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淡雪凍死寸前からのぬくぬく?いや、熱すぎでしょ
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這い上がるように岸に上がる。
両手両膝をつき、雑草が生い茂る河原でぜぃぜぃと荒い息を整えた。
水を含んだ服がずぶ濡れの身体に纏わりついてなんとも気持ち悪い。
とりあえず濡れた服の袖を絞ると驚くほど水が絞れた。
晩秋の川の水は冷たく、夕暮れの風とともにどんどんと体温を奪っていった。
「さ、寒っ」
「大丈夫か?」
晩秋の風が吹く川岸にずぶ濡れでいる人間に聞くことか?
「大丈夫じゃない」と言いたいが、寒さで歯の根が合わずがたがたと震えるだけで精一杯だ。
少しでも暖を摂ろうと左右の手で両腕を擦る。
「少し流されたか。聴こえるといいが・・・」
夕暮れに包まれたなか辺りを見回していた直江がいった。
直江は人差し指を口にあて指笛を吹いた。
ピーという高音が辺りに響く。
そう、助けてくれたのは直江だった。
ずぶ濡れ具合は同じなのに平然としている。
くっ、これが武人との差なのか?
何だか悔しく、恨みがましい目でみてしまった。
朝晩乾布摩擦してやるっ。
よく、雪山で遭難したら寒さで眠くなるとかいうじゃん。
あれは極限の寒さの中にいてこそだ。
中途半端な寒さだと、身体をガタガタと震えさせ、歯をガチガチといわせ、気絶すらできない。
無慈悲にも風が体温を奪っていく。
こうなると風が吹かないだけ川の中の方が温かいんじゃないか?
僕はじっと川面をみた。
何だか僕を呼んでいるような気がする。
ふらりと足を踏み出した時、直江が僕の腕を引いた。
とん、と背中が直江の胸にぶつかった。
「どこに行く」
どこに行くといわれても川しかないじゃないか。寒さで会話をする気になれないので最低限の単語で
「川」
と答えた。
「馬鹿か、お前は」
はぁっ?
いま、馬鹿っていった!?
この僕に向かって馬鹿と。
カッとなり、冷え切った頭に血が昇った。
「馬鹿っていう方が馬鹿だよ」と言い返えそうとした。
「あのね、」
「直江様!」
僕の言葉を遮ったのは馬を引いた忠勝だった。
「忠勝」
「捜しました。ご無事でいらっしゃいますか?」
「ああ。賊は?」
「何名かは捕まえております」
「そうか」
「して、淡雪様は?」
「無事だ」
「それは重畳ですな」
何が重畳だよ。
こっちは寒さで震えあがっているというのに話し込んでどうするよ。
「ずぶ濡れですな。屋敷に戻り着替えたほうがいいですな」
「ああ、そうだな」
おかしいだろう。
先にそっちを勧めないか、ふつう。
直江が愛馬に跨り、僕を前に載せ手綱を握る。
「しっかり掴まっていろ」というと馬首をめぐらせると一気に駆けだした。
えぇーっ!?
ちょ、ちょっと待ったーっ!
湯船から湧き出す白い湯気が御湯殿を覆い、四角い吐水口からは滔々と湯が流れ出て総檜造りの湯船に落ちていた。
僕は広い湯船に冷えた身体を浸しており、そして、なぜか直江の膝の上に座ってる・・・
どうしてこうなっているんだ?
遠くなる目でちょっと前のことを思い出した。
走る馬の上は寒いのなんのって、川原の比ではなかった。
僕を氷漬けにして殺す気か、こいつ。
さすがは青髭鬼元帥。
忘れた頃にこの仕打ち。
もし、凍死したら真冬に枕元に立って冷気をがんがん送ってやると考えられたのも最初の時だけで、途中からは冷えによる血管の収縮で血の巡りが悪くなり、思考停止状態になった。
身体も固まり容易に動かなかった。
屋敷に着いたときの僕は全身が凍りついたかのような状態で、顔色は真っ青を通り越し真っ白になっていた。
出迎えた家人達は僕の顔色の悪さに皆ぎょっとして慌てて御湯殿に運ばれた。
「直江様もお温まりになられませ」という家人の声は聞こえ、普段なら拒否するところだが、非常時の僕はそれどころではない。
早く温まりたいのだが、凍えた指では服を脱ぐことができない。
見るに見かねた直江が僕の服を脱がせ、抱き上げてそのまま湯船へと入ったのだ。
冷え切った身体には適温の湯がじんじんと痛みを感じさせたが、暫くすると肌を刺すような痛みが治まり身体の強張りがゆっくりと解されていくかのようだった。
漂白剤よりも真っ白だった肌が湯の温かさにより薄っすらと色づく。
人心地がつき、湯の中を見ると僕のお腹に廻された直江の腕が。
・・・??
頭にも血が通い思考停止状態から正常な判断ができる状態になってくる。
えっ、なに、この態勢?
直江にお膝抱っこってされてるって・・・
そうなるとこの状況に別の意味で身体が赤くなった。
恥ずかし過ぎる・・・
「成人男子として、ちょっと、この格好はどうかと思うんだけどな」
「問題はない」
お前に問題はないだろうけど、僕には大問題なんだよ。
解かれ、それくらい。この唐変木元帥が!
穏やかな湯面とは反対に僕の内面は大荒れだ。
「あー直江さん、そろそろ降ろして欲しいかなぁと思っているんですが」
「溺れたら困る」
お風呂で溺れるとかどんなまぬけだよ。
あぁん!?僕をそんなまぬけだとでもいいたいのか?と心がスレる。
が、いまはぐっと飲み込み蓋をする。
「重いだろうし?」
「軽すぎるくらいだが?」
ぐっ。
こうなれば、実力行使しかない。
一刻も早く逃れたいのにはもう一つ理由がある。
いやね、なんか当たるんだよ、お尻に。
それは禍々しいというか、なんというか。
なんともいえないイヤ~な予感を僕に抱かせるのだ。
身動きすると直江の腕に力が入った。
動いたせいで直江と顔を合わせた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
直江の瞳に不穏な色が浮かんでいる。
ごくり・・・
脳内では緊急アラートが大音響で鳴り響いた。
敵機襲来、身の安全を確保せよ!
「な、直江・・・」
「淡雪」
直江の顔が段々と近づいてきて唇が重ねられた。
「う、んっ」
荒々しく噛みつくように奪われ、強引に口内に入ってきた直江の舌が僕の舌を根本から吸い上げていく。
腹部に回されていた腕が胸の小さな飾りに伸ばされ引っ掻いた。
むず痒い感覚を覚える。
「んんっ」
口を塞がれているのでくぐもった声しか出せなかった。
息苦しくなり胸を弄る直江の手を引っ掻いて抵抗を試みる。
離れた隙に浅い息をして呼吸を整えながら涙の滲む瞳で直江を睨みつけた。
直江の目が眇められ喉が鳴った瞬間、奪うように口吻られた。
煽られるような口吻に認めたくはないが、僕の中芯が反応する。
湯の中でゆらゆらと芯を持ち始めたものを直江の手が優しく握り込み、捏ねるように擦った。
身体が仰け反り、湯殿に艶やかな声が響いた。
「あぁんっ、や、やだ、直江・・・」
「何がだ?何が嫌なんだ、淡雪?」
直江の低く甘やかすような声が耳を嬲る。
中芯を責めると同時にもう片方の手で胸の飾りを摘み押し潰すように捏ねた。
痺れるような強い快感に身体が溶けだしそうになり、僕は首を左右に振り身体を跳ねさせた。
その度に浴槽の湯が波打ち、床に溢れでる。
「ああっ、ひっひんっ・・・」
直江は僕のものを握っている手を上下に動かしつつ、時々先端に爪をたて焦らすように煽っていった。
熱が出口を求めて身体中を巡る。
「も、もう、ゃぁだ・・・あぅっ」
直江が握った手に少し力をいれ擦るとひくひくと下腹が動く。直江は僕のものを強く擦り、胸を弄っていた指が朱く色づいた飾りをぎゅっ抓むと瞼の裏に星が瞬いたその瞬間、身体が仰け反り白い蜜を放った。
「あっ、ああ・・・ひんっ・・・」
熱を放出したはずなのに熱くて頭がぐらぐらする。
ぐったりとした僕の身体を直江が抱え直し、額に唇を落とすのがわかった。
「淡雪・・・」
「・・・直江・・・」
あれっ?目が回る。
あっ、これ湯あたりじゃないかな・・・
直江がこんなところで、あ、あんな恥ずかしいことをするからだ、きっと・・・
直江が何かいってる。
僕の意識はそこで飛んだ・・・
両手両膝をつき、雑草が生い茂る河原でぜぃぜぃと荒い息を整えた。
水を含んだ服がずぶ濡れの身体に纏わりついてなんとも気持ち悪い。
とりあえず濡れた服の袖を絞ると驚くほど水が絞れた。
晩秋の川の水は冷たく、夕暮れの風とともにどんどんと体温を奪っていった。
「さ、寒っ」
「大丈夫か?」
晩秋の風が吹く川岸にずぶ濡れでいる人間に聞くことか?
「大丈夫じゃない」と言いたいが、寒さで歯の根が合わずがたがたと震えるだけで精一杯だ。
少しでも暖を摂ろうと左右の手で両腕を擦る。
「少し流されたか。聴こえるといいが・・・」
夕暮れに包まれたなか辺りを見回していた直江がいった。
直江は人差し指を口にあて指笛を吹いた。
ピーという高音が辺りに響く。
そう、助けてくれたのは直江だった。
ずぶ濡れ具合は同じなのに平然としている。
くっ、これが武人との差なのか?
何だか悔しく、恨みがましい目でみてしまった。
朝晩乾布摩擦してやるっ。
よく、雪山で遭難したら寒さで眠くなるとかいうじゃん。
あれは極限の寒さの中にいてこそだ。
中途半端な寒さだと、身体をガタガタと震えさせ、歯をガチガチといわせ、気絶すらできない。
無慈悲にも風が体温を奪っていく。
こうなると風が吹かないだけ川の中の方が温かいんじゃないか?
僕はじっと川面をみた。
何だか僕を呼んでいるような気がする。
ふらりと足を踏み出した時、直江が僕の腕を引いた。
とん、と背中が直江の胸にぶつかった。
「どこに行く」
どこに行くといわれても川しかないじゃないか。寒さで会話をする気になれないので最低限の単語で
「川」
と答えた。
「馬鹿か、お前は」
はぁっ?
いま、馬鹿っていった!?
この僕に向かって馬鹿と。
カッとなり、冷え切った頭に血が昇った。
「馬鹿っていう方が馬鹿だよ」と言い返えそうとした。
「あのね、」
「直江様!」
僕の言葉を遮ったのは馬を引いた忠勝だった。
「忠勝」
「捜しました。ご無事でいらっしゃいますか?」
「ああ。賊は?」
「何名かは捕まえております」
「そうか」
「して、淡雪様は?」
「無事だ」
「それは重畳ですな」
何が重畳だよ。
こっちは寒さで震えあがっているというのに話し込んでどうするよ。
「ずぶ濡れですな。屋敷に戻り着替えたほうがいいですな」
「ああ、そうだな」
おかしいだろう。
先にそっちを勧めないか、ふつう。
直江が愛馬に跨り、僕を前に載せ手綱を握る。
「しっかり掴まっていろ」というと馬首をめぐらせると一気に駆けだした。
えぇーっ!?
ちょ、ちょっと待ったーっ!
湯船から湧き出す白い湯気が御湯殿を覆い、四角い吐水口からは滔々と湯が流れ出て総檜造りの湯船に落ちていた。
僕は広い湯船に冷えた身体を浸しており、そして、なぜか直江の膝の上に座ってる・・・
どうしてこうなっているんだ?
遠くなる目でちょっと前のことを思い出した。
走る馬の上は寒いのなんのって、川原の比ではなかった。
僕を氷漬けにして殺す気か、こいつ。
さすがは青髭鬼元帥。
忘れた頃にこの仕打ち。
もし、凍死したら真冬に枕元に立って冷気をがんがん送ってやると考えられたのも最初の時だけで、途中からは冷えによる血管の収縮で血の巡りが悪くなり、思考停止状態になった。
身体も固まり容易に動かなかった。
屋敷に着いたときの僕は全身が凍りついたかのような状態で、顔色は真っ青を通り越し真っ白になっていた。
出迎えた家人達は僕の顔色の悪さに皆ぎょっとして慌てて御湯殿に運ばれた。
「直江様もお温まりになられませ」という家人の声は聞こえ、普段なら拒否するところだが、非常時の僕はそれどころではない。
早く温まりたいのだが、凍えた指では服を脱ぐことができない。
見るに見かねた直江が僕の服を脱がせ、抱き上げてそのまま湯船へと入ったのだ。
冷え切った身体には適温の湯がじんじんと痛みを感じさせたが、暫くすると肌を刺すような痛みが治まり身体の強張りがゆっくりと解されていくかのようだった。
漂白剤よりも真っ白だった肌が湯の温かさにより薄っすらと色づく。
人心地がつき、湯の中を見ると僕のお腹に廻された直江の腕が。
・・・??
頭にも血が通い思考停止状態から正常な判断ができる状態になってくる。
えっ、なに、この態勢?
直江にお膝抱っこってされてるって・・・
そうなるとこの状況に別の意味で身体が赤くなった。
恥ずかし過ぎる・・・
「成人男子として、ちょっと、この格好はどうかと思うんだけどな」
「問題はない」
お前に問題はないだろうけど、僕には大問題なんだよ。
解かれ、それくらい。この唐変木元帥が!
穏やかな湯面とは反対に僕の内面は大荒れだ。
「あー直江さん、そろそろ降ろして欲しいかなぁと思っているんですが」
「溺れたら困る」
お風呂で溺れるとかどんなまぬけだよ。
あぁん!?僕をそんなまぬけだとでもいいたいのか?と心がスレる。
が、いまはぐっと飲み込み蓋をする。
「重いだろうし?」
「軽すぎるくらいだが?」
ぐっ。
こうなれば、実力行使しかない。
一刻も早く逃れたいのにはもう一つ理由がある。
いやね、なんか当たるんだよ、お尻に。
それは禍々しいというか、なんというか。
なんともいえないイヤ~な予感を僕に抱かせるのだ。
身動きすると直江の腕に力が入った。
動いたせいで直江と顔を合わせた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
直江の瞳に不穏な色が浮かんでいる。
ごくり・・・
脳内では緊急アラートが大音響で鳴り響いた。
敵機襲来、身の安全を確保せよ!
「な、直江・・・」
「淡雪」
直江の顔が段々と近づいてきて唇が重ねられた。
「う、んっ」
荒々しく噛みつくように奪われ、強引に口内に入ってきた直江の舌が僕の舌を根本から吸い上げていく。
腹部に回されていた腕が胸の小さな飾りに伸ばされ引っ掻いた。
むず痒い感覚を覚える。
「んんっ」
口を塞がれているのでくぐもった声しか出せなかった。
息苦しくなり胸を弄る直江の手を引っ掻いて抵抗を試みる。
離れた隙に浅い息をして呼吸を整えながら涙の滲む瞳で直江を睨みつけた。
直江の目が眇められ喉が鳴った瞬間、奪うように口吻られた。
煽られるような口吻に認めたくはないが、僕の中芯が反応する。
湯の中でゆらゆらと芯を持ち始めたものを直江の手が優しく握り込み、捏ねるように擦った。
身体が仰け反り、湯殿に艶やかな声が響いた。
「あぁんっ、や、やだ、直江・・・」
「何がだ?何が嫌なんだ、淡雪?」
直江の低く甘やかすような声が耳を嬲る。
中芯を責めると同時にもう片方の手で胸の飾りを摘み押し潰すように捏ねた。
痺れるような強い快感に身体が溶けだしそうになり、僕は首を左右に振り身体を跳ねさせた。
その度に浴槽の湯が波打ち、床に溢れでる。
「ああっ、ひっひんっ・・・」
直江は僕のものを握っている手を上下に動かしつつ、時々先端に爪をたて焦らすように煽っていった。
熱が出口を求めて身体中を巡る。
「も、もう、ゃぁだ・・・あぅっ」
直江が握った手に少し力をいれ擦るとひくひくと下腹が動く。直江は僕のものを強く擦り、胸を弄っていた指が朱く色づいた飾りをぎゅっ抓むと瞼の裏に星が瞬いたその瞬間、身体が仰け反り白い蜜を放った。
「あっ、ああ・・・ひんっ・・・」
熱を放出したはずなのに熱くて頭がぐらぐらする。
ぐったりとした僕の身体を直江が抱え直し、額に唇を落とすのがわかった。
「淡雪・・・」
「・・・直江・・・」
あれっ?目が回る。
あっ、これ湯あたりじゃないかな・・・
直江がこんなところで、あ、あんな恥ずかしいことをするからだ、きっと・・・
直江が何かいってる。
僕の意識はそこで飛んだ・・・
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