12 / 30
12 村の恋愛模様
しおりを挟む
ゴールト団長のハーレムを十分見せつけられた後、俺は無事解放された。夜である。
もう一晩、娼館に泊まる羽目になってしまった。この晩のお相手は、コッコラであった。
家に帰り着いた後、アデラ宛に辺境騎士団で見聞きした事を送った。
俺は何の権限も持っていない。
メイナードのような優秀な男に頼られて、僅かながら情が動いたことは、認めよう。
それに、あれを放置して辺境騎士団が実質崩壊したら、緊急時の盾として役に立たない。
平和が脅かされると、俺の安楽生活にも影響する。
しばらくは、何事もなく過ぎた。
俺は相変わらず森の中で暮らし、時々村へ出る。
薬屋の未亡人とは、あれからヤっていない。彼女が妊娠したかどうかは、未だ不明である。
「ザックさんよお。たまには飲んで行けよ。一杯奢ってやるからよ」
酒場の親父が引き止めた。いつも、俺が酒を買うだけで帰ってしまうからだ。
俺が酒を買うのは、薬を作る材料としてである。酒場で飲む時間も勿体ない。
犬人の親父は、昼間から飲んだくれている。知り合いだらけの村でなかったら、店が潰れているのではないかと思う。
「俺も一杯奢ってやるよ。これで二杯もタダ酒が飲めるぞ」
兎人のピートが割り込んだ。鍛冶屋である。仕事がない時は、ここで酒を飲んでいる。
村人は、彼に仕事を頼む際、家よりも酒場へ来た方が話が早い、と知っている。
俺は、カウンターへ腰を下ろした。
「二杯もいらん。代わりにつまみをくれ」
「つまみ? じゃ、酒はピートの奢りな。ツケておくぞ」
注文を受けた親父は、酔っ払いとも思えないキレのある動きで、蒸留酒と炒り豆を用意した。ピートが空のグラスを掲げる。
「かんぱーい。あれ、酒入ってねえぞ。親父、もう一杯」
「あいよ」
改めて、カップをぶつけて乾杯する。飲み物にガラスの器を使うのは、王都の貴族ぐらいだろう。
この辺りでは、木製カップが標準である。辺境騎士団ですら、そうだった。彼らの場合、酔っ払って割ることが多そうだ。
団長だけは、銀製のカップを使っていたかもしれない。貴族だから、自前で用意する財力はある。
「最近、村のねーちゃんが、やたら綺麗に見えるんだけど。おいらに、嫁を世話してくれる人、いねえかなあ」
ピートが長い耳をぴくぴく動かす。
「お前、結婚諦めたんじゃなかったのか」
親父が突っ込む。
「でも、ウィロウ夫人とかだったら、いけるんじゃねえかと。旦那を亡くしてから、男っ気なしだろ? そろそろ体が疼いているとか」
未亡人の名前が出て、俺はどきりとする。炒り豆をボリボリと齧って動揺を誤魔化した。
「お前の体が、勝手に疼いているだけだ。ウィロウ夫人は、ボビーを育てるので手一杯だろ」
親父は、自分のカップに商売物の酒を注いで呷った。自分が飲める酒を客に出すのだから、質は信頼できる。
ひどい商売をする輩は、人間が飲めない液体を酒瓶に詰めて売ることもある。それで失明した酒好きを、何人も見たことがある。
「男はお呼びじゃないってか」
ピートが悄気た。
これで未亡人が妊娠したら、どんな噂になるのか。俺は、考えただけで頭が痛くなってきた。
仕込む際は、一人で育てると言っていたが、気が変わるかもしれない。
まして、相手が俺と明かされたら、ピートは恨むだろうか。
「司祭様は、また寄付を募る旅に出ているんだっけか」
親父は酔っ払いらしく、脈絡なく話を変えた。酒浸りの頭には、教会の司祭の不在もあやふやらしい。
たまにしか村へ来ない俺も、実は知らない。
「この村からの寄付だけじゃあ、やっていられんだろ。ホリーちゃんも苦労しているものなあ‥‥シスターって、結婚できるんだっけ?」
ピートの赤い目が輝いた。
「シスターじゃなくなるけどな」
俺は教えてやった。彼が何を考えているのか、手に取るようにわかった。俺の首に、猫の尻尾の感触が蘇る。
「結婚しないお付き合いとかなら、続けられるのか」
「あの娘は、最近スコットと付き合っているみたいだぜ。コーディが見たって」
親父が兎人の儚い夢を粉砕した。コーディは、熊人の大工である。
「村長の息子が面倒見るなら、俺の出番はねえなあ」
「司祭は知っているのか?」
俺は、つい口を挟んだ。懺悔室の一件以来、教会へ足が向かないままだった。信仰心の薄い俺でも、一般的にシスターが恋愛禁止なことは知っている。
「知らんと思うが」
親父がアルコール漬けの頭を振った。
「でも、ホリーちゃんがシスター辞めたら、教会潰れちまう。司祭様は村の外へ出稼ぎに行かないと生活できないし、その間、教会には誰もいなくなるじゃないか」
ピートが教会の心配をし始めた。
「新しいシスターを入れるしかないだろう。ほら、最近、騎士団から女騎士が大勢退職しただろ? 誰か一人くらい来ないかな」
「何で?」
これもまた初耳だった。この辺で騎士団と言えば、辺境騎士団だろう。俺の投書が関係するのだろうか。気になる。
「詳しくは知らねえけど、新しく来る団長の方針らしいぜ」
親父も内部事情までは知らないようだ。ゴールト団長が貴族出身だから、表向きは通常の配置換えと見せかけて体面を繕ったのだ。
団員の大掛かりな入替を伴うなら、実質は処分だろう。辞めさせられたのは、女騎士ばかりではあるまい。
水牛頭のメイナードはどうなったろうか。
「女騎士かあ。シスターにならなくてもいいから、村へ来てくれないかな」
ピートが溢れ出る涎を拭った。早くも妄想が爆発したようだ。
「ちょっと。就任祝いに、酒樽ぐらい贈ってくれても、いいんじゃない?」
庭の手入れをしていた俺は、不意打ちを喰らった気分だった。家の周りの結界は、敵意のある者にしか反応しない。アデラは当然、敵意なしで入り込んだのである。
「休暇の度に来なくたっていいだろ」
「何言ってるの」
彼女は馬から飛び降りた。マントがひらりと翻った。
「私アデラは、この度、辺境騎士団長を命じられました。ここも管轄内だから、よろしく」
俺は口も利けなかった。
もう一晩、娼館に泊まる羽目になってしまった。この晩のお相手は、コッコラであった。
家に帰り着いた後、アデラ宛に辺境騎士団で見聞きした事を送った。
俺は何の権限も持っていない。
メイナードのような優秀な男に頼られて、僅かながら情が動いたことは、認めよう。
それに、あれを放置して辺境騎士団が実質崩壊したら、緊急時の盾として役に立たない。
平和が脅かされると、俺の安楽生活にも影響する。
しばらくは、何事もなく過ぎた。
俺は相変わらず森の中で暮らし、時々村へ出る。
薬屋の未亡人とは、あれからヤっていない。彼女が妊娠したかどうかは、未だ不明である。
「ザックさんよお。たまには飲んで行けよ。一杯奢ってやるからよ」
酒場の親父が引き止めた。いつも、俺が酒を買うだけで帰ってしまうからだ。
俺が酒を買うのは、薬を作る材料としてである。酒場で飲む時間も勿体ない。
犬人の親父は、昼間から飲んだくれている。知り合いだらけの村でなかったら、店が潰れているのではないかと思う。
「俺も一杯奢ってやるよ。これで二杯もタダ酒が飲めるぞ」
兎人のピートが割り込んだ。鍛冶屋である。仕事がない時は、ここで酒を飲んでいる。
村人は、彼に仕事を頼む際、家よりも酒場へ来た方が話が早い、と知っている。
俺は、カウンターへ腰を下ろした。
「二杯もいらん。代わりにつまみをくれ」
「つまみ? じゃ、酒はピートの奢りな。ツケておくぞ」
注文を受けた親父は、酔っ払いとも思えないキレのある動きで、蒸留酒と炒り豆を用意した。ピートが空のグラスを掲げる。
「かんぱーい。あれ、酒入ってねえぞ。親父、もう一杯」
「あいよ」
改めて、カップをぶつけて乾杯する。飲み物にガラスの器を使うのは、王都の貴族ぐらいだろう。
この辺りでは、木製カップが標準である。辺境騎士団ですら、そうだった。彼らの場合、酔っ払って割ることが多そうだ。
団長だけは、銀製のカップを使っていたかもしれない。貴族だから、自前で用意する財力はある。
「最近、村のねーちゃんが、やたら綺麗に見えるんだけど。おいらに、嫁を世話してくれる人、いねえかなあ」
ピートが長い耳をぴくぴく動かす。
「お前、結婚諦めたんじゃなかったのか」
親父が突っ込む。
「でも、ウィロウ夫人とかだったら、いけるんじゃねえかと。旦那を亡くしてから、男っ気なしだろ? そろそろ体が疼いているとか」
未亡人の名前が出て、俺はどきりとする。炒り豆をボリボリと齧って動揺を誤魔化した。
「お前の体が、勝手に疼いているだけだ。ウィロウ夫人は、ボビーを育てるので手一杯だろ」
親父は、自分のカップに商売物の酒を注いで呷った。自分が飲める酒を客に出すのだから、質は信頼できる。
ひどい商売をする輩は、人間が飲めない液体を酒瓶に詰めて売ることもある。それで失明した酒好きを、何人も見たことがある。
「男はお呼びじゃないってか」
ピートが悄気た。
これで未亡人が妊娠したら、どんな噂になるのか。俺は、考えただけで頭が痛くなってきた。
仕込む際は、一人で育てると言っていたが、気が変わるかもしれない。
まして、相手が俺と明かされたら、ピートは恨むだろうか。
「司祭様は、また寄付を募る旅に出ているんだっけか」
親父は酔っ払いらしく、脈絡なく話を変えた。酒浸りの頭には、教会の司祭の不在もあやふやらしい。
たまにしか村へ来ない俺も、実は知らない。
「この村からの寄付だけじゃあ、やっていられんだろ。ホリーちゃんも苦労しているものなあ‥‥シスターって、結婚できるんだっけ?」
ピートの赤い目が輝いた。
「シスターじゃなくなるけどな」
俺は教えてやった。彼が何を考えているのか、手に取るようにわかった。俺の首に、猫の尻尾の感触が蘇る。
「結婚しないお付き合いとかなら、続けられるのか」
「あの娘は、最近スコットと付き合っているみたいだぜ。コーディが見たって」
親父が兎人の儚い夢を粉砕した。コーディは、熊人の大工である。
「村長の息子が面倒見るなら、俺の出番はねえなあ」
「司祭は知っているのか?」
俺は、つい口を挟んだ。懺悔室の一件以来、教会へ足が向かないままだった。信仰心の薄い俺でも、一般的にシスターが恋愛禁止なことは知っている。
「知らんと思うが」
親父がアルコール漬けの頭を振った。
「でも、ホリーちゃんがシスター辞めたら、教会潰れちまう。司祭様は村の外へ出稼ぎに行かないと生活できないし、その間、教会には誰もいなくなるじゃないか」
ピートが教会の心配をし始めた。
「新しいシスターを入れるしかないだろう。ほら、最近、騎士団から女騎士が大勢退職しただろ? 誰か一人くらい来ないかな」
「何で?」
これもまた初耳だった。この辺で騎士団と言えば、辺境騎士団だろう。俺の投書が関係するのだろうか。気になる。
「詳しくは知らねえけど、新しく来る団長の方針らしいぜ」
親父も内部事情までは知らないようだ。ゴールト団長が貴族出身だから、表向きは通常の配置換えと見せかけて体面を繕ったのだ。
団員の大掛かりな入替を伴うなら、実質は処分だろう。辞めさせられたのは、女騎士ばかりではあるまい。
水牛頭のメイナードはどうなったろうか。
「女騎士かあ。シスターにならなくてもいいから、村へ来てくれないかな」
ピートが溢れ出る涎を拭った。早くも妄想が爆発したようだ。
「ちょっと。就任祝いに、酒樽ぐらい贈ってくれても、いいんじゃない?」
庭の手入れをしていた俺は、不意打ちを喰らった気分だった。家の周りの結界は、敵意のある者にしか反応しない。アデラは当然、敵意なしで入り込んだのである。
「休暇の度に来なくたっていいだろ」
「何言ってるの」
彼女は馬から飛び降りた。マントがひらりと翻った。
「私アデラは、この度、辺境騎士団長を命じられました。ここも管轄内だから、よろしく」
俺は口も利けなかった。
28
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる