神殺しの剣

在江

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第二部 第三章 首都レグナエラ

7 幼王即位

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 壁に映し出された人界では、メリディオンの助力を得、レグナエラ軍の動きが鈍りつつあった。人界の動きを観察していたウェナトリスが、急に立ち上がった。

 「戻るよ。もう、レグナエラが陥落するのは時間の問題だろう」

 慌てて立ち上がろうと腰を浮かせたルスティケは、強い力に押されたように、じりじりと座り直した。

 「ここまで来て仕事を放棄するの。レグナエラが陥落したら、メリディオンと争わなくてはならないのよ」

 部屋の出口で、ウェナトリスは振り返った。

 「それこそ、貴公のうるわしい友情にかけて、ナウィゴールの力を借りればよい。メリディオンが自国に凱旋がいせんするには、ネオリア領内を横断するのでなければ、海を渡るしかないからね。まず海路を取るだろうな」

 遂にルスティケは立ち上がった。背を向け室外に消えようとするウェナトリスに手をかけ、無理矢理連れ戻して椅子に座らせた。
 ウェナトリスは、突然乱暴になった農業の神に驚き、されるがままである。ルスティケはすぐ隣りに自分も腰掛け、狩猟の神の両手を取った。

 「あなたの友情を薄いとけなしたことは、謝るわ。私が、日の御子の妻になるために、あなたが協力してくれるのを、真の友情と言わずに何と呼べばよいのでしょう。とにかく、私にはあなたの力が必要なの。お願いだから、ここで私を見捨てないで」
 「もちろんだとも」

 ウェナトリスは夢中になって答えた。つい先ほどまで正反対のことを言っていたことなど、すっかり忘れているようであった。

 狩猟の神の手に取りすがらんばかりの農業の神は、柔らかな栗色の髪に包まれたたおやかな顔から喜色を溢れさせ、一層美しさを増した。

 農業の神は美しい表情を保ち、手を取ったまま、狩猟の神を立ち上がらせた。
 互いに見つめ合ったまま、人界の様子を映し出す壁の前まで進む。
 女神の視線を追って、狩猟の神は人界の様子に目を向けた。さりげなく、女神は片手を外し、壁を指し示した。残る片手は、抜かりなく相手を握り締めている。

 「では、この先ネオリアがどのようにしたらよいのか、助言をしてあげて」
 「そうだな。おや、これは?」

 ウェナトリスは人界の動きに気を取られ、自らルスティケの手を離した。
 狩猟の神が注意を奪われたのは、ネオリアとメリディオンの連合軍が戦っているレグナエラのすぐ内側で、王家が慌しく何やら準備しているのが目に入ったからである。

 暫く黙って観察したウェナトリスは、説明のために向き直り初めてルスティケの手が離れたことに気付いたが、胸の前で両手を組む農業の神の可憐な姿に見惚れ、改めて手を取ろうとはしなかった。

 「レグナエラ王が交代するぞ。ソルマヌスはもう、立てない」
 「ソルピラスは死んだのに、誰にするつもりかしら」
 「エウドリゴだ。母親のメロスメリヌが後見につく」
 「まだ乳呑み児なのに。盛大に、お披露目をする余裕もないわね」

 通常王位を継承した際行われる祝賀祭は、この切羽せっぱ詰った状況では行われない。内輪で戴冠式だけ挙行し、エウドリゴのお披露目を兼ねて交代が発表される段取りになっていた。

 「日の御子の王冠は、どこかへ移すのかしら」

 ルスティケが、肝心なことに思い当たった。

 「隠し場所を変える時に、見咎められる危険を考えれば、まず手をつけなかろうが、念のため、注意した方がよいだろう」

 神々は、目指す獲物がどこにあるか、当然見知っていた。


 イウィディアが髪型を整えて戻ると、ソラリアスは愛の神の美しさに早速目を奪われた。艶やかな黄金色の髪は、結い上げたばかりというのに今にも解けそうで、うなじから桃色の真珠をつけた額にかかるほつれ毛に至るまで、豊満な体つきの醸し出す魅力を更に強調していた。

 ドクトリスは、そんな太陽の神のとろけた顔を面白くもなさそうに眺め、愛の神を一顧いっこだにしなかった。

 「おやおや。少し目を離すと、すぐにこれだね」

 ドミナエがたくましく張り出した腰に、両手を当てて立っていた。三柱の神は、ばつが悪そうに家庭の神を迎え、人界の様子を映す円卓の周りにそそくさと集まった。

 「もう、用事は済みましたの?」
 「早く戻ると、都合が悪いみたいね」

 気を遣って尋ねるイウィディアを、ドミナエはばっさり斬り捨てた。
 愛の神は口をつぐみ、ドクトリスに目で助けを求めた。学問の神はわざとらしく明後日の方向を向いている。

 不自然な沈黙が神々の上に落ちた。ソラリアスがドクトリスをそっとつつき、目で訴えた。渋々ドクトリスは説明した。

 「ドミナエ殿にはご不興ふきょうだろうが、レグナエラのソルピラスの妻メロスメリヌと、ソルピラスの弟ソルペデスは恋人同士なのだ。その関係を利用し、首都の門扉を開けさせようとしている」

 ドミナエは、ドクトリスの予想と少し異なる、怪訝けげんな顔をした。

 「どうしてそれが私の不興を買うのよ」
 「人妻と恋をするのはまずいでしょう」

 私にはどうでもいい事だが、という感情もあからさまに、ドクトリスが成り行き上反論を試みる。家庭の神はますます怪訝な表情になる。

 「夫が死んで、幼な子がいれば、頼れる人間に縋るのは当然でしょう。大体、女一人で町を出歩かせないくせに、一人の男にみさおを捧げ通せ、なんて無茶な要求を平気でする人間の男どもの無知さ加減ときたら。そのくせ世界を支配するのは自分達と信じるなど、本当にどうしようもない愚か者どもだわ」

 「まあまあ」

 話の主題が段々ずれ、しかも本当に機嫌が悪くなってきたドミナエを、ドクトリスはなだめて黙らせた。

 でもメロスメリヌはソルピラスの生前からソルペデスと恋人同士よ、とぶつぶつ言いつのる愛の神を、珍しくソラリアスが気を利かせ隅へ押しやった。

 太陽の神はドクトリスと目を合わせ、どうだとばかりに微笑んだ。男神同士の連携が見事に決まり、学問の神はほくほくと機嫌をよくした。

 「ドミナエ殿の意見には道理がある。貴公が賛成してくれるならば、安し」
 「どうした、ドクトリス?」

 不意に言葉を切った学問の神に、ソラリアスが気付く。その視線は、円形の卓に吸い寄せられている。自然、他の神々も卓の周りに集まる。そして、口々に驚きの声を上げた。

 「死体でも、使い道があるかね」

 ドクトリスが誰にともなく呟いた。人界では、勇猛果敢に戦っていたソルペデスが、遂に敵軍に討ち取られたところであった。問いに答える神はなかった。


 ソルペデスが討ち取られ、声を上げたのはデリムも同じであった。
 いつかは、と覚悟はしていたが、側につくエウドクシスの取り乱しように、武芸の神はいても立ってもいられなくなった。

 エウドクシスはソルペデスの遺体に取り縋ったまま、秩序だったメリディオン兵に持ち去られて行く。彼は不老不死の体であるが、大勢に押さえ込まれてしまえば振り払うだけの力はなかった。
 ましてソルペデスの遺体に拘泥こうでいしているのだから、尚更逃げられない。

 「何百年も生きているくせに、懲りていないな、あの男は」

 デリムはくすりと笑ってしまった。人界で共に行動していた折にも、似たような場面があった。本来、笑う状況ではないのだが、エウドクシスが不老不死で死ぬ心配がないのと、持ち去られる恰好が余りに珍妙なのが、武芸の神の笑いを誘ったのだ。
 笑みが漏れたところで、デリムは思い出したように外出の仕度を始めた。

 着いた先は、日の御子の宮であった。
 入口で天帝の使者に会った。使者は武芸の神を見てやれやれと首を振った。待たされることを覚悟したのであろう。デリムは使者に軽く手を振り、先に部屋へ通された。

 日の御子はもう出掛けるばかりであった。
 金糸で刺繍をほどこした深紅の上衣を身にまとい、黒曜石のような艶やかな黒髪も一分の隙なく整えられている。
 女神たちが渇仰かつごうするほど美しい顔立ちに温かい微笑みを浮かべ、忙しさを露ほども感じさせない態度で武芸の神を出迎えた。

 「そこで天帝の使者に会いました。お出掛けのところへお邪魔して済みません」
 「お気遣いなく。ところで、どうなさいましたか。レグナエラの件でしょうか」

 日の御子から気にかかっていたレグナエラの話を切り出され、却ってデリムは言葉に詰まる。
 冴え冴えとした薄青の瞳も伏し目がちに、落ち着きなく左右に動かす。

 「何から申し上げたらよいか。最早もはや、レグナエラが滅亡への道を辿りつつあるのは、火を見るよりも明らかです。天界の決まりは重々承知しておりますが、日の御子、ご自分が造られた国が滅ぼされるのを平気で見過ごされるご様子なのは、どうした訳なのでしょうか」

 一気に言い終えてから、言い過ぎたとばかりにデリムは口を押さえた。

 「いえ、日の御子のお考えを知りたいのではなく……」

 すうっ、と目の前に手が伸び、武芸の神は言い訳を並べ立てるのを止めた。日の御子は手を下ろし、微笑を口元に湛えたまま、より深く椅子に身をもたせ掛けた。

 「デリム殿。形あるものに永劫えいごうの存在は有り得ません」
 「神々も?」

 日の御子の微笑が濃くなった。

 「ええ、神々も。まして人間や人間の作り出す物、形があろうがなかろうが、人間の関わるもの全て、永遠に同じく在り続けることは不可能です」
 「しかし、レグナエラの王制は日の御子が完成させたのでしょう」

 躊躇ためらいながらも、デリムはつい異議を差し挟んだ。日の御子は相変わらず温かい微笑みを浮かべている。

 「制度を用いるのは人間です。どれほど保守的な人間でも、飽きることを知っている。どれほど完璧なものを作り上げても、人間は永遠に満足し続けることができません。それは、人間の心身が時の流れに従い変わることから生じる定めです」

 「レグナエラの体制は数百年の時に耐え、その間に人間は変わり続けました。今レグナエラが滅びようとするのは、今の人間に合わせた体制を作るための、大きな動きの一つに過ぎないのです。エウドクシスは」

 またもや日の御子の口から、デリムが気にかかっていながら言い出しかねていた名前が飛び出した。

 「人界に身を置くため、大きな動きまでは見えないのでしょう。しかし彼は愚者にあらず、いずれ気付くでしょう」

 日の御子は唐突に椅子から立ち上がった。デリムもつられて立つ。

 「他にご用件をお持ちのようでしたが?」
 「はい、実はそちらが主な用件なのです」

 さんざん日の御子の考えを聞いた後で、更なる用件を持ち出しにくく、そのまま帰りかけていたデリムは、ほっとしたように切り出した。

 「メミニ殿が行方不明のようなのです。もしやこちらにお出でなのではないかと」

 星の神々がデリムの元へ押しかけて、喋り散らしたことを伝えた。日の御子は微笑を消して頭を振る。

 「いえ、こちらに来られた形跡はありません。お話を聞くと、メミニ殿の様子には気懸かりな点があります。これから天帝の元に上がりますので、伺いを立てておきましょう」
 「ありがとうございます」

 今度こそデリムは帰路についた。帰りがけに天帝の使者とすれ違ったが、生真面目に日の御子が出てくるのを待ち続けていた。
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