59 / 66
第一章 贄と学園の謎
059 弔う心、未来を願う心
しおりを挟む
「黒羽……もし学園の外に出られたら、」
「千歳、俺たちは絶対に出られる。まずは、数週間後の儀式をどうするか考えるんだ。好きな人が何人でもいてもいい。儀式を見られて万が一何かが起こった場合、好きな人にも何も告げられないんだぞ」
千歳の身体が大きく揺れる。
「大丈夫だ。俺も考えるし、紫影隊長もいろいろ策を練るって言ってる。前から思ってたんだけどさ、紫影隊長って贄生や他の生徒の前だとあんなに信仰心をむき出しにして教団へ忠誠を誓ってるように見せてるけど、ガワだけじゃないかって思ってんだよ」
「紫影隊長が?」
「千歳は身体の弱さを理由に今まで何度も儀式を逃れてきただろ?」
「うん……月に一回とか」
「ここだけの話、俺も月一なんだよ。おかしいと思わないか? 咲紅は三回もしてるのに」
「それってさっちゃんを巫覡にしたくて回数をこなしてるんじゃないの?」
「多分違う。おそらく教団側の命令だ。じゃなきゃ同じ贄生なのに不公平だろ」
「確かに……そうだね。でもなんでさっちゃんだけ?」
「そこは判らない。生まれとかいろんなものが含まれるから、きっと咲紅は特別な血が通ってるんじゃないかって解釈してる。とにかく、隊長が止めようとしてるんだ。俺たちも何か考えないと。だから千歳、絶対に死ぬようなまねはするな」
千歳には告げながったが、巫覡の茉白が二人の黒鼠がいると御神託を受けたと聞いたとき、もしかして咲紅が該当するのではないのかと頭をよぎった。
初等部の頃から仲が良かったわけではないが、彼の回りには常に蛇がいて、救われることが多いように感じていた。疑いを強く持ったのは、黄羅とのいざこざで蛇に噛まれたときだ。咲紅は助かり、黄羅は亡くなった。しかも黄羅は教祖の息子だという秘密まで知り、とてつもない地位を持つ男よりもただの生徒である咲紅を助けた、とも取れる。現実味がなく、耳を疑う話だ。
「強くならなきゃ……こんなのだめだよね」
「千歳は強くなった。でも弱ったときは誰でも頼っていいんだ。俺にも相談してくれ」
「ありがとう。ちゃんと生きて、好きな人に好きって言えるようになる」
手を掴んでくる千歳の力に驚いた。
小柄な手は、時折見せる透き通った意思が愛おしく感じる。
ウェーブのかかった美しい黒髪を一つにまとめ、葵はただの業務連絡のように淡々と述べた。
「御霊降ろしの儀を、教団の人間の前で?」
「ええ。浅葱を抜いた十人すべての贄生が対象です。猶予は数週間しかありません」
真っ白な肌が今は青白く見えた。唇が震えていて、玄一は葵の背中を擦った。
「二人が黒鼠の可能性があるとなると、御神託は本当に降りたかもしれませんね」
「玄一は、誰かが黒鼠だと怪しんでいるのですか?」
「名前を挙げても?」
「構いませんよ」
「咲紅と千歳」
震えていた唇が軽く噤んだ。事実を突きつけられたからか、おかしなことを口走りたくないからか、葵との間に凍えた空気が舞い込んだ。
「正解か不正解かは答えないで下さい。どちらでもいいので。俺としては、友人が苦しんでいたら、助けてやりたい。それだけです」
「あなたの口から友人など出てくるとは」
「千歳はどう思ってるか知りませんが、咲紅は俺のことを友達だと言ってくれました。なら全力で守るつもりです。それと、葵さんも」
「……私、ですか?」
「葵さん自身も答えなくていいです。知りたいのは黒鼠かどうかじゃない。あなたも守る対象です」
「子供が何を言っているのですか」
「俺は未成年ではありませんので」
「……そうでしたね」
「今回の儀式にかこつけて、あなたも狙われるのではと思ってます」
葵は黙ったままだ。もし、本当に神が巫覡を選んでいるのなら、玄一は誰よりも葵を選んでいるだろう。聡明で美しく、横を通りすぎる男たちはこぞって葵を振り返る。そんな人を放ってはおけない。
証拠がなくとも、玄一は葵が巫覡だろうと確信を持っていた。
「私を疑うのは勝手ですが、玄一は私に何を望んでいるのですか?」
玄一はひと呼吸おいた。簡単には口に出せなくて、けれども勇気を出さなければならない。
「俺との未来を、考えてもらえませんか?」
「……本気で言ってます?」
「いや、違う。葵さんの未来、全部下さい。乗り越えて、一緒に生きましょう」
「……そういう未来を考えたこともありませんでした」
「忘れ形見である千歳を守りたいのは理解しているつもりです。でも、葵さん自身の幸せを考えませんか?」
「玄一こそ、生き抜いて幸せを手に入れて下さい。私と一緒にいても、私はあなたに何もできない。……お互いに、生きることがこんなに難しい宿命を背負っているのですね。神は本当にいるのか疑いたくなります」
「俺は実際に見ましたので、いると信じています。地下に眠る大蛇は、きっと咲紅がなんとかしてくれます。咲紅なら何かできそうな気がするんです。もちろん、咲紅任せにするわけじゃなく、俺たちは俺たちにしかできないこともあります」
玄一はそっと葵の手を握った。教団からスパイを行うように命じられているとも知っていた。
手には傷ついた跡が残り、戦いを強いられている彼をいたたまれなく思う。
「そう言って、私の前から消えた人を何人も知っています。自己犠牲な人は、絶対に好きになりません」
「一緒に生きるんです。大蛇に喰われる未来を望んでいるわけじゃありません。まずは、儀式をどうするか考えましょう」
葵の指先には力がこもった。
弱々しさが微塵も感じられず、生へ縋る思いを誰よりも受け止めると心に誓った。
数週間の猶予があると聞いたが、わずか二週間でそのときがやってきた。
前日に従者から一報が入り、贄生宿舎のロビーで全員が集められた。
千歳は退院していて、今は黒羽の後ろに隠れている。いつもいるはずの隣におらず、なんだか落ち着かなかった。
当日は慌ただしく、審判者の紫影と会えなかった。
紫影と会えたのは、聖堂へ入ってからだ。
黄羅の顔写真が大きく掲げられ、身体の芯から嫌悪感が湧き出て震えが起こる。どうしたって彼から受けた虐待の数々が浮かび、弔う気持ちが半減してしまう。
聖堂の真ん中で、従者たちと審判者が直立したまま生徒をまっすぐに見ている。写真に一番近いのは、従者ではなく紫影だ。学園内での立場を表していて、それが咲紅には誇らしかった。
すすり泣く声が聞こえるが、直接関わりのあった贄生たちは泣いている者は一人もいない。この後の儀式に向けて、贄生全員がそれぞれの覚悟を持っていた。
巫覡になりたい者、なりたくない者、すでになっていて逃げようとする者。
前を向くと、紫影はこちらを見ている。
行き当たりばったりが多すぎて、細かな計画は立てられなかった。信じるのは地下に眠る大蛇と、外で待機している仲間。そして聖堂の回りを集まる蛇たち。
「どうか、俺たちに加護を……」
願うのは黄羅への弔いより、自分たちの未来だった。
「千歳、俺たちは絶対に出られる。まずは、数週間後の儀式をどうするか考えるんだ。好きな人が何人でもいてもいい。儀式を見られて万が一何かが起こった場合、好きな人にも何も告げられないんだぞ」
千歳の身体が大きく揺れる。
「大丈夫だ。俺も考えるし、紫影隊長もいろいろ策を練るって言ってる。前から思ってたんだけどさ、紫影隊長って贄生や他の生徒の前だとあんなに信仰心をむき出しにして教団へ忠誠を誓ってるように見せてるけど、ガワだけじゃないかって思ってんだよ」
「紫影隊長が?」
「千歳は身体の弱さを理由に今まで何度も儀式を逃れてきただろ?」
「うん……月に一回とか」
「ここだけの話、俺も月一なんだよ。おかしいと思わないか? 咲紅は三回もしてるのに」
「それってさっちゃんを巫覡にしたくて回数をこなしてるんじゃないの?」
「多分違う。おそらく教団側の命令だ。じゃなきゃ同じ贄生なのに不公平だろ」
「確かに……そうだね。でもなんでさっちゃんだけ?」
「そこは判らない。生まれとかいろんなものが含まれるから、きっと咲紅は特別な血が通ってるんじゃないかって解釈してる。とにかく、隊長が止めようとしてるんだ。俺たちも何か考えないと。だから千歳、絶対に死ぬようなまねはするな」
千歳には告げながったが、巫覡の茉白が二人の黒鼠がいると御神託を受けたと聞いたとき、もしかして咲紅が該当するのではないのかと頭をよぎった。
初等部の頃から仲が良かったわけではないが、彼の回りには常に蛇がいて、救われることが多いように感じていた。疑いを強く持ったのは、黄羅とのいざこざで蛇に噛まれたときだ。咲紅は助かり、黄羅は亡くなった。しかも黄羅は教祖の息子だという秘密まで知り、とてつもない地位を持つ男よりもただの生徒である咲紅を助けた、とも取れる。現実味がなく、耳を疑う話だ。
「強くならなきゃ……こんなのだめだよね」
「千歳は強くなった。でも弱ったときは誰でも頼っていいんだ。俺にも相談してくれ」
「ありがとう。ちゃんと生きて、好きな人に好きって言えるようになる」
手を掴んでくる千歳の力に驚いた。
小柄な手は、時折見せる透き通った意思が愛おしく感じる。
ウェーブのかかった美しい黒髪を一つにまとめ、葵はただの業務連絡のように淡々と述べた。
「御霊降ろしの儀を、教団の人間の前で?」
「ええ。浅葱を抜いた十人すべての贄生が対象です。猶予は数週間しかありません」
真っ白な肌が今は青白く見えた。唇が震えていて、玄一は葵の背中を擦った。
「二人が黒鼠の可能性があるとなると、御神託は本当に降りたかもしれませんね」
「玄一は、誰かが黒鼠だと怪しんでいるのですか?」
「名前を挙げても?」
「構いませんよ」
「咲紅と千歳」
震えていた唇が軽く噤んだ。事実を突きつけられたからか、おかしなことを口走りたくないからか、葵との間に凍えた空気が舞い込んだ。
「正解か不正解かは答えないで下さい。どちらでもいいので。俺としては、友人が苦しんでいたら、助けてやりたい。それだけです」
「あなたの口から友人など出てくるとは」
「千歳はどう思ってるか知りませんが、咲紅は俺のことを友達だと言ってくれました。なら全力で守るつもりです。それと、葵さんも」
「……私、ですか?」
「葵さん自身も答えなくていいです。知りたいのは黒鼠かどうかじゃない。あなたも守る対象です」
「子供が何を言っているのですか」
「俺は未成年ではありませんので」
「……そうでしたね」
「今回の儀式にかこつけて、あなたも狙われるのではと思ってます」
葵は黙ったままだ。もし、本当に神が巫覡を選んでいるのなら、玄一は誰よりも葵を選んでいるだろう。聡明で美しく、横を通りすぎる男たちはこぞって葵を振り返る。そんな人を放ってはおけない。
証拠がなくとも、玄一は葵が巫覡だろうと確信を持っていた。
「私を疑うのは勝手ですが、玄一は私に何を望んでいるのですか?」
玄一はひと呼吸おいた。簡単には口に出せなくて、けれども勇気を出さなければならない。
「俺との未来を、考えてもらえませんか?」
「……本気で言ってます?」
「いや、違う。葵さんの未来、全部下さい。乗り越えて、一緒に生きましょう」
「……そういう未来を考えたこともありませんでした」
「忘れ形見である千歳を守りたいのは理解しているつもりです。でも、葵さん自身の幸せを考えませんか?」
「玄一こそ、生き抜いて幸せを手に入れて下さい。私と一緒にいても、私はあなたに何もできない。……お互いに、生きることがこんなに難しい宿命を背負っているのですね。神は本当にいるのか疑いたくなります」
「俺は実際に見ましたので、いると信じています。地下に眠る大蛇は、きっと咲紅がなんとかしてくれます。咲紅なら何かできそうな気がするんです。もちろん、咲紅任せにするわけじゃなく、俺たちは俺たちにしかできないこともあります」
玄一はそっと葵の手を握った。教団からスパイを行うように命じられているとも知っていた。
手には傷ついた跡が残り、戦いを強いられている彼をいたたまれなく思う。
「そう言って、私の前から消えた人を何人も知っています。自己犠牲な人は、絶対に好きになりません」
「一緒に生きるんです。大蛇に喰われる未来を望んでいるわけじゃありません。まずは、儀式をどうするか考えましょう」
葵の指先には力がこもった。
弱々しさが微塵も感じられず、生へ縋る思いを誰よりも受け止めると心に誓った。
数週間の猶予があると聞いたが、わずか二週間でそのときがやってきた。
前日に従者から一報が入り、贄生宿舎のロビーで全員が集められた。
千歳は退院していて、今は黒羽の後ろに隠れている。いつもいるはずの隣におらず、なんだか落ち着かなかった。
当日は慌ただしく、審判者の紫影と会えなかった。
紫影と会えたのは、聖堂へ入ってからだ。
黄羅の顔写真が大きく掲げられ、身体の芯から嫌悪感が湧き出て震えが起こる。どうしたって彼から受けた虐待の数々が浮かび、弔う気持ちが半減してしまう。
聖堂の真ん中で、従者たちと審判者が直立したまま生徒をまっすぐに見ている。写真に一番近いのは、従者ではなく紫影だ。学園内での立場を表していて、それが咲紅には誇らしかった。
すすり泣く声が聞こえるが、直接関わりのあった贄生たちは泣いている者は一人もいない。この後の儀式に向けて、贄生全員がそれぞれの覚悟を持っていた。
巫覡になりたい者、なりたくない者、すでになっていて逃げようとする者。
前を向くと、紫影はこちらを見ている。
行き当たりばったりが多すぎて、細かな計画は立てられなかった。信じるのは地下に眠る大蛇と、外で待機している仲間。そして聖堂の回りを集まる蛇たち。
「どうか、俺たちに加護を……」
願うのは黄羅への弔いより、自分たちの未来だった。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
悩める文官のひとりごと
きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。
そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。
エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。
ムーンライト様にも掲載しております。
夢では溺愛騎士、現実ではただのクラスメイト
春音優月
BL
真面目でおとなしい性格の藤村歩夢は、武士と呼ばれているクラスメイトの大谷虎太郎に密かに片想いしている。
クラスではほとんど会話も交わさないのに、なぜか毎晩歩夢の夢に出てくる虎太郎。しかも夢の中での虎太郎は、歩夢を守る騎士で恋人だった。
夢では溺愛騎士、現実ではただのクラスメイト。夢と現実が交錯する片想いの行方は――。
2024.02.23〜02.27
イラスト:かもねさま
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結・BL】12年前の教え子が、僕に交際を申し込んできたのですが!?【年下×年上】
彩華
BL
ことの始まりは12年前のこと。
『先生が好き!』と、声変わりはうんと先の高い声で受けた告白。可愛いなぁと思いながら、きっと僕のことなんか将来忘れるだろうと良い思い出の1Pにしていたのに……!
昔の教え子が、どういうわけか僕の前にもう一度現れて……!? そんな健全予定のBLです。(多分)
■お気軽に感想頂けると嬉しいです(^^)
■思い浮かんだ時にそっと更新します
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王子様と魔法は取り扱いが難しい
南方まいこ
BL
とある舞踏会に出席したレジェ、そこで幼馴染に出会い、挨拶を交わしたのが運の尽き、おかしな魔道具が陳列する室内へと潜入し、うっかり触れた魔具の魔法が発動してしまう。
特殊な魔法がかかったレジェは、みるみるうちに体が縮み、十歳前後の身体になってしまい、元に戻る方法を探し始めるが、ちょっとした誤解から、幼馴染の行動がおかしな方向へ、更には過保護な執事も加わり、色々と面倒なことに――。
※濃縮版
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか
Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。
無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して――
最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。
死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。
生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。
※軽い性的表現あり
短編から長編に変更しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる