘経験は少なく、多少傷を負うが回復魔法を掛けて治す。
(強くなったと言っても、レベル6000超えのドラゴン。しかもこの数相手は少し辛いかったか?)
それでも俺は竜達の攻撃を躱しては攻撃して守っては攻撃してを繰り返す。
徐々にその数を減らしてゆき約五十匹までに数を減らした。
残ったのは俺の<威圧>を受けたドラゴン達である。なので竜達へとテイム用の巨大な陣を出現させ、空域全体にいる残りの竜達をティムする。
この魔境の魔物達は自分より強い強者には逆らわないと言う習性を持っている。だが竜達は自身に誇りとプライドがある。なのでそう簡単にテイム出来るとは思ってな――
『テイムに成功しました』
――あっ、成功したわ……
なんで? こんなときにはメティス先生!
『はい。竜達は竜王を絶対者としてその下に付いて来ました。ですが、そこにマスターが竜王よりも強い、自分達では勝てない絶対者とみて新たな主として定めたようです』
「なるほどな。でもこの数をどうしろと?」
『一つだけあります。ここに置いておき、必要になったらテイムの<獣魔召喚>でいつでも召喚できます。名前は後で決めれば良いかと』
「そうか。でも名前付けかあ…ストックあるかなぁ~……」
そして竜達には必要になったら呼ぶと言って先に進む。
すぐに火口へと到着し見下ろし、眠っている竜王を確認するのだった。
「さーて、ちょっくら竜王でも倒しますかね」
俺はテイムした魔物、ウィンドイーグルに名前を付けていなかったので暇な時間を使い考える。
「そうだな……」
ふと頭に思い付いた候補は三つ。
1、みどり
2、ウィップ
3、アルタイル
んー……『みどり』は違うし『ウィップ』はなんかダサい……ここは無難に候補3の『アルタイル』だろうな。
「今日からお前の名前はアルタイルだ!」
名前の由来はわし座に位置する星、アルタイルから取った。
俺が名前を呼ぶとアルタイル問い名前がが気に入ったらしく「クエー!」っと鳴いて喜んでいた。
「早速で悪いがアルタイル、行く場所があるが、お前のレベルではきついだろうから、ここに置いていくがいいか?」
『クエー!』
「そうか。悪いな。またあとで遊んでやる」
「クエーッ!!」
どうやら後で遊んでやると言われたのが嬉しかったらしい。
俺はアルタイルをこの場に残すことに。
呼びたいときはテイムの<獣魔召喚>で「○○召喚」と言えば目の前に召喚できる仕組みとなっている。俺にはその仕組みが良くわからないが……
俺はアルタイルから飛び降り眼下を見て現在地のこの場所を覚え、転移を発動し魔境の山の麓へと転移した。
転移した先は緑が生い茂った森──いや。極寒の雪山に変わった。
俺には<完全耐性>があるので環境の変化に対しては問題ない。アルタイルを連れて来ていたら危なかったところだ。
そんな事を思いつつも、俺は遅い掛かってくる魔物を薙ぎ倒しながら頂上へと向かう。災害級がわんさかと出てくるが俺はお構い無しとばかに殴って倒して行く。途中一気に三十体もの魔物が出てくるも殲滅する。
(今思うと強くなり過ぎたなあ~)
それもこれもメティスがいてくれたお陰である。メティスがいなかったら俺は今頃この世にはいなかっただろう。
そんな事を考えつつも俺は頂上へと近づきつつあった。登ること三十分。
遂に頂上へと到着した。
山の頂上には大きな火口が存在していた。そして、その周りをグルグルと旋回して回っている百を超える数のドラゴンの群れ。そのどれもがレベル6000を超える竜達である。
まあ余裕ですけどね。多分……
他の竜が俺の存在に気づき襲ってくる。竜達を観察すると、どれもが体調二十メートルを超えている赤や青、黒などといった色とりどりの竜達だ。
ちょっ、予想よりでかくないですかね?
それでも俺は次々と襲ってくる竜達を殲滅していく。ドラゴンたちが俺を倒せないと分かると同時に連携して襲ってきた。
ブレスなども吐いて来るが躱したり空間遮断の防御魔法で防いだりしてその場を凌ぐ。
「考えたんだろうけどそんなんじゃ俺は倒れないぞ?」
そこで俺はスキルの<威圧>を使い山の空域全体にいる竜達に向けて放ち、レベル差がある事を思い知らせた。
それでも効かなかった竜達は襲ってくる。この数の戦闘経験は少なく、多少傷を負うが回復魔法を掛けて治す。
(強くなったと言っても、レベル6000超えのドラゴン。しかもこの数相手は少し辛いかったか?)
それでも俺は竜達の攻撃を躱しては攻撃して守っては攻撃してを繰り返す。
徐々にその数を減らしてゆき約五十匹までに数を減らした。
残ったのは俺の<威圧>を受けたドラゴン達である。なので竜達へとテイム用の巨大な陣を出現させ、空域全体にいる残りの竜達をティムする。
この魔境の魔物達は自分より強い強者には逆らわないと言う習性を持っている。だが竜達は自身に誇りとプライドがある。なのでそう簡単にテイム出来るとは思ってな――
『テイムに成功しました』
――あっ、成功したわ……
なんで? こんなときにはメティス先生!
『はい。竜達は竜王を絶対者としてその下に付いて来ました。ですが、そこにマスターが竜王よりも強い、自分達では勝てない絶対者とみて新たな主として定めたようです』
「なるほどな。でもこの数をどうしろと?」
『一つだけあります。ここに置いておき、必要になったらテイムの<獣魔召喚>でいつでも召喚できます。名前は後で決めれば良いかと』
「そうか。でも名前付けかあ…ストックあるかなぁ~……」
そして竜達には必要になったら呼ぶと言って先に進む。
すぐに火口へと到着し見下ろし、眠っている竜王を確認するのだった。
「さーて、ちょっくら竜王でも倒しますかね」
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