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第一章 桜色の日から
011 キリンのヒロ
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キリン舎から少し離れたところにあるレストランへ案内した。
ここ最近できたばかりで、他の店よりも値段が高いが、相応の味を提供してくれる。
「パンダレアチーズケーキがおすすめだよ。ふわふわしていて雲をイメージするくらい柔らかいの」
「担当はキリンなのにおすすめはパンダか」
ごもっともなつっこみを受けてしまった。
「残念だけどそこまで人気になる動物でもないから。動物園といえばパンダ、コアラっていうくらい。僕からしたら可愛くて仕方ないんだけどね」
「そういうものか」
再び沈黙がおとずれた。
「じゃあ僕、そろそろ行くね」
「待て」
今度は秋尋が窓夏の腕を掴む。
「あー、その……元気だったか?」
ちぐはぐでおかしな会話だ。
あの頃に戻ったようだが、会えなかった十年は簡単にうめられるものではない。ふとした瞬間から緊張に包まれる。
「いや違う。違うくないけど。……キリンの声を聞かないと困るんだよ」
「困る? どうしてそんなに切羽詰まっているの?」
「倉木さん?」
同僚の高田が声をかけてきた。秋尋はサングラスをかけてそっぽを向き、一歩後ろへ下がる。
「どうしたの?」
「高田さん、キリンの鳴き声って録音してたりします?」
「確かあったはず。倉木さんがここで働く前の映像だけど」
「それって借りられますか?」
高田は怪しげな秋尋をじろじろと見る。
「こちらのお客様が、どうしても聞いてみたいっておっしゃるんです。キリンマニアみたいで」
「聴くだけなら構わないと思うけど……でもファイルがけっこうあるよ? 探せる?」
「大丈夫です。探せます。ありがとうございます」
高田はまだ秋尋を訝しみながら見ている。
やがて去ると、秋尋はどっかりとイスに座った。
「誰がキリンマニアだ」
「違うの? すごい執着心だなあって思ってた。次はいつ来られる? それまでに用意しておくよ」
「次は……そうだな。連絡する」
「うん」
できるだけ平常心で、頷いた。
彼はメモ帳を切り、電話番号を書いて渡してきた。
「俺の番号」
「ありがと。僕のは変わってないから」
「そっか」
震える手を右手で押さえつけ、何でもないと装いながらポケットに入れる。
「じゃあ、そろそろ行くね」
「ああ」
去ろうとすると、またもや呼び止められた。
「俺も」
「ん?」
「番号変わってないから」
秋尋はもうこちらを見ていなかった。
足を組み、メニュー表をめくっている。
そんな姿にまたもや泣きそうになり、窓夏は早歩きでレストランを後にした。
夕食を作る気にもなれなくて、冷凍食品を解凍して食べた。
濃い味つけのはずなのに味がしなかった。
身体の熱を冷やそうと、床に寝そべる。
突然やってきた嵐は心を乱し、味覚までも狂わせていく。
元から大人びていたが、さらに魅力的になっていた。
つい昨日のことのように想い出が蘇り、最後の別れを思い出しては強く目を瞑った。
想い出を蘇らせたくなくて、テレビをつけた。普段あまり触れないせいか、リモコンが白っぽく埃を被っている。
映像は芸能界の話へ変わる。3Dを用いたアニメーションの声優の紹介に入った。
犬、パンダ、猫、ナマケモノ、キリン、アライグマなど、動物たちが人間の魔の手から逃れ戦おうとするストーリーだ。
キリン役の紹介のとき、見たことのある人物が映り、窓夏は勢いよく起き上がった。
「あっくん?」
窓夏は呆然としたまま画面から視線を外せなかった。
元々は中学生の頃からモデルとして活動し始め、海外でも日本でも俳優デビューするとアナウンサーは説明する。
「芸能人だったんだ……」
彼の一面を知り、納得できる部分が多かった。
中学生の頃はあまり目立とうとしなかったこと、顔を隠すように度が入っていない眼鏡をかけていたこと、女子生徒が彼を追いかけ回すようになったこと。
将来の夢も告げないまま目の前から消えたのも納得した。
成功するかも分からない世界に飛び込むには、生半可な気持ちではどうにもならなかったはずだ。
異世界で映る秋尋は、学生時代の面影がありつつ、窓夏の目には過去を捨ててしまったように見えた。
仕事がひと段落して弁当をつまんでいると、高田が前の席に座る。
「この前のキリンの声だけどさ、動画サイトに載せるっていうのはどう?」
「動物園のチャンネルに? すごくいい案だと思います。なかなか聞くこともないですし」
「キリンマニアの彼にも伝えておいて」
口の中のミートボールが飲み込めなくなってしまい、緑茶で流していく。
「どこかで見たことある気がするんだよね」
「そうですか?」
「でもどうしてレストランにいたの?」
「お腹空いたとかで、レストランの場所聞かれたんです」
高田はいまいち納得がいっていないようだが、パンを食べ始める。
何か聞きたそうに見ているが、窓夏は視線も合わせず弁当に視線を落とした。
二度目の出会いはすぐにやってきた。
昼食を終えてキリン舎へ行こうとすると、見たことのある後ろ姿が映り、声をかけてみる。
「あっくん?」
秋尋は驚いて目を見開くが、すぐにポーカーフェイスに戻った。
「よ」
「久しぶり」
「ああ」
まるで中学生の頃に戻ったようだった。あのときも短めな言葉で挨拶を交わし、下校を共にしていた。
動画サイトへ上げる話を伝えると、秋尋は感謝の言葉を口にする。
「キリン役、おめでとう」
「見たのか?」
「ニュースであっくんが映っていてびっくりした。キリンの声知りたがってた理由ってそういうことだったんだね」
「喋るのは鳴き声をまねた声じゃないが、参考までに知りたかったんだ。休憩終わったのか?」
「うん。さっき」
子キリンがこちらに気づき、近寄ってくる。
「やっぱり分かるんだな。親まで見てるぞ」
「心配で仕方ないんだろうねえ」
「そろそろヒロの名前公募しないとね」
いきなり現れた高田は、窓夏を焦らせた。
「ヒロ?」
「うちのキリン担当がこっそり呼んでいる名前ですよ」
秋尋は子キリンと窓夏を交互に見やる。
「いい名前ですね。公募せずにそのまま使ったらどうですか? ヒロ」
秋尋に名前を呼ばれると、子キリンは耳をせわしなく動かして顔を向けてくる。
「ほら、ずっと呼ばれているから慣れていますよ。来てくれるお客さんの意見を聞くのも大事でしょうが、一番大切キリンはいきなり名前を変えられたら、きっと戸惑うかと思います」
どう話題を切り替えるかてんやわんやになっていると、高田はすぐにその場を去った。
話題を変えようと、窓夏は違う話題へ切り替える。
「そういえば、同窓会のお知らせがきたんだ。副委員長があっくんの家にも電話しようとしたんだけど、恐れ多くてできなかったって。月末の日曜日は難しいよね?」
「残念だけど仕事。俺の家のこと聞いたのか?」
「ちょっとだけ。華道の家元の子だって。全然知らなかった」
「だから友達になれたのかもな。俺は跡取りじゃないから自由だけど」
友達と聞いて、胸の痛みと懐かしさが同時に襲ってきた。
「そうなの?」
「ああ。弟がいる。普通は兄が後を継ぐものだけど、俺の家はいろいろ事情があるんだ。仕事中悪かったな。あとで同窓会の感想を聞かせてくれ」
「うん。分かった」
胸の痛みはふと軽くなった。
同窓会の感想が知りたいと言うのは、まだ繋がりを持っていてくれるということだ。
「仕事頑張れ」
「あっくんもね。ありがと」
言葉数がそれほど多くないのは、昔から変わらない。
人がやけに多く集まっている。視線の先は秋尋だった。
一部気づいた人もいるようで、秋尋に声をかけようか迷っている人もいる。
「じゃあまた」
「うん、またね」
秋尋は逃げるようにその場を去った。
何か聞きたそうにしている女性から逃れようと、窓夏もキリン舎へと入った。
ここ最近できたばかりで、他の店よりも値段が高いが、相応の味を提供してくれる。
「パンダレアチーズケーキがおすすめだよ。ふわふわしていて雲をイメージするくらい柔らかいの」
「担当はキリンなのにおすすめはパンダか」
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「残念だけどそこまで人気になる動物でもないから。動物園といえばパンダ、コアラっていうくらい。僕からしたら可愛くて仕方ないんだけどね」
「そういうものか」
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「じゃあ僕、そろそろ行くね」
「待て」
今度は秋尋が窓夏の腕を掴む。
「あー、その……元気だったか?」
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あの頃に戻ったようだが、会えなかった十年は簡単にうめられるものではない。ふとした瞬間から緊張に包まれる。
「いや違う。違うくないけど。……キリンの声を聞かないと困るんだよ」
「困る? どうしてそんなに切羽詰まっているの?」
「倉木さん?」
同僚の高田が声をかけてきた。秋尋はサングラスをかけてそっぽを向き、一歩後ろへ下がる。
「どうしたの?」
「高田さん、キリンの鳴き声って録音してたりします?」
「確かあったはず。倉木さんがここで働く前の映像だけど」
「それって借りられますか?」
高田は怪しげな秋尋をじろじろと見る。
「こちらのお客様が、どうしても聞いてみたいっておっしゃるんです。キリンマニアみたいで」
「聴くだけなら構わないと思うけど……でもファイルがけっこうあるよ? 探せる?」
「大丈夫です。探せます。ありがとうございます」
高田はまだ秋尋を訝しみながら見ている。
やがて去ると、秋尋はどっかりとイスに座った。
「誰がキリンマニアだ」
「違うの? すごい執着心だなあって思ってた。次はいつ来られる? それまでに用意しておくよ」
「次は……そうだな。連絡する」
「うん」
できるだけ平常心で、頷いた。
彼はメモ帳を切り、電話番号を書いて渡してきた。
「俺の番号」
「ありがと。僕のは変わってないから」
「そっか」
震える手を右手で押さえつけ、何でもないと装いながらポケットに入れる。
「じゃあ、そろそろ行くね」
「ああ」
去ろうとすると、またもや呼び止められた。
「俺も」
「ん?」
「番号変わってないから」
秋尋はもうこちらを見ていなかった。
足を組み、メニュー表をめくっている。
そんな姿にまたもや泣きそうになり、窓夏は早歩きでレストランを後にした。
夕食を作る気にもなれなくて、冷凍食品を解凍して食べた。
濃い味つけのはずなのに味がしなかった。
身体の熱を冷やそうと、床に寝そべる。
突然やってきた嵐は心を乱し、味覚までも狂わせていく。
元から大人びていたが、さらに魅力的になっていた。
つい昨日のことのように想い出が蘇り、最後の別れを思い出しては強く目を瞑った。
想い出を蘇らせたくなくて、テレビをつけた。普段あまり触れないせいか、リモコンが白っぽく埃を被っている。
映像は芸能界の話へ変わる。3Dを用いたアニメーションの声優の紹介に入った。
犬、パンダ、猫、ナマケモノ、キリン、アライグマなど、動物たちが人間の魔の手から逃れ戦おうとするストーリーだ。
キリン役の紹介のとき、見たことのある人物が映り、窓夏は勢いよく起き上がった。
「あっくん?」
窓夏は呆然としたまま画面から視線を外せなかった。
元々は中学生の頃からモデルとして活動し始め、海外でも日本でも俳優デビューするとアナウンサーは説明する。
「芸能人だったんだ……」
彼の一面を知り、納得できる部分が多かった。
中学生の頃はあまり目立とうとしなかったこと、顔を隠すように度が入っていない眼鏡をかけていたこと、女子生徒が彼を追いかけ回すようになったこと。
将来の夢も告げないまま目の前から消えたのも納得した。
成功するかも分からない世界に飛び込むには、生半可な気持ちではどうにもならなかったはずだ。
異世界で映る秋尋は、学生時代の面影がありつつ、窓夏の目には過去を捨ててしまったように見えた。
仕事がひと段落して弁当をつまんでいると、高田が前の席に座る。
「この前のキリンの声だけどさ、動画サイトに載せるっていうのはどう?」
「動物園のチャンネルに? すごくいい案だと思います。なかなか聞くこともないですし」
「キリンマニアの彼にも伝えておいて」
口の中のミートボールが飲み込めなくなってしまい、緑茶で流していく。
「どこかで見たことある気がするんだよね」
「そうですか?」
「でもどうしてレストランにいたの?」
「お腹空いたとかで、レストランの場所聞かれたんです」
高田はいまいち納得がいっていないようだが、パンを食べ始める。
何か聞きたそうに見ているが、窓夏は視線も合わせず弁当に視線を落とした。
二度目の出会いはすぐにやってきた。
昼食を終えてキリン舎へ行こうとすると、見たことのある後ろ姿が映り、声をかけてみる。
「あっくん?」
秋尋は驚いて目を見開くが、すぐにポーカーフェイスに戻った。
「よ」
「久しぶり」
「ああ」
まるで中学生の頃に戻ったようだった。あのときも短めな言葉で挨拶を交わし、下校を共にしていた。
動画サイトへ上げる話を伝えると、秋尋は感謝の言葉を口にする。
「キリン役、おめでとう」
「見たのか?」
「ニュースであっくんが映っていてびっくりした。キリンの声知りたがってた理由ってそういうことだったんだね」
「喋るのは鳴き声をまねた声じゃないが、参考までに知りたかったんだ。休憩終わったのか?」
「うん。さっき」
子キリンがこちらに気づき、近寄ってくる。
「やっぱり分かるんだな。親まで見てるぞ」
「心配で仕方ないんだろうねえ」
「そろそろヒロの名前公募しないとね」
いきなり現れた高田は、窓夏を焦らせた。
「ヒロ?」
「うちのキリン担当がこっそり呼んでいる名前ですよ」
秋尋は子キリンと窓夏を交互に見やる。
「いい名前ですね。公募せずにそのまま使ったらどうですか? ヒロ」
秋尋に名前を呼ばれると、子キリンは耳をせわしなく動かして顔を向けてくる。
「ほら、ずっと呼ばれているから慣れていますよ。来てくれるお客さんの意見を聞くのも大事でしょうが、一番大切キリンはいきなり名前を変えられたら、きっと戸惑うかと思います」
どう話題を切り替えるかてんやわんやになっていると、高田はすぐにその場を去った。
話題を変えようと、窓夏は違う話題へ切り替える。
「そういえば、同窓会のお知らせがきたんだ。副委員長があっくんの家にも電話しようとしたんだけど、恐れ多くてできなかったって。月末の日曜日は難しいよね?」
「残念だけど仕事。俺の家のこと聞いたのか?」
「ちょっとだけ。華道の家元の子だって。全然知らなかった」
「だから友達になれたのかもな。俺は跡取りじゃないから自由だけど」
友達と聞いて、胸の痛みと懐かしさが同時に襲ってきた。
「そうなの?」
「ああ。弟がいる。普通は兄が後を継ぐものだけど、俺の家はいろいろ事情があるんだ。仕事中悪かったな。あとで同窓会の感想を聞かせてくれ」
「うん。分かった」
胸の痛みはふと軽くなった。
同窓会の感想が知りたいと言うのは、まだ繋がりを持っていてくれるということだ。
「仕事頑張れ」
「あっくんもね。ありがと」
言葉数がそれほど多くないのは、昔から変わらない。
人がやけに多く集まっている。視線の先は秋尋だった。
一部気づいた人もいるようで、秋尋に声をかけようか迷っている人もいる。
「じゃあまた」
「うん、またね」
秋尋は逃げるようにその場を去った。
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