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QUEST25.息の合ったチーム
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場所は変わってセーラとレベルがいる側。
案の定というべきか、二人も他の冒険者グループと遭遇していた。
「……」「えっと……」
セーラはレベルの後ろに隠れ、戸惑いを三人の冒険者へと向けた。獣化を解いて手の内を明かさないという方針は、ロイスならずともセーラもやや感心していた。
そこでまず口を開いたのは、妖艶な雰囲気の美女である。
「そんなに警戒しなくてもだいじょ~~ぶよぉ~。傷ついちゃうわぁ~~」
ツバの多きなトンガリ帽子にナイトドレスかと見紛う薄手の衣装で、腰をウネウネとさせて女は言った。童話の魔女と言われれば信じてしまいそうだ。
太ももや手首、衣服のふわっと広がった部分に何かを隠し持っているのは明白な動きである。奇妙な腰使いはそれを誤魔化すための視線誘導だろう。
「まぁまぁ、アコニムや。こっちにはメログもおるからの」
美女アコニムをたしなめるのは、柔和な笑顔を浮かべた老齢の男性だった。杖で体を支えている程度に足腰は折れ曲がっているものの、決して弱々しい歩みではない。
老夫は、セーラ達が警戒した理由を背後の男に定めた。
確かに、メログと呼ばれた男は筋骨隆々の大男だ。女子供であれば一見は怯えても仕方ない。
「爺さんはひでぇなぁ。アコニムがグイグイいくから引いてんだろ?」
「あっら~、長髪の子が可愛くてついねぇ~~。まぁ、私やメログがダメならハッター爺に任せるわぁ~」
メログとアコニムは、わざとらしく拗ねて見せた後に老人ハッターへとバトンタッチした。ハッターは会話の担当を受け取り、ニコやかな笑顔を浮かべて見せる。
「軽く挨拶を改めてしておくかの。ワシャがハッター=マディ、そっちの淑女がアコニム=マッシュリで、大きいのがメログ=フットマン。ハイオンでS級冒険者などさせてもらっておる」
「……」
「わざわざありがとうございます。私はレベル=ヌグイェンと申します。こちらがセーラ=スミスです。それぞれA級とえー……B級です」
ハッターに自己紹介され、レベル達も簡単に名乗っておいた。セーラの冒険者ランクはロイスに倣った。
セーラからの訂正もないのでそのまま突き通す。
「ほぉ、珍しいこともあるもんじゃ。ジョンの奴が倒れてからのことか……それはないかのぉ」
流石はS級の冒険者だ。ハイオンのギルド長ジョンの性格まで把握しているらしく、セーラのことを訝しく思った。
ジョンは典型的なアリス人優位主義者であり、ボパーリア人の血が流れているセーラを冒険者と認めるわけがない。短時間でB級まで上がれるわけもなく。ならば、セーラが何者か気にするのは当然だろう。
「あー……それは」
「まぁ、良い良い。事情はそれぞれあるだろうにの」
しまったと戸惑うレベルだったが、ハッターは問題ないと手で制した。
その場はそれで収まり、自己紹介も終わったところで行動に移ることとなる。
「話していても仕方ねぇだろ。逸れちまった仲間と合流したいし、あんたらもやらなきゃならんことがあるんだろ?」
「えぇ、はい。逃した"巨獣"を追わないと。ロイスさんも見つけなくては」
メログは重要なことを指摘して、レベルもそうだったと思い出した。
「それはいけないわぁ! 早くお友達を見つけて、クエストを終わらせましょうね~!」
「えっと……」「……」「はぁ……」「のぉ……」
アコニムが、余計な手伝いさえ申し出そうな勢いで言い出すのだった。グイグイとくるアコニムに、レベルやセーラに留まらず仲間の二人も引き気味だ。
それでも進んでいかなければならず、五人はロイスの向かったであろう方向へと歩く。
「ノーフィスの奴は大丈夫かね?」
途中、仲間のことを話し始めた三人。メログが切り出して、アコニムが楽観的に答える。
「さぁ~。まぁ、問題ないでしょ~~」
「あやつは、人が必要なのに好き勝手やりすぎる。その分、何があってもなんとかするじゃろ」
さらにハッターが続け、三人して呆れたとばかりに首を振るのだった。
彼らも仲間を信頼しているのだなと、レベルは共感を覚え警戒を解き始める。セーラは未だに警戒心に塗れているが。
「……」
「セーラさん、余りにらみつけるのも失礼ですよ。ボパーリア人にも理解があるようですし」
レベルはセーラを説得しようとした。
その様子を、前を進むメログがチラッと横目で眺める。
「?」
「いやー、随分とガキ、おっと失礼。淑女と呼ぶにゃ随分と若すぎるもんでよ。普通のボパーリアとも違うみてぇだし」
レベルが視線に気づくと、メログは大したことじゃないと肩をすくめて見せた。
メログの言う『普通』がどういう基準かはわからないが、セーラが大多数のボパーリア人と違うのは確かである。
「ハーフだから。父親はアリス人だと聞いてる」
セーラが答えたのは、しつこく探られるのが嫌だからかなのか。
「ほぉ。そりゃ、随分とおかしな生まれじゃねぇか」
「肌の薄さはそのせいなんじゃな。しかし、それとも違う……」
「神秘的とでも言うのかしらねぇ~。やっぱり、何か違うわぁぁ~」
メログ達は、セーラのどことなく神秘的な様子に気づいたらしい。ただハーフだから感じるというものではなく、言い知れないものがあった。
案の定というべきか、二人も他の冒険者グループと遭遇していた。
「……」「えっと……」
セーラはレベルの後ろに隠れ、戸惑いを三人の冒険者へと向けた。獣化を解いて手の内を明かさないという方針は、ロイスならずともセーラもやや感心していた。
そこでまず口を開いたのは、妖艶な雰囲気の美女である。
「そんなに警戒しなくてもだいじょ~~ぶよぉ~。傷ついちゃうわぁ~~」
ツバの多きなトンガリ帽子にナイトドレスかと見紛う薄手の衣装で、腰をウネウネとさせて女は言った。童話の魔女と言われれば信じてしまいそうだ。
太ももや手首、衣服のふわっと広がった部分に何かを隠し持っているのは明白な動きである。奇妙な腰使いはそれを誤魔化すための視線誘導だろう。
「まぁまぁ、アコニムや。こっちにはメログもおるからの」
美女アコニムをたしなめるのは、柔和な笑顔を浮かべた老齢の男性だった。杖で体を支えている程度に足腰は折れ曲がっているものの、決して弱々しい歩みではない。
老夫は、セーラ達が警戒した理由を背後の男に定めた。
確かに、メログと呼ばれた男は筋骨隆々の大男だ。女子供であれば一見は怯えても仕方ない。
「爺さんはひでぇなぁ。アコニムがグイグイいくから引いてんだろ?」
「あっら~、長髪の子が可愛くてついねぇ~~。まぁ、私やメログがダメならハッター爺に任せるわぁ~」
メログとアコニムは、わざとらしく拗ねて見せた後に老人ハッターへとバトンタッチした。ハッターは会話の担当を受け取り、ニコやかな笑顔を浮かべて見せる。
「軽く挨拶を改めてしておくかの。ワシャがハッター=マディ、そっちの淑女がアコニム=マッシュリで、大きいのがメログ=フットマン。ハイオンでS級冒険者などさせてもらっておる」
「……」
「わざわざありがとうございます。私はレベル=ヌグイェンと申します。こちらがセーラ=スミスです。それぞれA級とえー……B級です」
ハッターに自己紹介され、レベル達も簡単に名乗っておいた。セーラの冒険者ランクはロイスに倣った。
セーラからの訂正もないのでそのまま突き通す。
「ほぉ、珍しいこともあるもんじゃ。ジョンの奴が倒れてからのことか……それはないかのぉ」
流石はS級の冒険者だ。ハイオンのギルド長ジョンの性格まで把握しているらしく、セーラのことを訝しく思った。
ジョンは典型的なアリス人優位主義者であり、ボパーリア人の血が流れているセーラを冒険者と認めるわけがない。短時間でB級まで上がれるわけもなく。ならば、セーラが何者か気にするのは当然だろう。
「あー……それは」
「まぁ、良い良い。事情はそれぞれあるだろうにの」
しまったと戸惑うレベルだったが、ハッターは問題ないと手で制した。
その場はそれで収まり、自己紹介も終わったところで行動に移ることとなる。
「話していても仕方ねぇだろ。逸れちまった仲間と合流したいし、あんたらもやらなきゃならんことがあるんだろ?」
「えぇ、はい。逃した"巨獣"を追わないと。ロイスさんも見つけなくては」
メログは重要なことを指摘して、レベルもそうだったと思い出した。
「それはいけないわぁ! 早くお友達を見つけて、クエストを終わらせましょうね~!」
「えっと……」「……」「はぁ……」「のぉ……」
アコニムが、余計な手伝いさえ申し出そうな勢いで言い出すのだった。グイグイとくるアコニムに、レベルやセーラに留まらず仲間の二人も引き気味だ。
それでも進んでいかなければならず、五人はロイスの向かったであろう方向へと歩く。
「ノーフィスの奴は大丈夫かね?」
途中、仲間のことを話し始めた三人。メログが切り出して、アコニムが楽観的に答える。
「さぁ~。まぁ、問題ないでしょ~~」
「あやつは、人が必要なのに好き勝手やりすぎる。その分、何があってもなんとかするじゃろ」
さらにハッターが続け、三人して呆れたとばかりに首を振るのだった。
彼らも仲間を信頼しているのだなと、レベルは共感を覚え警戒を解き始める。セーラは未だに警戒心に塗れているが。
「……」
「セーラさん、余りにらみつけるのも失礼ですよ。ボパーリア人にも理解があるようですし」
レベルはセーラを説得しようとした。
その様子を、前を進むメログがチラッと横目で眺める。
「?」
「いやー、随分とガキ、おっと失礼。淑女と呼ぶにゃ随分と若すぎるもんでよ。普通のボパーリアとも違うみてぇだし」
レベルが視線に気づくと、メログは大したことじゃないと肩をすくめて見せた。
メログの言う『普通』がどういう基準かはわからないが、セーラが大多数のボパーリア人と違うのは確かである。
「ハーフだから。父親はアリス人だと聞いてる」
セーラが答えたのは、しつこく探られるのが嫌だからかなのか。
「ほぉ。そりゃ、随分とおかしな生まれじゃねぇか」
「肌の薄さはそのせいなんじゃな。しかし、それとも違う……」
「神秘的とでも言うのかしらねぇ~。やっぱり、何か違うわぁぁ~」
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