【R-18】きかえろ

AAKI

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投稿1・放課後カルト[重 阿瀬奈(仮名)、1-歳、女、学生]

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 ヌラリと粘液を纏った棍状の物が、自在に曲がりくねって少女の柔い肌を這い回る。

 それはこの世に存在し得ないとさえ思える、それほどの大きさと不可解な肉質を持ち合わせたものだ。自然界に存在する動植・鉱物の要素をミキサーにかけて、蠕動するミミズに成形すれば出来上がるだろうか。

 けがらわしさをも感じさせる粘着物質を携えて、腹に、乳房に、首に頬にと塗りたくられて少女が良い顔をするわけもない。

「んん……」

 彼女は、気色悪さを我慢するとは違う高音のうめきを漏らした。

 優しくも的確に神経の通った表上を撫で回されて、言い知れなかった恐怖は徐々に解きほぐされていった。捕食が目的というよりも、捕らえた女体をまさぐり品定めしているかに思える動きである。

 青白い植物性のヒゲとも動物的触手とも呼べる物体は、その数を増やして少女のストレートロングの黒髪を、紺の標準的な学生服を捲り上げる。

「っ!」

 彼女は咄嗟にそうはさせるまいとするも、手足は同じ青光りする器官に捕らえられていた。羞恥などという心を理解しそうにないというのに、なぜかそれらは少女を容易く辱めようとする。まず上半身が露わにされて、粘液にテカテカと白い目の肌が輝く。男の精を幾らも浴びたかのような惨状で、続いては上手い具合にスカートを捲りあげ白桃色のショーツを破り除去した。

 先の未来に理解が及ぶ。

「や、め……! んぁぁ~ッ」

 涙を伴った抵抗も虚しく、少女の唇が甘い吐息で震えた。

 じゅりゅっと股下に滑り込んだ器官が、彼女の大切な女性器を外的な部分を刺激したのだ。粘液だらけでありながらも、硬質さを失っていない表面はコツコツと恥部の表面をこする。無骨な剛体ではないがために、少し上方に向けば陰核を容易く刺激することが可能。

 嫌悪に足る性器ならざる物体で陰部を攻められてなお、少しずつ慣らされていた体は否応なく反応してしまうのだ。

 今度は形の良い小ぶりの乳房を、少しきつく締めるように巻き付いてくる。

「あ、ぁ、あぁ……はぁ~ぁ、あ……」

 このようなことで甘い嬌声を漏らしたことに、少女は恥を感じ口をつぐもうとした。

 痛みになるギリギリの強度を、それらは10分かそこらの身につけたようだ。彼女のどこをどれぐらいで攻めれば良いのか、この物体からはもはや隠し通すこともできないだろう。

 薄紅に充血を始めた双丘を8の字に締め上げると、弓なりに足を後部へと持ち上げる。

「ぅぁあ……い、やめ……恥ずかしファァァッ!」

 まるで誰かに見せつけるような、女体の前面が栄える体勢にさせられ身悶えした。すると、止まっていた股下の触手が女性器を擦り、自慰行為に近しいことをやらせてくる。

「そんな。み、ない、ぁ~~! っ、っ!」

 もはや自らの意思で情欲を慰めているかのようで、誰にということもなく懇願してみせた。

 正体不明の生体器官は応えを返さず、ただひたすらにおっぱいを、しまいには乳頭やへそ穴さえ細い蔦で攻めてくる。チュルルッなどの音を響かせ、耳孔すら性感の対象にしてきた。人智を超えた軟体が与えてくる快楽は、徐々に少女の理性と常識を溶かしていく。

「……っ~! ぁ、ぁ、そこ、いやっ。感じぃ……ないッ」

 言葉とは裏腹に下顎を涎が濡らし、下腹部の少し茂ったヘアーは触手の粘液と腟分泌液の混じり合った異様な臭気に満たされていた。それは普通なら吐き気さえしそうなものだが、今の彼女には嗜好の興奮剤でしかなかった。媚薬のものとも違う淫香に、さらに雌を表出させることになる。

 ついには少女の手首ほどはあろうかという一本が口腔へと、ジュッポォと容赦なくねじ込まれる。よく入るものだと、苦しくも変な感心を抱く。

「んぐぅ!?」

 これには彼女も目を白黒させて、蕩けかけていた微量の意識を引っ張り上げることになった。気絶させてくれないことは明白であり、巧みな攻めはいつ終わるとも知れない。心壊れるまでか。

 草の青臭さとも、古びた土の香りとも言える酸味と微弱な甘みを感じさせる奇妙な味。喉に引っかかるドロドロの物質はさほど気にならない。

「んん。ゆる、ひへ……ぉごッ」

 はっきり発音できない謝罪を、触手の敷き詰められた学校の廊下だった空間へ放つも、やはり返事らしい言語はなかった。

 代わりに、扁桃を弄るべく弾力のある器官を前後に動かしてきた。噛みちぎる努力すら無駄だと悟るほどの硬質な肉質に、少女は吐き気に耐えてされるがままとなる。

 満足すればこの地獄から逃れられるかもしれないという浅い考えだ。

 オーラルセックスと同時に乳房と恥豆への刺激は、コリコリとした突起を無数に生やした球へと変わった、触手の先端部により苛烈を極め始める。極小の原始的打撃武器モーニングスターで、極めて敏感な部分をなじられているということだ。

「……! ん~~! ぅぁぁあぁぁぁ~!! ッ! ッ!」

 悪魔めいた性拷問に、ついに少女は自らの状況を差し置いて絶頂を迎えた。マゾヒズム的な嗜好などなくとも、この責め苦に耐えられる人体などそうそうあろうか。極まったために潮まで吹く。

 初めて味わうオーガスムに、彼女はまたしても意識を手放しそうになる。

 どうしてこんなことになってしまったのか、朦朧とした頭の中で思い返すのだった。
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