【R18】特殊能力にかまけて学業をおろそかにするダメンズな隣人を挑発したら手篭めにされて【番外編閲覧注意】

AAKI

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レイヤー23・四足す四は3☆

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 そう言って連れてこられたのは、ピンクやシアンのネオンが綺羅びやかな建物だった。

「うぅ~ん……ラブ、ホテル『レマン湖』?」

 私は回らない頭でネオンの文字を読み上げた。

 少しずつその言葉の意味を、ニューロンに流し込んでシナプス同士で会議する。本日の議題は『ラブホテルとは』です。

「ささ、あまり遅くなると部屋が埋まっちまう」

 ボーッとしている私の背中を押して、議論もまとまらない内にスモークガラスの自動扉を潜った。

「ま、待って、ここって? えっと、そ、そういうことをする、宿泊施設よね……?」

「そうだな」

 問えばあっさりと答えてくれる龍生。

「え、えぇ、え、え……」

 言葉を紡ごうにも口の糸車は軋んで動かなかった。

 ただ人目を避けるように俯いて、龍生が部屋選びなどを終えるまで耐え忍ぶ。エスコートと呼べないエスコートに従い、2つに別れたエレベーターの片方で上階へと向かう。少し長い目の廊下に疎らな扉が見え、突き当りの1つへと龍生と共に入っていった。

 室内は白黒茶色で落ち着いたシックな雰囲気にまとめられていて、曇ガラスの向こうに見える風呂場とベッドのある六畳間くらいのもの。良くて赤系のカーテンがあるぐらいかしら。

「……へぇ」

「どうした?」

「いえ、もっとピンクピンクしてて、ムーディーな部屋なのだと思っていたのだけれど」

「昔はどうか知らないけど、今は割とこういうラブホは多いぞ。後は、ライトアップとかの所為だな」

 龍生とやんや会話しながら、私はなるほどと納得した。

 そのお店のテーマとか客層によって違いはあるものの、昭和の頃にあったであろうけばけばしいところは少なくなったらしい。どちらかというと、カラオケやフードメニューなどを用意して、ビジネスホテルとしても使えるようにしている。ビジネスとしてのあり方というか、商売としての変化かしらね。

 龍生はお値段お手頃の部屋を選んだみたいで、フードメニューが置かれているくらい。あ、いえ、当然、何か玩具めいたものが入ったケースにも気づいている。

 値段が書かれている辺り、自動販売機だわ。これ!

 成人誌やコンドームの自動販売機は聞いたことあるけれど、最近はなんでもありね……。

 それは良いとして、こういうところに来てからどうすれば良いのかわからないの。笑えば良いのかしら?

「……」

 私はソファーに座って、俯き加減にモジモジしていた。

 せめてコロネでもあれば落ち着けるのだけれど、生憎とメニューの中にはない。

 そうしていると、龍生がちょっと呆れたような苦笑を浮かべて言う。

「シャワー、入ってこいよ。それとも一緒に入るか?」

「にゃわけないしょ!」

 いきなり恥ずかしいことを言い出すものだから、酔いで呂律が怪しいのも合わせておかしな噛み方をしてしまう。

「クハハッ。それで良いよ」

「むぅ……。覗いたらお湯かけるからね」

 龍生に乗せられるまま、私は足元に注意しながらシャワールームへ向かった。これからたっぷり恥ずかしいところを見られるというのに、何を言っているのかしらね。

 隅々まで体を洗った。

 龍生と交代して、彼が用意してくれていた飲み物を頂いて気持ちを落ち着ける。

 そして、ついにその時がやってきた。 ベッドの上で、正座と胡座で向かい合った私達。

「ど、どうしたら良いのかしら……?」

「とりあえずは、そうだな。これ」

「私のタイツ?」

 私が訊ねると、龍生はどういう思惑かソファーに畳んでおいたタイツを持ち上げたのである。

「履いて。前は失敗したけど、これがあるからさ」

 彼はそう言うと、机に置いてあった飲み物ではないボトルも手に取った。

 ローション。タイツ。

「もしかして、足コキ?」

「あぁ。せっかくだから完走したいじゃん」

「……」

 その謎の探究心には呆れたわ。

 私はため息をつきつつ、少し湿気たタイツを履き直した。使った後は捨てることになるのかしら。

 その間に龍生がローションの使い方を覚えたらしく、ちょっとのお湯と一緒にペットボトルの中で溶いている。

「良いわよ」

「じゃあ、足出して」

 準備ができると言われるままに、ベッドから降りている龍生に両足を差し出した。普段から気を使っているし、今日もスニーカーだったけれど、臭っていないか心配。

 あ、ちょっと匂い嗅いでる! 恥ずかしいから止めて!

「んっ……」

 油断しているうちに足の甲へローションがかけられ、じんわりとぬめりのある感触が染み込んできた。さらに龍生が手で足裏や指の隙間にまで塗りたくろうとして、撫でられるものだから変な感じがする。男女の分泌液に少し慣れている所為かも。

「こっちにも」

 彼も自身の半立ちになった一物へローションを少し垂らし準備万端ね。床を汚さないようにちゃんとタオルは用意してあるわ。

 私は、これまで辱められた分をやり返すように、けれど優しく、彼の肉棒を足で撫でた。強さとしては踏みつけると言っても良いかもしれないけれど、ラブシロップで逸れるためあまりダメージはないわね。

 でも、龍生もまんざらではなさそう。
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