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淡雪の友、王都より来たる
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倉庫に続々と積み上がる備蓄物資を前に目を見開く光顕を余所に、晴と都築は回収した金銭の預け先を相談していた。
「やはりここは手堅く、何行かの両替商に分散して預けましょう」
「ええっ~、そんなことじゃ、儲かりませんよ~ここは~、ハイリスクハイリターン覚悟の超アクティブ運用で~新興産業に~ガッツリ投資ですよ、都築さん~」
「そこまでの余裕はない。投資するにしても安定性重視、70%は元本保証のパッシブ運用だな」
「みみっちいです~、危険を冒さないと~大金は転がり込んできません~」
「しかしだな・・・」
都築と晴の攻防戦を背後に僕は千秋に問い詰められていた。
長い付き合いから、一見、にこやかにしている千秋が実はもの凄く不機嫌なことがわかる。
「こらこら、淡雪。ちょっと私が商談で隣国に行っている間に結婚って、どういうことよ」
と中和泉 千秋が僕の首に腕を回しながらいう。
きっちりと化粧をし、いつもながらの華やかな美女振りだ。
濃紺のタイトな服は身体のラインに沿い、千秋の身体を細く見せている。
周囲で働いていた男たちが、寸の間手を止めて千秋を盗み見て、中には、ぽっと朱くなっている者もいた。
知らないとは恐ろしいな。
中和泉 千秋と今は名乗っているが、本名は智秋、読み方を変えれば“ちあき”ともよめるけどさ。
この千秋はどこから見ても美女だが、見惚れている奴らに実は、僕と一緒で男だぞ~といったらどうなるんだろう。
きっと人間不信に陥る奴が一人や二人はいる筈だ。
千秋に初めて出逢った時は、僕が13歳の夏だった。
父上に連れられて行った夏宵の宴で、当時19歳の千秋と会った。
その頃は智秋と名乗っていて、端正な顔立ちで気品にあるれた姿とは裏腹に悩みを抱える暗い男子で、有体にいえば、今にも投身自殺か服毒自殺寸前の悩める文学美青年という雰囲気だった。
そんな人間を紹介されてみろ。
ドン底の人間を引き上げることに異様な執着を持っている人間以外、フツーは引くだろ。
僕もどうしていいか解らず、ただ、とんでもない状況になったことに脚をガクガクブルブルと震えさせてた。
たかが13歳の子供にどうしろというんだと、紹介した人物を呪ったよ。
千秋の何が怖かったかというと、ちょっと目を離した瞬間に死なれそうなことだ。もしそうなったら、本当、一生重い十字架を背負うことになる。
それを避けるためには、もう、ここはひとつ、男気を出し、
「どうかした?何かありました?」
と、声をかけるのが得策だろうと、引き攣る笑顔を浮かべて頑張った。
何を話したかなんて、ここで失敗したら暗黒の十字架を背負う、失敗はできないという極度の緊張感の中では、覚えているはずもない。
そのうち何が気に入ったのか、よく話すようになり、遊びに行ったりして、年は離れていたけど親友となった。
そんなある時、最近見ないな~なんて思ってたら、女装趣味に開眼したとか、なんの冗談だよと思ったもん。
本人いわく、“淡雪と話してたら、いろいろ吹っ切れた”らしい。
何を吹っ切たのかは知らないが、吹っ切れすぎだろう。
そんな変な趣味に前向きになった千秋とは反対に、帝国の経済界を牛耳っている商会の跡取りの異変が僕のせいだと本人の口から聞かされた身になって欲しい。
いつ、商会から報復に流通を停められるか、提携を破棄されるか、そのせいで来栖家一族郎党が路頭に迷う羽目になるのを想像し、毎日戦々恐々とした挙げ句に、ついには寝込んだほどだ。
現在、流通も提携も今まで通りで、ともすれば、前より繫がりが強固になったのは不思議だ。
まあ、千秋は何だかんだといっても面倒を見てくれるし、優しいいい奴で親友といえる。
「やんごとなき賢所からのムチャ振りに我が家は逆らえませんでした」
「どうして、相談してくれなかった。淡雪の結婚話聞いた時には、思わず、手にした億単位の契約書を引き裂くところだったよ。で、相手の青髭鬼元帥様はどこだ?私、淡雪の結婚相手を直に見たくて、二つほど商談を放ったらかしにしたのだが」
「億・・・それはごめん。けどさ、千秋いなかったじゃん、そのとき」
「ぐっ、確かに国外にいたけど、それでもさ。で、相手の青髭鬼元帥は何処だよ」
「どっかにはいるんじゃないかな?いなくてもいいけど」
「はぁっ?何、その離婚寸前の夫婦みたいな投げやり感」
僕のその無関心口調に不信感を持った千秋は目を眇めた。
「淡雪、何か変だよね」
ぶんぶんと首を横に振り、隠し事などしてませんよ~と体で訴えた。
商会のトップに立つだけあって人を見る目や隠し事を暴く感は尋常じゃない。
ポロッと洩らした一言で核心をついてくるから気が抜けない。
「まだ、婚礼を挙げてないからかな?・・・まぁ、挙げるつもりもないし・・・」
尻つぼみに声が小さくなった。
どうにかして、逃げ出す算段をしているなんて、千秋相手でもいえない。そのせいでモゴモゴいってしまうのも仕方ない。
「婚礼上げてない?」
「うん」と力強く頷いた。
千秋がふっと黙った。
えっ、何、この沈黙。怖いんですけど。
「いや、いろいろとあったし、こっちの都合というか、つまり、その・・・」
話が妙な方向にいきそうだ。
なぜ、と追求される前に話をそらしたいと考えてる僕を余所に、千秋の目が微かに光ったような気がした。
「・・・まだ、チャンスはあるわけか・・・」
千秋の目が光り、聞こえるか聞こえないかの小声を発した。
「何か言った?」
「別に~気にしなくていいよ。それより、淡雪が食べたがってた蘭西国の栗の糖蜜漬けを手に入れたから持ってきた」
「千秋、大好き。やっぱり、持つべきものは友だよね」
栗の糖蜜漬けときき、いやが上にもテンションがあがり、千秋に抱きついた。
蘭西国のは風味付けに洋酒が使われていて、国内の物より味わい深い。
一度食べて、大好物になったけど、国外のお菓子ということでなかなか手に入らなかった。
その大好物を持ってきてくれたとは、千秋に後光がさして見えた。
千秋は、何故か僕が欲しがっているものを手に入れて、気前よくくれる。
ありがたいよね、親友ってさ。
「こんな時だけ、好きと言われてもね・・・淡雪は私を何だと思ってるのか・・・」
「えっ、千秋は千秋じゃん。1番の親友」
「はぁ~、そうだった。親友だったよね・・・まぁ、奪還するまではそれで我慢しとくか・・・」
千秋が呟き、苦笑いを浮かべた。
「?」
変なヤツ・・・自分で昔、親友だと言っておいてさ。ズッ友の上はないのに。
「ここにいたのか」
不意に背後から直江の声がした・・・
「やはりここは手堅く、何行かの両替商に分散して預けましょう」
「ええっ~、そんなことじゃ、儲かりませんよ~ここは~、ハイリスクハイリターン覚悟の超アクティブ運用で~新興産業に~ガッツリ投資ですよ、都築さん~」
「そこまでの余裕はない。投資するにしても安定性重視、70%は元本保証のパッシブ運用だな」
「みみっちいです~、危険を冒さないと~大金は転がり込んできません~」
「しかしだな・・・」
都築と晴の攻防戦を背後に僕は千秋に問い詰められていた。
長い付き合いから、一見、にこやかにしている千秋が実はもの凄く不機嫌なことがわかる。
「こらこら、淡雪。ちょっと私が商談で隣国に行っている間に結婚って、どういうことよ」
と中和泉 千秋が僕の首に腕を回しながらいう。
きっちりと化粧をし、いつもながらの華やかな美女振りだ。
濃紺のタイトな服は身体のラインに沿い、千秋の身体を細く見せている。
周囲で働いていた男たちが、寸の間手を止めて千秋を盗み見て、中には、ぽっと朱くなっている者もいた。
知らないとは恐ろしいな。
中和泉 千秋と今は名乗っているが、本名は智秋、読み方を変えれば“ちあき”ともよめるけどさ。
この千秋はどこから見ても美女だが、見惚れている奴らに実は、僕と一緒で男だぞ~といったらどうなるんだろう。
きっと人間不信に陥る奴が一人や二人はいる筈だ。
千秋に初めて出逢った時は、僕が13歳の夏だった。
父上に連れられて行った夏宵の宴で、当時19歳の千秋と会った。
その頃は智秋と名乗っていて、端正な顔立ちで気品にあるれた姿とは裏腹に悩みを抱える暗い男子で、有体にいえば、今にも投身自殺か服毒自殺寸前の悩める文学美青年という雰囲気だった。
そんな人間を紹介されてみろ。
ドン底の人間を引き上げることに異様な執着を持っている人間以外、フツーは引くだろ。
僕もどうしていいか解らず、ただ、とんでもない状況になったことに脚をガクガクブルブルと震えさせてた。
たかが13歳の子供にどうしろというんだと、紹介した人物を呪ったよ。
千秋の何が怖かったかというと、ちょっと目を離した瞬間に死なれそうなことだ。もしそうなったら、本当、一生重い十字架を背負うことになる。
それを避けるためには、もう、ここはひとつ、男気を出し、
「どうかした?何かありました?」
と、声をかけるのが得策だろうと、引き攣る笑顔を浮かべて頑張った。
何を話したかなんて、ここで失敗したら暗黒の十字架を背負う、失敗はできないという極度の緊張感の中では、覚えているはずもない。
そのうち何が気に入ったのか、よく話すようになり、遊びに行ったりして、年は離れていたけど親友となった。
そんなある時、最近見ないな~なんて思ってたら、女装趣味に開眼したとか、なんの冗談だよと思ったもん。
本人いわく、“淡雪と話してたら、いろいろ吹っ切れた”らしい。
何を吹っ切たのかは知らないが、吹っ切れすぎだろう。
そんな変な趣味に前向きになった千秋とは反対に、帝国の経済界を牛耳っている商会の跡取りの異変が僕のせいだと本人の口から聞かされた身になって欲しい。
いつ、商会から報復に流通を停められるか、提携を破棄されるか、そのせいで来栖家一族郎党が路頭に迷う羽目になるのを想像し、毎日戦々恐々とした挙げ句に、ついには寝込んだほどだ。
現在、流通も提携も今まで通りで、ともすれば、前より繫がりが強固になったのは不思議だ。
まあ、千秋は何だかんだといっても面倒を見てくれるし、優しいいい奴で親友といえる。
「やんごとなき賢所からのムチャ振りに我が家は逆らえませんでした」
「どうして、相談してくれなかった。淡雪の結婚話聞いた時には、思わず、手にした億単位の契約書を引き裂くところだったよ。で、相手の青髭鬼元帥様はどこだ?私、淡雪の結婚相手を直に見たくて、二つほど商談を放ったらかしにしたのだが」
「億・・・それはごめん。けどさ、千秋いなかったじゃん、そのとき」
「ぐっ、確かに国外にいたけど、それでもさ。で、相手の青髭鬼元帥は何処だよ」
「どっかにはいるんじゃないかな?いなくてもいいけど」
「はぁっ?何、その離婚寸前の夫婦みたいな投げやり感」
僕のその無関心口調に不信感を持った千秋は目を眇めた。
「淡雪、何か変だよね」
ぶんぶんと首を横に振り、隠し事などしてませんよ~と体で訴えた。
商会のトップに立つだけあって人を見る目や隠し事を暴く感は尋常じゃない。
ポロッと洩らした一言で核心をついてくるから気が抜けない。
「まだ、婚礼を挙げてないからかな?・・・まぁ、挙げるつもりもないし・・・」
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どうにかして、逃げ出す算段をしているなんて、千秋相手でもいえない。そのせいでモゴモゴいってしまうのも仕方ない。
「婚礼上げてない?」
「うん」と力強く頷いた。
千秋がふっと黙った。
えっ、何、この沈黙。怖いんですけど。
「いや、いろいろとあったし、こっちの都合というか、つまり、その・・・」
話が妙な方向にいきそうだ。
なぜ、と追求される前に話をそらしたいと考えてる僕を余所に、千秋の目が微かに光ったような気がした。
「・・・まだ、チャンスはあるわけか・・・」
千秋の目が光り、聞こえるか聞こえないかの小声を発した。
「何か言った?」
「別に~気にしなくていいよ。それより、淡雪が食べたがってた蘭西国の栗の糖蜜漬けを手に入れたから持ってきた」
「千秋、大好き。やっぱり、持つべきものは友だよね」
栗の糖蜜漬けときき、いやが上にもテンションがあがり、千秋に抱きついた。
蘭西国のは風味付けに洋酒が使われていて、国内の物より味わい深い。
一度食べて、大好物になったけど、国外のお菓子ということでなかなか手に入らなかった。
その大好物を持ってきてくれたとは、千秋に後光がさして見えた。
千秋は、何故か僕が欲しがっているものを手に入れて、気前よくくれる。
ありがたいよね、親友ってさ。
「こんな時だけ、好きと言われてもね・・・淡雪は私を何だと思ってるのか・・・」
「えっ、千秋は千秋じゃん。1番の親友」
「はぁ~、そうだった。親友だったよね・・・まぁ、奪還するまではそれで我慢しとくか・・・」
千秋が呟き、苦笑いを浮かべた。
「?」
変なヤツ・・・自分で昔、親友だと言っておいてさ。ズッ友の上はないのに。
「ここにいたのか」
不意に背後から直江の声がした・・・
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