80 / 161
79 日常(山の幸)
しおりを挟む
僕はハルさんとトレイルランニングの大会に参加するため、某県の某山中に向かっている。
僕たちの地元では、山には雪が積もっているが、降雪のほとんどないこの辺りは紅葉でも有名で、古くから霊山とかパワースポットとか言われるいわゆる修験道で開かれた登山道もある。
大会前後はテント泊する。
そのための食料を、近くの道の駅で物色するのも楽しいものです(•᎑•)
ハル「あ、まだリンゴ売ってる♪安い!」
僕「クルミもある。キノコも!もう冬かと思ったけれど、まだまだ山の幸がたくさんだねぇ。春には山菜が出回りそうだしいい所だぁ。」
ハル「山菜もいいですね!春にも来たいですね~」
今夜は明日のレースに備えて山菜そばだ!と、マイタケやヒラタケを買う。
あ、そばはインスタントです。
デザートにリンゴと、ハルさんは大好物だと言って殻付きのクルミを一袋購入していた。
早速二つ取り出して、掌の中でカロカロと転がしている。
ハル「子供のころおじいちゃんにくっついて山に入っては、クルミ拾ってたんです。
部活で握力を鍛えるのに、高校時代までこうして握ってたりしたんですよ(^^♪」
僕「へえ。じゃあ、片手で割れたりす…」
バキッ!
ハル「あ…。」
ハルさんの掌の中には、真っ二つに割れたクルミが。ハルさんは殻の中から実を取って僕にくれた。
ハル「…食べます?」
僕「うん、ありがとう。今でも割れるんだ…。」
ハル「えっと、握力ではなくてですね、コツがあるのです。」
僕はリンゴを手にとって、両手で持つと力を込めた。
ピシッ!
ハル「ふおぉぉ~!(゚Д゚;)」
僕は、半分に割ったリンゴの一片をハルさんに手渡す。
僕「これは純粋に握力(笑)」
二人で顔を見合わせて、笑う。
なんだか楽しくなって、笑いながらリンゴとクルミを食べました。
僕たちの地元では、山には雪が積もっているが、降雪のほとんどないこの辺りは紅葉でも有名で、古くから霊山とかパワースポットとか言われるいわゆる修験道で開かれた登山道もある。
大会前後はテント泊する。
そのための食料を、近くの道の駅で物色するのも楽しいものです(•᎑•)
ハル「あ、まだリンゴ売ってる♪安い!」
僕「クルミもある。キノコも!もう冬かと思ったけれど、まだまだ山の幸がたくさんだねぇ。春には山菜が出回りそうだしいい所だぁ。」
ハル「山菜もいいですね!春にも来たいですね~」
今夜は明日のレースに備えて山菜そばだ!と、マイタケやヒラタケを買う。
あ、そばはインスタントです。
デザートにリンゴと、ハルさんは大好物だと言って殻付きのクルミを一袋購入していた。
早速二つ取り出して、掌の中でカロカロと転がしている。
ハル「子供のころおじいちゃんにくっついて山に入っては、クルミ拾ってたんです。
部活で握力を鍛えるのに、高校時代までこうして握ってたりしたんですよ(^^♪」
僕「へえ。じゃあ、片手で割れたりす…」
バキッ!
ハル「あ…。」
ハルさんの掌の中には、真っ二つに割れたクルミが。ハルさんは殻の中から実を取って僕にくれた。
ハル「…食べます?」
僕「うん、ありがとう。今でも割れるんだ…。」
ハル「えっと、握力ではなくてですね、コツがあるのです。」
僕はリンゴを手にとって、両手で持つと力を込めた。
ピシッ!
ハル「ふおぉぉ~!(゚Д゚;)」
僕は、半分に割ったリンゴの一片をハルさんに手渡す。
僕「これは純粋に握力(笑)」
二人で顔を見合わせて、笑う。
なんだか楽しくなって、笑いながらリンゴとクルミを食べました。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?
石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。
ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。
ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。
「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。
扉絵は汐の音さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる