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99 日常 山に行く(北アルプス縦走)
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僕はハルさんと、夏山縦走の計画を立てています。
今回やっと長期の休みの許可がおりました!
本気でグレますよぉ~って笑いながらバリバリ働いてたら休ませてくれることになりました(•᎑•)
その代わり来週末から富士だけど。検閲終わったら山に籠もる!
さて、ハルさんが休みを合わせてくれたので、あとはお互いが行きたい山域を確認します。
僕「裏剱もハルさん、もう行けると思うよ♪懸垂下降もバッチリだし。
でも、裏銀座も捨て難いねぇ。」
ハル「裏剱は…うーん、雪渓が不安かも…」
僕「確かに雪渓で休憩するときが一番危ないよねぇ…」
ハル「んん~悩むむむ~(¯―¯٥)せっかく長く休めるなら、縦走が良いかなぁ」
そんなこんなで、予備日を入れたら6日間、立山から槍ヶ岳~新穂高温泉に下りるコースのテント泊縦走と決まりました♪
次に、紙地図を見ながらタイムテーブルを入れていき、幕営池や水場の確認、エスケープルートなどを考えていきます。
ハル「計画に槍の穂先が組み込まれてないですよね?…素通り…二人共、以前登ったことがあるからもういっか~って思ったのですが、もういい?(笑)」
僕「ふふふ…。槍は遠くから眺める山なのだよ、大人になった証拠です♪
と言うのは冗談だけど、穂先は別にもう良いかな。
多分ね、ハルさんも僕も剱岳登ってるでしょ?しかもハルさんは、早月からも別山からも…だからじゃないでしょうか。」
ハル「あ、比べちゃうと槍(穂先)は物足りないですね。」
僕「そうでしょ?なんか、登らせてあげるよ~って手取り足取り手伝ってもらってるみたいな(笑)
小槍の登攀はまた別格だから、やってみたいけどね(•᎑•)」
ハルさんは納得した、と頷く。
ハル「そうですね。穂先を登るのは簡単でしかも渋滞してると、登山としての魅力は近づいていく槍を眺めながら縦走する方が幸せすぎて…もう別にいいかも、ピークハントは(笑)
あ、でも剱はもう一度登りたい!晴れたとき登りたいのです!
雨やガスった剱にしか登ったことないから、高度感がなくて、結局剱岳の怖さがわからないっていうか…眼の前の岩しか覚えてないんです。
これでは本当に登ったと言えないと思うのです!」
僕は思わず吹き出した。まさか、ハルさんは雨の剱岳の方が晴れた剱岳より難易度が低いと思っているのだろうか?
僕「ハルさん…。誤解を生むので、剱岳のシャワークライミングが晴れの時より簡単だ~みたいに言わないように(笑)」
ハル「えぇ~?高さがわからないから丁寧にさえムーブできれば難しくはなかったような…。」
僕「じゃあ、初日のコンディション次第では、早月からの剱岳スタートにしちゃいますか?(•᎑•)」
ハル「えぇ?!さすがにそれをすると、予備日なしになりませんか?やってみたい気はしますけど(笑)
あ、そうだ!
どうせなら、買い忘れた大キレットのバッヂ買いに行きたいです!」
僕「うん、それ買うためには南岳か大キレットに足を伸ばそうってことだよね?
『あ、牛乳買い忘れたからちょっと行ってくる』みたいに言わないように(笑)」
ハル「え?変ですか?剱岳スタートよりはちょっと寄り道になるだけだから、時間的に余裕だと思うんだけどなぁ(´ε`;)ウーン…」
ハルさんには、以前登った剱岳(しかも雨)や大キレットを問題なく歩けるだけの実力がある。
かなりスキルは高いんだけど、彼女自身は全く凄いと思っていないどころか、自己評価が低いくらい慎重だ。
それって、同じ山でも同じ山行にはならないと分かっているからかも。
その未知への慎重さと自分を過信しないところは、山に登るにはとても大切な資質だと僕は思っている。
で、天候と縦走3日目の疲労度と行程次第では、4日目に南岳山荘まで行く計画になりました♪
エスケープルートや、ピークハントに拘らない行程も考えてみたり、計画だけでひと山登った気分になりました。
二人で縦走、ホント楽しみだなぁ(*^^*)
今回やっと長期の休みの許可がおりました!
本気でグレますよぉ~って笑いながらバリバリ働いてたら休ませてくれることになりました(•᎑•)
その代わり来週末から富士だけど。検閲終わったら山に籠もる!
さて、ハルさんが休みを合わせてくれたので、あとはお互いが行きたい山域を確認します。
僕「裏剱もハルさん、もう行けると思うよ♪懸垂下降もバッチリだし。
でも、裏銀座も捨て難いねぇ。」
ハル「裏剱は…うーん、雪渓が不安かも…」
僕「確かに雪渓で休憩するときが一番危ないよねぇ…」
ハル「んん~悩むむむ~(¯―¯٥)せっかく長く休めるなら、縦走が良いかなぁ」
そんなこんなで、予備日を入れたら6日間、立山から槍ヶ岳~新穂高温泉に下りるコースのテント泊縦走と決まりました♪
次に、紙地図を見ながらタイムテーブルを入れていき、幕営池や水場の確認、エスケープルートなどを考えていきます。
ハル「計画に槍の穂先が組み込まれてないですよね?…素通り…二人共、以前登ったことがあるからもういっか~って思ったのですが、もういい?(笑)」
僕「ふふふ…。槍は遠くから眺める山なのだよ、大人になった証拠です♪
と言うのは冗談だけど、穂先は別にもう良いかな。
多分ね、ハルさんも僕も剱岳登ってるでしょ?しかもハルさんは、早月からも別山からも…だからじゃないでしょうか。」
ハル「あ、比べちゃうと槍(穂先)は物足りないですね。」
僕「そうでしょ?なんか、登らせてあげるよ~って手取り足取り手伝ってもらってるみたいな(笑)
小槍の登攀はまた別格だから、やってみたいけどね(•᎑•)」
ハルさんは納得した、と頷く。
ハル「そうですね。穂先を登るのは簡単でしかも渋滞してると、登山としての魅力は近づいていく槍を眺めながら縦走する方が幸せすぎて…もう別にいいかも、ピークハントは(笑)
あ、でも剱はもう一度登りたい!晴れたとき登りたいのです!
雨やガスった剱にしか登ったことないから、高度感がなくて、結局剱岳の怖さがわからないっていうか…眼の前の岩しか覚えてないんです。
これでは本当に登ったと言えないと思うのです!」
僕は思わず吹き出した。まさか、ハルさんは雨の剱岳の方が晴れた剱岳より難易度が低いと思っているのだろうか?
僕「ハルさん…。誤解を生むので、剱岳のシャワークライミングが晴れの時より簡単だ~みたいに言わないように(笑)」
ハル「えぇ~?高さがわからないから丁寧にさえムーブできれば難しくはなかったような…。」
僕「じゃあ、初日のコンディション次第では、早月からの剱岳スタートにしちゃいますか?(•᎑•)」
ハル「えぇ?!さすがにそれをすると、予備日なしになりませんか?やってみたい気はしますけど(笑)
あ、そうだ!
どうせなら、買い忘れた大キレットのバッヂ買いに行きたいです!」
僕「うん、それ買うためには南岳か大キレットに足を伸ばそうってことだよね?
『あ、牛乳買い忘れたからちょっと行ってくる』みたいに言わないように(笑)」
ハル「え?変ですか?剱岳スタートよりはちょっと寄り道になるだけだから、時間的に余裕だと思うんだけどなぁ(´ε`;)ウーン…」
ハルさんには、以前登った剱岳(しかも雨)や大キレットを問題なく歩けるだけの実力がある。
かなりスキルは高いんだけど、彼女自身は全く凄いと思っていないどころか、自己評価が低いくらい慎重だ。
それって、同じ山でも同じ山行にはならないと分かっているからかも。
その未知への慎重さと自分を過信しないところは、山に登るにはとても大切な資質だと僕は思っている。
で、天候と縦走3日目の疲労度と行程次第では、4日目に南岳山荘まで行く計画になりました♪
エスケープルートや、ピークハントに拘らない行程も考えてみたり、計画だけでひと山登った気分になりました。
二人で縦走、ホント楽しみだなぁ(*^^*)
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