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第16章五つの玉流星群が降り注ぐ星

流星群が降り注ぐ星#26

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たん瘤だらけの長老は、何もなかったかの様に話し出した。

「よし!皆んな集まったようじゃな、改めて第1の修行よくぞ突破した!じゃが第2の修行はもっと難しくなるぞい、覚悟しなさい!」

そう言って長老は、木陰に隠してあった大小様々な桶を一同の前に置いて、水を入れ始めたんだ。

「御主らよく見てなさい」

長老は桶を両手で掴むと、力を込め始める、するとどうでしょう、桶の中の水は物凄い勢いで回転し、綺麗な渦巻きが出来るではありませんか。

「ほれ、これを見てみぃ回転してるのが分かるじゃろ?これが第2の修行、桶の水を回転させるじゃ、桶の中の水を回転させ維持し、一滴の水も外に出してはならん、そしてこの状態を10分耐え抜いたら合格じゃ、目の前の桶の大きさは御主らの力量を表している!大きくなる程大量のパワーを必要とし、小さい物は繊細なコントロールが必要とされる、第1の修行を参考に大きさを決めたのじゃ、今回の修行から期間を設けようと思う、そうじゃのぅこの修行なら…うーむ、二週間といったところかのぅ、それを過ぎたら不合格とみなし、修行を諦め雑用をしてもらうぞ」

そう言うと長老は桶の水をぐいっと飲み干し、桶をクルっと裏返し地面に置き、そこに座って黄昏れ始めたそいな…続く

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