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第2章 過去のふたり
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しおりを挟む新薬の投薬が始まってから、2ヶ月ほど経ったある日の晩、ユリウスが今までにない高熱を出した。
オットマーは、公爵領にいるサイラスとアンナに知らせるため、急ぎ使いを走らせたが、どんなに速い馬でも往復で1日はかかる。それに今日は大雨だ。
常駐させていた医者曰く、新薬の影響を考えると、下手に解熱剤を打つこともできないという。
ルフェルニアは、魘されるユリウスの汗をタオルで拭いながら、片方の手はしっかりとユリウスの手を握っていた。
「ユリウス、頑張れ。頑張れ。」
不安で震える声で、ルフェルニアは一生懸命ユリウスに話しかけた。
(このまま、死んじゃったらどうしよう。)
ルフェルニアは突如頭の中に浮かんだその考えを、頭を振って追い払った。
(ダメ!ユリウスが頑張っているのだから、弱気になるなんて!)
(神様、神様。ユリウスを助けてください。こんなときだけ祈るなんてひどい子だと思うでしょう。でも、ユリウスはずっと頑張ってきたの。これからはちゃんとお祈りだって捧げるから、お願いよ!)
ルフェルニアは全く信心深くなかったが、このときばかりは神様に頼りたくなった。
必死にユリウスの介抱を続けていると、ルフェルニアは自分の体が少し震えていることに気が付いた。緊張で震えているのかと思ったが、どうやら寒気がしているようだ。
「ねぇ、この部屋、寒くないかしら?」
一緒に介抱していた医者と侍女に声をかけると、二人とも白い息を吐いていた。
「はい、急に寒くなってきましたね。冬の薪の余りが湿気ていないと良いのですが、すぐ持ってまいります。」
「ユリウス様の体調にも良くないだろう、毛布も持ってきてくれるかい?」
医者と侍女の返事を聞きながら、ルフェルニアが外へ目を向けると、窓ガラスが凍っていた。今は夏に向かって徐々に気温が高くなる時期だ。いくら外が大雨とはいえ、不自然なほどの寒さだ。
ユリウスの体調も良くならないまま、ただ時間が過ぎていく。
やはり薪はすべて湿気てしまっていて、暖炉に火を灯すのにも時間がかかりそうだ。
「もしや…。」
すっかり真冬のような寒さになった部屋で医者が思案顔で切り出した。
「これはユリウス様の魔法ではないでしょうか?」
「そんな…ユリウスは魔法が使えるほどの魔力を、体外に放出できないのですよ。それに寒くなる魔法なんて、あるのでしょうか…?」
「水との相性が良い者に、空気中の水分から氷を作りだせる者がいた、という話を聞いたことがあります。新薬の効果で、常にない量の魔力がユリウス様から放出され、空気中に氷の粒子ができることで、空気を冷やしているのではないかと。」
「それでは、これは好転反応ということか?」
ユリウスの部屋に来ていたオットマーは、信じられないものを見るような目をして呟いた後、「水晶を持ってきてくれ」と侍女に伝えた。
水晶は、魔力の性質や量を計測するために良く用いられている。純度の高い水晶は、自らの魔力を宿さないが、外からの魔力の干渉を受けやすい、という非常に珍しい性質を持っている。そのため、魔力を当てられるとその力が強いほど濃く、また、性質によってさまざまな色に色づくのだ。
「その可能性がある、としか申し上げられません。ユリウス様は体が随分と衰弱しておりますから、体内でさらに不調が発生している可能性もあります。ただ、場合によっては薬の効果が出ているとも考えられます、きっと水晶がその結果を教えてくれるでしょう。」
時間のかからないうちに、侍女が水晶を持って戻ってきた。
医者はその水晶を受け取ると、そっとユリウスに近づけた。
ユリウスの手を握っていたルフェルニアも身を乗り出して水晶を覗き込む。
丸い水晶の中心部に陰りが見えたと思ったら、瞬く間に水晶全体に濃い色が広がった。
ユリウスの瞳と同じ、綺麗な青だ。
「わ!すごい!!こんなに色がはっきりと映った水晶は初めて見たわ!」
ルフェルニアは歓喜の声でユリウスに話しかけた。
「あくまで推測の域を出ませんでしたが…、これは驚きました。何としてでもこの夜を乗り切らなければ。」
医者は驚きに目を見張ると、侍女へタオルや水の補充の指示を出し、来る長い夜に備えるかのように落ち着きなく椅子へ座りなおした。
オットマーも驚きを隠せない表情で、足を縺れさせながら慌てて部屋を出て行った。きっとサイラスへ続報を知らせる手紙を書くためだろう。
「ユリウス、こんなに魔力が強かったら、きっと素晴らしい魔法使いになるわね。王都には王立学園という優秀な方が集まる高等学校があるのでしょう?ユリウスならきっとそこにだって通えるわ!…だから、ユリウス、頑張って!」
ルフェルニアはユリウスの手を両手で強く握りしめる。
きっとこの夜が明ければ—
オットマーは、公爵領にいるサイラスとアンナに知らせるため、急ぎ使いを走らせたが、どんなに速い馬でも往復で1日はかかる。それに今日は大雨だ。
常駐させていた医者曰く、新薬の影響を考えると、下手に解熱剤を打つこともできないという。
ルフェルニアは、魘されるユリウスの汗をタオルで拭いながら、片方の手はしっかりとユリウスの手を握っていた。
「ユリウス、頑張れ。頑張れ。」
不安で震える声で、ルフェルニアは一生懸命ユリウスに話しかけた。
(このまま、死んじゃったらどうしよう。)
ルフェルニアは突如頭の中に浮かんだその考えを、頭を振って追い払った。
(ダメ!ユリウスが頑張っているのだから、弱気になるなんて!)
(神様、神様。ユリウスを助けてください。こんなときだけ祈るなんてひどい子だと思うでしょう。でも、ユリウスはずっと頑張ってきたの。これからはちゃんとお祈りだって捧げるから、お願いよ!)
ルフェルニアは全く信心深くなかったが、このときばかりは神様に頼りたくなった。
必死にユリウスの介抱を続けていると、ルフェルニアは自分の体が少し震えていることに気が付いた。緊張で震えているのかと思ったが、どうやら寒気がしているようだ。
「ねぇ、この部屋、寒くないかしら?」
一緒に介抱していた医者と侍女に声をかけると、二人とも白い息を吐いていた。
「はい、急に寒くなってきましたね。冬の薪の余りが湿気ていないと良いのですが、すぐ持ってまいります。」
「ユリウス様の体調にも良くないだろう、毛布も持ってきてくれるかい?」
医者と侍女の返事を聞きながら、ルフェルニアが外へ目を向けると、窓ガラスが凍っていた。今は夏に向かって徐々に気温が高くなる時期だ。いくら外が大雨とはいえ、不自然なほどの寒さだ。
ユリウスの体調も良くならないまま、ただ時間が過ぎていく。
やはり薪はすべて湿気てしまっていて、暖炉に火を灯すのにも時間がかかりそうだ。
「もしや…。」
すっかり真冬のような寒さになった部屋で医者が思案顔で切り出した。
「これはユリウス様の魔法ではないでしょうか?」
「そんな…ユリウスは魔法が使えるほどの魔力を、体外に放出できないのですよ。それに寒くなる魔法なんて、あるのでしょうか…?」
「水との相性が良い者に、空気中の水分から氷を作りだせる者がいた、という話を聞いたことがあります。新薬の効果で、常にない量の魔力がユリウス様から放出され、空気中に氷の粒子ができることで、空気を冷やしているのではないかと。」
「それでは、これは好転反応ということか?」
ユリウスの部屋に来ていたオットマーは、信じられないものを見るような目をして呟いた後、「水晶を持ってきてくれ」と侍女に伝えた。
水晶は、魔力の性質や量を計測するために良く用いられている。純度の高い水晶は、自らの魔力を宿さないが、外からの魔力の干渉を受けやすい、という非常に珍しい性質を持っている。そのため、魔力を当てられるとその力が強いほど濃く、また、性質によってさまざまな色に色づくのだ。
「その可能性がある、としか申し上げられません。ユリウス様は体が随分と衰弱しておりますから、体内でさらに不調が発生している可能性もあります。ただ、場合によっては薬の効果が出ているとも考えられます、きっと水晶がその結果を教えてくれるでしょう。」
時間のかからないうちに、侍女が水晶を持って戻ってきた。
医者はその水晶を受け取ると、そっとユリウスに近づけた。
ユリウスの手を握っていたルフェルニアも身を乗り出して水晶を覗き込む。
丸い水晶の中心部に陰りが見えたと思ったら、瞬く間に水晶全体に濃い色が広がった。
ユリウスの瞳と同じ、綺麗な青だ。
「わ!すごい!!こんなに色がはっきりと映った水晶は初めて見たわ!」
ルフェルニアは歓喜の声でユリウスに話しかけた。
「あくまで推測の域を出ませんでしたが…、これは驚きました。何としてでもこの夜を乗り切らなければ。」
医者は驚きに目を見張ると、侍女へタオルや水の補充の指示を出し、来る長い夜に備えるかのように落ち着きなく椅子へ座りなおした。
オットマーも驚きを隠せない表情で、足を縺れさせながら慌てて部屋を出て行った。きっとサイラスへ続報を知らせる手紙を書くためだろう。
「ユリウス、こんなに魔力が強かったら、きっと素晴らしい魔法使いになるわね。王都には王立学園という優秀な方が集まる高等学校があるのでしょう?ユリウスならきっとそこにだって通えるわ!…だから、ユリウス、頑張って!」
ルフェルニアはユリウスの手を両手で強く握りしめる。
きっとこの夜が明ければ—
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