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共和国編
魔導師的戦法なのでした
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西側のジュベレール鉱山トンネルに定期的に設置されている北方面の扉から入った私達なのですが、この坑道内の空洞、実にお先真っ暗なのです。
「全員携帯ランタンは忘れていないね?僕も夜目が利く方とは言え、限度はあるからね」
高次領域の力が健在であったなら空中に光の玉でも浮かせておきたい所なのですが・・・ミリー達が腰に下げた携帯型発光石ランタンに明かりを灯してるのを見てふと、自分の腰に目をやると、見事にやっちまっていたのです。
「ジオディスプレイを・・・むむ、あれも高次領域の力だったのです・・・火球を展開してそれを浮遊松明的に・・・」
「フィオナ?どうかしま・・・・・・ランタンがないようですわね」
ボンッ 「問題ないのです、もう少し小さくすれば・・・・・・これで完璧なのです」
「・・・力の使い方が大差ないように見えるよ・・・属性放出だけで形を変えるの結構難しかったのに」
「そうだったのです?割と簡単に使いこなしているように見えていたのですが・・・ユラのプラズマブレードは素晴らしい完成度なのです」
坑道侵入から雑談をしながら歩くのですが、前を行くシオンさんは分かれ道を迷いなく進むのです・・・マップを持っているのはアキさんなはずなのですが。
そしてそのアキさんの腰にも携帯ランタンはあるのですが、タブレットで別にライトをつけているのです・・・魔力による永久機関ならではの使い方なのです。
「その不思議な板!光も出せるんだね!すご~い!」「キュウ、キュウ」
「板・・・まあ、そういう風に捉えられても仕方ないかな、僕専用の魔導具でね、複製は難しいんだ」
左側から画面を覗く姉様と話しているアキさんは満更でもないようなのです、シオンさんやソーラさんを侍らせているだけあって美人への耐性は高いようです。
「そうなんだぁ・・・」「キュ!」
「試しに君の妹に頼んでみたらどうだい?魔導具使いのジオの異名をもっているようだし?」
できないと分かっててアキさんは言ってるのです・・・ある種の挑発なのでしょうけど、乗っからないのです、何故ならジオを動かせる算段すら今の私は持ち合わせていないのです。
迷路のような下りになっている坑道を進みゆく、何気なくついて行ってる故にもはや私はどう戻るのかさっぱりなのです・・・はぐれて迷い人になるのは勘弁なのです。
「・・・ソーラさんの両腕の武器、独特な形ですね・・・それもクルス製?」
長斜方形の籠手に刃が2つ付いているいわゆるツインクローなのです、獣人族の身体能力を活かすには最適の装備なのかもです。
「違うにゃ、我が家の家宝にゃん、おにいが持っていかなかったから私が使っているのにゃ!」
帝国第一騎士副団長ゼーンさんのあの低姿勢な戦闘スタイルなら、確かにクロー系列の武器の方が相性いいかもですね・・・直剣だからこそのギャップだったのです。
「しかしながら・・・報告にあった状況と違いすぎるね、スライム、もといレプリカーゼを一体も見掛けない」
「ミリーさんが引き起こした大暴風後に立ち寄った鉱山街含めて、道中に現れた形跡がありませんね」
「・・・レナの話では通商隧道内にも大量に湧いていたと・・・討伐しきったのかな」
「あのプヨプヨいなくなったにゃ?絶滅しちゃったのにゃ?」
「違うだろうね、推測が正しければ羽蜘蛛型が関係していたはず・・・なんだけど、確認しようがなくなったから憶測で言うと・・・レプリカーゼを捕食した魔物が何らかの要因で変異を起こした、これが仮説の1つだよ」
「つまりそのレプリなんとかは、魔物のデザートになってしまったのですね・・・結果、食あたりを起こしちゃったと・・・不憫な弱肉強食なのです、肉ではなくゼリーですが」
「フィオナちゃん、妙な例え方をするのやめてもらえる・・・?当たらずとも遠からずなのが何とも・・・」
「アキ、ハーレム気分もそこまでに、魔物が多数、接近してきます」
シオンさんが左手のひし形バックラーのパルスブレードを展開したのです、どうやら冗談ではないようですが・・・ぶっちゃけ暗くて魔物の姿が見えないのです。
「アキさんとソーラさんは後方にお下がりくださいませ、その前方に私(わたくし)とフィオナが前衛を援護しますわ」
「・・・それがいいね、この通路は比較的広いけど・・・魔導術を放つ時は気をつけてね」
ユラは魔物というより、虫型に接近された際のミリーの条件反射で撃つ魔導術の方を警戒してるまであるのです。
「にゃ、私も前に・・・」「それだけは勘弁してもらえるマジで・・・」
「わわ!たくさん来るよ!」「キュウゥ!」
油断は大敵かもですが、姉様もユラも万全かつシオンさんもいるこの布陣であれば、もはや私とミリーは魔導術を展開する隙すらないかもしれないのです。
戦闘開始から数分、シオンさんのパルスブレードと小型パルスガンが2メートルサイズの蜘蛛型と1メートルサイズのコウモリ型を攻撃、蜘蛛型は切断されているもコウモリ型はシオンさんの上を通り過ぎていっているのです。
パララッ! パララッ! パララッ!
「コウモリ型の行動予測不可、気をつけてください、音による感知で回避されています」
「・・・蜘蛛型が壁づたいでちりじりに移動してくるね・・・アイリさん、左をお願い!」
「分かったよ!」「キュ!」「アイリ君が魔導術を・・・いや、あの霊狐が放っているのか」
8本の足先が鋭く尖った蜘蛛型が姉様を攻撃しますが問答無用の斬撃で屠られ、レイちゃんのフレア・バレットが通路中央の上を通過してくるコウモリ型に迫るも回避されたのです。
蜘蛛型は難なく前衛側に討伐されていますが、コウモリ型に至ってはライトニング・バレットに切り替えたシオンさんが一定数倒してますが5、6体が抜けてきたのです。
ビュォオッ! ビュォオッ!
「ウインド・カッターも避けられますわね・・・」
「属性変換、炎の槍・・・停滞射出術式、展開なのです!」
フォン フォン フォン バシュンッ!
高次領域で使っていた時より弾速が遅いのも相まって外れたのです、と、ミリーが跳躍し全身周囲に風を発生させていたのです。
ビュォォオオンッ!
「フィオナ!2体抜けられましたわ!」
コウモリ型の残骸から飛び出してきた2体、左のやつに向かって術式を展開するのです。
「雷光が、貫く・・・・・・ライトニング・バレット!」
ビシャーンッ!
「やったのです!」「まだ1体残ってますわよ!」
ミリーが風の推力による全速力で私に迫るコウモリ型に近接攻撃を仕掛ける、決して油断をしていたわけではないのです、と、後で弁明しようといった思考が走った一瞬・・・。
「キィィィイイイイッ!!!」「くっ・・・!?何ですのっ、この音っ!?」
「これっ・・・は・・・超音波だとでも言うのか・・・っ!?」「にゃうぅぅっ!?」
「周波数計測、ノイズキャンセリング展開・・・・・・聴覚が鋭い程、影響力が強いようですね・・・」
ミリーは耳を抑えて地面に着地し私に迫るコウモリ型に術式を展開するも、魔導陣が霧散してしまったのです。
「わわ!?耳がキンキンするぅ!」「キュゥゥゥッ!?」「・・・くっぅぅっ!?」
「現在の私に、回避する術はなし・・・」「キィィィッ!」「フィオナ!!」
「しかし防御は可能なのです!プラズマストラクチャー!」
もちろん私の身体能力で回避する事などは微塵も考慮しなかったのです、魔力属性変換から雷撃による膜を周囲に展開してコウモリ型を引っ掛ける・・・全方位バリアーの応用なのです。
バリバリバリリリィッ!
ディオールの触媒結晶に魔力を流し発光、杖先から炎を高圧縮放出させ火炎型のブレードを展開するのです。
「魔導師的とっつき(フレイムスティンガー)! ・・・声に出す方を間違えた気もしますが、まあいいのです!」
ゴォォッ! 「圧縮解放の爆破は・・・やめておくのです、停滞射出術式、ヒートパイル!」
フォン ゴォウッ!
風穴が開いてコウモリ型が燃えていくのです、ミリー達頼りの私であっても、無策ではないのですよ流石に。
「にしても魔物が急に叫ぶのは心臓に悪いのです・・・脳機能的にと言った方が正しいかもですが、非常ぅにやっかましいのです」
「カアア」(ほんまにな、手伝おうかと思ったんやけど必要なさそうやな、やるやん)
(レイブンの救援で助かるのは間違いないですが・・・アキさん達から追求されそうなのです確実に)
ぶっつけ本番の戦法ではありましたが、成功体験というのは噛み締めておくのです、私に限らず、それは必ず自分の糧になってくれると・・・そう思う事にするのでした。
「全員携帯ランタンは忘れていないね?僕も夜目が利く方とは言え、限度はあるからね」
高次領域の力が健在であったなら空中に光の玉でも浮かせておきたい所なのですが・・・ミリー達が腰に下げた携帯型発光石ランタンに明かりを灯してるのを見てふと、自分の腰に目をやると、見事にやっちまっていたのです。
「ジオディスプレイを・・・むむ、あれも高次領域の力だったのです・・・火球を展開してそれを浮遊松明的に・・・」
「フィオナ?どうかしま・・・・・・ランタンがないようですわね」
ボンッ 「問題ないのです、もう少し小さくすれば・・・・・・これで完璧なのです」
「・・・力の使い方が大差ないように見えるよ・・・属性放出だけで形を変えるの結構難しかったのに」
「そうだったのです?割と簡単に使いこなしているように見えていたのですが・・・ユラのプラズマブレードは素晴らしい完成度なのです」
坑道侵入から雑談をしながら歩くのですが、前を行くシオンさんは分かれ道を迷いなく進むのです・・・マップを持っているのはアキさんなはずなのですが。
そしてそのアキさんの腰にも携帯ランタンはあるのですが、タブレットで別にライトをつけているのです・・・魔力による永久機関ならではの使い方なのです。
「その不思議な板!光も出せるんだね!すご~い!」「キュウ、キュウ」
「板・・・まあ、そういう風に捉えられても仕方ないかな、僕専用の魔導具でね、複製は難しいんだ」
左側から画面を覗く姉様と話しているアキさんは満更でもないようなのです、シオンさんやソーラさんを侍らせているだけあって美人への耐性は高いようです。
「そうなんだぁ・・・」「キュ!」
「試しに君の妹に頼んでみたらどうだい?魔導具使いのジオの異名をもっているようだし?」
できないと分かっててアキさんは言ってるのです・・・ある種の挑発なのでしょうけど、乗っからないのです、何故ならジオを動かせる算段すら今の私は持ち合わせていないのです。
迷路のような下りになっている坑道を進みゆく、何気なくついて行ってる故にもはや私はどう戻るのかさっぱりなのです・・・はぐれて迷い人になるのは勘弁なのです。
「・・・ソーラさんの両腕の武器、独特な形ですね・・・それもクルス製?」
長斜方形の籠手に刃が2つ付いているいわゆるツインクローなのです、獣人族の身体能力を活かすには最適の装備なのかもです。
「違うにゃ、我が家の家宝にゃん、おにいが持っていかなかったから私が使っているのにゃ!」
帝国第一騎士副団長ゼーンさんのあの低姿勢な戦闘スタイルなら、確かにクロー系列の武器の方が相性いいかもですね・・・直剣だからこそのギャップだったのです。
「しかしながら・・・報告にあった状況と違いすぎるね、スライム、もといレプリカーゼを一体も見掛けない」
「ミリーさんが引き起こした大暴風後に立ち寄った鉱山街含めて、道中に現れた形跡がありませんね」
「・・・レナの話では通商隧道内にも大量に湧いていたと・・・討伐しきったのかな」
「あのプヨプヨいなくなったにゃ?絶滅しちゃったのにゃ?」
「違うだろうね、推測が正しければ羽蜘蛛型が関係していたはず・・・なんだけど、確認しようがなくなったから憶測で言うと・・・レプリカーゼを捕食した魔物が何らかの要因で変異を起こした、これが仮説の1つだよ」
「つまりそのレプリなんとかは、魔物のデザートになってしまったのですね・・・結果、食あたりを起こしちゃったと・・・不憫な弱肉強食なのです、肉ではなくゼリーですが」
「フィオナちゃん、妙な例え方をするのやめてもらえる・・・?当たらずとも遠からずなのが何とも・・・」
「アキ、ハーレム気分もそこまでに、魔物が多数、接近してきます」
シオンさんが左手のひし形バックラーのパルスブレードを展開したのです、どうやら冗談ではないようですが・・・ぶっちゃけ暗くて魔物の姿が見えないのです。
「アキさんとソーラさんは後方にお下がりくださいませ、その前方に私(わたくし)とフィオナが前衛を援護しますわ」
「・・・それがいいね、この通路は比較的広いけど・・・魔導術を放つ時は気をつけてね」
ユラは魔物というより、虫型に接近された際のミリーの条件反射で撃つ魔導術の方を警戒してるまであるのです。
「にゃ、私も前に・・・」「それだけは勘弁してもらえるマジで・・・」
「わわ!たくさん来るよ!」「キュウゥ!」
油断は大敵かもですが、姉様もユラも万全かつシオンさんもいるこの布陣であれば、もはや私とミリーは魔導術を展開する隙すらないかもしれないのです。
戦闘開始から数分、シオンさんのパルスブレードと小型パルスガンが2メートルサイズの蜘蛛型と1メートルサイズのコウモリ型を攻撃、蜘蛛型は切断されているもコウモリ型はシオンさんの上を通り過ぎていっているのです。
パララッ! パララッ! パララッ!
「コウモリ型の行動予測不可、気をつけてください、音による感知で回避されています」
「・・・蜘蛛型が壁づたいでちりじりに移動してくるね・・・アイリさん、左をお願い!」
「分かったよ!」「キュ!」「アイリ君が魔導術を・・・いや、あの霊狐が放っているのか」
8本の足先が鋭く尖った蜘蛛型が姉様を攻撃しますが問答無用の斬撃で屠られ、レイちゃんのフレア・バレットが通路中央の上を通過してくるコウモリ型に迫るも回避されたのです。
蜘蛛型は難なく前衛側に討伐されていますが、コウモリ型に至ってはライトニング・バレットに切り替えたシオンさんが一定数倒してますが5、6体が抜けてきたのです。
ビュォオッ! ビュォオッ!
「ウインド・カッターも避けられますわね・・・」
「属性変換、炎の槍・・・停滞射出術式、展開なのです!」
フォン フォン フォン バシュンッ!
高次領域で使っていた時より弾速が遅いのも相まって外れたのです、と、ミリーが跳躍し全身周囲に風を発生させていたのです。
ビュォォオオンッ!
「フィオナ!2体抜けられましたわ!」
コウモリ型の残骸から飛び出してきた2体、左のやつに向かって術式を展開するのです。
「雷光が、貫く・・・・・・ライトニング・バレット!」
ビシャーンッ!
「やったのです!」「まだ1体残ってますわよ!」
ミリーが風の推力による全速力で私に迫るコウモリ型に近接攻撃を仕掛ける、決して油断をしていたわけではないのです、と、後で弁明しようといった思考が走った一瞬・・・。
「キィィィイイイイッ!!!」「くっ・・・!?何ですのっ、この音っ!?」
「これっ・・・は・・・超音波だとでも言うのか・・・っ!?」「にゃうぅぅっ!?」
「周波数計測、ノイズキャンセリング展開・・・・・・聴覚が鋭い程、影響力が強いようですね・・・」
ミリーは耳を抑えて地面に着地し私に迫るコウモリ型に術式を展開するも、魔導陣が霧散してしまったのです。
「わわ!?耳がキンキンするぅ!」「キュゥゥゥッ!?」「・・・くっぅぅっ!?」
「現在の私に、回避する術はなし・・・」「キィィィッ!」「フィオナ!!」
「しかし防御は可能なのです!プラズマストラクチャー!」
もちろん私の身体能力で回避する事などは微塵も考慮しなかったのです、魔力属性変換から雷撃による膜を周囲に展開してコウモリ型を引っ掛ける・・・全方位バリアーの応用なのです。
バリバリバリリリィッ!
ディオールの触媒結晶に魔力を流し発光、杖先から炎を高圧縮放出させ火炎型のブレードを展開するのです。
「魔導師的とっつき(フレイムスティンガー)! ・・・声に出す方を間違えた気もしますが、まあいいのです!」
ゴォォッ! 「圧縮解放の爆破は・・・やめておくのです、停滞射出術式、ヒートパイル!」
フォン ゴォウッ!
風穴が開いてコウモリ型が燃えていくのです、ミリー達頼りの私であっても、無策ではないのですよ流石に。
「にしても魔物が急に叫ぶのは心臓に悪いのです・・・脳機能的にと言った方が正しいかもですが、非常ぅにやっかましいのです」
「カアア」(ほんまにな、手伝おうかと思ったんやけど必要なさそうやな、やるやん)
(レイブンの救援で助かるのは間違いないですが・・・アキさん達から追求されそうなのです確実に)
ぶっつけ本番の戦法ではありましたが、成功体験というのは噛み締めておくのです、私に限らず、それは必ず自分の糧になってくれると・・・そう思う事にするのでした。
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