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第2章謎の家
謎の家#1
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振り向くとそこには、どこにでも居そうなじじいが少し小さめの袋を持って、ただずんでいる。
「あ、初めまして!こちらの方がよく話に出る山上さんです、今日は宜しくお願いします」
訳わからずお辞儀をする山上は、ここぞと言わんばかりに話し始めた。
「頼みます!教えてください!人生を変えるにはどうしたらいいんですか?貴方に聞けばチャンスが訪れると聞いています」
まじまじと話す山上に対し、そのじじいは袋から、さきいかを取り出しむしゃむしゃと食べ始め、話を聞いているのか分からなかった。
「あの?私はどうしたらいいんですか?こんな所まで来てしまって、手ぶらでは帰れないのです」
じじいはワンカップを飲み干すと、面倒くさそうに話し始めた。
「あ、まぁあれだ、わしも長いことこれをやっているが、お主みたいに気に食わない奴に会うのは初めてだ、わしはお前を好かん、悪いが帰らさせてもらう」
何が気に入らなかったのか分からないが、怒り気味に立ち去ろうとするじじいを青年が必死に止めた。
「そんな事言わず、相談に乗ってあげてくださいよ、私がここまで連れてきてしまって、責任があるんです、どうか考えた直してください」
それを見たじじいは物凄い速さで走り出し、大声で何かを言っている。
「そんなにわしの話を聞きたいなら、わしの後をついて来い!これが条件だ」
こうしてじじいを追いかける事になった2人は、これからどうなってしまうのだろうか、それはまた次回のお話し…続く
「あ、初めまして!こちらの方がよく話に出る山上さんです、今日は宜しくお願いします」
訳わからずお辞儀をする山上は、ここぞと言わんばかりに話し始めた。
「頼みます!教えてください!人生を変えるにはどうしたらいいんですか?貴方に聞けばチャンスが訪れると聞いています」
まじまじと話す山上に対し、そのじじいは袋から、さきいかを取り出しむしゃむしゃと食べ始め、話を聞いているのか分からなかった。
「あの?私はどうしたらいいんですか?こんな所まで来てしまって、手ぶらでは帰れないのです」
じじいはワンカップを飲み干すと、面倒くさそうに話し始めた。
「あ、まぁあれだ、わしも長いことこれをやっているが、お主みたいに気に食わない奴に会うのは初めてだ、わしはお前を好かん、悪いが帰らさせてもらう」
何が気に入らなかったのか分からないが、怒り気味に立ち去ろうとするじじいを青年が必死に止めた。
「そんな事言わず、相談に乗ってあげてくださいよ、私がここまで連れてきてしまって、責任があるんです、どうか考えた直してください」
それを見たじじいは物凄い速さで走り出し、大声で何かを言っている。
「そんなにわしの話を聞きたいなら、わしの後をついて来い!これが条件だ」
こうしてじじいを追いかける事になった2人は、これからどうなってしまうのだろうか、それはまた次回のお話し…続く
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