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138 体験(1日体験会 その1)
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自衛隊では、「女性のための一日体験会」というイベントを実施している。陸海空それぞれ持ち回りで、各地にある基地や駐屯地での入隊体験ができる、というもので、全国から応募者がある人気のイベントである。
ハルは美希と二人で体験会に申込んだ。申し込む際には「参加の動機について」という作文も提出するのだが、二人とも自衛隊に対する興味が尽きず、思いのたけを熱く書き綴ったからか?見事に参加できることになった。
ちなみに、タカさんや香山がいる駐屯地ではなかったことは残念に思う二人である…。
駐屯地の正門に到着したハルと美希は、名前と本人確認をして受付に案内された。
そこで再度本人確認をされ、本日掛かる費用を実費で徴収されたのち、会場(会議室)に入る。
この日は約30名の女性が参加するようで、机上には名札や資料、そしてグループ毎に色分けされたキャップが用意されていた。
徐々に集まってくる参加者の年齢は様々だ。女性にも自衛隊の活動を知って身近に感じてもらう。または入隊を考えてほしい…そんな思惑もあるのかもしれない。
ハルのように、少々マニアックな女性もちらほらいる…様だったので、ハルはホッとした笑
時間となり、いよいよ体験会のスタートだ。
まず、担当者から挨拶と日程の説明がある。
【日程】
○自衛隊の役割や組織等紹介
○戦闘服と半長靴に着替える。
○基本教練
○体力測定
○衛生小隊による実技訓練
○昼食喫食
○装備品展示と試乗(ヘリ・wapc等)
○官舎見学と購買部での買い物
以上、盛りだくさんなスケジュールである。
さっそく、最初の自衛隊の役割や組織の紹介が始まった。今回の担当が陸上自衛隊のため、もちろん説明されるのも陸の話が中心となる。
また、女性自衛官の活躍や事務官の採用、陸海空が一体となって行う島嶼防衛の重要性といった、近年力を入れている事も説明された。
そして、部屋を移動して戦闘服に着替える。この戦闘服と半長靴は、事前にサイズを確認されていたので、各人に合う物が貸し出される。
受付で徴収された費用とは、この戦闘服と半長靴のクリーニング代と昼食代なのであった。
美希「ハル、嬉しそうね~笑」
ハル「嬉しいけど、何やら恥ずかしい…」
二人並んで半長靴の紐を締める。なんだかとっても照れる。
ハルはズボンの裾や袖の長さを気にしながら、鏡を見てやっぱり照れ照れした。
タカさんと同じ格好…憧れの隊服…(*ノェノ)キャー
担当自衛官「写真撮って構いません。どんどん撮ってください。」
撮る!撮りますよ、もちろん!と、ハルと美希はお互い撮り合ったり、二人並んで撮ってもらったり、最初からハイテンションであった。
…だが、周りを見てふと我にかえる。
ハル「美希…本物の隊員さん達は迷彩服を着こなせているけど、私達のは、ちょっと浮いてるような気がしない?」
美希「う~ん、似合ってると思うけど…何となく言いたいことは解るわ~。着せられてる感があるよね~笑」
ハル「だよね。この格好で走り込めるくらいになれば似合うのかな…」
真剣に考え出すハルに、美希は笑ってしまう。
美希「ハルなら本当にやりかねないね~」
キャップも被り、次の会場へ移動する。
体験会はまだ始まったばかりである。
ハルは美希と二人で体験会に申込んだ。申し込む際には「参加の動機について」という作文も提出するのだが、二人とも自衛隊に対する興味が尽きず、思いのたけを熱く書き綴ったからか?見事に参加できることになった。
ちなみに、タカさんや香山がいる駐屯地ではなかったことは残念に思う二人である…。
駐屯地の正門に到着したハルと美希は、名前と本人確認をして受付に案内された。
そこで再度本人確認をされ、本日掛かる費用を実費で徴収されたのち、会場(会議室)に入る。
この日は約30名の女性が参加するようで、机上には名札や資料、そしてグループ毎に色分けされたキャップが用意されていた。
徐々に集まってくる参加者の年齢は様々だ。女性にも自衛隊の活動を知って身近に感じてもらう。または入隊を考えてほしい…そんな思惑もあるのかもしれない。
ハルのように、少々マニアックな女性もちらほらいる…様だったので、ハルはホッとした笑
時間となり、いよいよ体験会のスタートだ。
まず、担当者から挨拶と日程の説明がある。
【日程】
○自衛隊の役割や組織等紹介
○戦闘服と半長靴に着替える。
○基本教練
○体力測定
○衛生小隊による実技訓練
○昼食喫食
○装備品展示と試乗(ヘリ・wapc等)
○官舎見学と購買部での買い物
以上、盛りだくさんなスケジュールである。
さっそく、最初の自衛隊の役割や組織の紹介が始まった。今回の担当が陸上自衛隊のため、もちろん説明されるのも陸の話が中心となる。
また、女性自衛官の活躍や事務官の採用、陸海空が一体となって行う島嶼防衛の重要性といった、近年力を入れている事も説明された。
そして、部屋を移動して戦闘服に着替える。この戦闘服と半長靴は、事前にサイズを確認されていたので、各人に合う物が貸し出される。
受付で徴収された費用とは、この戦闘服と半長靴のクリーニング代と昼食代なのであった。
美希「ハル、嬉しそうね~笑」
ハル「嬉しいけど、何やら恥ずかしい…」
二人並んで半長靴の紐を締める。なんだかとっても照れる。
ハルはズボンの裾や袖の長さを気にしながら、鏡を見てやっぱり照れ照れした。
タカさんと同じ格好…憧れの隊服…(*ノェノ)キャー
担当自衛官「写真撮って構いません。どんどん撮ってください。」
撮る!撮りますよ、もちろん!と、ハルと美希はお互い撮り合ったり、二人並んで撮ってもらったり、最初からハイテンションであった。
…だが、周りを見てふと我にかえる。
ハル「美希…本物の隊員さん達は迷彩服を着こなせているけど、私達のは、ちょっと浮いてるような気がしない?」
美希「う~ん、似合ってると思うけど…何となく言いたいことは解るわ~。着せられてる感があるよね~笑」
ハル「だよね。この格好で走り込めるくらいになれば似合うのかな…」
真剣に考え出すハルに、美希は笑ってしまう。
美希「ハルなら本当にやりかねないね~」
キャップも被り、次の会場へ移動する。
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