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帝国編
面倒が嫌いなん・・・
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400年前の大戦時に英雄と呼ばれた1人の騎士がいた、出身地は私達の住む王都クロウディル。
アイギスという神器はそのクロウディルの王城に奉られており、謁見の間に飾られていたそうだ。
謁見の間に行ったことはあるが、思い返すと盾のような物が飾ってあった気がする。
宿の部屋にてリアとフィアさんの3人で話を続けているが、そのフィアさんが英雄の1人フェリアル・ロウウェンでありアイギスを現在進行形で扱っていると。
「謁見の間に飾られてるのは模造品ということなのですね・・・神器を見せてもらえたりは・・・?」
フィアさんは椅子から立つとこちらに少し歩き手招きをした、ベッドから離れフィアさんの前に立ってみる。
「さっきの不思議な短剣で攻撃してみるといい、それで分かる」
「え、寝室で女性に切りかかるのはちょっーと抵抗があるのですが・・・?」
見てみたいのだろう?とフィアさんは手を前に翳す・・・部屋の隅にある棚から短剣を掴みレーザーブレードを展開し。
ブォォンッ キィィンッ
レーザーブレードが手に触れる直前に何かに阻まれる・・・魔法障壁の時と似た見えない壁にブレードは中和されていたのだった。
「こ・・・これがアイギスなのです?」
神器の盾というから神々しいものと思っていたが、これがアイギスなら物理的なものが神器ではないことになる。
「魔王との戦闘までは盾を手にしていたんだけど・・・リアが使ったであろう不可思議な力で砕け散ってしまった・・・未だに不可解だよあれは」
「お主もフィオナの事をあまり言えぬではないか、十二分に人族の域を越えておるのじゃ」
アイギスに至っては盾の形そのものに意味はなく、魂にコーザル領域が接続されている状態による高次領域故の絶対防御を可能にしているようだった。
「私の攻撃を華麗に避けたあの動き・・・魔力の身体強化が使えつつアイギスの絶対防御、フィアさんの方が異質な存在ということにならないです?」
魔力による身体強化もある上、コーザル領域の力が使えるのならこの世界の人族では最強と呼べるだろう。
「魔力放出の部分もアイギスが遮断しているようじゃ、盾の損壊はあくまで要因の1つなのじゃろうて」
「そういうことです、身体に巡らせる事まではできますが・・・以前と違い攻撃に魔力を乗せれなくなりましたからね」
制御不全に陥った絶対防御は自身にまで影響しているみたいだった、本人がどれだけ強力な魔力を使えたとしても神器によって阻害されるよう。
どうやら領域の力を意識的に使えるわけでもないらしい、何でもかんでも遮断してしまうことで融通が効かないみたいだ。
私を攻撃した理由に関しては危機的状況での行動心理を試したとのことだが・・・あれで首を飛ばされていたら洒落にもならない。
私の攻撃に殺意は感じなかったとのことで・・・一応は納得してくれてはいるようだ。
「君達の言う高次領域というのが理解できないけれど・・・人族に危害を加えないのは分かりました」
私が人族にとっての脅威と危惧し行動に起こしたことから心根も英雄なのだろう、高潔な騎士として戦ってきた証といえる。
私個人としてはそう思われるのが困った話だが・・・1人で世界を敵に回すなんてリアくらいの規格外でないと無理だろう。
「それに人族を本当に潰すつもりなら、物理的な力なんていらないのです・・・社会的な権威だけで十分だと思うので、私じゃなくとも可能なのです」
多少言い方に問題があるかもと思ったが、フィアさんはなるほどと自己完結していた。
「前世の記憶があるということだけど・・・君がいた世界は人族同士で争っているのかい?」
意図して争えるのが人族だけとも言えるが、言語の使い方が火種の要因ではある。
「言語を介す種族は人類だけとの仮定ですが・・・私は世界の一部分しか見ていないのでなんとも」
宇宙人の創作はあっても実際にあったこともなければ神すらいるのか不明である、少なくともあの世界の言葉は既に意味を成してはいないだろう。
言語自体の意味ではなく、文字の形式・・・表層面で相手に納得させれば言葉として機能する、事実や虚言妄言は関係なく他者に認識させれば言語として成立する。
物理的な力など最終手段として済ませればいいくらいで、社会的秩序で誘導すれば大衆は自ら争う。
「たまにフィオナの記憶を眺めているが娯楽としては楽しめるのう、ただあの竜を倒すゲームとやらは龍族には見せられないじゃろうな・・・杞憂な話ではあるがの」
「君の世界の人族は龍族とやり合えるくらいに強いのかい?・・・実に面白い」
「架空の敵と戦うだけで生身は脆弱なのです、実際に対峙しようものなら踏まれるだけで普通に逝くのです」
道具を使用しない条件であれば、人は他の生物と比べ惰弱であるだろう。
それはそれとして・・・人の記憶を好き勝手見るのはやめてほしいとリアにお願いするのであった。
誤解も解けたようでフィアさんはフレイアに帰っていった、まさか最初に人に襲われたのが盗賊ではなく英雄というのは悲しいものがある。
「お主も災難じゃったのう、記憶の中にあった因果応報というものかのう?」
「誰も救おうとしなかったというのが罪なら否定できないのですが・・・人基準の善悪では存在概念自体に適応されるですよ」
あるもの全てを犠牲にしなければ自身を生かすことすらできない生物、善悪という戯言など人類だけしか使わない・・・因果応報があるのなら、それは人のみにしか起こらないだろう。
「アストラル領域の世界とコーザル領域の世界の違いじゃろうな、感情に干渉しやすいのも要因じゃな」
「人には認識できない高次領域なのに影響するのです?」
「認識できないのだから影響してるのに気がつけるはずなかろう、ざっくり言えば扱えないから振り回されてるだけじゃ」
特殊な能力が領域の力と言うわけでもないようだが・・・コーザル領域の世界に存在する人族だからこそ、下の界層の領域の力は認識できずともある程度は扱えるといった感じだろうか。
「感情を律することが困難が故に、火種を少し撒くだけで勝手に燃え広がる・・・難儀な世界なのです」
「お主がいた世界の話なんじゃがな、難儀なのはどの世界でも大差はないがの」
現状の問題が1つ、魔海にいるという特殊個体の魔物もそうか・・・ルスカと呼ばれていただろうか。
その原因は次元断裂によるもののような気がしなくもないが・・・もしかするとそのコーザル体は魔海を元に戻そうと出現した可能性がある・・・断言もできないが。
「こんな事を言うのもあれですが私は面倒が嫌いなのです、相手もそう感じた場合・・・端的に言えばコーザル体に下の界層であるアストラル体が近づいたなら・・・」
「面倒だからやり返す、みたいな事が起きてしまうかもしれんのう・・・人族の行動でも同義じゃが」
討伐隊が到着し最終的に煮えを切らして行動を起こしたらどうするかを模索しようと、私達はベッドに潜るのであった。
アイギスという神器はそのクロウディルの王城に奉られており、謁見の間に飾られていたそうだ。
謁見の間に行ったことはあるが、思い返すと盾のような物が飾ってあった気がする。
宿の部屋にてリアとフィアさんの3人で話を続けているが、そのフィアさんが英雄の1人フェリアル・ロウウェンでありアイギスを現在進行形で扱っていると。
「謁見の間に飾られてるのは模造品ということなのですね・・・神器を見せてもらえたりは・・・?」
フィアさんは椅子から立つとこちらに少し歩き手招きをした、ベッドから離れフィアさんの前に立ってみる。
「さっきの不思議な短剣で攻撃してみるといい、それで分かる」
「え、寝室で女性に切りかかるのはちょっーと抵抗があるのですが・・・?」
見てみたいのだろう?とフィアさんは手を前に翳す・・・部屋の隅にある棚から短剣を掴みレーザーブレードを展開し。
ブォォンッ キィィンッ
レーザーブレードが手に触れる直前に何かに阻まれる・・・魔法障壁の時と似た見えない壁にブレードは中和されていたのだった。
「こ・・・これがアイギスなのです?」
神器の盾というから神々しいものと思っていたが、これがアイギスなら物理的なものが神器ではないことになる。
「魔王との戦闘までは盾を手にしていたんだけど・・・リアが使ったであろう不可思議な力で砕け散ってしまった・・・未だに不可解だよあれは」
「お主もフィオナの事をあまり言えぬではないか、十二分に人族の域を越えておるのじゃ」
アイギスに至っては盾の形そのものに意味はなく、魂にコーザル領域が接続されている状態による高次領域故の絶対防御を可能にしているようだった。
「私の攻撃を華麗に避けたあの動き・・・魔力の身体強化が使えつつアイギスの絶対防御、フィアさんの方が異質な存在ということにならないです?」
魔力による身体強化もある上、コーザル領域の力が使えるのならこの世界の人族では最強と呼べるだろう。
「魔力放出の部分もアイギスが遮断しているようじゃ、盾の損壊はあくまで要因の1つなのじゃろうて」
「そういうことです、身体に巡らせる事まではできますが・・・以前と違い攻撃に魔力を乗せれなくなりましたからね」
制御不全に陥った絶対防御は自身にまで影響しているみたいだった、本人がどれだけ強力な魔力を使えたとしても神器によって阻害されるよう。
どうやら領域の力を意識的に使えるわけでもないらしい、何でもかんでも遮断してしまうことで融通が効かないみたいだ。
私を攻撃した理由に関しては危機的状況での行動心理を試したとのことだが・・・あれで首を飛ばされていたら洒落にもならない。
私の攻撃に殺意は感じなかったとのことで・・・一応は納得してくれてはいるようだ。
「君達の言う高次領域というのが理解できないけれど・・・人族に危害を加えないのは分かりました」
私が人族にとっての脅威と危惧し行動に起こしたことから心根も英雄なのだろう、高潔な騎士として戦ってきた証といえる。
私個人としてはそう思われるのが困った話だが・・・1人で世界を敵に回すなんてリアくらいの規格外でないと無理だろう。
「それに人族を本当に潰すつもりなら、物理的な力なんていらないのです・・・社会的な権威だけで十分だと思うので、私じゃなくとも可能なのです」
多少言い方に問題があるかもと思ったが、フィアさんはなるほどと自己完結していた。
「前世の記憶があるということだけど・・・君がいた世界は人族同士で争っているのかい?」
意図して争えるのが人族だけとも言えるが、言語の使い方が火種の要因ではある。
「言語を介す種族は人類だけとの仮定ですが・・・私は世界の一部分しか見ていないのでなんとも」
宇宙人の創作はあっても実際にあったこともなければ神すらいるのか不明である、少なくともあの世界の言葉は既に意味を成してはいないだろう。
言語自体の意味ではなく、文字の形式・・・表層面で相手に納得させれば言葉として機能する、事実や虚言妄言は関係なく他者に認識させれば言語として成立する。
物理的な力など最終手段として済ませればいいくらいで、社会的秩序で誘導すれば大衆は自ら争う。
「たまにフィオナの記憶を眺めているが娯楽としては楽しめるのう、ただあの竜を倒すゲームとやらは龍族には見せられないじゃろうな・・・杞憂な話ではあるがの」
「君の世界の人族は龍族とやり合えるくらいに強いのかい?・・・実に面白い」
「架空の敵と戦うだけで生身は脆弱なのです、実際に対峙しようものなら踏まれるだけで普通に逝くのです」
道具を使用しない条件であれば、人は他の生物と比べ惰弱であるだろう。
それはそれとして・・・人の記憶を好き勝手見るのはやめてほしいとリアにお願いするのであった。
誤解も解けたようでフィアさんはフレイアに帰っていった、まさか最初に人に襲われたのが盗賊ではなく英雄というのは悲しいものがある。
「お主も災難じゃったのう、記憶の中にあった因果応報というものかのう?」
「誰も救おうとしなかったというのが罪なら否定できないのですが・・・人基準の善悪では存在概念自体に適応されるですよ」
あるもの全てを犠牲にしなければ自身を生かすことすらできない生物、善悪という戯言など人類だけしか使わない・・・因果応報があるのなら、それは人のみにしか起こらないだろう。
「アストラル領域の世界とコーザル領域の世界の違いじゃろうな、感情に干渉しやすいのも要因じゃな」
「人には認識できない高次領域なのに影響するのです?」
「認識できないのだから影響してるのに気がつけるはずなかろう、ざっくり言えば扱えないから振り回されてるだけじゃ」
特殊な能力が領域の力と言うわけでもないようだが・・・コーザル領域の世界に存在する人族だからこそ、下の界層の領域の力は認識できずともある程度は扱えるといった感じだろうか。
「感情を律することが困難が故に、火種を少し撒くだけで勝手に燃え広がる・・・難儀な世界なのです」
「お主がいた世界の話なんじゃがな、難儀なのはどの世界でも大差はないがの」
現状の問題が1つ、魔海にいるという特殊個体の魔物もそうか・・・ルスカと呼ばれていただろうか。
その原因は次元断裂によるもののような気がしなくもないが・・・もしかするとそのコーザル体は魔海を元に戻そうと出現した可能性がある・・・断言もできないが。
「こんな事を言うのもあれですが私は面倒が嫌いなのです、相手もそう感じた場合・・・端的に言えばコーザル体に下の界層であるアストラル体が近づいたなら・・・」
「面倒だからやり返す、みたいな事が起きてしまうかもしれんのう・・・人族の行動でも同義じゃが」
討伐隊が到着し最終的に煮えを切らして行動を起こしたらどうするかを模索しようと、私達はベッドに潜るのであった。
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