【R-18】きかえろ

AAKI

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投稿6・俺の見る夢を見る誰か[阿見 哲司、36歳、男、雑誌記者]

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 以前にも述べた友人の家を訪ねたが、留守だった。急いででかけた様子がテーブルの状況から伺えたが、これを好機と捜し物だった本を探して持ち出した。もちろん、その旨は携帯電話の電子メールに連絡を入れておいた。

 仕事の合間に立ち寄ったがために、その後は件の古書を読み解く暇もなく作業に打ち込んだ次第である。しかし、多忙による心身の疲労は俺を苛み、気がつけばオフィスの机の上で寝てしまっていた。はずだった。

 俺はいつの間にか薄暗い通路を歩いていて、奥の少し拓けた場所には石造りと思しき台が見える。周囲を照らすだけの小さなランタンだかカンテラの灯では、台座の上にある黒い影をはっきりとは認識できない。

 ちなみに、ランタンは光量を重視して野外で使うことに特化したものと考えられる。カンテラは、『缶照ら』と読み替えればなんとなくわかる通り、屋内外に関わらず金属などで補強され壊れにくくしたものだろう。そのため、明るさはそれほど重要ではない。ランプは、手提げかそうじゃないかに関わらない照明器具全般のことだ。

 閑話休題。

「待たせたね」

 男だとはわかる音色の、灯を持った人物の声が薄闇に反響した。俺が意図して発した言葉ではない。以前の明晰夢とは違うが、ただの夢にしては感覚がリアルで現実味がある。まるで、この男の中に入り込んで傍観しているかのようだ。

 そして、台座にたどり着いた男の視界に映ったものは……何だよ!

 もしこれが夢ではなく、誰かの見ている景色を見ているのだとすれば、目の前にあるものは酷く残酷な現実だ。

「ぅ……ぁ……。んんッ……。ん~!!」

 台座の上に乗っていた少女は、男に気づくなり首を振り乱して叫んだ。口にはめられた金属製のくつわがそれを阻むが、目尻に浮かんだ涙がその悲痛さを訴えていた。少女は男に何をされるのかわかっていて、彼女の生々しい白い糊のこびりついた体を見れば俺も何をするのかわかっていた。

 台座に張り巡らされたロープのようなものは予想通りではなく、細くていくらか蠢いている虫のようなもの。これは……触手だ。ヌラヌラとした粘っこい触手が彼女の手足を捕らえて、常に柔肌を這い回り性感をくすぐり続けている。

 いかに彼女が拒もうとも、艶かしく歪む表情はどこか淫蕩であった。男の手が、触手に握られ赤みを帯びた線に触れると、彼女の体はピクリと否応なく快感を得てしまう。

「もう準備万端だね。御神には受け入れられなかったけれど、ボク達で使って上げるから」

 安心して、などと盗人猛々しい言葉を吐いた。今ひとつ意識が定まらない俺は、男の声に聞き覚えがあるようで思い出せない。いや、それよりも今は少女をなんとかするのが先決だ。

 しかし、俺の意思とは裏腹に男の手は彼女の愛らしい乳首を抓む。

「ひゅい~! やへ……ぅぁうぅ~!」

「乳首だけでこんなに感じて。こちらの素質はこんなにもあるのにね」

 彼女が淫らに呻くのが面白くて、彼は両方の固くなったしこりをこねくり突っつき弄んだ。耳朶を撫でる喘ぎ声は、俺の社会通念など壊して情欲を掻き立てていった。

 気づけば少女のプクッと白桃色をした割れ目は、淫水を垂れ流し雌の香りを石の世界いっぱいに撒き散らしている。男の張り詰めた淫棒を通して、俺の興奮が表出しているのがわかる。

「ゥビュッ! ひょ、こ、つっついひゃぁッ~! ひ、ひぅ、ひぐ!」

「ハハハハハッ! 乳首だけでイってしまうなんて、とんだ淫乱少女だ! アレに気付かせるにはちょうど良い」

 彼には何か淫行を除いて目的があるようだが、少女や俺にとってはどうだって良いことだ。クソッ……我慢ならん! 早く突っ込め!

 果たして俺は何を考えているのだろう。こんないたいけな娘のまんこを、男根で蹂躙しようなんて……そそる。

「ほぉら、乳首ちぎれちゃうぞ」

「ギュヒュ~ッ! いだ、いぃ~!! ちびれびゃッ、うぅあ~! ッ~! ッ、ッ!」

「痛いのが良いんだろ? 君はそういう素質の持ち主だ。子供が作れなかったことが残念でならない」

「ひぎゃッ! うぅ~! ぎ、ぎもひ、い、いあぁぁあ~!!!」

 少女がどんなに否定しようとも、触手に調教された体は苦痛さえ快楽に書き換えてしまう。大小の刺激に関わらず淫虐へと引きずり下ろす。

 愛液に塗れた肉壷の入り口は、もはや何かを受け入れたがっているかのように幼い割れ目を僅かに開いていた。甘く淫靡な香りが鼻を突き、ますます辛抱たまらなくなってくる。

「ここを触ったら、どうなってしまうんだろうね。まんこを擦ったりしたら、脳みそが壊れてしまうのかな?」

「ひッ……ひゃめへ! ヒビュァあぁぁぁぁ~~~ッ! あ、あぁ……うぁぅぅうぁっ~! い、いぎゅ! ヒニュッ! ヒうぅぅぅうぅ~……!」

 クリトリスに男の喋る息がかかるだけで、ダラダラとまんこは濡れていった。そんなところを爪で拗じられようものなら、快感の波がシナプスにぶつかり爆発して当然だ。少女は絶頂を迎えた。

 捕らえられた体を弓なりに反らし、襲いかかる快楽をどこかに逸らそうとしているかのようで。

「死んだらそこまでだ。けど、試してみようか。ボクのモノで」

 本当に快感で死ぬのか、男は確かめるべく凶悪な肉棒をズボンから取り出した。未だに絶頂の余韻に打ち震える少女の陰部へそれを向け、我慢汁を塗り拡げるように陰核を亀頭で撫で回す。その度に快楽が彼女を襲って、それから逃れようと腰がビグンと跳ねるのが本当に卑猥だ。

 台座の上の贄、ならぬまな板の鯉とは良く言ったものだ。
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