オオカミ獣人にスローライフの邪魔される ツンデレはやめてくれ!

さえ

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2章 スローライフ?(ハテナ)編

7 平穏の変化(アセナ視点)

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オレの平穏なアキトライフは、この間家に届いた一通の手紙が破壊した。

しかし、予想はできていたことだ。

世界最恐の迷宮とやらを制圧し、ギルドに報告したのだ。

オレもアキトも速攻階級が上がった。

そんな中、ギルドの長が会いたがってるだと?
面倒ごとを押し付けられるに決まっている。

アキトは何かわかっていないようだが、、、文面だけで素直に喜びつつ、オレの態度への疑問で首を傾げるアキトがカワイイ。

それはそうと、嫌なものは嫌だ。苛立ちも隠せぬままギルドへ向かう。



「もちろんですが、旅費や宿代はギルドが持ちますよ。内容は祝福や、表彰、歓迎などと書かれているので悪くはされないと思います」

先ほどからアキトとの会話を受付嬢に独占されてムカつく。そして、話の核心を突くことを話さない。

「まぁたまには、、、旅行がてら王都もいっか?」

断るなとギルドから言われた手前、アキトも渋々といった感じだ。


「、、、勝手にしろ、ったく」
無論、オレはアキトが行くならオレも行ってやるつもりだ。


「温泉、、、とも書かれてますね」

「温泉!?」

温泉に飛びつくとはなかなか趣のある奴だ。アキトと行けば尚良し。


ん??
まてよ??

アキトの首根っこ掴む。

「待て、王都に温泉はねぇ。なぁ、さっき何隠していやがる?」

一瞬惑わされたが、やっぱり面倒ごとが隠されている。

「、、、、はぁ、私としたことが、、、王都から遠からずの位置に温泉街があるのはご存知ですよね?そこで一つ依頼、、、ええ指名依頼です。そちらを受けていただいてという内容になります」

まぁそんなところだと思ったわ。

アキトを四六時中可愛がってしまう日も少なくない中、旅は正直乗り気ではない。

でもアキトが言うなら?仕方がなく?満更でもねぇ。

冒険者は日常より旅、そんなものだろう。

そして旅はすぐに始まった。

迷宮ほどの刺激は旅路にはねーが、アキトがカワイイ。それだけでいい。

疲れすぎるとこもないため、アキトを可愛がりたくて仕方がない。

そんな時、

「今日はこの辺で休憩した方がいいんじゃない?」


「そうだな」
もう我慢できねぇ。

最近、いかんせんこの欲求が強まるのは、自分が獣人であるところに所以すると思う。思うようにしている。

この瞬間はたまらなくアキトが可愛い。
大事にしたい、でもオレのものだとわかるようにしたい。傷つけたい。

そんな欲求が含まれたソレをアキトが受け止めてくれる。

思わず首に噛み跡を残してしまうぐらいに自制が効かない。




夜更けに食う干し肉は美味かった。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

tim
2023.02.03 tim

面白い!!
アセナのツンデレ感(言葉はツン多めだけど)好きです♪
これからも楽しみにしてます☆

さえ
2023.02.03 さえ

嬉しいです!!ありがとうございます♪

解除

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