霊救師ルカ

不来方しい

文字の大きさ
上 下
19 / 99
4-誘拐

020 小さな客人

しおりを挟む
 カランカランとリズムよくドアのベルが鳴り、悠は振り返った。いつもならいらっしゃいませと出迎えの言葉をかけるのだが、
「……こんにちは」
 膝に手をつき、微笑んだ。それほど背の高くない悠でさえ、視線を合わせられなかった。随分と小さな客人だ。
「おうちの方はいるかな?」
「……ここにいる」
 年齢は5、6歳くらいだろうか。髪をふたつに結び、ぽよんとした頬と大きな目が特徴的な女の子で、悠をじっと見つめている。
「えーと……」
「悠、どうかしましたか?」
 奥の部屋からルカが顔を出し、こちらにやってくる。
「パパ!」
「………………」
 パパと指を差し、少女は大きな瞳をキラキラと輝かせた。向けられた視線は悠ではない。
「……なにかな?」
「このひと、パパ」
「パパ…なの?」
「パパだよ」
「パパでは…ないんじゃないかなあ」
「パパだよ」
 話し合いは平行線を辿る。パパと言われたルカは無表情のまま、ことの成り行きを見守っている。
 どう見ても、誰が見ても女児はルカの要素はない。ハニーブロンドも肌の色も違い、東洋人そのものだ。
 稼動したエレベーターが三階に止まった。開くと同時に、女性が店に飛び込んできた。 
莉子りこ!」
「やはり、東様でしたか」
 ルカは一礼し、女性ににこりと微笑んだ。
「どうぞ中へ」
「ルカさん……」
「お話は中で伺います」
 悠が理解できることといえば、ルカはこの子の父親ではないこと、東と呼ばれた女性とルカは知り合いということだけだ。
 この店の冷蔵庫には、残念ながら子供が好むようなジュースは入っていないため、4人分のアイスティーを準備した。
「紅茶飲めるかな?」
「なにそれ?」
「飲んでみて」
 ストローに口をつけ喉を鳴らすが、首を傾げる。
「美味しくない?」
「なんか…ふしぎな味」
「ミルク入れてみる?ミルクティーにすれば飲みやすいかも」
「うん」
 少しミルクを足して、砂糖も入れてあげれば、ようやく笑顔になった。お茶請けには冷やしておいたフルーツゼリー。少女はおとなしくゼリーに手を伸ばした。
「すみません、私は東理乃です。前にルカさんにお世話になって…この子は莉子りこです」
「僕は景森悠かげもりはるかといいます」
「悠、ここに座って下さい。経緯をお話しします」
 1年ほど前に、アンティークの鑑定を頼まれたついでに、霊感があるかもしれない子供について相談を受けた。莉子は誰もいない方向を見て、理乃には見えない者と会話をしている。とても不気味であると。
 ルカの出した結論は、子供のうちは見えても、大人になるにつれて大抵は見えなくなる。それか大人の反応を見て面白がっているか。様子見するべきと伝えた。
「5歳になりましたが、前よりは減ったように思います」
「良かったですね」
「あのときはありがとうございます」
 ルカは微笑み、紅茶に口をつける。それっきり何も話さなくなった。ルカは相手の出方を伺っている。理乃も何から話していいのか困惑している。
「莉子ちゃん、どうしてこの人がパパなの?」
 口を開いたのは部外者である悠だ。
「だって、ママがいってたもん」
「パパだって?」
「うん」
 ああ、これは。
 ルカは表情を崩さない。悠の問いかけに咎めようともしない。それならば、第三者が中心となって進めればいい。
「莉子ちゃんは、このお兄ちゃんといつから会ってないの?」
「うーんと…いっぱい」
「いっぱいか。このお兄ちゃんがパパなら、もっと莉子ちゃんに会いに行くんじゃないかなあ」
「おしごといそがしいっていってた」
「ルカさんは、忙しいですか?」
「多忙であるのは事実ですが、帰宅できるだけの時間はございます」
「ほら、やっぱりお兄ちゃんはパパじゃないよ」
「うそだよ。パパだもん」
 莉子は譲らないが、断じてパパではない。
「パパと、あそびにいきたい」
 莉子は、目に涙を浮かべる。
「判りました。では、遊びましょうか」
「ほんと?あそんでくれるの?ママもいっしょ!」
 突然何を言うんだと悠は唖然とするが、莉子はソファーの上で飛び跳ねて喜んでいる。
「東様。というわけですので、遊園地にでも参りましょうか」
「ルカさん……」
「ゆうえんち!ゆうえんち!」
 理乃は狼狽し、ルカと娘を交互に見る。選択に迷っている様子だ。
「ただし、条件がございます」
「はい」
「悠も一緒です」
「え、僕?」
「悠、いいですか?」
「はい…ルカさんたちがいいのなら」
「あなたの分は私が払います」
 そういう心配をしている訳ではないのだが、ルカの考えは読めなかった。

「お待たせしました。参りましょうか」
 ルカとはアンティークショップにて待ち合わせをして、遊園地の中に入った。すでに二人は来ていて、莉子はルカを見つけると一目散に走りルカに抱きついた。
「パパ、またあえてうれしい!」
「私も嬉しく思いますよ、莉子さん」
 隣にいる理乃は複雑そうに、だが微笑みながら寄り添っている。
 莉子はゴーカートに乗りたいと言い、母親の手を繋いで中に入っていく。ルカも声をかけられたが、丁重にお断りした。
「ルカさんは乗らないんですか?」
「乗らないのではなく、乗れません」
「車酔いが激しいとか?」
「未だ誰にも話したことのない秘密です。悠には教えて差し上げます」
「な、なんですか?」
「実は私、運転免許の資格を5回受けて5回落ちています」
「…………え」
「恥ずかしく、誰にもお教えしたことがないのです。あなたが初めてですよ、悠」
「うわあ、うわあ」
「いかがです?」
「なんだか…ルカさんの弱点を知って、ちょっと気分がいい」
「でしょう?」
「ちなみに僕も、2回受けました」
「結果は?」
「落ちました」
 ルカが落ちた理由は、多分悠と同じである。
「人と霊の区別がつかないのって、こういうとき困りますよね」
「ええ。危うく引きそうになりブレーキをかけたのに、試験官からはお叱りを受けてしまいましたよ」
「僕とおんなじだ」
「よって、諦めました」
「その方が歩行者側にとってもいいかもしれませんね。いきなりブレーキをかける運転手なんて、怖いですもん。僕も諦めました。都会は交通の便が発達してるし、特に困りません」
「ふたりの秘密を共有できましたね」
 ルカは悠の小指を絡ませ、口角を上げた。今日のルカはよく笑顔を見せる。普段の仏頂面も素敵だが、やはり笑っている顔は特別だ。
「パパ!」
 莉子はルカに向かい、手を振っている。ルカは指を絡ませたまま、彼女へ振り返した。
 ある程度身長がないと乗れるものが限られてくるので、4人は遊園地のマスコットキャラクターがいるドリームハウスにに向かった。
 莉子はよほど父親と一緒にいられるのが嬉しいのか、ルカとばかり話している。
「パパもいっしょにとりたい」
「私は遠慮します」
「どーして?」
「写真や鏡などは苦手なのです。莉子さんはウサギと撮りなさい」
 ルカの回りには見えない者が多数集まっている。写真を撮れば、写る可能性が高い。
 ようやく中に入ると、ウサギとクマの着ぐるみがお出迎えしてくれた。手を大きく広げ、小さな莉子を抱きしめる。
「ご家族皆さんで写真を撮れますが」
「パパもいっしょ!」
「私は遠慮します」
「やだ!」
 莉子はとうとうしゃがみ込んでしまった。こうなると母親の理乃も手を焼き、オロオロするだけだ。
「では妥協案です。私はこちらの悠お兄さんと一緒に撮ります。なので、莉子さんはママと撮りなさい」
「ええ……」
「いいですね、悠?」
「り、了解です……」
 まずは莉子と理乃が並んで写真を撮る。莉子は笑顔で、先ほどの我が儘が嘘のようにご機嫌だ。何枚かいろんなポーズを撮り、記念となる1枚を選んでいる。
「お次のお兄さん方、どうぞ」
 ウサギに引きずられるまま台の上に立ち、悠は大きく深呼吸した。
「なんか…すみません」
「なぜ悠が謝るのです?」
「いや…見せたくないもの見せてしまうかと」
「お互い様です。あなたの背後に知らない男性が立ってますよ」
「ルカさんこそ、女性が横にいます。モテモテですね」
「あなたにからかわれたのは初めてです」
 カメラマンに笑うように言われ、いろんな意味の笑いを堪えながら愛想を浮かべた。ルカも引きつった顔でなんとか笑顔を見せ、シャッター音が鳴る。
 カメラマンが写真のチェックに入ったとたん、ひいっと声にならない声を上げた。マスコットたちも写真を見ては、機敏な動きが止まり固まっている。
「莉子さん、アイスクリームはいかがです?」
「アイスたべたい!」
 ルカは咄嗟に内ポケットから財布を取り出し、千円札を理乃に渡した。
「アイスを2個以上購入すると、マスコット人形のシールがもらえるそうです。良かったですね」
「そうなの?ほしいなー」
「表の看板に書いてありました。二人で召し上がってきて下さい」
「うん!」
 写真を手に上機嫌のまま、莉子は外に走り出した。理乃も後を追いその場からいなくなると、
「あの…えーと…取り直しを」
「お気になさらず。何度撮ってもこうなってしまうのです。悠、どれがいいですか?」
「うわ…ばっちり写っちゃってますね。これはどうですか?女性の写りがいい」
「ではこれで。それと、あなた方には何の影響もございません。カメラも、何の問題もない。機具や写真より、写ってしまった事実が問題なのです。ですから、皆様はこれ以上気にせず、お仕事を全うなさって下さい」
 記念に2枚現像してもらい、鞄にしまい込んだ。ルカは悠を見つめ、何かを言いたそうだが言い淀んでいる。
「どうしました?」
「日本にも、学校では卒業アルバムというものがありますね」
「はい」
「私は、写真が撮れなかったのです」
 ドリームハウスから出ると、ルカは足を止めた。
「撮るたびに私の背後や前に何かが写る。何度撮り直してもはっきりと判るほどいない者が写し出され、大人たちも私を見る目が変わりました。それが生徒の間で噂になり、私はゴーストだと言われ、からかいの対象となりました」
「そうだったんですか」
「この見目も、幽霊のようだと言われました。ですので、私は鏡や写真が苦手なのです」
「トラウマって、どうやっても乗り切れないんですよね。ちょっとしたことでフラッシュバックしたりする。ルカさんも無理に超えようとする必要はないです。過去を話したくなったら僕が聞きますし、話せばすっきりしますよ。秘密の共有です」
「あなたは本当に…いつもいつも」
「それより乗り切らなきゃいけないのは、これから先のひと仕事ですよ…」
「そうですね。頼みますよ」
 悠たちは莉子に引っ張られるまま、アトラクションを制覇していった。後半になれば莉子は写真のことなど忘れ、目の前の遊びに一生懸命になっている。パーク内を駆け回り、気づけばもう夕方だ。
「莉子。次で最後よ」
「えー」
「みんな明日もお仕事なの。これ以上の我が儘はだめ」
「じゃあ、さいごはあれのりたい」
 背伸びをして指を差す先には、大きな観覧車だ。
「パパ、いっしょがいい」
「私とですね。ではふたりきりで乗りましょう。ママは悠と乗るそうです」
「やった!パパとのる!」
 悠は何か言いたそうに口を開けた理乃を制止した。悠が「一緒に乗りましょう」と伝えると、黙って後ろをついてきた。
 ドアを施錠され、ゆっくりと回り出す。猶予はおよそ20分。少ないととるのか多いととるのかは、悠次第だった。
「けっこう高く上がるみたいですね」
「そうですね」
 理乃は口数が少ない。
「いろいろ聞きたいことがあります」
「はい」
「理乃さんは、このまま突き通すおつもりですか?」
 前方には、莉子を抱き上げて何かを話しているルカがいた。
「突き通せるとは思っていません」
「失礼な話ですが、似てませんしね」
「あの子が生まれて半年ほどで、旦那の浮気が発覚しました。私が妊娠していたときからの付き合いだったみたいです」
 淡々とした様子から悔いがあるというより、悔しさが滲み出ていた。
「ずっとひとりで育ててきました。あるとき、あの子は誰もいない方を見て、ひとりで話し始めたんです。恐ろしくなりました」
「そうですよね。回りは怖く感じると思います」
「ルカさんの噂を聞きつけ、相談に伺いました。アンティークの鑑定もして頂きましたが、そちらはついでみたいなものです。とても優しく、真摯に私の話を受け止めて下さいました。莉子にも優しかった」
「ルカさんが優しいのは判ります。僕にもそうですし」
「家に帰ってから莉子に聞かれたんです。どうしてうちにはパパがいないの?と」
「……それがきっかけだったんですね」
「悪魔と天使がお互いに囁き合いました。私の場合は悪魔が勝ってしまった。素直にパパとはお別れをしたと伝えれば良かったのに」
「ルカさんがパパだと言ってしまったんですね」
「ええ。たった一度会っただけなのに、莉子は彼に懐いてしまったし、私もそのうち大人になれば理解するだろうと思ってました。でも甘かった。莉子は一回お店に行っただけなのに、場所を覚え、池袋に買い物に行ったら隙を見て彼の店に行ってしまったんです」
「それで、あの場面に繋がるわけですか」
「私の欲望です。ああ、彼が父親ならどんなにいいかって。それが娘を騙すことになった」
 理乃の頬に雫が流れ落ちた。悠はハンカチを差し出したが、彼女は受け取らない。
「ルカさんは私の気持ちなんて、とっくにお見通しですよね」
「何も言わないですが、パパと呼ばれたときにはもうすべて判っていたんだと思います。それと、ルカさんから伝言があります」
 観覧車はあと少しで頂上に辿り着く。話の内容が重いが、風景は写真に収めたいほど美しかった。
「莉子ちゃんのことです」
「はい」
「“ご安心下さい。莉子さんは霊は見えていない。きっと、母の気を引きたくて見えているふりをしているのでしょう。子供とはそういうものです。懸命に、大好きな人がどうすれば独占できるか毎日考えている。今日一日彼女を注意深く見ておりましたが、私の背後を含め、全く視線を送っていなかった。よって私の見解としては、悲観する必要性は感じられません”だそうです」
 頂上に到着した。沈みかけた太陽が水面を照らし、海がキラキラと光を放っている。暖色系の太陽の色は、ルカのブロンドヘア並に美しかった。
 理乃は嗚咽を漏らし、溢れ出る涙を止めようともせず、窓の外を眺めている。
「今日、遊園地に来る前にとある場所に寄ってきたんです」
「どこですか?」
「墓場」
 思いのほか効果はあったようで、理乃の涙は一気に引っ込んだ。
「は、墓場……」
「霊でも連れて遊園地に行こうって話になって。それで莉子ちゃんが霊を見えているかどうか判別できるので」
 ビルに住み着いているワンピース姿の少女は、悠の隣に座っていた。莉子は気にする素振りを一切見せなかったため、まず見えないだろうと結論になった。念には念を入れ無害そうに浮遊している霊と莉子を対面させても何も反応しなかった。
「害は無いので心配は入りません。ルカさんもいたし」
「私の知らないところからすでに計画が始まっていたんですか」
「正確には、昨日の夜からです。話題は理乃さんの話ではなく、莉子ちゃんのことでした。一年前に、莉子ちゃんが霊を見えているかどうか確信が持てなかったので、心残りだったみたいです」
「……私は、彼に想いを告げてもいいと思いますか?」
「ルカさんはあなたについては何も話していません。ですが、僕は自信を持って言えます。ルカさんはあなたを好きになりません」
「どうして?」
「彼の服装です」
「スーツがどうかしたの?」
「ルカさんは仕事をするとき、必ずスーツ着用なんですよ。出張のときも、店にいるときも関係なくです」
 今日もスーツにネクタイ、そしてきっちりと止められたネクタイピンだ。
「もし本日のお出かけを楽しみにしていたら、私服で来ました。それにわざわざ僕を連れてくる必要もなかった。今日は仕事として来ましたという、ルカさんなりの意志表示を感じました」
「私の負けね。実は自分に賭けをしていたの。もしルカさんが流されてパパだと一言でも言ってくれたら、私にチャンスがあるかもと思ってました。1パーセントも確率はなかったのかも」
「とっても酷な話ですが、宝くじで億単位を当てるより難しいと思います。ルカさんは絶対にブレない人です」
「ええ、そうみたいね」
 下では小さな手を目一杯に振り、疲れを感じさせない笑顔で莉子が待っていた。

「本日はお疲れ様でした」
「こちらこそ、またよろしくお願いします」
 お互いにしっかりと頭を下げ、それがバイト終了の合図だ。遊園地の出入り口で行われた形式に、ふたりの影は背よりも高く伸びていた。
「帰りますか」
「ですね」
「なんです?乗り足りないのですか?」
「遊園地なんて久々に来たので、仕事と言えど少しテンションが上がってしまいました」
「また来ればよろしい。本日は疲労困憊です」
「活力のないルカさんにプレゼントです」
 こっそり買っていたルカへのお土産は、マスコットキャラクターの形どったチョコレートだ。
「元気になりました。ええ、とっても」
「莉子ちゃんすごく懐いてましたね」
 ふたりでタクシーに乗り込み、ルカは池袋までと告げた。
「ルカさんは子供が好きですか?」
「私は、実は少し苦手な要素はあります」
「あなたのことだから好きと答えるかと思いました」
「子供は無邪気で残酷な生き物です。思っていることも素直に口にする。私が子供の頃、立ち直れないくらいには無慈悲な現実を突きつけられましたから。トラウマが蘇ります」
「でも自分の子供を持つと変わるって言いますしね。ルカさんの子供は可愛いだろうなあ。もし結婚して子供が生まれたら、抱っこさせて下さいね」
「ええ、いいですよ。一生そのときはやって来ないと思いますが」
 ルカは面白くなさそうに、ツンと横を向いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

黒龍の神嫁は溺愛から逃げられない

めがねあざらし
BL
「神嫁は……お前です」 村の神嫁選びで神託が告げたのは、美しい娘ではなく青年・長(なが)だった。 戸惑いながらも黒龍の神・橡(つるばみ)に嫁ぐことになった長は、神域で不思議な日々を過ごしていく。 穏やかな橡との生活に次第に心を許し始める長だったが、ある日を境に彼の姿が消えてしまう――。 夢の中で響く声と、失われた記憶が導く、神と人の恋の物語。

全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―

入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。 遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。 本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。 優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。

処理中です...