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第三章 出現
目的地到達
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彼女が焦ったのも、無理はなかった。
その後、大急ぎで食べ物を買い込み、歩き食べながら進んだ先は、城壁の一番外側であった。つまり、オランを抜けたのである。
リズワーンは道中、シャラーラと一緒に村を出ることになった経緯を、ヴァルスに説明した。話をする時間は、たっぷりあった。
「すると村長さんは、僕への報酬以外は何も支払っていないことになるね。違うな。村人へ日当を支払っていたんだっけ。元はと言えば、アステアさんとウナスが悪い。あの時、請求してやっても、よかったんじゃない? 殺されかけた慰謝料も上乗せして」
「彼に支払い能力は、なかっただろう」
ウナスが境会の歪曲派に与して、リズワーンに矢を飛ばした件である。
彼は生活に困って、境会に近づいたらしかった。狩人の技能を持っていても、見知らぬ土地で食べていくには、時間がかかる。
原因が先か、結果が先か、アステアとの別れも関係がありそうだった。
「そこは、ルシアさんみたいに売り飛ば、じゃなくて、奉公させるとか」
ヴァルスは落ち着きを取り戻し、すっかりいつも通りになった。リズワーンもまた、彼と同じくシャラーラの旅の目的を知らないとわかり、疎外感が消えたためであろう。
三人は、村を通り抜けようとしていた。オランの城郭に迫る街より、さらに郊外である。夕闇が迫っていた。
どこからか聞こえる赤ん坊の泣き声が、景色の物寂しさを一層募らせた。
シャラーラが歩みを止めたのは、山の中腹にある一軒家だった。小屋よりましな程度の大きさで、日の落ちた陰に人の気配はない。
彼女は鍵を取り出し、鍵穴へ差し込んだ。かちり、と開錠の音が大きく響いた。
リズワーンの肩に揺られたカーフが目を覚まし、屋根の上に止まった。
「どうぞ、入って」
彼女は二人に向かって手招いた。
シャラーラが灯りを点けたり、火を起こしたりする間、リズワーンとヴァルスは手持ち無沙汰に座らされていた。
手伝おうかと声をかけたのだが、勝手に触られたくない、と断られたのだ。
三人の他には、誰もいない。
小さいながら、生活に不便のないよう整えられた家だった。ソファも椅子もテーブルも敷物も、色や柄は地味ながら、丁寧に作られた品が揃っている。
ある意味、整いすぎて生活感が薄い。同時に、家の周りの様子や埃の具合からは、長期間の空き家だったとは思えない。
例えれば、やや値の張る宿の客室に似た印象であった。
「これから食事の支度をする。もし眠りたいなら」
「手伝うよ」
ヴァルスがソファから立ち上がる。家の中を見て回ることも禁じられ、いい加減暇なのだ。リズワーンも同じ気持ちだった。
二人とも、いろいろ質問したいのを、我慢している。
「わかった。リズィは、休む?」
「一緒に作らせて欲しい」
シャラーラの承諾は、断るのが面倒くさくなったためのように見えた。
狭い台所へ三人ひしめき、手伝っているのか邪魔しているのか微妙な状況で、食事を作った。
台所を見て、わかったことがある。
この家の住人は、シャラーラだけではない。
少なくとも、二人以上で生活していた跡がある。ごく最近まで、その人物は、この家に住んでいた。
何となく、リズワーンには、それが男のような気がした。
彼は、ヴァルスの様子を窺う。彼の気付いた点に、精霊使いもまた気付いたかどうか。
ヴァルスは大人しく、シャラーラに言われた事だけを手伝っている。家へ入ってから、彼の口数は極端に減った。
リズワーンと同じことを考えたに違いない。
「寝る場所だが、ベッドが二つしかない」
手早く作った食事を取りながら、シャラーラが告げた。ヴァルスが絶望と安堵のないまぜになった表情を浮かべる。
「わたしとしては、師匠のベッドに他人を寝かせたくないのだが、やむを得ない。一人はソファで寝てもらう」
「師匠?」
ヴァルスの声に、喜色が混じる。シャラーラは怪訝な顔をしたが、すぐに説明不足に気がついた。
「ここは、師匠の家だ。わたしは彼に育ててもらった。それで、鍵を持っている。知っての通り、師匠は今家に戻れない」
彼女の言い方から、リズワーンも気づいた。
「シャラの師匠は、ラトーヤ様か」
「そうだ。知っているのか?」
シャラーラの目が光った。しばらく見なかった、探るような目つきだった。リズワーンは首を振る。
「先ほど、城の前で初めて名前を聞いた」
「何だ、そうだったんだあ」
対照的に、ヴァルスの顔は緩んだ。急に食が進み出した。
「良かった」
「よくない」
「あ、ごめん。そういう意味じゃなくて」
ヴァルスは慌てて打ち消した。
「わたしは自分のベッドで寝る。リズィは師匠のベッド、ヴァルはソファで寝ろ」
シャラーラから宣告を下された。ヴァルスは唸ったが、逆らわなかった。
彼がベッドを使うには、シャラーラかリズワーンを追いやるしかない。
ヴァルスなりに気を遣った末の結論と見えた。
食事の後片付けを終えると、リズワーンはラトーヤの部屋へ案内された。壁が本で出来たような部屋だった。本と、書き物机に椅子、ベッドが部屋の全てである。
「本を読んだら、元の場所へ戻す。引き出しは、勝手に開けない」
「わかった」
「わたしは自室にいる。用があれば、声をかけて」
シャラーラが去ると、早速リズワーンは本棚を漁った。ざっと見ただけでも、古今東西の本が満遍なく取り揃えてあることがわかる。
懐かしい、と思った。
ユーニアスの書棚とも違う。どこで見たのだろうか。
ノックの音がした。
「僕、まだ寝ないから、居間にいてもいいよ」
ヴァルスであった。そう言いながら、リズワーン越しに、部屋の中をしきりに覗き込む。
「凄い部屋だ。いいなあ。こんな家で暮らしたい」
「勝手に入ると、シャラが怒るぞ」
「リズィが入れてくれれば、いいんじゃない」
ヴァルスはそう言うと、するりと脇をすり抜けて、部屋へ入り込んだ。仕方なく、リズワーンは彼の背後から見守る。本棚の順番を死守しなければ、まずいことになるのは、明らかだった。
「エルフなのかな」
案に相違して、ヴァルスは本棚を眺めるだけだった。流すようにではあるが、端から端まで一通り見た後で、呟いたのだ。
「え」
「だって、これだけの本を読み尽くすには、相当な時間がかかるよ。書かれた言語の種類も色々だ。それでいて、お姫様を惑わせるってことは、リズワーンみたいに綺麗な顔ってことだと思う」
ヴァルスの声は、また沈んでいる。そう言う彼の顔も、ドンが買い取ろうとした程度には整っている、とリズワーンは思う。彼は、人間が騒ぐ顔の美醜がよく理解できない。
「惑わせるにも、色々ある。不吉な予言を授けて、仕事を妨げても、惑わしと言える」
極端な例だが、外出すると不幸になると告げて、大事な交渉を潰せば、それも惑わしに当たるだろう。
リズワーンの言葉にも、ヴァルスの猜疑は晴れない。
「そうかなあ。大体シャラって、リズィの顔を見ても何とも思わなかっただろ? 見慣れていたんじゃないか。それに、師匠がエルフなら、リズィを連れてきた理由もわかる。仲間と引き合わせたかったとか」
なるほど、顔のことはさておき、ヴァルスの考えにも一理あった。どうやらシャラーラの目的地は、彼女の住んでいたこの家であることに間違いなさそうである。
ここに至っても、未だ彼を連れてきた理由は明かされていなかった。
連れてきたのではなく、旅の護衛として雇った可能性もある。いずれにしても今夜は、宿を取らずには済まされない。
シャラーラも、師匠の大事で頭がいっぱいの様子だった。リズワーンには急ぐ旅でもなし、向こうから切り出されるのを待つつもりであった。
ヴァルスの考えが当たりなら、しばらくここへ滞在することになりそうだった。その場合、リズワーンはともかく、ヴァルスも一緒に住むのは、何か違う気もする。
遅くともラトーヤが戻れば、リズワーンも家を出る必要がある。
この家には、ベッドが二つしかない。
「もし、ここに長く住むなら、下の村で家を借りた方が良い」
「遠すぎるよ。この隣に家を建てるのはどうかな。丸太を積むだけなら、早く作れる」
「少なくとも、ラトーヤ師匠の許可は要るぞ」
早くも間取りなどを妄想しつつあるヴァルスに、リズワーンの声は届かない。彼はどっと疲れが出て、眠気を催してきた。
戸口にシャラーラが現れた。扉を開け放したままだった。
「ヴァルスは師匠のベッドで何をしている?」
彼は、ベッドへ仰向けに転がっていた。その前に立つリズワーンは、注意を逸らそうと話しかけた。
「扉を閉めない方が、疑われずに済むと思ったのだ。その、本が無くなった時などに」
シャラーラは虚を突かれたような顔をした。
「そんな心配はしていない。お前は、そういう性格ではないだろう。それより、聞いてもらいたい話がある。ソファに移動してくれ。扉は、閉めて構わない」
そう言うと、彼女は二人を部屋に残し、さっと出ていった。リズワーンは後を追う。
ヴァルスがベッドから飛び降り、彼を抜き去った。
その後、大急ぎで食べ物を買い込み、歩き食べながら進んだ先は、城壁の一番外側であった。つまり、オランを抜けたのである。
リズワーンは道中、シャラーラと一緒に村を出ることになった経緯を、ヴァルスに説明した。話をする時間は、たっぷりあった。
「すると村長さんは、僕への報酬以外は何も支払っていないことになるね。違うな。村人へ日当を支払っていたんだっけ。元はと言えば、アステアさんとウナスが悪い。あの時、請求してやっても、よかったんじゃない? 殺されかけた慰謝料も上乗せして」
「彼に支払い能力は、なかっただろう」
ウナスが境会の歪曲派に与して、リズワーンに矢を飛ばした件である。
彼は生活に困って、境会に近づいたらしかった。狩人の技能を持っていても、見知らぬ土地で食べていくには、時間がかかる。
原因が先か、結果が先か、アステアとの別れも関係がありそうだった。
「そこは、ルシアさんみたいに売り飛ば、じゃなくて、奉公させるとか」
ヴァルスは落ち着きを取り戻し、すっかりいつも通りになった。リズワーンもまた、彼と同じくシャラーラの旅の目的を知らないとわかり、疎外感が消えたためであろう。
三人は、村を通り抜けようとしていた。オランの城郭に迫る街より、さらに郊外である。夕闇が迫っていた。
どこからか聞こえる赤ん坊の泣き声が、景色の物寂しさを一層募らせた。
シャラーラが歩みを止めたのは、山の中腹にある一軒家だった。小屋よりましな程度の大きさで、日の落ちた陰に人の気配はない。
彼女は鍵を取り出し、鍵穴へ差し込んだ。かちり、と開錠の音が大きく響いた。
リズワーンの肩に揺られたカーフが目を覚まし、屋根の上に止まった。
「どうぞ、入って」
彼女は二人に向かって手招いた。
シャラーラが灯りを点けたり、火を起こしたりする間、リズワーンとヴァルスは手持ち無沙汰に座らされていた。
手伝おうかと声をかけたのだが、勝手に触られたくない、と断られたのだ。
三人の他には、誰もいない。
小さいながら、生活に不便のないよう整えられた家だった。ソファも椅子もテーブルも敷物も、色や柄は地味ながら、丁寧に作られた品が揃っている。
ある意味、整いすぎて生活感が薄い。同時に、家の周りの様子や埃の具合からは、長期間の空き家だったとは思えない。
例えれば、やや値の張る宿の客室に似た印象であった。
「これから食事の支度をする。もし眠りたいなら」
「手伝うよ」
ヴァルスがソファから立ち上がる。家の中を見て回ることも禁じられ、いい加減暇なのだ。リズワーンも同じ気持ちだった。
二人とも、いろいろ質問したいのを、我慢している。
「わかった。リズィは、休む?」
「一緒に作らせて欲しい」
シャラーラの承諾は、断るのが面倒くさくなったためのように見えた。
狭い台所へ三人ひしめき、手伝っているのか邪魔しているのか微妙な状況で、食事を作った。
台所を見て、わかったことがある。
この家の住人は、シャラーラだけではない。
少なくとも、二人以上で生活していた跡がある。ごく最近まで、その人物は、この家に住んでいた。
何となく、リズワーンには、それが男のような気がした。
彼は、ヴァルスの様子を窺う。彼の気付いた点に、精霊使いもまた気付いたかどうか。
ヴァルスは大人しく、シャラーラに言われた事だけを手伝っている。家へ入ってから、彼の口数は極端に減った。
リズワーンと同じことを考えたに違いない。
「寝る場所だが、ベッドが二つしかない」
手早く作った食事を取りながら、シャラーラが告げた。ヴァルスが絶望と安堵のないまぜになった表情を浮かべる。
「わたしとしては、師匠のベッドに他人を寝かせたくないのだが、やむを得ない。一人はソファで寝てもらう」
「師匠?」
ヴァルスの声に、喜色が混じる。シャラーラは怪訝な顔をしたが、すぐに説明不足に気がついた。
「ここは、師匠の家だ。わたしは彼に育ててもらった。それで、鍵を持っている。知っての通り、師匠は今家に戻れない」
彼女の言い方から、リズワーンも気づいた。
「シャラの師匠は、ラトーヤ様か」
「そうだ。知っているのか?」
シャラーラの目が光った。しばらく見なかった、探るような目つきだった。リズワーンは首を振る。
「先ほど、城の前で初めて名前を聞いた」
「何だ、そうだったんだあ」
対照的に、ヴァルスの顔は緩んだ。急に食が進み出した。
「良かった」
「よくない」
「あ、ごめん。そういう意味じゃなくて」
ヴァルスは慌てて打ち消した。
「わたしは自分のベッドで寝る。リズィは師匠のベッド、ヴァルはソファで寝ろ」
シャラーラから宣告を下された。ヴァルスは唸ったが、逆らわなかった。
彼がベッドを使うには、シャラーラかリズワーンを追いやるしかない。
ヴァルスなりに気を遣った末の結論と見えた。
食事の後片付けを終えると、リズワーンはラトーヤの部屋へ案内された。壁が本で出来たような部屋だった。本と、書き物机に椅子、ベッドが部屋の全てである。
「本を読んだら、元の場所へ戻す。引き出しは、勝手に開けない」
「わかった」
「わたしは自室にいる。用があれば、声をかけて」
シャラーラが去ると、早速リズワーンは本棚を漁った。ざっと見ただけでも、古今東西の本が満遍なく取り揃えてあることがわかる。
懐かしい、と思った。
ユーニアスの書棚とも違う。どこで見たのだろうか。
ノックの音がした。
「僕、まだ寝ないから、居間にいてもいいよ」
ヴァルスであった。そう言いながら、リズワーン越しに、部屋の中をしきりに覗き込む。
「凄い部屋だ。いいなあ。こんな家で暮らしたい」
「勝手に入ると、シャラが怒るぞ」
「リズィが入れてくれれば、いいんじゃない」
ヴァルスはそう言うと、するりと脇をすり抜けて、部屋へ入り込んだ。仕方なく、リズワーンは彼の背後から見守る。本棚の順番を死守しなければ、まずいことになるのは、明らかだった。
「エルフなのかな」
案に相違して、ヴァルスは本棚を眺めるだけだった。流すようにではあるが、端から端まで一通り見た後で、呟いたのだ。
「え」
「だって、これだけの本を読み尽くすには、相当な時間がかかるよ。書かれた言語の種類も色々だ。それでいて、お姫様を惑わせるってことは、リズワーンみたいに綺麗な顔ってことだと思う」
ヴァルスの声は、また沈んでいる。そう言う彼の顔も、ドンが買い取ろうとした程度には整っている、とリズワーンは思う。彼は、人間が騒ぐ顔の美醜がよく理解できない。
「惑わせるにも、色々ある。不吉な予言を授けて、仕事を妨げても、惑わしと言える」
極端な例だが、外出すると不幸になると告げて、大事な交渉を潰せば、それも惑わしに当たるだろう。
リズワーンの言葉にも、ヴァルスの猜疑は晴れない。
「そうかなあ。大体シャラって、リズィの顔を見ても何とも思わなかっただろ? 見慣れていたんじゃないか。それに、師匠がエルフなら、リズィを連れてきた理由もわかる。仲間と引き合わせたかったとか」
なるほど、顔のことはさておき、ヴァルスの考えにも一理あった。どうやらシャラーラの目的地は、彼女の住んでいたこの家であることに間違いなさそうである。
ここに至っても、未だ彼を連れてきた理由は明かされていなかった。
連れてきたのではなく、旅の護衛として雇った可能性もある。いずれにしても今夜は、宿を取らずには済まされない。
シャラーラも、師匠の大事で頭がいっぱいの様子だった。リズワーンには急ぐ旅でもなし、向こうから切り出されるのを待つつもりであった。
ヴァルスの考えが当たりなら、しばらくここへ滞在することになりそうだった。その場合、リズワーンはともかく、ヴァルスも一緒に住むのは、何か違う気もする。
遅くともラトーヤが戻れば、リズワーンも家を出る必要がある。
この家には、ベッドが二つしかない。
「もし、ここに長く住むなら、下の村で家を借りた方が良い」
「遠すぎるよ。この隣に家を建てるのはどうかな。丸太を積むだけなら、早く作れる」
「少なくとも、ラトーヤ師匠の許可は要るぞ」
早くも間取りなどを妄想しつつあるヴァルスに、リズワーンの声は届かない。彼はどっと疲れが出て、眠気を催してきた。
戸口にシャラーラが現れた。扉を開け放したままだった。
「ヴァルスは師匠のベッドで何をしている?」
彼は、ベッドへ仰向けに転がっていた。その前に立つリズワーンは、注意を逸らそうと話しかけた。
「扉を閉めない方が、疑われずに済むと思ったのだ。その、本が無くなった時などに」
シャラーラは虚を突かれたような顔をした。
「そんな心配はしていない。お前は、そういう性格ではないだろう。それより、聞いてもらいたい話がある。ソファに移動してくれ。扉は、閉めて構わない」
そう言うと、彼女は二人を部屋に残し、さっと出ていった。リズワーンは後を追う。
ヴァルスがベッドから飛び降り、彼を抜き去った。
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