22 / 41
第二十二話 ステータス
しおりを挟む
「おまえ。なかなか肝が据わってるな」
席に帰るなりジャックに言われた。
頼んだメニューがやってきた。
これはなかなかの量だ。
オークとはなんなのかを考えることは一旦やめて、ナイフで切って口に放り込む。
美味いか不味いかは置いておくとして、前世でいう臭みのあるハムのような感じだ。
「ぅ、まず・・・」
ジャックが小声で言う。
まぁジャックは貴族だもんね。
そのあとしばらくは、特に会話することなく食事が進む。
メニューに載っている値段とこの量を見るに、味よりも値段と量を優先したのだろう。
「ジャック。ステータスはどうだった?」
食事もかなり進んだところで俺は気になっていたことを切り出した。
「はいよ」
ジャックは無愛想にカードを机の上に置いた。
俺は机の上に置かれたジャックのカードを見る。
—————————————————
ジャック・パニガーレ
Lv.1
Exp.30/50
討伐履歴:
HP:1000/1290
MP:390/390
—————————————————
ハスク・スヴァルトピレン
Lv.1
Exp.30/50
討伐履歴:
HP:790/790(~~~無効)
MP:8600/~~~
—————————————————-
ちなみに冒険者カードに記載されるステータスは簡単なものしかない。300モル払えば詳しくステータスを測れるそうだ。
またいつか、機会があれば測るとしよう。
「おい!おまえの魔力8600は異常だ。俺の国の宮廷魔術師でもそんなに高くないぞ」
「へえ・・・HP1290もあるんだ。すごいな」
ステータス話で一盛り上がりしている間に全ての料理を食べ終わった。
量が量だけに消化するためにとても魔力を消費してしまった。
席に帰るなりジャックに言われた。
頼んだメニューがやってきた。
これはなかなかの量だ。
オークとはなんなのかを考えることは一旦やめて、ナイフで切って口に放り込む。
美味いか不味いかは置いておくとして、前世でいう臭みのあるハムのような感じだ。
「ぅ、まず・・・」
ジャックが小声で言う。
まぁジャックは貴族だもんね。
そのあとしばらくは、特に会話することなく食事が進む。
メニューに載っている値段とこの量を見るに、味よりも値段と量を優先したのだろう。
「ジャック。ステータスはどうだった?」
食事もかなり進んだところで俺は気になっていたことを切り出した。
「はいよ」
ジャックは無愛想にカードを机の上に置いた。
俺は机の上に置かれたジャックのカードを見る。
—————————————————
ジャック・パニガーレ
Lv.1
Exp.30/50
討伐履歴:
HP:1000/1290
MP:390/390
—————————————————
ハスク・スヴァルトピレン
Lv.1
Exp.30/50
討伐履歴:
HP:790/790(~~~無効)
MP:8600/~~~
—————————————————-
ちなみに冒険者カードに記載されるステータスは簡単なものしかない。300モル払えば詳しくステータスを測れるそうだ。
またいつか、機会があれば測るとしよう。
「おい!おまえの魔力8600は異常だ。俺の国の宮廷魔術師でもそんなに高くないぞ」
「へえ・・・HP1290もあるんだ。すごいな」
ステータス話で一盛り上がりしている間に全ての料理を食べ終わった。
量が量だけに消化するためにとても魔力を消費してしまった。
0
お気に入りに追加
160
あなたにおすすめの小説
獣人王の想い焦がれるツガイ
モト
BL
山暮らしの“コバ”は、怪我を負い倒れている獣人を見つけ看病する。目が覚ました獣人はコバを見て何かを言ってくるが伝わらない。その時、獣人は番だと言っていた。
一人ぼっちの少年が訳も分からず惹かれた獣人は別の国の王様でした。
強く逞しく生きるコバとそんな彼を溺愛したい王のお話。
コバと獣人は運命の番。番を知らないコバと彼に焦がれる獣人。
獣人は妊娠可能の世界になっております。ムーンライトノベルズにも投稿しております。
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
出戻り聖女はもう泣かない
たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。
男だけど元聖女。
一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。
「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」
出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。
ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。
表紙絵:CK2さま
悪役令息に転生したけど…俺…嫌われすぎ?
「ARIA」
BL
階段から落ちた衝撃であっけなく死んでしまった主人公はとある乙女ゲームの悪役令息に転生したが...主人公は乙女ゲームの家族から甘やかされて育ったというのを無視して存在を抹消されていた。
王道じゃないですけど王道です(何言ってんだ?)どちらかと言うとファンタジー寄り
更新頻度=適当
春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
子悪党令息の息子として生まれました
菟圃(うさぎはたけ)
BL
悪役に好かれていますがどうやって逃げられますか!?
ネヴィレントとラグザンドの間に生まれたホロとイディのお話。
「お父様とお母様本当に仲がいいね」
「良すぎて目の毒だ」
ーーーーーーーーーーー
「僕達の子ども達本当に可愛い!!」
「ゆっくりと見守って上げよう」
偶にネヴィレントとラグザンドも出てきます。
僕の大好きな旦那様は後悔する
小町
BL
バッドエンドです!
攻めのことが大好きな受けと政略結婚だから、と割り切り受けの愛を迷惑と感じる攻めのもだもだと、最終的に受けが死ぬことによって段々と攻めが後悔してくるお話です!拙作ですがよろしくお願いします!!
暗い話にするはずが、コメディぽくなってしまいました、、、。
【完結】もうやめましょう。あなたが愛しているのはその人です
堀 和三盆
恋愛
「それじゃあ、ちょっと番に会いに行ってくるから。ええと帰りは……7日後、かな…」
申し訳なさそうに眉を下げながら。
でも、どこかいそいそと浮足立った様子でそう言ってくる夫に対し、
「行ってらっしゃい、気を付けて。番さんによろしくね!」
別にどうってことがないような顔をして。そんな夫を元気に送り出すアナリーズ。
獣人であるアナリーズの夫――ジョイが魂の伴侶とも言える番に出会ってしまった以上、この先もアナリーズと夫婦関係を続けるためには、彼がある程度の時間を番の女性と共に過ごす必要があるのだ。
『別に性的な接触は必要ないし、獣人としての本能を抑えるために、番と二人で一定時間楽しく過ごすだけ』
『だから浮気とは違うし、この先も夫婦としてやっていくためにはどうしても必要なこと』
――そんな説明を受けてからもうずいぶんと経つ。
だから夫のジョイは一カ月に一度、仕事ついでに番の女性と会うために出かけるのだ……妻であるアナリーズをこの家に残して。
夫であるジョイを愛しているから。
必ず自分の元へと帰ってきて欲しいから。
アナリーズはそれを受け入れて、今日も番の元へと向かう夫を送り出す。
顔には飛び切りの笑顔を張り付けて。
夫の背中を見送る度に、自分の内側がズタズタに引き裂かれていく痛みには気付かぬふりをして――――――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる