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第一章 贄と学園の謎
038 彼への贈り物
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「と、いうわけで、作ってみた」
我が物顔で紫影のプライベートルームへお邪魔し、こっそり持ってきたポルボロンをテーブルに置く。
今日は何をしていた、と過ごした場所が筒抜けであっても親目線なのか必ず尋ねるため、咲紅は質問の前に作ったお菓子を披露した。
「甘い香りを漂わせているな」
「味見……っん」
向けられた唇を受け止め、角度を変えて吸いついた。
「俺じゃなく、菓子を味見してくれ」
「お前は味見だけでは終わらん」
カップがふたつ置かれた。中身はコーヒーとロイヤルミルクティーだ。
前にミルクティーが好きだと言ったら、紫影はわざわざ茶葉を咲紅専用のものを自室に用意した。しかも異国から取り寄せたという。
ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いは、ロイヤルがつけば、ミルクで煮出したものだと紫影は説明してくれた。
「甘味祭は堂々と渡せるし、きっともっとうまくできると思う。期待しててくれ」
「ああ、もちろんだ」
「紫影?」
今日の紫影は元気がないように見えた。
少し落ち込んでいるような、声に覇気がない。
「どうしたんだよ。何かあったか?」
「こんなにも成長したんだと思うと、寂しくてな。もちろん嬉しさもあるが」
「寂しい?」
「文字の読み方も、料理の仕方も、俺がすべて教えたかった。単なる独占欲なのは判っているが……」
「紫影にも独占欲ってあるんだ」
「出さないようにしているだけだ」
ポルボロンが形の良い唇に放り込まれていく。菓子も本望だろう。
「美味い」
「よかった。玄一も誰かにあげるのか、食べずに持ち帰ってたんだよな」
「部屋で食べるだけかもしれないだろう?」
「ああ、それはあるかも。食事の後、すぐに調理室へ向かったから、あんまりお腹空いてなかったのかもな」
紫影は何か考え、もう一つポルボロンを口にした。
黙って食べてもらえるのは美味しい証だろうが、うずうずして仕方ない。
咲紅を贄生宿舎まで送った後、紫影は咲紅の言葉を復唱した。
贄生は甘いものに飢えているだろうが、玄一の性格を考えると咲紅ほど甘いものに対してがめつくはない。
持ち帰って部屋で食べる可能性も話したが、玄一は誰かに渡すつもりだったと見ている。
もし仮に、玄一が誰かに渡すつもりなのだとしたら、喜ばしいと素直に思う。
彼は自分の命を差し出してでも紫影に仕えようとする。危うい思考はときに判断を鈍らせるのだ。
恋愛対象としてなのか、世話になったお礼としてなのかは判断がつかないが、好いている相手ができれば、命の重みが理解できる。紫影自身、彼にも生きていてほしいと願っている。
「よお、お兄様」
警備課本署に戻ると、黄羅はロビーで葵と対峙していた。
葵はひどく緊張していて、紫影は彼の肩に手を置く。
「葵に何の用だ?」
「用も何も、副隊長の葵様にただのご挨拶だよ。本当は俺が副隊長に任命してほしいと教祖様に切願したんだが、駄目だと言われたんでな」
「当たり前だ。病み上がりの身体で何ができる」
「病んだ身体になったのはお前のせいだがな」
「それは否定しない」
企みがある顔は、勝負もしないまま勝ち誇ったと言っている。
「お前の弱点は知っている。徹底的に追い込んで、俺に頭を垂れるときまで、俺は絶対に生きる」
「命の重みを理解しているのは結構なことだ。さっさと部屋に戻れ」
黄羅は部屋に戻っていき、葵と二人きりになる。
葵の方はまだ持ち上がったままだ。
さすって解すと、いくらか柔くなる。
「大丈夫か? 何を言われたんだ」
「いえ、本当にご挨拶だけでした。教祖様のご子息でいらっしゃいますから、ひどく緊張しただけです」
「そうは言っても、挨拶しただけとは思えない。顔色も悪い」
「……大切なものをすべて奪う、と」
白状した葵の唇は震えている。
「千歳から離れるな。俺も気にはかけているが、咲紅ほど距離は近くない」
「ええ、大丈夫です。私が守るために審判者に志願しましたから。隊長は咲紅をお守り下さい。それと……少々気になる話が」
「なんだ?」
「梅愛様のことです」
母親の名前を出されると、全身の血が沸き立ち、汚物を見たかのような拒絶が起こる。
同時に、息子を奪われたときの勝ち誇った彼女の顔と幼い咲紅の泣き叫ぶ顔が浮かび、無力な自分を呪いたくなった。
「最近、彼女が情緒不安定で、ずっとご子息の名前を呼んで泣き叫んでいると報告がありました」
「彼女が不安定なのはいつもだろう」
「これまでにないほどだと。教祖様も手がつけられないと仰っていました。一度、嫡男であるあなたは本部へ呼ばれるかもしれません。……そんなわかりやすいほどにため息をつかないで下さい」
「つきたくもなる。黄羅が加わったのと同時に、俺が呼び出しを受けるんだぞ」
「何か裏があるとお思いですか?」
「裏しかないだろう」
恥ずかしそうに作った菓子を渡す彼や、美味しいと言ったときの安堵した顔。すべてを壊したくない。
「葵、頼みがある」
「なんなりと」
頼みを聞く前に承諾をするのは、すべては千歳の安全にも繋がっているからだ。
千歳を優先はできないが、彼は咲紅の親友でもある。初等部からの咲紅の成長を記した本を見ると、必ずといっていいほど千歳も一緒に映っている。できれば千歳も守りたいのは本音だ。
葵の予言通り、本部からすぐに戻れと通達がきた。
幹部のトップに立つ男からの一報では、拒否権はない。教祖につく従者よりも、警備隊隊長は立場が下だ。教祖と警備隊隊長──この大きな差は咲紅を守るための妨害でしかない。
「銀郭」
ビルの一介で待っていたのは、銀郭だ。教祖の兄弟で弟にあたり、紫影の叔父である。
「お待ちしておりました、紫影様」
銀郭は恭しく一礼する。
年は銀郭が上でも、立場は紫影が上だ。ロビーに従者が控えている以上、砕けた話し方はできない。
銀郭は巫覡たちの世話係を務めている。本当は従長になってもおかしくない立場だが、彼は耐え難い絶望を味わい、希望を失った人間だ。それがあるからこそ、教祖も弟を徒長にすることを恐れている。従者たちはみな教祖を敬愛し、誰よりも神を崇めていなければならない。銀郭にはなく、教祖は殺されるかもしれないと恐れをなしている。
「瑠璃様の様子はどうだ?」
「滞りなく、初の儀式を終えたばかりです。儀式の前は緊張もおありのご様子でしたが、終えた後は安堵の表情でございました。ぜひ後で巫覡のいるフロアへ顔をお出し下さい。皆様お待ちになっていらっしゃいますよ」
「帰り際にでも寄ろう」
「まずは自室へ」
エレベーターに乗るが、黒いカメラは敵対する二人を見張っているかのようだった。
我が物顔で紫影のプライベートルームへお邪魔し、こっそり持ってきたポルボロンをテーブルに置く。
今日は何をしていた、と過ごした場所が筒抜けであっても親目線なのか必ず尋ねるため、咲紅は質問の前に作ったお菓子を披露した。
「甘い香りを漂わせているな」
「味見……っん」
向けられた唇を受け止め、角度を変えて吸いついた。
「俺じゃなく、菓子を味見してくれ」
「お前は味見だけでは終わらん」
カップがふたつ置かれた。中身はコーヒーとロイヤルミルクティーだ。
前にミルクティーが好きだと言ったら、紫影はわざわざ茶葉を咲紅専用のものを自室に用意した。しかも異国から取り寄せたという。
ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いは、ロイヤルがつけば、ミルクで煮出したものだと紫影は説明してくれた。
「甘味祭は堂々と渡せるし、きっともっとうまくできると思う。期待しててくれ」
「ああ、もちろんだ」
「紫影?」
今日の紫影は元気がないように見えた。
少し落ち込んでいるような、声に覇気がない。
「どうしたんだよ。何かあったか?」
「こんなにも成長したんだと思うと、寂しくてな。もちろん嬉しさもあるが」
「寂しい?」
「文字の読み方も、料理の仕方も、俺がすべて教えたかった。単なる独占欲なのは判っているが……」
「紫影にも独占欲ってあるんだ」
「出さないようにしているだけだ」
ポルボロンが形の良い唇に放り込まれていく。菓子も本望だろう。
「美味い」
「よかった。玄一も誰かにあげるのか、食べずに持ち帰ってたんだよな」
「部屋で食べるだけかもしれないだろう?」
「ああ、それはあるかも。食事の後、すぐに調理室へ向かったから、あんまりお腹空いてなかったのかもな」
紫影は何か考え、もう一つポルボロンを口にした。
黙って食べてもらえるのは美味しい証だろうが、うずうずして仕方ない。
咲紅を贄生宿舎まで送った後、紫影は咲紅の言葉を復唱した。
贄生は甘いものに飢えているだろうが、玄一の性格を考えると咲紅ほど甘いものに対してがめつくはない。
持ち帰って部屋で食べる可能性も話したが、玄一は誰かに渡すつもりだったと見ている。
もし仮に、玄一が誰かに渡すつもりなのだとしたら、喜ばしいと素直に思う。
彼は自分の命を差し出してでも紫影に仕えようとする。危うい思考はときに判断を鈍らせるのだ。
恋愛対象としてなのか、世話になったお礼としてなのかは判断がつかないが、好いている相手ができれば、命の重みが理解できる。紫影自身、彼にも生きていてほしいと願っている。
「よお、お兄様」
警備課本署に戻ると、黄羅はロビーで葵と対峙していた。
葵はひどく緊張していて、紫影は彼の肩に手を置く。
「葵に何の用だ?」
「用も何も、副隊長の葵様にただのご挨拶だよ。本当は俺が副隊長に任命してほしいと教祖様に切願したんだが、駄目だと言われたんでな」
「当たり前だ。病み上がりの身体で何ができる」
「病んだ身体になったのはお前のせいだがな」
「それは否定しない」
企みがある顔は、勝負もしないまま勝ち誇ったと言っている。
「お前の弱点は知っている。徹底的に追い込んで、俺に頭を垂れるときまで、俺は絶対に生きる」
「命の重みを理解しているのは結構なことだ。さっさと部屋に戻れ」
黄羅は部屋に戻っていき、葵と二人きりになる。
葵の方はまだ持ち上がったままだ。
さすって解すと、いくらか柔くなる。
「大丈夫か? 何を言われたんだ」
「いえ、本当にご挨拶だけでした。教祖様のご子息でいらっしゃいますから、ひどく緊張しただけです」
「そうは言っても、挨拶しただけとは思えない。顔色も悪い」
「……大切なものをすべて奪う、と」
白状した葵の唇は震えている。
「千歳から離れるな。俺も気にはかけているが、咲紅ほど距離は近くない」
「ええ、大丈夫です。私が守るために審判者に志願しましたから。隊長は咲紅をお守り下さい。それと……少々気になる話が」
「なんだ?」
「梅愛様のことです」
母親の名前を出されると、全身の血が沸き立ち、汚物を見たかのような拒絶が起こる。
同時に、息子を奪われたときの勝ち誇った彼女の顔と幼い咲紅の泣き叫ぶ顔が浮かび、無力な自分を呪いたくなった。
「最近、彼女が情緒不安定で、ずっとご子息の名前を呼んで泣き叫んでいると報告がありました」
「彼女が不安定なのはいつもだろう」
「これまでにないほどだと。教祖様も手がつけられないと仰っていました。一度、嫡男であるあなたは本部へ呼ばれるかもしれません。……そんなわかりやすいほどにため息をつかないで下さい」
「つきたくもなる。黄羅が加わったのと同時に、俺が呼び出しを受けるんだぞ」
「何か裏があるとお思いですか?」
「裏しかないだろう」
恥ずかしそうに作った菓子を渡す彼や、美味しいと言ったときの安堵した顔。すべてを壊したくない。
「葵、頼みがある」
「なんなりと」
頼みを聞く前に承諾をするのは、すべては千歳の安全にも繋がっているからだ。
千歳を優先はできないが、彼は咲紅の親友でもある。初等部からの咲紅の成長を記した本を見ると、必ずといっていいほど千歳も一緒に映っている。できれば千歳も守りたいのは本音だ。
葵の予言通り、本部からすぐに戻れと通達がきた。
幹部のトップに立つ男からの一報では、拒否権はない。教祖につく従者よりも、警備隊隊長は立場が下だ。教祖と警備隊隊長──この大きな差は咲紅を守るための妨害でしかない。
「銀郭」
ビルの一介で待っていたのは、銀郭だ。教祖の兄弟で弟にあたり、紫影の叔父である。
「お待ちしておりました、紫影様」
銀郭は恭しく一礼する。
年は銀郭が上でも、立場は紫影が上だ。ロビーに従者が控えている以上、砕けた話し方はできない。
銀郭は巫覡たちの世話係を務めている。本当は従長になってもおかしくない立場だが、彼は耐え難い絶望を味わい、希望を失った人間だ。それがあるからこそ、教祖も弟を徒長にすることを恐れている。従者たちはみな教祖を敬愛し、誰よりも神を崇めていなければならない。銀郭にはなく、教祖は殺されるかもしれないと恐れをなしている。
「瑠璃様の様子はどうだ?」
「滞りなく、初の儀式を終えたばかりです。儀式の前は緊張もおありのご様子でしたが、終えた後は安堵の表情でございました。ぜひ後で巫覡のいるフロアへ顔をお出し下さい。皆様お待ちになっていらっしゃいますよ」
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