12 / 26
第二章 出奔
置物逍遥
しおりを挟む
目を開けると、昼間と同じ場所にいた。質屋の店の奥である。
リズワーンはカーフの目を借りて、辺りを見回した。綺麗に整頓された店内に、人はいない。店主は店と別に住居を持つらしかった。すると、人目につく危険は減るが、脱出が難しい。
一通り店内を調べた後、フクロウは換気用の小窓を器用に開けて、外へ出た。これから、金を持って一往復しなければならない。ヴァルスのせいで、飛んだ手間をかけさせられる。
夜空を飛ぶフクロウの行く手に、眩しい光が現れた。
神殿である。長年生きてきたエルフのリズワーンが、初めて見る形式の建物だった。木の幹を模した特徴的な柱が立ち並ぶ。
尤も彼は、あの村にほとんど隠棲状態だった。移り変わりの激しい人間の世の動きには、疎い。
神殿の近くには広場があり、店も並んでいた。こちらの方は、寝静まっている。方角からして、ヴァルスが褒めた棒パンは、この辺りで買ったものとみえた。
手元へ戻ったカーフに銀貨を詰めた袋を持たせ、再び質屋へ向かわせる。フクロウの置物の代わりに袋を置いて、同じ小窓から飛び立った。残念ながら、外から鍵まで閉めることはできない。夜盗に狙われないことを祈るしかない。
往復の目印に据えた神殿には、変わらず明かりが灯っていた。隣接した芝生の地に、人の輪が見えた。往路では見かけなかった人影である。
敢えて夜中に外で集う信仰の形態なのだろうか。リズワーンは好奇心を覚えて、近寄ってみた。フクロウは、羽音をさせずに飛ぶことができる。
彼らは若い男で、全員が僧侶の衣服を纏っていた。四、五人で一つの輪を作る。他には誰も見当たらない。
「このまま、放っておいたら、わしらまで悪者じゃ」
「内輪のことは、内輪で片付けないと、いけないわな」
「無茶な。あいつら、山の連中を味方にしとるんじゃ」
「じゃが、表沙汰にはできん」
なかなか興味深い会話だった。宗教行事ではない。この場にシャラーラが居合わせれば、仕事に結びつきそうな流れであった。
しかし彼らの方は、部外者に頼るつもりがなさそうである。
リズワーンは、カーフを呼び戻した。フクロウは、音もなく飛び立った。
翌朝、ヘンクとギーノも交えて食事を取っていると、ドンの店にいた肉付きの良い女が入ってきた。
今日は、愛想どころか、佇まいから悲壮感を振り撒いていた。
「朝からごめんなさい」
「ドンくんの奥さんじゃないの。どうしたの?」
厨房から女将が出てきて、空いた席へ座らせた。女の顔色は、それほど悪かった。一晩中起きていたような顔だった。
近くの卓で朝食を取っていた一同が、自然とそちらへ目を向ける。
「夫が、戻って来ないんです」
視線に促されるようにして、口を開いた。
「どこから?」
ヘンクが尋ねる。女将が簡単に経緯を説明した。
「ルシアの実家に、ドンくんが直接向かったって、ことよね?」
念を押す女将に、妻が頷いた。
聞けば、ドンは昨日ここへ来た後、妻に店を任せ、すぐにルシアの実家へ向かったらしい。
「夕方には帰るって言ったのに。伝言も来ないし、ルシアちゃんも帰って来ないままだし、あたし、心配で」
「何かに巻き込まれたのは、確かだろうね」
ヘンクが重々しく頷く。シャラーラの目が、光った。
「わたしたちが、ご主人とルシアさんの様子を見に行ってみましょうか? とはいえ、只という訳にはいきませんが」
「えっ。私らならっ?」
テーブルの下で、シャラーラがヘンクの脛を蹴った。彼はまだ鎧を着用していなかった。
「ごめんなさい。大丈夫ですか? ちょっと、こっちへ来て見せてくださいね‥‥ああ、奥さん。わたしたちだけでは、ご心配でしょう。今後の予定について、少し話し合ってきます」
シャラーラは笑顔で言い置くと、ヘンクを引っ立てるようにして食堂から連れ出した。
ギーノとヴァルスが後を追おうとしたのだが、ヘンクが手で制止したのと、シャラーラが笑顔の奥で睨んだのに気づき、二人とも椅子に腰を下ろした。
「少し、食べた方がいいよ。全然眠っていないんだろう? 今、用意するよ」
女将が、ドンの妻を気遣って、厨房へ行った。
それを潮に、ヴァルスが朝食を再開する。ギーノもつられてパンを手に取った。
リズワーンも食べ始めた。エルフの聴覚は、シャラーラの言葉を途切れ途切れながら、捉えていた。
「プロなら当然‥‥己の無能さを喧伝しているようなもの‥‥金持ちの暇潰し‥‥剣だけでは危険」
ヘンクの返事は聞こえなかったが、二人が戻った時には、双方笑顔だった。
ドンの妻は、朝食にもほとんど手をつけられなかった。不安げにシャラーラを見上げる。彼女は安心させるように、笑顔を返した。
「どうかご心配なく。わたし達は、協力してご主人とルシアさんを捜索します。総勢五名、一人頭銀貨三十枚として、百五十枚でお引き受けしましょう。これは、お二人の捜索と救出費用の実費と手間賃を含めた金額です」
リズワーンが、ドンの店に出勤すれば、三日でお釣りがくる金額である。日給を聞いた後では、安いとさえ思える対価だったが、ドンの妻は躊躇った。
女将が厨房から顔を出した。
「奥さん、ドンくんの命がかかっているかもしれないよ。何なら、五十枚はうちで出すわ。ルシアの実家の土地は、うちの物だからね。坊ちゃん、悪い奴がいたら、ついでにやっつけちまってください」
「ありがとうございます。それで、お願いします」
「任せておけ。フィリアの土地は、私が守る!」
リズワーンは、頭を下げる二人の女の上で、シャラーラが苦い顔をするのを見た。対照的に、ヘンクは満足げに胸を張っている。
これは、女将が金を出した時に、さりげなく仕事を追加されたことが原因と察せられた。
ルシアとドンの救出に加えて、犯人がいた場合の始末も頼まれたのである。無論、救出の過程でやり合う可能性は高いが、相手の数が多ければ、全員を掃討するのは難しい。状況もわからないうちに、義務として引き受ける筋合いの仕事ではなかった。
だが、一緒に行動するヘンクが同意したのだ。彼は、乳母に成長した姿を見せたいのであろう。
彼の意欲に実力が伴うことを、祈るより他ない。
こういうトラブルを防ぐために、通常は酒場などを仲介に仕事を受けるのである。
シャラーラの懐は、リズワーンが思うより逼迫しているのかもしれなかった。
「では、準備が整い次第、出発します。よろしければ、道中の食料を用意いただけますか?」
せめてもの意趣返しとばかりに、シャラーラが女将に要求した。これは快諾され、揉めずに済んだ。
ドンの妻は、店へ戻って行った。
女将が食料をまとめても、ヘンクは降りて来なかった。彼の鎧は、着脱に時間がかかる。それに、通常一人では脱ぎ着できない。今頃、ギーノと四苦八苦している筈だ。
彼らを待つ間、リズワーン達は、女将からルシアの実家と周辺の地理を聞き取った。
ルシアの家は、山の中にあるらしい。果たして半日で往復できる距離だったのか、疑問が湧いてきた。
それでも五、六日経過して音沙汰がなく、後を追った者の消息も知れないのは、異常である。
「やあ、皆さん。お待たせしました。早速出発しましょう!」
現れたヘンクとギーノは、鎧着用だけで既に体力を消耗したように見えた。不穏な先行きであった。
リズワーンはカーフの目を借りて、辺りを見回した。綺麗に整頓された店内に、人はいない。店主は店と別に住居を持つらしかった。すると、人目につく危険は減るが、脱出が難しい。
一通り店内を調べた後、フクロウは換気用の小窓を器用に開けて、外へ出た。これから、金を持って一往復しなければならない。ヴァルスのせいで、飛んだ手間をかけさせられる。
夜空を飛ぶフクロウの行く手に、眩しい光が現れた。
神殿である。長年生きてきたエルフのリズワーンが、初めて見る形式の建物だった。木の幹を模した特徴的な柱が立ち並ぶ。
尤も彼は、あの村にほとんど隠棲状態だった。移り変わりの激しい人間の世の動きには、疎い。
神殿の近くには広場があり、店も並んでいた。こちらの方は、寝静まっている。方角からして、ヴァルスが褒めた棒パンは、この辺りで買ったものとみえた。
手元へ戻ったカーフに銀貨を詰めた袋を持たせ、再び質屋へ向かわせる。フクロウの置物の代わりに袋を置いて、同じ小窓から飛び立った。残念ながら、外から鍵まで閉めることはできない。夜盗に狙われないことを祈るしかない。
往復の目印に据えた神殿には、変わらず明かりが灯っていた。隣接した芝生の地に、人の輪が見えた。往路では見かけなかった人影である。
敢えて夜中に外で集う信仰の形態なのだろうか。リズワーンは好奇心を覚えて、近寄ってみた。フクロウは、羽音をさせずに飛ぶことができる。
彼らは若い男で、全員が僧侶の衣服を纏っていた。四、五人で一つの輪を作る。他には誰も見当たらない。
「このまま、放っておいたら、わしらまで悪者じゃ」
「内輪のことは、内輪で片付けないと、いけないわな」
「無茶な。あいつら、山の連中を味方にしとるんじゃ」
「じゃが、表沙汰にはできん」
なかなか興味深い会話だった。宗教行事ではない。この場にシャラーラが居合わせれば、仕事に結びつきそうな流れであった。
しかし彼らの方は、部外者に頼るつもりがなさそうである。
リズワーンは、カーフを呼び戻した。フクロウは、音もなく飛び立った。
翌朝、ヘンクとギーノも交えて食事を取っていると、ドンの店にいた肉付きの良い女が入ってきた。
今日は、愛想どころか、佇まいから悲壮感を振り撒いていた。
「朝からごめんなさい」
「ドンくんの奥さんじゃないの。どうしたの?」
厨房から女将が出てきて、空いた席へ座らせた。女の顔色は、それほど悪かった。一晩中起きていたような顔だった。
近くの卓で朝食を取っていた一同が、自然とそちらへ目を向ける。
「夫が、戻って来ないんです」
視線に促されるようにして、口を開いた。
「どこから?」
ヘンクが尋ねる。女将が簡単に経緯を説明した。
「ルシアの実家に、ドンくんが直接向かったって、ことよね?」
念を押す女将に、妻が頷いた。
聞けば、ドンは昨日ここへ来た後、妻に店を任せ、すぐにルシアの実家へ向かったらしい。
「夕方には帰るって言ったのに。伝言も来ないし、ルシアちゃんも帰って来ないままだし、あたし、心配で」
「何かに巻き込まれたのは、確かだろうね」
ヘンクが重々しく頷く。シャラーラの目が、光った。
「わたしたちが、ご主人とルシアさんの様子を見に行ってみましょうか? とはいえ、只という訳にはいきませんが」
「えっ。私らならっ?」
テーブルの下で、シャラーラがヘンクの脛を蹴った。彼はまだ鎧を着用していなかった。
「ごめんなさい。大丈夫ですか? ちょっと、こっちへ来て見せてくださいね‥‥ああ、奥さん。わたしたちだけでは、ご心配でしょう。今後の予定について、少し話し合ってきます」
シャラーラは笑顔で言い置くと、ヘンクを引っ立てるようにして食堂から連れ出した。
ギーノとヴァルスが後を追おうとしたのだが、ヘンクが手で制止したのと、シャラーラが笑顔の奥で睨んだのに気づき、二人とも椅子に腰を下ろした。
「少し、食べた方がいいよ。全然眠っていないんだろう? 今、用意するよ」
女将が、ドンの妻を気遣って、厨房へ行った。
それを潮に、ヴァルスが朝食を再開する。ギーノもつられてパンを手に取った。
リズワーンも食べ始めた。エルフの聴覚は、シャラーラの言葉を途切れ途切れながら、捉えていた。
「プロなら当然‥‥己の無能さを喧伝しているようなもの‥‥金持ちの暇潰し‥‥剣だけでは危険」
ヘンクの返事は聞こえなかったが、二人が戻った時には、双方笑顔だった。
ドンの妻は、朝食にもほとんど手をつけられなかった。不安げにシャラーラを見上げる。彼女は安心させるように、笑顔を返した。
「どうかご心配なく。わたし達は、協力してご主人とルシアさんを捜索します。総勢五名、一人頭銀貨三十枚として、百五十枚でお引き受けしましょう。これは、お二人の捜索と救出費用の実費と手間賃を含めた金額です」
リズワーンが、ドンの店に出勤すれば、三日でお釣りがくる金額である。日給を聞いた後では、安いとさえ思える対価だったが、ドンの妻は躊躇った。
女将が厨房から顔を出した。
「奥さん、ドンくんの命がかかっているかもしれないよ。何なら、五十枚はうちで出すわ。ルシアの実家の土地は、うちの物だからね。坊ちゃん、悪い奴がいたら、ついでにやっつけちまってください」
「ありがとうございます。それで、お願いします」
「任せておけ。フィリアの土地は、私が守る!」
リズワーンは、頭を下げる二人の女の上で、シャラーラが苦い顔をするのを見た。対照的に、ヘンクは満足げに胸を張っている。
これは、女将が金を出した時に、さりげなく仕事を追加されたことが原因と察せられた。
ルシアとドンの救出に加えて、犯人がいた場合の始末も頼まれたのである。無論、救出の過程でやり合う可能性は高いが、相手の数が多ければ、全員を掃討するのは難しい。状況もわからないうちに、義務として引き受ける筋合いの仕事ではなかった。
だが、一緒に行動するヘンクが同意したのだ。彼は、乳母に成長した姿を見せたいのであろう。
彼の意欲に実力が伴うことを、祈るより他ない。
こういうトラブルを防ぐために、通常は酒場などを仲介に仕事を受けるのである。
シャラーラの懐は、リズワーンが思うより逼迫しているのかもしれなかった。
「では、準備が整い次第、出発します。よろしければ、道中の食料を用意いただけますか?」
せめてもの意趣返しとばかりに、シャラーラが女将に要求した。これは快諾され、揉めずに済んだ。
ドンの妻は、店へ戻って行った。
女将が食料をまとめても、ヘンクは降りて来なかった。彼の鎧は、着脱に時間がかかる。それに、通常一人では脱ぎ着できない。今頃、ギーノと四苦八苦している筈だ。
彼らを待つ間、リズワーン達は、女将からルシアの実家と周辺の地理を聞き取った。
ルシアの家は、山の中にあるらしい。果たして半日で往復できる距離だったのか、疑問が湧いてきた。
それでも五、六日経過して音沙汰がなく、後を追った者の消息も知れないのは、異常である。
「やあ、皆さん。お待たせしました。早速出発しましょう!」
現れたヘンクとギーノは、鎧着用だけで既に体力を消耗したように見えた。不穏な先行きであった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
スコップ1つで異世界征服
葦元狐雪
ファンタジー
超健康生活を送っているニートの戸賀勇希の元へ、ある日突然赤い手紙が届く。
その中には、誰も知らないゲームが記録されている謎のUSBメモリ。
怪しいと思いながらも、戸賀勇希は夢中でそのゲームをクリアするが、何者かの手によってPCの中に引き込まれてしまい......
※グロテスクにチェックを入れるのを忘れていました。申し訳ありません。
※クズな主人公が試行錯誤しながら現状を打開していく成長もののストーリーです。
※ヒロインが死ぬ? 大丈夫、死にません。
※矛盾点などがないよう配慮しているつもりですが、もしありましたら申し訳ございません。すぐに修正いたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
シャルロット姫の食卓外交〜おかん姫と騎士息子の詰め所ごはん
ムギ・オブ・アレキサンドリア
ファンタジー
お料理や世話焼きおかんなお姫様シャルロット✖️超箱入り?な深窓のイケメン王子様グレース✖️溺愛わんこ系オオカミの精霊クロウ(時々チワワ)の魔法と精霊とグルメファンタジー
プリンが大好きな白ウサギの獣人美少年護衛騎士キャロル、自分のレストランを持つことを夢見る公爵令息ユハなど、[美味しいゴハン]を通してココロが繋がる、ハートウォーミング♫ストーリーです☆
エブリスタでも掲載中
https://estar.jp/novels/25573975
蛮族女王の娘 第2部【共和国編】
枕崎 純之助
ファンタジー
女戦士ばかりの蛮族ダニア。
その女王ブリジットの娘として生まれたプリシラ。
外出先の街で彼女がほんのイタズラ心で弟のエミルを連れ出したことが全ての始まりだった。
2人は悪漢にさらわれ、紆余曲折を経て追われる身となったのだ。
追ってくるのは若干16歳にして王国軍の将軍となったチェルシー。
同じダニアの女王の系譜であるチェルシーとの激しい戦いの結果、プリシラは弟のエミルを連れ去られてしまう。
女王である母と合流した失意のプリシラは、エミル奪還作戦の捜索隊に参加するべく名乗りを上げるのだった。
蛮族女王の娘が繰り広げる次世代の物語。
大河ファンタジー第二幕。
若さゆえの未熟さに苦しみながらも、多くの人との出会いを経て成長していく少女と少年の行く末やいかに……。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる