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第一章 学生時代
08 京都で得た大きな財産
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大宮大介と名乗った彼は、カウンターから何かの袋を見せてくれた。
「京都の老舗でも使われている抹茶です」
「緑茶に分類されるんですよね。発酵されていない茶葉だったかと……」
「お詳しいですね」
「アーサーさんの知識なんです」
「彼の日本人よりも日本のことをよくご存じの方です。覆下栽培という日光を遮断して栽培された、何百年という歴史のある方法で育てられます。いろんな味のお茶がありますが、同じ樹から作られているとうのは……もうご存じのようですね。抹茶は蒸したり乾燥させたり冷やしたりと、とても手間のかかるお茶です。さらに臼で挽きますしね」
テレビで観たことのある方法だ。抹茶といえば茶碗と茶せん。切り離せないくらいに有名な道具である。
「アーサーさんとは、どこで知り合ったんですか?」
「当時の私は、夢はあるのに勇気の出ないうじうじした生き方しかできない人間でした。親の敷いたレールの上を歩くだけでいいのかと悩み、まったく信用していなかった占いに手を伸ばしたんです。とにかく当たる占い師がいると評判で、あちらの業界でも有名人だったみたいで」
「アーサーさんってそんなに有名な方なんですか?」
日本の占い師といえば、無料動画でチャンネルを作ったり本を出したりテレビに出演したりしている。興味本位で彼を調べてみたが、何も出なかった。まるで目に見えない何かに守られているようだった。
「業界ではかなりの有名人ですよ。私から話すのもなんですので、ぜひ月森さんから聞いてみたらいかがでしょう。私も彼をそれほど知るわけではないんですが。さあ、出来上がりました。召し上がって下さい」
「ありがとうございます」
よくある人工的な抹茶とは違う。香りも濃くて、感動ももひとしおだ。
「これ、お仏壇にお供えするものですよね?」
「その通りです。落雁といいます」
「……食べられるんですよね?」
一応確認したら、笑われてしまった。
「もちろんです。ですがお供え用のものは、見栄え重視で作られていますので味は別物だと思いますよ。和三盆という高級なお砂糖を使っています」
パステルカラーの色合いで、一つ口に放り込んだ。
「……美味しい」
「そうでしょう?」
舌にべっとりした甘さがない。軽くて、優しい甘さだ。
「ほんのりとした甘さが苦みの強い抹茶とよく合うんです」
語る大宮さんは、とても嬉しそうだ。むずむずする優しさ。
「どうして、祇園で店を開こうと思ったんですか?」
「子供の頃にテレビで観た、京都に憧れを持ちまして。私の家はお茶農家なんですよ。京都の訛りはないでしょう? お茶の加工工場もある農家なんです。本来なら私が継がなければならないんですが、祇園にカフェを持つという夢は諦めきれなかったんです」
「京都って特別な感じがしますよね。同じ日本なのに、ここだけ別世界みたいです」
「ええ、分かります。後押しをしてくれたのはアーサーさんなんです。彼には感謝してもしきれません。……ちょっと遅いですね。娘は話し好きですが、彼を困らせていないといいのですが」
「様子を見てきます。美味しい抹茶、ありがとうございました」
「こちらこそ。またご来店下さいね」
客観的なアーサーさんを知ることができた。彼は占い師の世界では有名人で、信頼を勝ち取る方法を分かる人。ミステリアスな雰囲気もあり、知った分謎が深まった。
場所を教えてもらい、大きな道路を通って小道に入る。
着物を着た人とすれ違うたび、背筋がおかしいほど伸びる。横を警察官が通ったみたいで、おかしな緊張感だ。
のれんがかけられている引き戸を引くと、目の前の光景に固まってしまった。
「……彼方さん」
アーサーさんがいた。ひとりではなくて、綺麗な女性と一緒だ。
女性を泣かせるハンサムという図は、僕は対処法が分からない。
「どうかしましたか?」
「曲がり角の多い道というのも、困りものですね」
「京都の地図は難しいですよね。坂も多いし」
「ええ、衝突ばかりしてしまいそうです。大宮さん、こちらは月森彼方さんです。私の店のアルバイトをして下さっています」
女性は頭を下げ、アーサーさんから離れた。
「考えてはもらえませんか?」
「何度申し上げても、私には好きな人がおりますので」
好きな人。鈍い僕でもピンときた。これは入ってはいけない話題だ。
こっそり抜け出そうと思ったのに、ベルトを掴まれて、身動きが取れない。温厚そうな雰囲気とは真逆の、絶対に動くな行くなここにいろという確固たる意思を感じる。ベルトの軋む音まで聞こえる。
「でも、お会いできるか分からないんでしょう?」
「必ず見つけ出します。そのために日本へ来たのですから。長居をしてしまい申し訳ございません。お父上にもお会いできて、本日は京都に来た甲斐がありました。また近いうちにお邪魔させて頂きます」
ベルトの悲鳴がようやく聞こえなくなった。慌てて僕も頭を下げる。
外に出てしばらく歩くと、信号に引っかかった。「お腹空きました」。
独り言が子供じみていて、少し前に思ったミステリアスの欠片もなくて笑ってしまった。
「どこか入りましょうか。さっき大宮さんのお店で、抹茶を頂きました。アーサーさんのことを恩人だと言っていましたよ」
「私は彼の夢を後押ししたにすぎません。努力で勝ち取ったのは彼です」
「占いもよく当たるって褒めてましたよ」
「ふふ……」
子供からミステリアスに変わった。占い師の顔だ。
ふたりで京野菜の食べられる店に入った。予約したわけでもないのに、個室へ案内される。
美味しいのは美味しい。けれど、東京の味に慣れてしまった僕は味が薄く感じた。
「繊細な味ですね」
「ものは言いようですね……僕、薄いとか思いました」
「奥が深い日本語は、言い方によって敬意にも変わります。花が枯れる、散る、舞い散る。同じような意味でもこれだけ違いがあります。初めて日本語を勉強したとき、戸惑いが大きかったです」
「そういえば、どうして日本語に興味を持ったんですか?」
「その質問に答えるには、先ほどの愛花嬢との話をしなければなりません」
大宮大介さんの娘の名前が判明した。大宮愛花さんで、おそらくアーサーさんに好意を抱いている人。
「大宮さんの話はどこまで聞きましたか?」
「お茶の農家をしていることと、家を継がずに夢を叶えたと話していました。あと娘さんがいるとも」
「お茶を学びたくて茶道教室にも通われた熱心な方です。彼はいくつか夢を持っていて、今度は関東にも広げたいと考えていらっしゃるのですよ」
「そんなにすごい方だったんですね」
「ええ」
「……………………」
野菜のぽりぽり音が虚しい。言いづらい、聞きづらいのコンボの空気は、どちらが触れるべきか。
「えーと……愛花さんに、好意を抱いているんですか?」
「残念ですが、私はそういう気持ちでは見ていません」
「じゃあ、愛花さんがってことですか」
「そうなりますね。お気持ちを受け取れず申し訳のない話ですが」
「好きな方がいるとかなんとか」
「ええ……途方もない話すぎて、気が遠くなります。過去に出会った少女が忘れられず、いまだに引きずっています」
「少女?」
「初恋の人です」
僕も気が遠くなる。
「過去にいろいろありまして、私は人が信じられなかった。暗黒時代を送っていたのですが、彼女はぽっと灯った光だったのです。私は彼女と話したい、日本を知りたい一心で、日本語を勉強しました。非常に、非常に大変でした」
「だと思います。アーサーさんほど綺麗な日本語を話す日本人はいませんから。愛に生きているってそういう意味だったんですね」
ほんの少しだけアーサーさんの顔が火照って見えた。個室が薄暗いせいなのかもしれないと、ここはごまかしていい。
「京都の老舗でも使われている抹茶です」
「緑茶に分類されるんですよね。発酵されていない茶葉だったかと……」
「お詳しいですね」
「アーサーさんの知識なんです」
「彼の日本人よりも日本のことをよくご存じの方です。覆下栽培という日光を遮断して栽培された、何百年という歴史のある方法で育てられます。いろんな味のお茶がありますが、同じ樹から作られているとうのは……もうご存じのようですね。抹茶は蒸したり乾燥させたり冷やしたりと、とても手間のかかるお茶です。さらに臼で挽きますしね」
テレビで観たことのある方法だ。抹茶といえば茶碗と茶せん。切り離せないくらいに有名な道具である。
「アーサーさんとは、どこで知り合ったんですか?」
「当時の私は、夢はあるのに勇気の出ないうじうじした生き方しかできない人間でした。親の敷いたレールの上を歩くだけでいいのかと悩み、まったく信用していなかった占いに手を伸ばしたんです。とにかく当たる占い師がいると評判で、あちらの業界でも有名人だったみたいで」
「アーサーさんってそんなに有名な方なんですか?」
日本の占い師といえば、無料動画でチャンネルを作ったり本を出したりテレビに出演したりしている。興味本位で彼を調べてみたが、何も出なかった。まるで目に見えない何かに守られているようだった。
「業界ではかなりの有名人ですよ。私から話すのもなんですので、ぜひ月森さんから聞いてみたらいかがでしょう。私も彼をそれほど知るわけではないんですが。さあ、出来上がりました。召し上がって下さい」
「ありがとうございます」
よくある人工的な抹茶とは違う。香りも濃くて、感動ももひとしおだ。
「これ、お仏壇にお供えするものですよね?」
「その通りです。落雁といいます」
「……食べられるんですよね?」
一応確認したら、笑われてしまった。
「もちろんです。ですがお供え用のものは、見栄え重視で作られていますので味は別物だと思いますよ。和三盆という高級なお砂糖を使っています」
パステルカラーの色合いで、一つ口に放り込んだ。
「……美味しい」
「そうでしょう?」
舌にべっとりした甘さがない。軽くて、優しい甘さだ。
「ほんのりとした甘さが苦みの強い抹茶とよく合うんです」
語る大宮さんは、とても嬉しそうだ。むずむずする優しさ。
「どうして、祇園で店を開こうと思ったんですか?」
「子供の頃にテレビで観た、京都に憧れを持ちまして。私の家はお茶農家なんですよ。京都の訛りはないでしょう? お茶の加工工場もある農家なんです。本来なら私が継がなければならないんですが、祇園にカフェを持つという夢は諦めきれなかったんです」
「京都って特別な感じがしますよね。同じ日本なのに、ここだけ別世界みたいです」
「ええ、分かります。後押しをしてくれたのはアーサーさんなんです。彼には感謝してもしきれません。……ちょっと遅いですね。娘は話し好きですが、彼を困らせていないといいのですが」
「様子を見てきます。美味しい抹茶、ありがとうございました」
「こちらこそ。またご来店下さいね」
客観的なアーサーさんを知ることができた。彼は占い師の世界では有名人で、信頼を勝ち取る方法を分かる人。ミステリアスな雰囲気もあり、知った分謎が深まった。
場所を教えてもらい、大きな道路を通って小道に入る。
着物を着た人とすれ違うたび、背筋がおかしいほど伸びる。横を警察官が通ったみたいで、おかしな緊張感だ。
のれんがかけられている引き戸を引くと、目の前の光景に固まってしまった。
「……彼方さん」
アーサーさんがいた。ひとりではなくて、綺麗な女性と一緒だ。
女性を泣かせるハンサムという図は、僕は対処法が分からない。
「どうかしましたか?」
「曲がり角の多い道というのも、困りものですね」
「京都の地図は難しいですよね。坂も多いし」
「ええ、衝突ばかりしてしまいそうです。大宮さん、こちらは月森彼方さんです。私の店のアルバイトをして下さっています」
女性は頭を下げ、アーサーさんから離れた。
「考えてはもらえませんか?」
「何度申し上げても、私には好きな人がおりますので」
好きな人。鈍い僕でもピンときた。これは入ってはいけない話題だ。
こっそり抜け出そうと思ったのに、ベルトを掴まれて、身動きが取れない。温厚そうな雰囲気とは真逆の、絶対に動くな行くなここにいろという確固たる意思を感じる。ベルトの軋む音まで聞こえる。
「でも、お会いできるか分からないんでしょう?」
「必ず見つけ出します。そのために日本へ来たのですから。長居をしてしまい申し訳ございません。お父上にもお会いできて、本日は京都に来た甲斐がありました。また近いうちにお邪魔させて頂きます」
ベルトの悲鳴がようやく聞こえなくなった。慌てて僕も頭を下げる。
外に出てしばらく歩くと、信号に引っかかった。「お腹空きました」。
独り言が子供じみていて、少し前に思ったミステリアスの欠片もなくて笑ってしまった。
「どこか入りましょうか。さっき大宮さんのお店で、抹茶を頂きました。アーサーさんのことを恩人だと言っていましたよ」
「私は彼の夢を後押ししたにすぎません。努力で勝ち取ったのは彼です」
「占いもよく当たるって褒めてましたよ」
「ふふ……」
子供からミステリアスに変わった。占い師の顔だ。
ふたりで京野菜の食べられる店に入った。予約したわけでもないのに、個室へ案内される。
美味しいのは美味しい。けれど、東京の味に慣れてしまった僕は味が薄く感じた。
「繊細な味ですね」
「ものは言いようですね……僕、薄いとか思いました」
「奥が深い日本語は、言い方によって敬意にも変わります。花が枯れる、散る、舞い散る。同じような意味でもこれだけ違いがあります。初めて日本語を勉強したとき、戸惑いが大きかったです」
「そういえば、どうして日本語に興味を持ったんですか?」
「その質問に答えるには、先ほどの愛花嬢との話をしなければなりません」
大宮大介さんの娘の名前が判明した。大宮愛花さんで、おそらくアーサーさんに好意を抱いている人。
「大宮さんの話はどこまで聞きましたか?」
「お茶の農家をしていることと、家を継がずに夢を叶えたと話していました。あと娘さんがいるとも」
「お茶を学びたくて茶道教室にも通われた熱心な方です。彼はいくつか夢を持っていて、今度は関東にも広げたいと考えていらっしゃるのですよ」
「そんなにすごい方だったんですね」
「ええ」
「……………………」
野菜のぽりぽり音が虚しい。言いづらい、聞きづらいのコンボの空気は、どちらが触れるべきか。
「えーと……愛花さんに、好意を抱いているんですか?」
「残念ですが、私はそういう気持ちでは見ていません」
「じゃあ、愛花さんがってことですか」
「そうなりますね。お気持ちを受け取れず申し訳のない話ですが」
「好きな方がいるとかなんとか」
「ええ……途方もない話すぎて、気が遠くなります。過去に出会った少女が忘れられず、いまだに引きずっています」
「少女?」
「初恋の人です」
僕も気が遠くなる。
「過去にいろいろありまして、私は人が信じられなかった。暗黒時代を送っていたのですが、彼女はぽっと灯った光だったのです。私は彼女と話したい、日本を知りたい一心で、日本語を勉強しました。非常に、非常に大変でした」
「だと思います。アーサーさんほど綺麗な日本語を話す日本人はいませんから。愛に生きているってそういう意味だったんですね」
ほんの少しだけアーサーさんの顔が火照って見えた。個室が薄暗いせいなのかもしれないと、ここはごまかしていい。
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