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第六話 異世界

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やっと目が慣れてきた時には砂に囲まれていた。足元にある生前身につけていたバックパックを除けば四方八方どこ見ても砂しかない。俺は昔行った鳥取砂丘を思い出すがそんなのは比でない。方向感覚は無いが動かない限りは何も起こらないだろう。

足元のバックパックを拾い歩き出した。
当てもなく。
どこか街にでも着けばなどという淡い期待に身を任せて歩きにくい砂の上を踏みしめる。

身体から砂が降ってくる。土魔法でできている身体が乾燥して砂化しているのだろう。少なからず身体を維持するのに魔力を使っている。長くは持たないだろう。ちなみに悪魔は魔力=体力だ。

やばいかもしれないな、、、
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