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第2章 過去のふたり
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ルフェルニアは会場の灯りを避けるように、庭園まで逃げると、植込みに隠れるように小さくしゃがんだ。
ルフェルニアがローズマリーに言い返せなかったのは、図星だったからだ。
ルフェルニアはユリウスからも、周りの大人たちからも「すごい」と褒められてきた。
ルフェルニアは”謙遜”をしているつもりだったが、”謙遜”なんてこと自体、烏滸がましすぎたのだ。
(ローズマリー様の言うとおり、あんな子供の思い付きだけで、”ここまで”良くしてもらっていること自体、おかしなことだわ。今の私には、何の価値もないもの。)
ユリウスに親切にしてもらうことも。
学園長から推薦で学園に通わしてもらうことも。
ミネルウァ公爵家から学費をだしてもらうことも。
ルフェルニアには過ぎたものだったのだ。
ユリウスに対する態度も、指摘されたとおりだ。子爵家と公爵家では格が違う。父オットマーも弟アルウィンもサイラスにはもちろん、ユリウスにも敬語を使うし、敬称を付ける。
本当はずっと気づいていたのに、ぬるま湯につかって気づかないふりをしていた。だから、罰があったのだ。
ルフェルニアはすっかり自虐的な気持ちになって、ユリウスと踊って幸せだった気持ちは霧散してしまった。
「お~~~い!ルフェ~~~!」
ルフェルニアは植込みの陰で気持ちを落ち着かせようとしていたのに、遠くから大きな声でルフェルニアを呼ぶ声が聞こえた。この声はサムエルだ。
「お~~~い!こっちに行ったのが見えたんだけどなぁ…。ルフェ~!」
ルフェルニアは誰にも会いたくなかったが、サムエルはルフェルニアを見つかるまでずっと呼び続けそうだ。
ルフェルニアは植込みからひょっこり顔を出して、近づいてきていたサムエルに声をかけた。
「サムエル、私はここよ。」
「うわっ!!!…なんでしゃがんでるんだよ。」
サムエルは飛び上がるように驚いた後、ルフェルニアに元気がない様子を見て、一緒に植え込みの陰にしゃがんだ。
「大丈夫か?」
「何が?」
「…さっき、遠くから他の令嬢に囲まれているのが見えてさ。嫌なこと言われたんじゃないのか?」
ルフェルニアは何事もなかったかのように言ったが、サムエルには見られてしまっていたらしい。
言い訳することを諦めてルフェルニアが俯くと、サムエルはルフェルニアの髪形を崩さないように頭を優しく撫でた。
「間に合わなくて、ごめんな。」
(私は自分勝手にエスコートの約束まで破ったのに、どうしてサムエルが謝るの。)
ルフェルニアはさっきまで耐えていた涙が溢れてしまった。きっと、すぐに追いかけてきてくれたのだ。
サムエルは驚いたように息を呑んだ後、ルフェルニアに手を伸ばしてその涙を拭った。
いつもは粗野なくせに、ルフェルニアの頭を撫でる手と涙を拭う手はとても繊細だ。その優しさがルフェルニアの涙腺をより刺激した。
「ちょっと待ってな。」
サムエルはそう言うとどこかへ行ってしまったが、5分と経たないうちにルフェルニアのもとに戻ってきた。
ルフェルニアは暗がりではっきりとは見えなかったが、サムエルの手には大きなお皿が載っている。
「ほら、まずフォーク持って。」
サムエルがルフェルニアにフォークを押し付けると、ルフェルニアは反射的にそれを握る。
「ルフェ、王宮のスイーツを楽しみにしていただろ?全種類載せてもらったら、結構多くなっちゃってさ。」
ルフェルニアが暗がりの中で目を凝らすと、大きなお皿の上にはずらりと小さくカットされたケーキや焼き菓子が並んでいた。
「今日はさ、ここでケーキでも食って、時間つぶそうぜ。もしユリウス様の馬車が気まずかったら、寮までは俺ん家の馬車で帰ればいいよ。今日は兄貴たちがいなくて、俺と両親だけだから乗れるだろうし。」
サムエルとルフェルニアは両親が来ており、勝手に家の馬車を使うことはできないので、途中で帰る手段もない。
「サムエル、ありがとう。」
「あんな奴らのこと、気にすんなよ。多くは王立学園の高等部に入れなかった奴らなんだからさ。それに、マルキンス侯爵令嬢だって、ユリウス様をルフェにとられてやっかんでいるだけだろ。」
ルフェルニアはサムエルに食べるよう促され、ケーキにフォークを突き刺した。
(ひと口には大きいけど、今日はいいよね。口いっぱいに美味しいものが食べたい。)
ルフェルニアがケーキを頬張ると、チョコレートケーキだったようで、濃厚なカカオの味が口いっぱいに広がった。
「ん~~!美味しい。」
ルフェルニアの隣でサムエルが小さく笑った気配がしたので、ルフェルニアはサムエルを控えめに小突いた。
「ちょっと、単純だって思ったでしょ。」
「まぁね。でもルフェはそこが良いところだろ。」
少し気持ちが落ち着いたところで、ルフェルニアはユリウスのことが少し気にかかった。
しかし、ローズマリーの顔が脳裏を過り、気にすることを止めた。きっと、ユリウスはローズマリーと楽しい時間を過ごしている。
2人が一緒にいるところを想像して、ルフェルニアは胸が痛んだ。
(ユリウスは、ローズマリー様にもあんな笑顔を見せて、あんな距離でエスコートするのかしら。学園時代に付き合っていたって噂は本当なのかしら。もしそうならきっと、私は邪魔者ね。)
ルフェルニアはローズマリーに嫉妬していることに気づき、初めて自分の気持ちを自覚した。
(私、ユリウスのことが好きなんだわ。)
ルフェルニアは色々と腑に落ちるとともに、ローズマリーと自身を比較して悲しくなった。なにひとつ勝てる要素が見当たらない。
それに、先ほどの令嬢たちが言ったとおり、ユリウスは昔のことがあるからルフェルニア
に優しくしてくれるだけなのだ。
ルフェルニアは悲しい気持ちを振り切るように2つ目のケーキに手を付けた。
もし今、会場に戻ってユリウスとローズマリーが仲良くしているところを見たら、きっと
泣いてしまう。そうしたらきっとユリウスはルフェルニアを気遣うだろう。ルフェルニアはそれが嫌で、会場に戻らないことを決めた。
ルフェルニアとサムエルは、庭園の植込みの陰で、スイーツを食べながら他愛もない話しをして時を過ごした。
ルフェルニアがローズマリーに言い返せなかったのは、図星だったからだ。
ルフェルニアはユリウスからも、周りの大人たちからも「すごい」と褒められてきた。
ルフェルニアは”謙遜”をしているつもりだったが、”謙遜”なんてこと自体、烏滸がましすぎたのだ。
(ローズマリー様の言うとおり、あんな子供の思い付きだけで、”ここまで”良くしてもらっていること自体、おかしなことだわ。今の私には、何の価値もないもの。)
ユリウスに親切にしてもらうことも。
学園長から推薦で学園に通わしてもらうことも。
ミネルウァ公爵家から学費をだしてもらうことも。
ルフェルニアには過ぎたものだったのだ。
ユリウスに対する態度も、指摘されたとおりだ。子爵家と公爵家では格が違う。父オットマーも弟アルウィンもサイラスにはもちろん、ユリウスにも敬語を使うし、敬称を付ける。
本当はずっと気づいていたのに、ぬるま湯につかって気づかないふりをしていた。だから、罰があったのだ。
ルフェルニアはすっかり自虐的な気持ちになって、ユリウスと踊って幸せだった気持ちは霧散してしまった。
「お~~~い!ルフェ~~~!」
ルフェルニアは植込みの陰で気持ちを落ち着かせようとしていたのに、遠くから大きな声でルフェルニアを呼ぶ声が聞こえた。この声はサムエルだ。
「お~~~い!こっちに行ったのが見えたんだけどなぁ…。ルフェ~!」
ルフェルニアは誰にも会いたくなかったが、サムエルはルフェルニアを見つかるまでずっと呼び続けそうだ。
ルフェルニアは植込みからひょっこり顔を出して、近づいてきていたサムエルに声をかけた。
「サムエル、私はここよ。」
「うわっ!!!…なんでしゃがんでるんだよ。」
サムエルは飛び上がるように驚いた後、ルフェルニアに元気がない様子を見て、一緒に植え込みの陰にしゃがんだ。
「大丈夫か?」
「何が?」
「…さっき、遠くから他の令嬢に囲まれているのが見えてさ。嫌なこと言われたんじゃないのか?」
ルフェルニアは何事もなかったかのように言ったが、サムエルには見られてしまっていたらしい。
言い訳することを諦めてルフェルニアが俯くと、サムエルはルフェルニアの髪形を崩さないように頭を優しく撫でた。
「間に合わなくて、ごめんな。」
(私は自分勝手にエスコートの約束まで破ったのに、どうしてサムエルが謝るの。)
ルフェルニアはさっきまで耐えていた涙が溢れてしまった。きっと、すぐに追いかけてきてくれたのだ。
サムエルは驚いたように息を呑んだ後、ルフェルニアに手を伸ばしてその涙を拭った。
いつもは粗野なくせに、ルフェルニアの頭を撫でる手と涙を拭う手はとても繊細だ。その優しさがルフェルニアの涙腺をより刺激した。
「ちょっと待ってな。」
サムエルはそう言うとどこかへ行ってしまったが、5分と経たないうちにルフェルニアのもとに戻ってきた。
ルフェルニアは暗がりではっきりとは見えなかったが、サムエルの手には大きなお皿が載っている。
「ほら、まずフォーク持って。」
サムエルがルフェルニアにフォークを押し付けると、ルフェルニアは反射的にそれを握る。
「ルフェ、王宮のスイーツを楽しみにしていただろ?全種類載せてもらったら、結構多くなっちゃってさ。」
ルフェルニアが暗がりの中で目を凝らすと、大きなお皿の上にはずらりと小さくカットされたケーキや焼き菓子が並んでいた。
「今日はさ、ここでケーキでも食って、時間つぶそうぜ。もしユリウス様の馬車が気まずかったら、寮までは俺ん家の馬車で帰ればいいよ。今日は兄貴たちがいなくて、俺と両親だけだから乗れるだろうし。」
サムエルとルフェルニアは両親が来ており、勝手に家の馬車を使うことはできないので、途中で帰る手段もない。
「サムエル、ありがとう。」
「あんな奴らのこと、気にすんなよ。多くは王立学園の高等部に入れなかった奴らなんだからさ。それに、マルキンス侯爵令嬢だって、ユリウス様をルフェにとられてやっかんでいるだけだろ。」
ルフェルニアはサムエルに食べるよう促され、ケーキにフォークを突き刺した。
(ひと口には大きいけど、今日はいいよね。口いっぱいに美味しいものが食べたい。)
ルフェルニアがケーキを頬張ると、チョコレートケーキだったようで、濃厚なカカオの味が口いっぱいに広がった。
「ん~~!美味しい。」
ルフェルニアの隣でサムエルが小さく笑った気配がしたので、ルフェルニアはサムエルを控えめに小突いた。
「ちょっと、単純だって思ったでしょ。」
「まぁね。でもルフェはそこが良いところだろ。」
少し気持ちが落ち着いたところで、ルフェルニアはユリウスのことが少し気にかかった。
しかし、ローズマリーの顔が脳裏を過り、気にすることを止めた。きっと、ユリウスはローズマリーと楽しい時間を過ごしている。
2人が一緒にいるところを想像して、ルフェルニアは胸が痛んだ。
(ユリウスは、ローズマリー様にもあんな笑顔を見せて、あんな距離でエスコートするのかしら。学園時代に付き合っていたって噂は本当なのかしら。もしそうならきっと、私は邪魔者ね。)
ルフェルニアはローズマリーに嫉妬していることに気づき、初めて自分の気持ちを自覚した。
(私、ユリウスのことが好きなんだわ。)
ルフェルニアは色々と腑に落ちるとともに、ローズマリーと自身を比較して悲しくなった。なにひとつ勝てる要素が見当たらない。
それに、先ほどの令嬢たちが言ったとおり、ユリウスは昔のことがあるからルフェルニア
に優しくしてくれるだけなのだ。
ルフェルニアは悲しい気持ちを振り切るように2つ目のケーキに手を付けた。
もし今、会場に戻ってユリウスとローズマリーが仲良くしているところを見たら、きっと
泣いてしまう。そうしたらきっとユリウスはルフェルニアを気遣うだろう。ルフェルニアはそれが嫌で、会場に戻らないことを決めた。
ルフェルニアとサムエルは、庭園の植込みの陰で、スイーツを食べながら他愛もない話しをして時を過ごした。
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