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第二十二話 ステータス

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「おまえ。なかなか肝が据わってるな」
席に帰るなりジャックに言われた。

頼んだメニューがやってきた。

これはなかなかの量だ。

オークとはなんなのかを考えることは一旦やめて、ナイフで切って口に放り込む。

美味いか不味いかは置いておくとして、前世でいう臭みのあるハムのような感じだ。

「ぅ、まず・・・」
ジャックが小声で言う。

まぁジャックは貴族だもんね。

そのあとしばらくは、特に会話することなく食事が進む。
メニューに載っている値段とこの量を見るに、味よりも値段と量を優先したのだろう。

「ジャック。ステータスはどうだった?」

食事もかなり進んだところで俺は気になっていたことを切り出した。

「はいよ」
ジャックは無愛想にカードを机の上に置いた。
俺は机の上に置かれたジャックのカードを見る。
—————————————————
ジャック・パニガーレ
Lv.1
Exp.30/50
討伐履歴:

HP:1000/1290
MP:390/390
—————————————————
ハスク・スヴァルトピレン
Lv.1
Exp.30/50
討伐履歴:

HP:790/790(~~~無効)
MP:8600/~~~
—————————————————-

ちなみに冒険者カードに記載されるステータスは簡単なものしかない。300モル払えば詳しくステータスを測れるそうだ。

またいつか、機会があれば測るとしよう。

「おい!おまえの魔力8600は異常だ。俺の国の宮廷魔術師でもそんなに高くないぞ」

「へえ・・・HP1290もあるんだ。すごいな」

ステータス話で一盛り上がりしている間に全ての料理を食べ終わった。

量が量だけに消化するためにとても魔力を消費してしまった。
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