21 / 37
二十一話:迂闊
しおりを挟む うちの小学校は、今年度から隔週で土曜日も通学することになった。
土曜日まで学校に行くなんて、信じられない!
そう、みんなは言っていたけど、午前中で授業が終わる土曜日が、おれは大好きだ。
どうせ土曜日が休みだったとしても、朝から晩まで塾に通わせられていただろうし、掃除さえすませば、まだ太陽がきらきらと輝いているうちに、このうす暗い教室から解放される。
そして午後はまるまる、大好きなサッカー部の時間。
梅雨もあけて、きょうはひさしぶりにすっきりと晴れている。
おれは教室の窓から上半身を投げ出して、黒板消しをはたきながら、抜けるような青空を見上げていた。
「ユキリンのやつ、きょう、ずる休みしたんだぜ!」
いつのまにかとなりにいたタカシが、雑巾をぶんぶんとふりまわしながら、吐き捨てるように言った。
ユキリン?
一瞬、誰のことかと思ったけど、すぐに思い出した。
同じクラスの大友ユウキだ。
タカシは、ユキリンというニックネームを、クラスじゅうに広めようとしているのだが、いまのところ使っているのはタカシだけだ。
ちなみに大友ユウキ本人も、そのニックネームは認めていない。
「なんでそんなこと、わかるんだよ」
「なんでって……。おまえ、きょうファイナルクエスト7の発売日だぞ。あいつ、いっつもすばやく手に入れて、一番早くクリアしたって自慢するじゃないか」
「そうだっけか」
だれが一番早くゲームをクリアするかなんて、おれにはどうでもいいことだ。
しかし、ふだん自慢話ばかりしているタカシにとって、他人の自慢話を聞かされることは、たまらなく苦痛なのだろう。
「ならおまえも、学校を休んで買いに行けばよかったじゃないか」
とたんにタカシが、しゅんとして肩を落とした。
「おれ、いま金欠なんだ。月末のこづかい日まで、とても買えやしないよ……」
それはおれも同じさ。
そうこたえようとしたとき、背中ごしに、かん高い怒鳴り声が聞こえてきた。
「ちょっと竹内さん! ぼさっとしてないで、さっさと埃まとめてよね!」
この声は、女子たちのリーダー、佐々木ヒロミだ。
「いつまでたったって、掃除が終わらないじゃない!」
ふり返れば、教室のうしろに、ほうきを手にした女子たちが集まっていた。そのなかで竹内サトミは、ひとりしゃがみこんで、ちりとりに埃をまとめている。
「言われるまえにやってよ。気がきかないんだから……」
集まっていたほかの女子たちも、ヒロミに倣《なら》うようにサトミにきびしい目をむけていた。
「机を下げて、イスも降ろしといてね」
「それがすんだら、ゴミ捨ててきて」
次々と女子たちに仕事を押しつけられても、竹内サトミは文句ひとつ言わず、にこにこと微笑みながら、うなずいている。
「なあケンヂ、おまえも買うんだろ、ファイクエ7。なあ……」
背中に話しかけるタカシの声を、おれはうわの空で聞いていた。
竹内サトミを、ずっと見ていたんだ。
楽しげにおしゃべりをする女子たちとは、まったく別の次元にでもいるかのように、サトミはたんたんと頼まれた作業をこなしていた。
教室のまえにまとめられた机を、がたがたと引きずりながら、もとの位置へもどし、汗ばんだ額をハンカチでふきながら、次々とイスを降ろしていく。
不満そうな表情ひとつ、浮かべることもない。
ただ、別の次元で楽しそうに笑っている女子たちを見たときだけ、とても寂しげな目をしたのを、おれは見逃さなかった。
ゴミ箱をかかえて、サトミがひとり教室を出ていく。
おれは急いであとを追うと、サトミの手からゴミ箱を取り上げた。
「えっ、なあに……」
おどろいたサトミが、目を丸くしておれを見た。
「おれだって一応、掃除当番だからさ」
目も合さずにそれだけ言うと、おれはゴミ置き場へ走った。
✳︎
最近、学校という空間にいることが、とてもたいくつに感じていた。
勉強が大きらいというわけではないし、サッカー部での活動はとても楽しい。
だけど、学年が上がるにつれて、平々凡々と時間がすぎていく変わりばえのしない学校生活に、なんとなくあきていた。
ドキドキするような日々なんて、所詮、漫画やアニメのなかだけ。
そう思っていた。
「石神くん。石神ケンヂくん」
放課後、鳥かごから解放された鳥のように昇降口からとび出した、おれの背中に声をかけてきたのは、竹内サトミだった。
まっすぐで長い髪のサトミは、白いブラウスに、水色のチェックのスカート。白いハイソックスに、黒い革靴といった、いつもの格好で昇降口に立っていた。
ほかの女子たちが、競うように中学生向けファッション雑誌のキラキラした服装をまねるなか、サトミの服装は、どこかみんなとは違う、品の良いお嬢さまのような落ちついた雰囲気を漂わせている。
実際、大きなお屋敷に住んでいるという、うわさもある。
「ああ、竹内さん」
正直、竹内サトミに話しかけられるなんて思ってもいなかったので、おれはちょっとびっくりしていた。
だけどそこは、いたって冷静に、なんでもないように――。
「何かよう?」
「うん。ちょっとお話、いいかな?」
「いいけど……」
通りすぎるクラスメイトたちが、ニヤニヤしながらおれたちを見つめている。
いつもひとりでおとなしく、女子どころか、男子となんて口もきかないと思われていたお嬢さまのサトミが、おれなんかに話かけているのだから無理もない。
「えっとね……、竹内さん。その話、長いの?」
「うん。ちょっと頼みたいことがあるの。サトミでいいよ」
「あ、そう……。サトミ……さん、ひょうたん池公園で話さない? ここ、目立つから」
「ひょうたん池? ああ、親水公園のことね。それじゃあ二時に。絶対きてね」
クラスメイトたちの視線など、まったくおかまいなく、サトミはにっこりと微笑んで、しずしずと昇降口をあとにした。
その姿が校門の外に消えたとたん、いっせいに女子たちが騒ぎだす。
「なによケンヂ! ひょうたん池でデート?」
ヒロミの矢のようにするどい質問が、おれの背中につき刺さる。
「竹内さんもおとなしそうにみえて大胆よね。みんなのまえでデートに誘うなんてさ!」
ヒロミのとりまきの一人、エリカが冷やかしの言葉をなげかける。
「でもさ、ひょうたん池に誘ったのはケンヂじゃん。ねえケンヂ、みんなでのぞきに行ってもいい?」
もう一人のとりまきユキナが、追い込みをかけてきた。
おれは恥ずかしさにたえきれず、校門にむかって走りだした。
クラスで一番、うわさ話と、だれかの悪口が大好きな、ヒロミ軍団に見られてしまうなんて……。
そのとき、バタバタと騒がしい音をたてて、昇降口にタカシがやってきた。
「あっ、ケンヂ、まってまって。一緒に帰ろうぜ!」
放りだした靴に足をつっこみながら、大声で叫んでいる。
「ごめんタカシ、きょうはさきに帰るから! それから午後の部活も休むから、ゴリセンに伝えといて!」
「ずるいぞケンヂ、ファイクエ7買いに行くんだろ! あとでおれにもやらせろよな!」
タカシの怒鳴り声を背中で聞きながら、おれは校門からとび出した。
「まったくお嬢さまってのはさ、どうして空気が読めないんだろうな。そんなんだから、みんなから浮いた存在になっているっていうのに……」
いつもはのんびりと歩く通学路を、全力で走る。
そのせいだとは思うのだけど、おれの胸はどきどきと高鳴っていた。
土曜日まで学校に行くなんて、信じられない!
そう、みんなは言っていたけど、午前中で授業が終わる土曜日が、おれは大好きだ。
どうせ土曜日が休みだったとしても、朝から晩まで塾に通わせられていただろうし、掃除さえすませば、まだ太陽がきらきらと輝いているうちに、このうす暗い教室から解放される。
そして午後はまるまる、大好きなサッカー部の時間。
梅雨もあけて、きょうはひさしぶりにすっきりと晴れている。
おれは教室の窓から上半身を投げ出して、黒板消しをはたきながら、抜けるような青空を見上げていた。
「ユキリンのやつ、きょう、ずる休みしたんだぜ!」
いつのまにかとなりにいたタカシが、雑巾をぶんぶんとふりまわしながら、吐き捨てるように言った。
ユキリン?
一瞬、誰のことかと思ったけど、すぐに思い出した。
同じクラスの大友ユウキだ。
タカシは、ユキリンというニックネームを、クラスじゅうに広めようとしているのだが、いまのところ使っているのはタカシだけだ。
ちなみに大友ユウキ本人も、そのニックネームは認めていない。
「なんでそんなこと、わかるんだよ」
「なんでって……。おまえ、きょうファイナルクエスト7の発売日だぞ。あいつ、いっつもすばやく手に入れて、一番早くクリアしたって自慢するじゃないか」
「そうだっけか」
だれが一番早くゲームをクリアするかなんて、おれにはどうでもいいことだ。
しかし、ふだん自慢話ばかりしているタカシにとって、他人の自慢話を聞かされることは、たまらなく苦痛なのだろう。
「ならおまえも、学校を休んで買いに行けばよかったじゃないか」
とたんにタカシが、しゅんとして肩を落とした。
「おれ、いま金欠なんだ。月末のこづかい日まで、とても買えやしないよ……」
それはおれも同じさ。
そうこたえようとしたとき、背中ごしに、かん高い怒鳴り声が聞こえてきた。
「ちょっと竹内さん! ぼさっとしてないで、さっさと埃まとめてよね!」
この声は、女子たちのリーダー、佐々木ヒロミだ。
「いつまでたったって、掃除が終わらないじゃない!」
ふり返れば、教室のうしろに、ほうきを手にした女子たちが集まっていた。そのなかで竹内サトミは、ひとりしゃがみこんで、ちりとりに埃をまとめている。
「言われるまえにやってよ。気がきかないんだから……」
集まっていたほかの女子たちも、ヒロミに倣《なら》うようにサトミにきびしい目をむけていた。
「机を下げて、イスも降ろしといてね」
「それがすんだら、ゴミ捨ててきて」
次々と女子たちに仕事を押しつけられても、竹内サトミは文句ひとつ言わず、にこにこと微笑みながら、うなずいている。
「なあケンヂ、おまえも買うんだろ、ファイクエ7。なあ……」
背中に話しかけるタカシの声を、おれはうわの空で聞いていた。
竹内サトミを、ずっと見ていたんだ。
楽しげにおしゃべりをする女子たちとは、まったく別の次元にでもいるかのように、サトミはたんたんと頼まれた作業をこなしていた。
教室のまえにまとめられた机を、がたがたと引きずりながら、もとの位置へもどし、汗ばんだ額をハンカチでふきながら、次々とイスを降ろしていく。
不満そうな表情ひとつ、浮かべることもない。
ただ、別の次元で楽しそうに笑っている女子たちを見たときだけ、とても寂しげな目をしたのを、おれは見逃さなかった。
ゴミ箱をかかえて、サトミがひとり教室を出ていく。
おれは急いであとを追うと、サトミの手からゴミ箱を取り上げた。
「えっ、なあに……」
おどろいたサトミが、目を丸くしておれを見た。
「おれだって一応、掃除当番だからさ」
目も合さずにそれだけ言うと、おれはゴミ置き場へ走った。
✳︎
最近、学校という空間にいることが、とてもたいくつに感じていた。
勉強が大きらいというわけではないし、サッカー部での活動はとても楽しい。
だけど、学年が上がるにつれて、平々凡々と時間がすぎていく変わりばえのしない学校生活に、なんとなくあきていた。
ドキドキするような日々なんて、所詮、漫画やアニメのなかだけ。
そう思っていた。
「石神くん。石神ケンヂくん」
放課後、鳥かごから解放された鳥のように昇降口からとび出した、おれの背中に声をかけてきたのは、竹内サトミだった。
まっすぐで長い髪のサトミは、白いブラウスに、水色のチェックのスカート。白いハイソックスに、黒い革靴といった、いつもの格好で昇降口に立っていた。
ほかの女子たちが、競うように中学生向けファッション雑誌のキラキラした服装をまねるなか、サトミの服装は、どこかみんなとは違う、品の良いお嬢さまのような落ちついた雰囲気を漂わせている。
実際、大きなお屋敷に住んでいるという、うわさもある。
「ああ、竹内さん」
正直、竹内サトミに話しかけられるなんて思ってもいなかったので、おれはちょっとびっくりしていた。
だけどそこは、いたって冷静に、なんでもないように――。
「何かよう?」
「うん。ちょっとお話、いいかな?」
「いいけど……」
通りすぎるクラスメイトたちが、ニヤニヤしながらおれたちを見つめている。
いつもひとりでおとなしく、女子どころか、男子となんて口もきかないと思われていたお嬢さまのサトミが、おれなんかに話かけているのだから無理もない。
「えっとね……、竹内さん。その話、長いの?」
「うん。ちょっと頼みたいことがあるの。サトミでいいよ」
「あ、そう……。サトミ……さん、ひょうたん池公園で話さない? ここ、目立つから」
「ひょうたん池? ああ、親水公園のことね。それじゃあ二時に。絶対きてね」
クラスメイトたちの視線など、まったくおかまいなく、サトミはにっこりと微笑んで、しずしずと昇降口をあとにした。
その姿が校門の外に消えたとたん、いっせいに女子たちが騒ぎだす。
「なによケンヂ! ひょうたん池でデート?」
ヒロミの矢のようにするどい質問が、おれの背中につき刺さる。
「竹内さんもおとなしそうにみえて大胆よね。みんなのまえでデートに誘うなんてさ!」
ヒロミのとりまきの一人、エリカが冷やかしの言葉をなげかける。
「でもさ、ひょうたん池に誘ったのはケンヂじゃん。ねえケンヂ、みんなでのぞきに行ってもいい?」
もう一人のとりまきユキナが、追い込みをかけてきた。
おれは恥ずかしさにたえきれず、校門にむかって走りだした。
クラスで一番、うわさ話と、だれかの悪口が大好きな、ヒロミ軍団に見られてしまうなんて……。
そのとき、バタバタと騒がしい音をたてて、昇降口にタカシがやってきた。
「あっ、ケンヂ、まってまって。一緒に帰ろうぜ!」
放りだした靴に足をつっこみながら、大声で叫んでいる。
「ごめんタカシ、きょうはさきに帰るから! それから午後の部活も休むから、ゴリセンに伝えといて!」
「ずるいぞケンヂ、ファイクエ7買いに行くんだろ! あとでおれにもやらせろよな!」
タカシの怒鳴り声を背中で聞きながら、おれは校門からとび出した。
「まったくお嬢さまってのはさ、どうして空気が読めないんだろうな。そんなんだから、みんなから浮いた存在になっているっていうのに……」
いつもはのんびりと歩く通学路を、全力で走る。
そのせいだとは思うのだけど、おれの胸はどきどきと高鳴っていた。
17
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説

アルファな俺が最推しを救う話〜どうして俺が受けなんだ?!〜
車不
BL
5歳の誕生日に階段から落ちて頭を打った主人公は、自身がオメガバースの世界を舞台にしたBLゲームに転生したことに気づく。「よりにもよってレオンハルトに転生なんて…悪役じゃねぇか!!待てよ、もしかしたらゲームで死んだ最推しの異母兄を助けられるかもしれない…」これは第二の性により人々の人生や生活が左右される世界に疑問を持った主人公が、最推しの死を阻止するために奮闘する物語である。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…
東間
BL
ゲームの世界に転生した留木原 夜は悪役の役目を全うした…愛した者の手によって殺害される事で……
だが、次目が覚めて鏡を見るとそこには悪役の幼い姿が…?!
ゲームの世界で再び悪役を演じる夜は最後に何を手に?
攻略者したいNO1の悪魔系王子と無自覚天使系悪役公爵のすれ違い小説!

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。


嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる