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1章スローライフ準備編
45 打ち合わせ
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今日はアセナと家の相談をしに行く日。
って言っても、オリさんのところだから、前の書類が全部残っているだろう。
何故かあの日以降、オリさんの性癖は理解し難い、、、言うなれば虚数軸方向に歪んでしまったそうだ。
アセナに、「何したの?」って聞くと、
「アイツを数発蹴って瀕死にしてから、お前に飲み食わせたヤツを口から流し込んで柱に縛って放置してやった。そのまま死ぬと思ってたんだがな」
だそうだ。
あの果実、思い出したくもないが、キツいからな。
予想するに、柱に縛られて悶えてるうちに何かに目覚めたのだろう。
アセナはわかっていないようだが。
この前街ですれ違った時は思わずあの日の恨みに任せて殴ってしまったが「ハァハァ」言ってボソボソと「イイ、良いのをくれた」なんて聞こえた時にはえずいてしまった。
そんなオリバーだが、大工としての腕っ節が下がるわけでもなく、流石に仕事と性癖は分けている
「アフッ、痛ッ//」
、、、はずだ。
棚に無造作に置かれていた釘がオリバーの脚の上に落ちた時、刺さりはしなかったが何故か嬉しそうだ。
机を挟んで僕とアセナ、向かいにオリバー。
机の上には図面と仕様書。そして飲み水が置いてある。
この水は僕が魔法で出したものなので安全は保証しよう。
「もちろん可能だとも!」
もともと作成された図面にアセナが要望を足していく。
「完成だ!これで良いか?これで良いなら霊銀貨8まヴグハッ、、、、、イヒ♡」
ご要望の通り霊銀貨8枚に相当するパンチを払った。
円に換算すると8億などという馬鹿げた金額をふっかけられそうになったため、僕とアセナが自分に拳を降らすことはオリバーの想像の範疇だろう。
「ハァハァ、イイぞ!霊銅貨5枚で承ろうハァハァ」
殴り甲斐のないヤツだ。
契約して数日もしないうちに着工してくれた。
「引越しの準備しなきゃね」
「ああ」
もちろんミラ母さんにも伝えてある。快く「そうか!」と言ってもらえた。
と言ってもアセナの部屋は冒険に関わるグッズ以外は最小限しかないのだ。
僕がきてからミラ母さんに借りたり、買ったりで若干増えてはいるが、別に引っ越しに差し支えるものは何もない。
いつもの冒険装備になったら、部屋には借り物、もしくは買い換えるものしか残らなかった。
今度は一軒家だし二人しかいないのに何故か家族を考慮されたような広さだからせめて家具とか、調度品を揃えよう。
「しばらくだけ宿だね」
ミラ母さんにもう行くと伝えてしまったのだ。
別にこんなに早く部屋を明け渡す必要はなかったのだが、急ぎ過ぎた。
家はもうすぐらしいが、とりあえず今日は宿に泊まろうという話だ。
宿なら声を我慢しなくても、、、なんでもない。
村に一つしかない宿で、セミダブルが一台しかない部屋を借りた。
って言っても、オリさんのところだから、前の書類が全部残っているだろう。
何故かあの日以降、オリさんの性癖は理解し難い、、、言うなれば虚数軸方向に歪んでしまったそうだ。
アセナに、「何したの?」って聞くと、
「アイツを数発蹴って瀕死にしてから、お前に飲み食わせたヤツを口から流し込んで柱に縛って放置してやった。そのまま死ぬと思ってたんだがな」
だそうだ。
あの果実、思い出したくもないが、キツいからな。
予想するに、柱に縛られて悶えてるうちに何かに目覚めたのだろう。
アセナはわかっていないようだが。
この前街ですれ違った時は思わずあの日の恨みに任せて殴ってしまったが「ハァハァ」言ってボソボソと「イイ、良いのをくれた」なんて聞こえた時にはえずいてしまった。
そんなオリバーだが、大工としての腕っ節が下がるわけでもなく、流石に仕事と性癖は分けている
「アフッ、痛ッ//」
、、、はずだ。
棚に無造作に置かれていた釘がオリバーの脚の上に落ちた時、刺さりはしなかったが何故か嬉しそうだ。
机を挟んで僕とアセナ、向かいにオリバー。
机の上には図面と仕様書。そして飲み水が置いてある。
この水は僕が魔法で出したものなので安全は保証しよう。
「もちろん可能だとも!」
もともと作成された図面にアセナが要望を足していく。
「完成だ!これで良いか?これで良いなら霊銀貨8まヴグハッ、、、、、イヒ♡」
ご要望の通り霊銀貨8枚に相当するパンチを払った。
円に換算すると8億などという馬鹿げた金額をふっかけられそうになったため、僕とアセナが自分に拳を降らすことはオリバーの想像の範疇だろう。
「ハァハァ、イイぞ!霊銅貨5枚で承ろうハァハァ」
殴り甲斐のないヤツだ。
契約して数日もしないうちに着工してくれた。
「引越しの準備しなきゃね」
「ああ」
もちろんミラ母さんにも伝えてある。快く「そうか!」と言ってもらえた。
と言ってもアセナの部屋は冒険に関わるグッズ以外は最小限しかないのだ。
僕がきてからミラ母さんに借りたり、買ったりで若干増えてはいるが、別に引っ越しに差し支えるものは何もない。
いつもの冒険装備になったら、部屋には借り物、もしくは買い換えるものしか残らなかった。
今度は一軒家だし二人しかいないのに何故か家族を考慮されたような広さだからせめて家具とか、調度品を揃えよう。
「しばらくだけ宿だね」
ミラ母さんにもう行くと伝えてしまったのだ。
別にこんなに早く部屋を明け渡す必要はなかったのだが、急ぎ過ぎた。
家はもうすぐらしいが、とりあえず今日は宿に泊まろうという話だ。
宿なら声を我慢しなくても、、、なんでもない。
村に一つしかない宿で、セミダブルが一台しかない部屋を借りた。
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