襲ってください不良様!!

さえ

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第七話 ファミレス

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まずいぞ。
まともな私服がない。
せっかく洒落た服着て行こうと思ってたのに、良くも悪くも平凡で、安い服しかない。
今度買いに行かないと、、、ふへ、龍牙と行きたい。
なに一人でニヤニヤしてんだろ、、、

場所は近くのファミレスだ。
歩いて行けるから歩いて行こう。

そうだ、今度バイクの免許取ろう。なんかさ、16歳なったら出来ることじゃん?暴走族みたいなことがしたいんじゃなくて、単に取ってみたいんだよな。そしたらさ、こんな時に乗って行けるじゃん。



徒歩だったが待ち合わせの時間より早く到着した。
席で待っているのもアリだが、混んでくる時間帯だったから辞めておいた。
駐車場で待つ。
龍牙はどうやってくるのだろうか?
変なボロいスクーターはちょっと嫌だな、、、高校生なんだし。ガチのヤン車で来ると思わせておいてフルカウルのスーパースポーツで来るってのもありだな。

あー早く免許取ろう。









ボワーーー





やっぱりバイクできたようだ。この辺で有名な不良の龍牙。すごく派手なバイクに乗ってるってわけではなさそうだ。何台か持っている可能性もあるが、今日乗ってきたやつは音は割と理性的だ。見た目もかなり綺麗に保たれている。シートがやや三段っぽくなってるのをみるとやっぱり龍牙様って思える。
きっとマフラーのバッフルを付けたり外したりして時によって音を変えているのだろう。
龍牙様自身は半ヘル。やっぱりそうだよな。ちょっとヤンチャな感じの服装。なんだろう。すごくお洒落に纏まっている。
他のヤンキーはいろんな人の真似して、混ざり合ってダサくなったりっていうのがあるけど、、、なんだろう推しフィルターか?


「おう、待たせたか?」

「今きたとこ」
これはお決まりの返事だろう。

「あっそ。中はいるか」
この冷め具合が好きなんだよ。きっと'待った'っていえば'待たされることすらもご褒美だろ'って弄るつもりだったんだろう。放置プレイは好きでも放置は嫌ですよ、悲しいじゃん。

そんな妄想を膨らませながらファミレスの席に着いた。

龍牙様ってなに食うんだろう。肉食え肉。いや生クリームがたっぷりなパフェでもいいけどさ、、、

「決まったか?」

頷く。

「なら呼べ」

机の上に置いてあるボタンを押す。

「はい~ご注文は?」

「チキンステーキ「同じやつを」で」

え?龍牙様も鳥食べるの!?俺実は牛より鳥派なんだ、安いし。ひょっとして気が合う??

「ドリンクバーを、、、」
龍牙様に目で聞いてみる。
あゝ、頷く姿すきぃ。

「二つで」
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