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19 賢者の昔話
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アリストファム王国は、一人の勇者から始まった。
千年以上前、その地は魔族に支配されていた。その地に住む人間は支配され、搾取される側だった。
奴隷というよりも、家畜であった。普段は労働力として使役され、必要に応じて食料ともなる。
その地に生まれた者は、運命を呪いつつも、必死で日々を生きながらえるしかなかった。
後に人々から勇者と呼ばれるようになった若者は、その地に生まれた。
物心ついた時から、他の人間と言動が異なっていた。
彼は、どこか別の世界を生きた記憶を持つ転生者と呼ばれる存在だった、と伝えられる。
若者は、幼い頃から魔族の支配を打ち倒す計画を立て、慎重に行動した。まるで先を見通したような行動を取ることもしばしばあり、予言能力があったとも伝わる。
彼は大人になるまでに、信頼できる仲間を集め、少しずつ魔族の勢力を削ぎ、遂には魔族の長を討ち倒した。
人間は勝利し、解放された。この時までに、魔族のほとんどは滅ぼされていたが、残党は、息を潜めて隠れ暮らすか、別の地へ逃亡した。
勇者は、アルフ=アリストファムと名乗り、請われて王となった。
これが、アリストファム王国の最初である。
ところで、魔族は人間と習性や体の構造が、全く異なる存在であった。魔族の長は中でも特別で、人間の手では、完全に滅ぼすことができなかったのである。
いわゆる魔王であるが、当時は、そのように呼ばれていなかった。
滅ぼすことができない存在の脅威を、どのようにして排除したか。
勇者は、その魂を分割して、仲間と共に分け持った。
魔族の長の魂は、こうして人間、エルフ、ドワーフの国で、厳重に保管されたのである。
床へ寝そべって本を読む少女エルフの前に、つま先が現れた。
「ヒサエルディス。そろそろ帰りなさい」
「もう少しだけ。キリの良いところまで読み終えたら」
彼女の目の前に、栞が現れた。あっという間に、空中へ体を持ち上げられる。
本はパタリと閉じた。栞の頭が端から覗く。
彼女が顔を上げるに従って、体の向きが変わる。床へ足がつく頃には、普通に立てる姿勢となった。
つま先の持ち主であるエルフと、向き合う形になる。
伯父の王に似た、エルフの中でもひときわ美しい顔立ちの男は、何の感情も見せずにヒサエルディスを見る。
「師匠」
「弟子を取った覚えはない。自分の足で帰るか、それとも、この間のように叩き出されたいかね?」
「帰ります、殿下。また来ます」
「来なくて結構」
戸口から一歩外へ踏み出した途端、背中を掠めるようにして、扉が閉められた。ご丁寧に、鍵を掛ける音まで聞こえた。
ヒサエルディスは、入り組んだ道を過たず進み、母と住む部屋まで辿り着いた。
「ヒッサ、どこへ行っていたの? 急いで支度しなさい!」
仕事用の装いのままの母が、飛びかからんばかりに走り寄る。部屋には、滅多に着ない類のドレス一式が広げられている。
ヒサエルディスは、たちまち裸同然にひん剥かれ、乱暴に体を拭かれ、その服を着せられた。
支度しろとは言われたが、手を出す隙がない。
「ああもう。髪の毛ぐちゃぐちゃ。お前、またリウメネレン殿下のところへ入り浸っていたわね。いい加減、迷惑だから、行くのを止めなさい」
「迷惑とは言われていないもん」
追い出されたことは、言わない。
「お母さんが馘首にならないよう、気を遣ってくださったのよ。お前だって、ここの外へ出て働くのは、嫌なんでしょう?」
ヒサエルディスは答えなかった。母の言う通り、田畑を耕したり、山の手入れをしたり、地道な作業を毎日繰り返す生活は、すぐに飽きてしまいそうだった。
かと言って、今の生活に満足している訳でもない。もっと、身も心も動かされるような経験をしてみたい。それが何なのか、彼女自身にも掴めていなかった。
猛然と動いた母の手腕により、たちまちヒサエルディスは、エルフのお嬢様程度の外見を整えた。
「ティヌリエル様が、今から出かけるの?」
エルフ王女のお出掛けに、ヒサエルディスが駆り出されることは、しばしばあった。
歳の近い同性のお供として、彼女は重宝されているのだ。長命のエルフは、生涯に生み育てる子の数も少ない。
十や二十の差ならば、同年と扱われる。ヒサエルディスも、王女との正確な年齢差など、覚えていない。自分の年齢を忘れずにいるので、精一杯である。
「違う。王様に呼び出されているんだよ。急いで」
「うわ。もしかして、殿下は知っていたのかな。言ってくれればいいのに」
「口より足を動かしなさい」
母娘で、広い宮殿の中を、ほとんど走るようにして移動した。謁見の間に着いた時には、二人とも息が乱れていた。
呼吸を整える間もなく、扉が開く。エルフ国は余剰の民を持たず、王城といえども仕える者は最小限であった。
代わりに魔法が発達している。この扉も、魔法で人の気配を感知して開閉する。
人の手と違い、通り過ぎただけでも開いたり、今のように服を整えるまで待つ気遣いもなく、容赦なく開いたりする点が、少々不便である。
開いた扉の奥には、王と王妃が玉座に並んで腰掛けていた。もう、入室するより他はない。
ヒサエルディスは、母に促され、着なれないドレスの裾を踏みつけないように、足を進めた。
左右の壁際には、長老たちが並んでいる。国王夫妻に近い位置に、王女と王子が並び立っていた。その向かいには、リウメネレンが、しれっと居たのである。
やはり、彼は知っていたのだ。
「よく来た。忙しいところを呼び立ててしまったようだな」
王は、時として、甥のリウメネレンよりも気さくな感じである。かと言って、こちらまで同じ態度を取るほど、ヒサエルディスも世間知らずではない。
全エルフの頂点に立つお方である。エルフらしくヒサエルディスと同じ年齢に見えても、数倍の時間を生きている。
とてもではないが、対等に口を聞こう、と思うことさえ烏滸がましい。
「お待たせして、大変失礼いたしました」
母が頭を下げるのに倣い、娘も頭を下げた。
「面を上げよ。早速本題に入る。この度、アリストファム王国から、国同士の交流を深めるための招待を受けた。先方には、年若い王女がいるとのこと。当方からは、ティヌリエルを遣わす。ファヌィアルの娘ヒサエルディス。汝に侍女として同行を命ずる」
「謹んで承り」
「お待ちくださいませ陛下」
母がヒサエルディスの返答を遮った。部屋中の視線が、母に集まる。隣に立つヒサエルディスも、その余波を受けた。
「娘は、そのような重要な外交を任せるには、経験不足です。聞くところによれば、アリストファム王国とその周辺には、いまだに魔物がうようよしていると言うではありませんか。戦闘能力のない者が加われば、王女殿下の護衛にも差し障りがございます。殿下の乳母である私が、代わりにお供いたします」
母は真剣な面持ちで訴えたが、ヒサエルディスには迷惑であった。
アリストファム王国と言えば、魔族を退けた人間たちの国である。その王は、勇者の末裔だ。
建国までの話は、おとぎ話のようにして、繰り返し聞かされた。数百年前の出来事である。誰が見聞きして広めたのか、エルフ王弟が、勇者の仲間として活躍する場面は、お気に入りだった。彼は、リウメネレンの父君に当たる。
彼らが作った国を、この目で見る機会を、みすみす逃したくない。
「外交は、ティヌリエルの役割である」
ヒサエルディスが声を上げる前に、エルフ王が口を開いた。諭すような口調だった。
「無論、武術に優れた護衛をつける。アリストファムからも迎えが来る。道中で、落ち合う予定となっている。ヒサエルディスの役割は、異国にあって王女を補佐することだ。経験は、積まねば永遠に得られない」
「得難い機会を与えてくださった陛下に感謝を捧げます。王命、謹んで承ります」
母が余計な口答えをする前に、ヒサエルディスは素早く受諾を表明した。
「うむ。ファヌィアルの夫は、魔族によって命を奪われたのだったな。ヒサエルディスよ。母の思いも汲んで、くれぐれも身を慎むように」
「はい」
浮足だった気持ちが、一気に萎む心地がした。王に念押しされて初めて、王女にくっついて、遊びに行くような気持ちでいたことに、気付いたのだ。
そんな娘の心を見抜いたような、母の視線が痛かった。
千年以上前、その地は魔族に支配されていた。その地に住む人間は支配され、搾取される側だった。
奴隷というよりも、家畜であった。普段は労働力として使役され、必要に応じて食料ともなる。
その地に生まれた者は、運命を呪いつつも、必死で日々を生きながらえるしかなかった。
後に人々から勇者と呼ばれるようになった若者は、その地に生まれた。
物心ついた時から、他の人間と言動が異なっていた。
彼は、どこか別の世界を生きた記憶を持つ転生者と呼ばれる存在だった、と伝えられる。
若者は、幼い頃から魔族の支配を打ち倒す計画を立て、慎重に行動した。まるで先を見通したような行動を取ることもしばしばあり、予言能力があったとも伝わる。
彼は大人になるまでに、信頼できる仲間を集め、少しずつ魔族の勢力を削ぎ、遂には魔族の長を討ち倒した。
人間は勝利し、解放された。この時までに、魔族のほとんどは滅ぼされていたが、残党は、息を潜めて隠れ暮らすか、別の地へ逃亡した。
勇者は、アルフ=アリストファムと名乗り、請われて王となった。
これが、アリストファム王国の最初である。
ところで、魔族は人間と習性や体の構造が、全く異なる存在であった。魔族の長は中でも特別で、人間の手では、完全に滅ぼすことができなかったのである。
いわゆる魔王であるが、当時は、そのように呼ばれていなかった。
滅ぼすことができない存在の脅威を、どのようにして排除したか。
勇者は、その魂を分割して、仲間と共に分け持った。
魔族の長の魂は、こうして人間、エルフ、ドワーフの国で、厳重に保管されたのである。
床へ寝そべって本を読む少女エルフの前に、つま先が現れた。
「ヒサエルディス。そろそろ帰りなさい」
「もう少しだけ。キリの良いところまで読み終えたら」
彼女の目の前に、栞が現れた。あっという間に、空中へ体を持ち上げられる。
本はパタリと閉じた。栞の頭が端から覗く。
彼女が顔を上げるに従って、体の向きが変わる。床へ足がつく頃には、普通に立てる姿勢となった。
つま先の持ち主であるエルフと、向き合う形になる。
伯父の王に似た、エルフの中でもひときわ美しい顔立ちの男は、何の感情も見せずにヒサエルディスを見る。
「師匠」
「弟子を取った覚えはない。自分の足で帰るか、それとも、この間のように叩き出されたいかね?」
「帰ります、殿下。また来ます」
「来なくて結構」
戸口から一歩外へ踏み出した途端、背中を掠めるようにして、扉が閉められた。ご丁寧に、鍵を掛ける音まで聞こえた。
ヒサエルディスは、入り組んだ道を過たず進み、母と住む部屋まで辿り着いた。
「ヒッサ、どこへ行っていたの? 急いで支度しなさい!」
仕事用の装いのままの母が、飛びかからんばかりに走り寄る。部屋には、滅多に着ない類のドレス一式が広げられている。
ヒサエルディスは、たちまち裸同然にひん剥かれ、乱暴に体を拭かれ、その服を着せられた。
支度しろとは言われたが、手を出す隙がない。
「ああもう。髪の毛ぐちゃぐちゃ。お前、またリウメネレン殿下のところへ入り浸っていたわね。いい加減、迷惑だから、行くのを止めなさい」
「迷惑とは言われていないもん」
追い出されたことは、言わない。
「お母さんが馘首にならないよう、気を遣ってくださったのよ。お前だって、ここの外へ出て働くのは、嫌なんでしょう?」
ヒサエルディスは答えなかった。母の言う通り、田畑を耕したり、山の手入れをしたり、地道な作業を毎日繰り返す生活は、すぐに飽きてしまいそうだった。
かと言って、今の生活に満足している訳でもない。もっと、身も心も動かされるような経験をしてみたい。それが何なのか、彼女自身にも掴めていなかった。
猛然と動いた母の手腕により、たちまちヒサエルディスは、エルフのお嬢様程度の外見を整えた。
「ティヌリエル様が、今から出かけるの?」
エルフ王女のお出掛けに、ヒサエルディスが駆り出されることは、しばしばあった。
歳の近い同性のお供として、彼女は重宝されているのだ。長命のエルフは、生涯に生み育てる子の数も少ない。
十や二十の差ならば、同年と扱われる。ヒサエルディスも、王女との正確な年齢差など、覚えていない。自分の年齢を忘れずにいるので、精一杯である。
「違う。王様に呼び出されているんだよ。急いで」
「うわ。もしかして、殿下は知っていたのかな。言ってくれればいいのに」
「口より足を動かしなさい」
母娘で、広い宮殿の中を、ほとんど走るようにして移動した。謁見の間に着いた時には、二人とも息が乱れていた。
呼吸を整える間もなく、扉が開く。エルフ国は余剰の民を持たず、王城といえども仕える者は最小限であった。
代わりに魔法が発達している。この扉も、魔法で人の気配を感知して開閉する。
人の手と違い、通り過ぎただけでも開いたり、今のように服を整えるまで待つ気遣いもなく、容赦なく開いたりする点が、少々不便である。
開いた扉の奥には、王と王妃が玉座に並んで腰掛けていた。もう、入室するより他はない。
ヒサエルディスは、母に促され、着なれないドレスの裾を踏みつけないように、足を進めた。
左右の壁際には、長老たちが並んでいる。国王夫妻に近い位置に、王女と王子が並び立っていた。その向かいには、リウメネレンが、しれっと居たのである。
やはり、彼は知っていたのだ。
「よく来た。忙しいところを呼び立ててしまったようだな」
王は、時として、甥のリウメネレンよりも気さくな感じである。かと言って、こちらまで同じ態度を取るほど、ヒサエルディスも世間知らずではない。
全エルフの頂点に立つお方である。エルフらしくヒサエルディスと同じ年齢に見えても、数倍の時間を生きている。
とてもではないが、対等に口を聞こう、と思うことさえ烏滸がましい。
「お待たせして、大変失礼いたしました」
母が頭を下げるのに倣い、娘も頭を下げた。
「面を上げよ。早速本題に入る。この度、アリストファム王国から、国同士の交流を深めるための招待を受けた。先方には、年若い王女がいるとのこと。当方からは、ティヌリエルを遣わす。ファヌィアルの娘ヒサエルディス。汝に侍女として同行を命ずる」
「謹んで承り」
「お待ちくださいませ陛下」
母がヒサエルディスの返答を遮った。部屋中の視線が、母に集まる。隣に立つヒサエルディスも、その余波を受けた。
「娘は、そのような重要な外交を任せるには、経験不足です。聞くところによれば、アリストファム王国とその周辺には、いまだに魔物がうようよしていると言うではありませんか。戦闘能力のない者が加われば、王女殿下の護衛にも差し障りがございます。殿下の乳母である私が、代わりにお供いたします」
母は真剣な面持ちで訴えたが、ヒサエルディスには迷惑であった。
アリストファム王国と言えば、魔族を退けた人間たちの国である。その王は、勇者の末裔だ。
建国までの話は、おとぎ話のようにして、繰り返し聞かされた。数百年前の出来事である。誰が見聞きして広めたのか、エルフ王弟が、勇者の仲間として活躍する場面は、お気に入りだった。彼は、リウメネレンの父君に当たる。
彼らが作った国を、この目で見る機会を、みすみす逃したくない。
「外交は、ティヌリエルの役割である」
ヒサエルディスが声を上げる前に、エルフ王が口を開いた。諭すような口調だった。
「無論、武術に優れた護衛をつける。アリストファムからも迎えが来る。道中で、落ち合う予定となっている。ヒサエルディスの役割は、異国にあって王女を補佐することだ。経験は、積まねば永遠に得られない」
「得難い機会を与えてくださった陛下に感謝を捧げます。王命、謹んで承ります」
母が余計な口答えをする前に、ヒサエルディスは素早く受諾を表明した。
「うむ。ファヌィアルの夫は、魔族によって命を奪われたのだったな。ヒサエルディスよ。母の思いも汲んで、くれぐれも身を慎むように」
「はい」
浮足だった気持ちが、一気に萎む心地がした。王に念押しされて初めて、王女にくっついて、遊びに行くような気持ちでいたことに、気付いたのだ。
そんな娘の心を見抜いたような、母の視線が痛かった。
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