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3睡目・徐々に ~その地の運命(さだめ)~
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俺はハウスツリーへと戻り、絨毯の敷かれた床に座ってサムベアさん達と向き合った。
別に友達の友達と話し合うぐらいのことなんだが、彼女の神妙な表情を見る限りでは普通の交流というわけにはいかなさそう……?
一応サムベアさんもゆっくりと喋ってくれるよう頼み、ハァビーも簡易の通訳を努めてくれるから辞書片手でもなんとかやっていけると思えた。
緊張の一幕が開ける。
『間違い ナシィダー、あの バロメッツ は 貴方 が 育て タエヌジー?』
最初に口を開いたのはサムベアさんで、わかるように途切れ途切れにしてくれたヘエヌジー語を検索して頭でつないでいく。
「ナシィダーはえっと、なく、か。否定形じゃないな。タエヌジーは接続詞じゃないから……」
「育てたの、ですね。私も疑問系のニュアンスは悩みました」
このように、ページを捲り補足してとまどろっこしい会話が続くわけだ。
要約すると次の通りになる。
『私が育てて90センチぐらい、綿花だって10センチを超えなかったわ。ハァビーが1メートルちょっとと15センチの厚さのものを育てられたのが精一杯。というわけで、ぜひ、生育方法を教えて欲しい!』
バロメッツの成長ってそれぐらいが普通なのか。俺の記録が1メートルと30センチだから、魚拓をとっても許されるかもな。
えっと、知らない人にバロメッツというのが何なのか説明すると、一言で言えば羊を生やす植物だ。これだけだと何のことだかわからないと思うんで、もう少し詳しく話そう。元々は綿花を知らない昔の人が、別の大陸で見たものを想像で描いた架空の植物だな。
こちらの世界では、羊の角を持った人の姿に綿をくっつけた姿ってわけ。見た目だけは確かに線の細い中性的な子供。中学生ぐらいに見えるけど、体の造形だけを言えば男のモノも女のモノもないマネキンみたいな感じ。えっと……はい、好奇心で確認しましたよ!
いやいや、これは学術的な理由でしてね? だいたい、こんだけバロメッツについて知ってるのはこの家にあった資料のおかげなわけで。
そうやって言い訳を重ねている内に、サムベアさんへの返答が先延ばしにされていく。
『なぁ、駄目なのかな……?』
「え、あ、構いませんよ。これぐらいのことで良いのなら」
つい慌てて答えてしまったが、牛糞の運搬を除いて大したことはしていないのは確かだ。
そもそも、バロメッツの育て方までちゃんと先人が文献を残していってくれていた。ただ、ハァビーやサムベアさんは日本語がわからなかったせいで、それを完璧に読み取れなかっただけのことである。
俺と同じく別世界から来た。ヘエヌジーとは区別するために基底世界と呼ぼうか。そっちから転移して、ハウスツリーで過ごし動植物達について記した人物は、きっと頭の堅い学者だったんだろう。
「良かったです。本当は私が頼まれていたことなのに、押し付けてしまって申し訳ありません。精一杯、お手伝いさせていただきますね!」
「俺は何もしてないよ。先任者が、顔色を観察するようにと情報を残してくれたから、立派に育てられたのさ」
そう言って、俺は隣に女の子座りしたバロメッツの頭を撫でた。
根っこに当たる白い頭髪はちゃんと泥を洗い流してあって、空気が入り込むようにすいてやるとなんとなく喜んでいるのがわかる。笑顔を貼り付けた能面は何も変わらないけど、葉っぱに該当する手足がピクピクと動くんだ。
顔色と書かれていたから人間っぽい部分を見てしまうけど、植物には違いない。ならば、見るべきは手足の方だ。
そして、移動するときはその手足《はっぱ》を使うのだから、固くて小石なんかが転がっている地面で傷ついてしまう。根も伸ばせないからな。それで、土を柔らかくして肥料にもなる牛糞をたっぷりと撒いたわけである。
こういう細かいニュアンスやらを、前までのハァビーでは読み取れなかったわけだ。
『謙遜できる余裕があるとは。本当に、良い奴と出会えたよね。ハァビー』「ヒャワァァァァッ! サムベアしゃん!」
自分で通訳をしているため、こっ恥ずかしい台詞を自ら言うハメになった。
「……」
顔を真っ赤にしてサムベアさんに突っ掛かるハァビーが可愛くて、そしてちょっとかわいそうで目を逸らして上げた。いや、逸らしてないと俺にまでふくれっ面を見せてくるからね。
しかし、二人の関係を見ていると色々と疑問が湧いてくる。聞いていた通り恩人なのは確かだが、それ以外でも今回の「手伝い」を無理に聞くだけの理由があったように思える。そもそもサムベアさんが何者なのか知らないから推測の立てようがない。
「ところで、二人はどういう馴れ初めで、サムベアさんの方は何をされている方なんです?」
今更感はあるが、二人の可愛らしいじゃれ合いも沈静化してきたので思い切って聞いてみた。
二人の、アホ顔と真顔を足して2で割ったような表情がこちらを向いた。
「あ、いえ、俺のことばっかりじゃ不公平ですし?」
ハァビーがどちらにも関わっているという事実は隠しておいた。
俺の質問をサムベアさんに説明する口調は、先の微笑ましい光景に反して重かった。
「ハナエフビー ワイテ ナカエックスタ ワイアイジー?」
「そう、なんですが。あの、その……ビィイー、シィジィダー ビィダー ワイジーハ……」
詳細を話していなかったことについてサムベアさんが呆れ、ハァビーがためらいがちに言葉を紡いだ。
曰く、事情を聞かせるだけ不快になるのではないかと、遠慮したようだ。そんなこと気にしなくて良いんだけどなぁ。
「話したくないなら、話さなくても良いよ。サムベアさんが何をしている人かぐらいは、教えてくれるかな?」
誰にだって聞かれたくない秘密ぐらいあるだろう。だから俺は言葉を遮ると、次の話しを促した。
「す、すみません……。ダイナさんは、魔法に興味があったみたいなので」
珍しく、ハァビーが打算で動いたことを俺達に暴露した。
そりゃ、魔法なんてファンタジーの存在に興味を持つのは当たり前だ。しかし、だからって恩義を忘れて友達の友達になびくほど軽薄じゃない。
『私は西にある魔法学園で教師をしているわ。ただ、錬成魔法専攻だから期待するようなものは見せられないの。ごめんなさい』
なん、だとぉ!
言葉を覚えられたら、そこに入学してみようなんて毛ほども思っちゃいなかったけどさぁ。覚えてみたいじゃん。魔法!
せっかく、イブ村から南に1時間くらいのところに学園があるのは聞いていたんだ。ちょっとくらいは、その、見学ぐらいはしたいじゃん?
「ほら、やっぱり……」
「ざ、残念なのは確か、だけど! それとこれとは別で!」
悲しそうな顔をするハァビーに対して、俺は慌てて言った。
それを観てやはり、サムベアさんは愉快そうに声を漏らす。
恩人で魔法学園の教師か。ただ、やっぱりそれだけじゃないよな?
「その錬成魔法の先生が、バロメッツの栽培方法を知ってどうするんです? 魔法の素材とかに使うにしても、流石に生産量が追いつきませんよ? 無駄使いしないようにしてるのか、種1粒しか貰えないですし」
『ごめんね。教えるのは私にというより、私の生徒に対してってことよ』
いつまでも笑いの種にされたくなかったので、更に俺が質問を加えるとサムベアさんは表情を戻して真面目に答えてくれた。
難しい通訳が続くのを察したハァビーが、言葉を受け持ってくれる。ケチって暗に言ってしまったことは気にしていないようだ。
「サムベアさんは『稀少生産種』の保護・飼育の課程を担当しているんです。その」
また初めて聞く言葉が出てきた。
別に友達の友達と話し合うぐらいのことなんだが、彼女の神妙な表情を見る限りでは普通の交流というわけにはいかなさそう……?
一応サムベアさんもゆっくりと喋ってくれるよう頼み、ハァビーも簡易の通訳を努めてくれるから辞書片手でもなんとかやっていけると思えた。
緊張の一幕が開ける。
『間違い ナシィダー、あの バロメッツ は 貴方 が 育て タエヌジー?』
最初に口を開いたのはサムベアさんで、わかるように途切れ途切れにしてくれたヘエヌジー語を検索して頭でつないでいく。
「ナシィダーはえっと、なく、か。否定形じゃないな。タエヌジーは接続詞じゃないから……」
「育てたの、ですね。私も疑問系のニュアンスは悩みました」
このように、ページを捲り補足してとまどろっこしい会話が続くわけだ。
要約すると次の通りになる。
『私が育てて90センチぐらい、綿花だって10センチを超えなかったわ。ハァビーが1メートルちょっとと15センチの厚さのものを育てられたのが精一杯。というわけで、ぜひ、生育方法を教えて欲しい!』
バロメッツの成長ってそれぐらいが普通なのか。俺の記録が1メートルと30センチだから、魚拓をとっても許されるかもな。
えっと、知らない人にバロメッツというのが何なのか説明すると、一言で言えば羊を生やす植物だ。これだけだと何のことだかわからないと思うんで、もう少し詳しく話そう。元々は綿花を知らない昔の人が、別の大陸で見たものを想像で描いた架空の植物だな。
こちらの世界では、羊の角を持った人の姿に綿をくっつけた姿ってわけ。見た目だけは確かに線の細い中性的な子供。中学生ぐらいに見えるけど、体の造形だけを言えば男のモノも女のモノもないマネキンみたいな感じ。えっと……はい、好奇心で確認しましたよ!
いやいや、これは学術的な理由でしてね? だいたい、こんだけバロメッツについて知ってるのはこの家にあった資料のおかげなわけで。
そうやって言い訳を重ねている内に、サムベアさんへの返答が先延ばしにされていく。
『なぁ、駄目なのかな……?』
「え、あ、構いませんよ。これぐらいのことで良いのなら」
つい慌てて答えてしまったが、牛糞の運搬を除いて大したことはしていないのは確かだ。
そもそも、バロメッツの育て方までちゃんと先人が文献を残していってくれていた。ただ、ハァビーやサムベアさんは日本語がわからなかったせいで、それを完璧に読み取れなかっただけのことである。
俺と同じく別世界から来た。ヘエヌジーとは区別するために基底世界と呼ぼうか。そっちから転移して、ハウスツリーで過ごし動植物達について記した人物は、きっと頭の堅い学者だったんだろう。
「良かったです。本当は私が頼まれていたことなのに、押し付けてしまって申し訳ありません。精一杯、お手伝いさせていただきますね!」
「俺は何もしてないよ。先任者が、顔色を観察するようにと情報を残してくれたから、立派に育てられたのさ」
そう言って、俺は隣に女の子座りしたバロメッツの頭を撫でた。
根っこに当たる白い頭髪はちゃんと泥を洗い流してあって、空気が入り込むようにすいてやるとなんとなく喜んでいるのがわかる。笑顔を貼り付けた能面は何も変わらないけど、葉っぱに該当する手足がピクピクと動くんだ。
顔色と書かれていたから人間っぽい部分を見てしまうけど、植物には違いない。ならば、見るべきは手足の方だ。
そして、移動するときはその手足《はっぱ》を使うのだから、固くて小石なんかが転がっている地面で傷ついてしまう。根も伸ばせないからな。それで、土を柔らかくして肥料にもなる牛糞をたっぷりと撒いたわけである。
こういう細かいニュアンスやらを、前までのハァビーでは読み取れなかったわけだ。
『謙遜できる余裕があるとは。本当に、良い奴と出会えたよね。ハァビー』「ヒャワァァァァッ! サムベアしゃん!」
自分で通訳をしているため、こっ恥ずかしい台詞を自ら言うハメになった。
「……」
顔を真っ赤にしてサムベアさんに突っ掛かるハァビーが可愛くて、そしてちょっとかわいそうで目を逸らして上げた。いや、逸らしてないと俺にまでふくれっ面を見せてくるからね。
しかし、二人の関係を見ていると色々と疑問が湧いてくる。聞いていた通り恩人なのは確かだが、それ以外でも今回の「手伝い」を無理に聞くだけの理由があったように思える。そもそもサムベアさんが何者なのか知らないから推測の立てようがない。
「ところで、二人はどういう馴れ初めで、サムベアさんの方は何をされている方なんです?」
今更感はあるが、二人の可愛らしいじゃれ合いも沈静化してきたので思い切って聞いてみた。
二人の、アホ顔と真顔を足して2で割ったような表情がこちらを向いた。
「あ、いえ、俺のことばっかりじゃ不公平ですし?」
ハァビーがどちらにも関わっているという事実は隠しておいた。
俺の質問をサムベアさんに説明する口調は、先の微笑ましい光景に反して重かった。
「ハナエフビー ワイテ ナカエックスタ ワイアイジー?」
「そう、なんですが。あの、その……ビィイー、シィジィダー ビィダー ワイジーハ……」
詳細を話していなかったことについてサムベアさんが呆れ、ハァビーがためらいがちに言葉を紡いだ。
曰く、事情を聞かせるだけ不快になるのではないかと、遠慮したようだ。そんなこと気にしなくて良いんだけどなぁ。
「話したくないなら、話さなくても良いよ。サムベアさんが何をしている人かぐらいは、教えてくれるかな?」
誰にだって聞かれたくない秘密ぐらいあるだろう。だから俺は言葉を遮ると、次の話しを促した。
「す、すみません……。ダイナさんは、魔法に興味があったみたいなので」
珍しく、ハァビーが打算で動いたことを俺達に暴露した。
そりゃ、魔法なんてファンタジーの存在に興味を持つのは当たり前だ。しかし、だからって恩義を忘れて友達の友達になびくほど軽薄じゃない。
『私は西にある魔法学園で教師をしているわ。ただ、錬成魔法専攻だから期待するようなものは見せられないの。ごめんなさい』
なん、だとぉ!
言葉を覚えられたら、そこに入学してみようなんて毛ほども思っちゃいなかったけどさぁ。覚えてみたいじゃん。魔法!
せっかく、イブ村から南に1時間くらいのところに学園があるのは聞いていたんだ。ちょっとくらいは、その、見学ぐらいはしたいじゃん?
「ほら、やっぱり……」
「ざ、残念なのは確か、だけど! それとこれとは別で!」
悲しそうな顔をするハァビーに対して、俺は慌てて言った。
それを観てやはり、サムベアさんは愉快そうに声を漏らす。
恩人で魔法学園の教師か。ただ、やっぱりそれだけじゃないよな?
「その錬成魔法の先生が、バロメッツの栽培方法を知ってどうするんです? 魔法の素材とかに使うにしても、流石に生産量が追いつきませんよ? 無駄使いしないようにしてるのか、種1粒しか貰えないですし」
『ごめんね。教えるのは私にというより、私の生徒に対してってことよ』
いつまでも笑いの種にされたくなかったので、更に俺が質問を加えるとサムベアさんは表情を戻して真面目に答えてくれた。
難しい通訳が続くのを察したハァビーが、言葉を受け持ってくれる。ケチって暗に言ってしまったことは気にしていないようだ。
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