人生前のめり♪

ナンシー

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54 イベント(創立記念行事 非常食)

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ハルは『施設のメッカ』と言われる陸上自衛隊のとある駐屯地の創立記念に行ってきた。
いつものように一人である。

そこは、トラック部隊と言われるほど、大型のトラックが並んでいたり。
ボートや水陸両用車の訓練用の池や、ショベルカーやドーザーの訓練用の砂利の山や、土嚢用の土砂、
施設部隊らしく様々な資材が積まれる倉庫などがあった。

創立記念式典お決まりの挨拶や、観閲行進、音楽隊の演奏、訓練展示がタイムスケジュール通りに進んでいく。
訓練展示では施設科らしく、模擬弾の作成やクレーンによるTKG対戦車砲弾発射の再現など、工夫が凝らされていた。

働く車が好きなハルとしては、車両がピカピカに磨かれて並んでいるだけで堪らない♪
ワクワクしながら駐屯地内を巡っていると、ハルと同じように目を輝かせている人達に気付いた。

年配の隊員「おーい、そこの新隊員達、テスト走行するから来なさい。」

新隊員「「「はい!」」」

そこには、戦車試乗用にカゴを付けた74式戦車があった。
そして、施設部隊には戦車はないため新隊員も興味津々で見ていたのだ。

年配の隊員「いいか、この後一般人が乗るために不具合がないか、ちゃんと確認しながら乗るように。
 もしカゴが外れたり落っこちたりしても、怪我するなよ?」

新隊員「「「はい!」」」

ハル「そこ、ハイなんだ(笑)」

ハルも戦車試乗のための列に並んだ。
楽しそうに戦車に乗り込む(正しくは戦車の上のカゴに乗り込む)新隊員達を、ほほえましく眺めながら。



その夜、L○NEで報告会。

ハル『水陸両用車と、ボートが珍しくって楽しかったです(o^―^o)』

僕『池があるのは施設ならではだからねぇ。その池にウシガエルいたでしょ?(•᎑•)』

ハル『え?気付かなかった!鯉ならいるようだったけど…。』

僕『うん、鯉もおいしいねぇ(•᎑•)』

ハル『…ま、まさかと思うんですが…か、カエルも?』

僕『非常時にはごちそうですねぇ。美味しいらしいですよ?(•᎑•)』

ハル『し、師匠~冗談ですよね?(;´・ω・)』

僕『…ふふふ~ん(•᎑•)』

からかい上手の彼氏さんであった♪
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