【R18】特殊能力にかまけて学業をおろそかにするダメンズな隣人を挑発したら手篭めにされて【番外編閲覧注意】

AAKI

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レイヤー16・Hなほど固くなるもの3☆

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 ベンチに腰掛け、周囲を確認する。

 背後は学舎があって、窓も無いため心配の必要はない。左側も生け垣があるので道から見れない。正面は開けているものの、まず視線の方向がこちらを向かないため大丈夫のはず。ほぼ右側だけ注意していれば大丈夫という状況ね。

 さて、まずどう攻めてくるか。

「そう警戒しなくても、この時間に外に出てくる奴は少ないって」

 私が横目で睨んだのを、緊張によるものと思ったらしかった。龍生は含み笑いを漏らすと、イヤホンの片方を耳にはめた。

 私にも着けるよう、ジェスチャーで示してくる。従った後、龍生は動画を再生した。

 見たところ、地下のようね。石を組み上げて作ったような壁が見える。

「大人しく投降しただろ! 妹を、リフールを解放しろ!」

 少し強い口調で言い放ったのは魔族兵だった。

 鎧兜のバイザーから覗く顔は、本当に私の姉に思えた。そんな姉アリホは後ろ手に拘束されている様子。それでも安心できないのか、左右には男が控えている。

「ナンバー21番、裏切り者のナンバー14を助けたいのか?」

「それはお前達が脅して!」

 商人さんがちょっかいをかけにいくも、アリホは手の内を理解している様子だ。

 ならば魔女リフールが、妹が人間側に堕ちていることを予想できたはず。そのリフールは両腕を左右に広げ、膝立ちになる形で拘束されている。ご丁寧に目隠しと猿轡まで。

「それでもナンバー14を救いたいか?」

「……くそっ! これ以上、何が望みだ! よもや魔王様を裏切れなどと言うのならば自害を選ぶぞ!」

 リフールの存在は完全に人質として機能していた。

 それでもアリホは心まで折れないと、忠誠心だけは示して見せる。この忠誠心は書き換えた設定ではなく、生来のものね。

 しかし、いくらなんでも商人さんの演技が棒過ぎるんじゃないかしら?

「なぁに、えーと、興味があるのはナンバー21の体だけだよ」

「ッ……。卑劣漢の破廉恥漢め……」

「あー、なんとでも言うと良いさ。ナンバー21お前に選択肢は無いだろう?」

 セリフまでいちいち考えている様子だわ。単にそういうことが得意でないというだけかもしれないけれど、龍生にそそのかされたって可能性もあるわね。

 でも、脇に控えてる2人って王国の……あぁ、龍生との共謀なんてありえないわね。

「ではまずその口で奉仕して貰おうか」

「はぁッ? ウッ……」

 商人さんの言葉に、明らかな嫌悪を表したアリホ。さらに目の前にボロンと肉棒を差し出され、憎たらしそうな顔色を強めた。漂う臭気に顔をしかめただけかもしれない。

 当然、いきなりそんなものを突きつけられて口淫に及べるものではない。

「そうか。なら、妹の方に」「やめろ! 汚い手でリフールに触るな!」

 商人さんも、アリホが拒絶したと思ったわけではなく、脅しのつもりで言ったのだろう。直ぐに制止する辺り、効果てきめんだったようだ。

 商人さんがまたアリホの方を見て、その強張った表情を堪能している。

 魔王の近衛兵であるアリホが、瞳をうるませて睨みつけている姿は、男にとって征服欲を満たすのに十分なものなのだろう。しかし、いつまでもそうしているわけにもいかず、アリホは意を決して目の前の肉棒に舌を当てた。

「……」

 まだ重みでこうべを垂れた一物の、奇妙な味にあわてて舌を引っ込める。動画では、薄黒い商人さんの肉棒しか見えないためどれほどの異臭かはわからない。

 けれど、何度か舌先で突っついて何とか慣らそうとするアリホ。

 刺激される度に少しずつ硬化する海綿体だが、商人さんはもどかしさに痺れを切らしたようね。

「むぉ! オゴッ!?」「噛むな!」

 鎧兜を掴むと、小さく開かれた口に男根を一気に突き入れた。

「ぉ、ぅうぐ……! おごぇッ」

「その鎧、脱いだ方が良いぞっ。慣れない喉での奉仕は辛い、だろうにっ」

「ぎゅふっ……! ぐ、ぐぅ、うぅ……」

 重厚な鉄板が他者には剥がせないことを知っていて、わざと口虐を選んだのだ。無理やり喉を犯され、アリホは嘔吐感に耐える。ただひたすらに口腔を性処理に使われ続けるか、自ら操を捧げるか、それとも妹を差し出すか。

 商人さんにとってどれを選んでも損はなく、商売っ気とこういうことだけには頭が回るのだなと、私は呆れるのだった。

 自分の分身を乱暴に扱われることに何も思わない私ではない。が、録画に抗議したところで意味はなく、ただ気持ちを飲み込んで受け入れる。

「おぉぉ、このまま口に流し込んでも良いんだぞ? それとも、妹を売り渡すか?」

「むぐぅおぉッ!」

 商人さんのその脅しは順当にアリホの心を削っていった。

 多少の抵抗など脇を固めている男達に止められ、下手をすればリフールまで傷つけられかねない。自分が忍び続けるしかないのだ。

 アリホは、顔を屈辱に染めながらも身と貞操を守る魔装を少しずつ消していく。まるでストリップショーのような様相は、余計に商人さん達の興味を引いてしまうのだが。

「そうだ。良いぞ。大人しく従えば、俺達からはナンバー21に何もしない」

 鎧が完全に消えて、引き締まったボディーラインが現れた。それを見て、商人さんはこちらにもわかるような舌なめずりをした。
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