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冒険者は楽しい? R18あります

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悠理は15才で冒険者登録を無事済ませ、何度か後方支援という形でクエストも経験した。
何故かギルドが斡旋してくるパーティが、女性のみで編成されたパーティというのが腑に落ちない。
しかも全員が悠理を溺愛する弟扱いなのだ。

“俗世の垢に塗れさせることはできない、いやしたらダメだ”

と、下心満載の男性冒険者はギルドスタッフと女性冒険者の間で徹底的に排除されたり、接見禁止、半径3メートル以内近寄ることができず、近寄ることができるのは人畜無害と認定された人物のみとなっていることは悠理には秘密にされていた。

“楽しいんだけど、なんだかなぁ”

女性のみのパーティがいないときは、薬草やポーションに使う安全な素材の収集がギルドから回されたるのが常だが、ごく偶に悠理はギルドマスターから斡旋されたひとりの冒険者と組むこともあった。
その冒険者、ハルミヤは、ギルドマスターやスタッフから深く信頼され、2、3人で請負うクエストも独りで片付ける実力もある。
長身でスッキリとした身のこなし、目鼻立ちは整い、無造作に束ねた金髪でさえ、ハルミヤを引き立てる要素になっていた。
実力もあり容姿も端麗となれば、当然モテるのだが、誰か一人に絞ることはせず、ギルド内で浮き名をながしていた。

“ハルミヤとのクエストかあ・・・コンプレックス刺激されまくりで、ツラい。シックスパックなんてフヨンフヨンになればいいのに”

心の中で僻みながら悠理はギルドの廊下を歩く。
待ち合わせの場所に向かうため、角を曲がり、空き部屋の前を通り過ぎた。
微かに開いているドアの隙間から話し声がし、気になるが、盗み聞きは良くないと悠理は素通りした。
もし、このとき聞いていれば悠理に降るかかる災難は回避できたかもしれないが、人生塞翁が馬、そういうものである。

悠理が気にも留めなかった部屋の中では苦労性のスタッフが挙動不審な同僚を問い詰めていた。

「媚薬を混ぜただと?!・・・それって」

二の句が告げないと口をあんぐりとあける。

「どうしてもヤリたかったの!」

ちょっと可愛い系のスタッフがスネたように言う。

「いくらアプローチしてもスルーされ続けたら強硬手段に出るしかないじゃん。遅効性だし、携帯用ボトルに入れて持っていったからギルドに戻って来る頃には・・・ハルミヤさん、ここに部屋もキープしてあるし・・・ムフっ♡」 

「ムフって・・・お前、バレたときにヤバいって考えなかったのかよ」

「ヤッちゃえば、なんとかなるって思ってるもん」

「思ってるもん、じゃねえよ!」
頭を掻きむしり座り込む。

「よりにもよってハルミヤさんのボトルに・・・」

「テヘっ、名案でしょ」

ゴンッ!
スタッフの男は反省の色もない同僚の頭を容赦なく殴った。

「痛ーっ、何するの」

殴られたスタッフは涙目で殴った男を睨んだが、男はそれどころではない。

「まだ間に合うはずだ、回収だ回収・・・」

スタッフは猛然と走り出す。
ギルドの玄関先でハルミヤを探すが姿が見当たらない。近くにいた知り合いに声をかけた。

「ハルミヤさん達は?」

「一足遅かったな。既にクエストに向かったぞ」

「そ、そんな・・・」
ヘナヘナと地面に崩れ落ちた。



巨大な蛇のようでもあり、羽根も手足もないドラゴンのようでもあるワー厶が薄暗い湿地帯を這いずる。
ぬかるんだ足場では思うように高くは跳べない。 
悠理は支援魔法をハルミヤにかけ、ワ―厶の頭上へと移動させた。

「ワープ」

続けざまに魔法を連発する

「シールド」

「マインクラフト」

毒ガスを吐き、食い殺そうと巨体をくねらせながら襲ってくるワー厶をハルミヤは一刀両断にするために刀を振り下ろした・・・

無事にクエストを終わらせ、ハルミヤと共に帰路に着いた悠理だったが、先ほどから身体が火照り、汗がでてくる。
少し先にギルドが見えてきた。

“変なもの食べてないし・・・ドリンク飲んだだけだ・・・”

持ってきていたドリンクを飲み干していた悠理は、ハルミヤから手付かずのドリンクを貰い飲んでいたのだった。

「おい、大丈夫か?」

異変に気づいたハルミヤが声をかけた。

「はぁ・・大丈夫のような、大丈夫じゃないような・・・」

意図せず、呼吸が乱れるのを隠すために悠理は俯いた。

「どっちなんだ」

「・・・わかんない・・・」

悠理は今までにない興奮を感じると同時に、後ろめたさも感じていた。
身体の火照りと比例してむず痒さも増してくる。
鼓動が激しくなり、下半身に熱が籠もっていくのがわかる。
頭もぼうっとしてきて立っていることが辛い。

俯いたまま何も言わない悠理に焦れてハルミヤは悠理の顔を覗き込んだ。

悠理の白皙の頬はほんのりと朱く上気しており、潤んだ瞳が頼り無げに揺れていた。

「・・・っ」

ハルミヤは息を呑んだ。
無垢なる色気に充てられるが、理性で押し込めた。
ハルミヤは悠理の膝裏に腕を充て横抱きにするとギルドを目指して走り出した。

「はぁっ・・・」

少しの振動さえも辛く、悠理はハルミヤの首に腕をまわし抱き、顔を埋めて吐息をついた。

「くっ、何の我慢大会だ」

ハルミヤは乱暴にギルドのドアを蹴り、中に入るとキープしてある部屋に飛び込んだ。

悠理をベッドに降ろし、真剣な顔で自分を見つめるハルミヤに目が離せない。

「独りでできるか?」 

掠れた声で聞かれたが、熱にうかされた悠理には理解することができない。
身体に溜まっていく熱から開放されたくて、震える指先で服を脱ごうとするが上手くいかず、苦しくて涙が溢れてくる。
ハルミヤは悠理に覆いかぶさり、スボンを脱がせ、下着の中に手を差し入れた。 
自分以外に触られたことがない場所だ。

「や、嫌だ・・・」

悠理の性器に触れているハルミヤの手を悠理の手が弱々しく退けようとする。

「他人にこうされるのは初めてか?」

「あっ、やっ、そんなの・・」

あやすように額に口づけたハルミヤは、悠理の耳元で囁く。

「楽にしてやるだけだ。怖くないから」

骨ばった大きな手が悠理の性器を扱くと鈴口から透明な体液が溢れ、クチュクチュと音がする。
いやらしい音が部屋に響き、悠理は羞恥で身体を朱に染めた。

悠理の性器を追い立てながら、空いている片手でハルミヤは悠理のシャツのボタンを外す。
指先で小さな乳首を引っ掻く。
甘い痺れが身体に拡がり、喘ぐように声が漏れた。

「あっあぁ・・・」

ビクビクと身体が跳ね、身体に力が入らない。

「で、出ちゃうから、離して・・・やだぁ・・・」

悠理の性器を弄る手を追い立てるように速め、朱く色づいた胸の飾りを強く抓られた。

「ひっ、見たらイヤだぁ・・・」

悠理は絶頂へ導かれ、欲望を迸らせた。
白濁したハルミヤの手を濡らし、悠理の薄い腹にも飛び散った。
過ぎる快感に悠理は意識を手放す。
悠理の目尻から流れる涙をハルミヤの唇が吸い取った。








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