【R18】特殊能力にかまけて学業をおろそかにするダメンズな隣人を挑発したら手篭めにされて【番外編閲覧注意】

AAKI

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レイヤー0-5・形は無いのに重い

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 ……。

 …………。

「ということがあったんですよ」

 龍生は、そう言って話を〆た。重たい思い出なだけに軽く話しているつもりなのでしょうけど、なぜかそれが逆に生々しかった。

「……そうか。じゃあ、今日はお開きにしようか」

「僕も少し酔ったみたいだから、部屋に戻って休むよ」

 二ノ宮さんと片田さんは、やや前かがみになりながらも口々に言って立ち上がった。そそくさと出ていく後ろ姿を見送り、私も小さくため息をついたわ。

 まさか、そういう経緯とモデルがあったのね。単なる思いつきの絵じゃなかったことに少しショックを受けた。

 けれど、話を聞いて頭の中で整理している間に、龍生の私に対する言動の理由が腑に落ちた。それはそれで嬉しいと喜ぶべきかしらね。

 複雑なのに違いはない。

「作り話ってことにしといた方が良かったかな? 気分を悪くしたなら謝らないと」

 龍生は困ったように言うけれど、気にするところがズレている気がするわよ。

 さておき、私も流石に色々と思うところがあるわ。

「じゃあ、俺も戻るわ。ウメさんにお礼を言っといて。ん?」

「……今から龍生の部屋に行っても良いでしょ?」

 立って部屋を出ていこうとする龍生の服を掴んで、私は顔を反らしながら訊ねた。今更お酒が回ってきたのか、体中がとても熱い。

「あ……」

 龍生も私の反応で察してくれたみたい。

「良いでしょう? ちょっとハードなのでも、いえ、ちょっとハードにして欲しい、わ……」

「わかった」

 私はそう訴えた。龍生は頷いてみせた。

 どことなく嬉しそうだし、もうジーンズも大きく膨らんで反応を始めていた。私は自身の思わぬ浅ましさに気づいて、呆れながらも背筋に走る快感を享受する。

 当然、この後、私達はめちゃくちゃヤったわ。また、それについて語る日はくるのかしら?
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