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第5章 ユリウスの自覚(その2)
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王宮での夜会が終わった次の日、ルフェルニアはいつもどおり出勤していたところ、同僚に来客を告げられた。
「ルフェルニアさん、お客様がお見えです。第3応接室でイルシーバ侯爵夫人がお待ちです。」
イルシーバ侯爵は、1年ほど前にマルキンス侯爵令嬢だったローズマリーが嫁いだ先だ。
ルフェルニアは、あの事件があった後も、年齢や血筋などからローズマリーがユリウスの一番の婚約者候補と思っていたので、婚約が発表されたときは大層驚いたものだ。
(ローズマリー様が?デビュタントの一件以降、何もかかわりが無かったのに、なんでかしら…。)
業務中とはいえ、子爵家が侯爵家の来客を無視するわけにはいかない。
ルフェルニアが第3応接室にノックして入室すると、そこには相変わらず美しいローズマリーが不機嫌そうな顔で座っていた。
「御無沙汰しております、ローズマリー様。本日は何用でしょうか?」
「お仕事中にごめんなさいね。取り敢えず、おかけなさいな。」
今日はちゃんと着席を促されたため、ルフェルニアはローズマリーの前の席に腰をかけた。
「貴女、どういうおつもりなの?」
ルフェルニアは、ローズマリーの不機嫌な様子を見て、今度は昨日の夜会で見せたギルバートとの仲について何か苦言を呈されるのではないか、と身構える。
「どういうつもり、とは何のことでしょうか?」
「ユリウス様のことよ。お可哀そうだとは思わないの!?」
「…え?」
ユリウスが可哀そう、とはあのデビュタントの日にも言われた言葉だ。
あの時は“ルフェルニアに付きまとわれて、ユリウスが可哀そう”ということだったが、ルフェルニアは昨日、挨拶を受けた以外、一切ユリウスに近づいていない。ルフェルニアは目を点にした。
「私…昨日はユリウス様に近づいていないはずなのですが…。」
ルフェルニアはなぜローズマリーが怒っているのかが分からなくなり、言葉を選びながら慎重にローズマリーの様子を伺った。
「ええ、ええ!確かにユリウス様に近づかないように言いましたけれども!あれはもう5年以上前のお話しではありませんか。あのようなユリウス様をずっと見せられては、誰もが貴女たちの間に入れないことを察します。
それなのに!なぜ昨晩はノア大公にエスコートをされていただけではなく、ノア大公とばかり一緒に居たのですか!」
「ノア大公は現在ガイア王国に滞在されている来賓で…、」
「そのことは存じております!ただ、貴女にはユリウス様というお相手がありながら、どういうおつもりなのでしょう?貴女方お二人を見る、ユリウス様の捨てられた仔犬のような瞳を御覧になって!?もうお可哀そうで、お可哀そうで。垂れ下がってしまった耳としっぽまで幻覚で見えたくらいだわ!そもそも、貴方たちはいったいいつになったら婚約されるのかしら?今日、わたくしは貴方たちおふたりを見守る夫人・令嬢の会の代表として率直に聞きに来たのよ。」
ローズマリーは興奮のためか、ユリウスに失礼な発言をしていることに気づいていない。
しかし、確かに最近ルフェルニアを黙って物陰から見つめるユリウスは、ローズマリーが形容したような様子を見せているので、その例えは言い得て妙だと思った。
それにしても、この5年以上の月日で周りの貴族の女性はそんな会を結成していたのかと、ルフェルニアは目を丸くした。
「ローズマリー様は私とユリウス様の噂をお聞きになっていないのでしょうか…?私は先日ユリウス様にフラれたばかりなのですが…。」
「婚約はいつか」と聞くくらいだ、きっと聞いていないのだろう。
ルフェルニアはすっかり失念していたが、王宮勤めをしている貴族の女性は稀だ。それに王宮勤めをしている貴族の男性も、自身の信用問題にかかわってくるため、王宮内で噂になっていることを簡単に外で口に出すこともない。
ルフェルニアはあの噂が周知の事実になっていると思っていたが、それは王宮内の中だけだったようだ。
「まぁ!!そんなはずはございません!」
力強く否定するローズマリーにルフェルニアは頷きたくなった。
(やっぱり、あのユリウス様の態度を見ていれば、好きだと勘違いしてもおかしくないわよね?外から見てもそうだったんだわ!)
「私も、お恥ずかしながらユリウス様が私に好意を抱いてくださっていると勘違いしておりました。しかし、本当に私をそのように見たことはないと、はっきりと言われたのです。」
ルフェルニアが説明すると、ローズマリーはただでさえ大きな瞳をさらに大きくさせた。
「そんな…!では、ユリウス様は貴女と婚約するおつもりはなかったということなの?」
「ええ、そうです!」
ルフェルニアがローズマリーの瞳を見つめて力強く頷くと、ローズマリーは手を伸ばしてルフェルニアの両手を取った。
「お可哀そうなルフェルニアさん!あのようなに長い年月周りの男性を牽制しておきながら、婚約を考えていないなんて、結婚適齢期の女性に悪魔のような所業だわ!」
(可哀そう、なのが私になったわ。)
確かに、悪魔はユリウスのような美しい姿で人を惑わすのかもしれない、とルフェルニアはぼんやりと思った。
ここまでのやり取りで、ルフェルニアは何となくローズマリーの性格を理解し始めていた。きっととても頭は良いのだろうけれど、ひとつひとつにとても感情移入をしてしまうタイプなのだろう。
「ルフェルニアさんは今、お相手を探していらっしゃるの?もしそうなら今度、お茶会に招待するわ。旦那様の御友人で未婚の方がまだ多いのよ。他の御令嬢も招待する予定ですからぜひいらっしゃってくださいな。」
ローズマリーが憐れむような目でルフェルニアを見てくるので、ルフェルニアは居たたまれない気持ちになった。
(敵意をむき出しにされなくて良かったけど…、やっぱり傍から見て、私って憐れなんだわ…。でも、婚約者を探しているのは確かだし、ありがたいお申し出だわ!)
「ええ、ぜひ誘ってください。」
ルフェルニアが答えを返したところで、外から廊下を走る足音が聞こえたため、扉の方を振り向くと、ノックもなしに扉が勢いよく開き、ユリウスが部屋に飛び込んで来た。
「ルフェルニアさん、お客様がお見えです。第3応接室でイルシーバ侯爵夫人がお待ちです。」
イルシーバ侯爵は、1年ほど前にマルキンス侯爵令嬢だったローズマリーが嫁いだ先だ。
ルフェルニアは、あの事件があった後も、年齢や血筋などからローズマリーがユリウスの一番の婚約者候補と思っていたので、婚約が発表されたときは大層驚いたものだ。
(ローズマリー様が?デビュタントの一件以降、何もかかわりが無かったのに、なんでかしら…。)
業務中とはいえ、子爵家が侯爵家の来客を無視するわけにはいかない。
ルフェルニアが第3応接室にノックして入室すると、そこには相変わらず美しいローズマリーが不機嫌そうな顔で座っていた。
「御無沙汰しております、ローズマリー様。本日は何用でしょうか?」
「お仕事中にごめんなさいね。取り敢えず、おかけなさいな。」
今日はちゃんと着席を促されたため、ルフェルニアはローズマリーの前の席に腰をかけた。
「貴女、どういうおつもりなの?」
ルフェルニアは、ローズマリーの不機嫌な様子を見て、今度は昨日の夜会で見せたギルバートとの仲について何か苦言を呈されるのではないか、と身構える。
「どういうつもり、とは何のことでしょうか?」
「ユリウス様のことよ。お可哀そうだとは思わないの!?」
「…え?」
ユリウスが可哀そう、とはあのデビュタントの日にも言われた言葉だ。
あの時は“ルフェルニアに付きまとわれて、ユリウスが可哀そう”ということだったが、ルフェルニアは昨日、挨拶を受けた以外、一切ユリウスに近づいていない。ルフェルニアは目を点にした。
「私…昨日はユリウス様に近づいていないはずなのですが…。」
ルフェルニアはなぜローズマリーが怒っているのかが分からなくなり、言葉を選びながら慎重にローズマリーの様子を伺った。
「ええ、ええ!確かにユリウス様に近づかないように言いましたけれども!あれはもう5年以上前のお話しではありませんか。あのようなユリウス様をずっと見せられては、誰もが貴女たちの間に入れないことを察します。
それなのに!なぜ昨晩はノア大公にエスコートをされていただけではなく、ノア大公とばかり一緒に居たのですか!」
「ノア大公は現在ガイア王国に滞在されている来賓で…、」
「そのことは存じております!ただ、貴女にはユリウス様というお相手がありながら、どういうおつもりなのでしょう?貴女方お二人を見る、ユリウス様の捨てられた仔犬のような瞳を御覧になって!?もうお可哀そうで、お可哀そうで。垂れ下がってしまった耳としっぽまで幻覚で見えたくらいだわ!そもそも、貴方たちはいったいいつになったら婚約されるのかしら?今日、わたくしは貴方たちおふたりを見守る夫人・令嬢の会の代表として率直に聞きに来たのよ。」
ローズマリーは興奮のためか、ユリウスに失礼な発言をしていることに気づいていない。
しかし、確かに最近ルフェルニアを黙って物陰から見つめるユリウスは、ローズマリーが形容したような様子を見せているので、その例えは言い得て妙だと思った。
それにしても、この5年以上の月日で周りの貴族の女性はそんな会を結成していたのかと、ルフェルニアは目を丸くした。
「ローズマリー様は私とユリウス様の噂をお聞きになっていないのでしょうか…?私は先日ユリウス様にフラれたばかりなのですが…。」
「婚約はいつか」と聞くくらいだ、きっと聞いていないのだろう。
ルフェルニアはすっかり失念していたが、王宮勤めをしている貴族の女性は稀だ。それに王宮勤めをしている貴族の男性も、自身の信用問題にかかわってくるため、王宮内で噂になっていることを簡単に外で口に出すこともない。
ルフェルニアはあの噂が周知の事実になっていると思っていたが、それは王宮内の中だけだったようだ。
「まぁ!!そんなはずはございません!」
力強く否定するローズマリーにルフェルニアは頷きたくなった。
(やっぱり、あのユリウス様の態度を見ていれば、好きだと勘違いしてもおかしくないわよね?外から見てもそうだったんだわ!)
「私も、お恥ずかしながらユリウス様が私に好意を抱いてくださっていると勘違いしておりました。しかし、本当に私をそのように見たことはないと、はっきりと言われたのです。」
ルフェルニアが説明すると、ローズマリーはただでさえ大きな瞳をさらに大きくさせた。
「そんな…!では、ユリウス様は貴女と婚約するおつもりはなかったということなの?」
「ええ、そうです!」
ルフェルニアがローズマリーの瞳を見つめて力強く頷くと、ローズマリーは手を伸ばしてルフェルニアの両手を取った。
「お可哀そうなルフェルニアさん!あのようなに長い年月周りの男性を牽制しておきながら、婚約を考えていないなんて、結婚適齢期の女性に悪魔のような所業だわ!」
(可哀そう、なのが私になったわ。)
確かに、悪魔はユリウスのような美しい姿で人を惑わすのかもしれない、とルフェルニアはぼんやりと思った。
ここまでのやり取りで、ルフェルニアは何となくローズマリーの性格を理解し始めていた。きっととても頭は良いのだろうけれど、ひとつひとつにとても感情移入をしてしまうタイプなのだろう。
「ルフェルニアさんは今、お相手を探していらっしゃるの?もしそうなら今度、お茶会に招待するわ。旦那様の御友人で未婚の方がまだ多いのよ。他の御令嬢も招待する予定ですからぜひいらっしゃってくださいな。」
ローズマリーが憐れむような目でルフェルニアを見てくるので、ルフェルニアは居たたまれない気持ちになった。
(敵意をむき出しにされなくて良かったけど…、やっぱり傍から見て、私って憐れなんだわ…。でも、婚約者を探しているのは確かだし、ありがたいお申し出だわ!)
「ええ、ぜひ誘ってください。」
ルフェルニアが答えを返したところで、外から廊下を走る足音が聞こえたため、扉の方を振り向くと、ノックもなしに扉が勢いよく開き、ユリウスが部屋に飛び込んで来た。
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