18 / 65
1章スローライフ準備編
18 収穫
しおりを挟む
僕が放った火によって開戦した
「アキト右後ろ!」「ラルフ頭上!」「オスカー!」
お互いが必死でお互いがサポートし合う。
「魔剣使う!開けて!」
魔剣とは超高価で使用回数に限りのある剣だ。魔力を使わずとも魔法が打てる。自分の使えない魔法もだ。
「俺も使う!」
僕が使う魔剣は氷だ。
もちろん自分で買うことは出来ず、アセナからもしもの時に使えと渡されていたものだ。
ラルフのは初めて買った魔剣らしい。黄色い、いかにも電気ってや感じで、いつも磨いて大切にしていた。頑張ってお金を貯めて買ったそうだ。
「アセナごめんなさい」
小声で謝りながら迷いなく短剣を振るう。
目の前に扇状に氷が広がる。
「アキト離れろ!」
後ろから雷というか、電気系の魔剣が放たれる。
オスカーはパワー系な見た目もあってか逆側を必死に食い止めてくれている。
すぐに援護に回らなければ。
魔剣を使った範囲は飛行系の一部以外ほとんど仕留めれただろう。
「こっちも魔剣を使う!オスカー!」
僕の掛け声を聞いてオスカーが離脱する。その瞬間にまた氷を生み出す。
「いくぞー!」
ラルフも後ろからビリビリさせながら剣を振るう。
バキッ
どうやらラルフのは限界が来たらしい。木端微塵に砕け散って、破片は蒸発した。すごく悲しいし剣に裏切られた気分になるが、その甲斐あってか状況は改善された。
感触的にアセナからもらった魔剣はあと1、2回持てばいいか。魔法を飛ばしているだけなのにしっかりと刃が溢れていくのだ。
アセナにこの剣のお金を払わなければ。
ひょっとしたら今回のクエストは割に合わないかもしれない。でも、ここで諦めたらもっと大損だ。
冒険者のそういう考えが破滅へと向かわせるのは有名な話だか、。
「残りは自力でやるぞ!」
「おう」「わかった!」
魔法を使ったことでくる疲れと、緊張感からくる疲れ、体を動かす疲れ。それぞれ種類は違うが疲労困憊だ。
「手が火傷するっ、、、」
炎に勢いを出せない。うまく魔力に着火もできない。
このラストのミミズみたいなモンスターは魔法を使わずに、、、、
震える手でしっかりと短剣を握りしめて、疲れて棒のようにも感じる足を無理やりアセナから教わったステップ通りに動かす。
「これで!」
ボスアリが攻撃に転じようとした瞬間に生まれた隙を突く。
短剣が深々と装甲の隙間に刺さったのは見た。でも僕ももう意識を保つこともできない。これだけ討伐すればしばらくはモンスターには出会わない、、、と思う。
「おはよ」
ラルフの、、、膝枕?
チャラさは感じるがこんな美形に膝枕なんて。
「ひっごめんなさい、、、ご迷惑を」
「迷惑だなんて、、、そんなことないよ。それより見て見て!アキトっちが探してた実ってこれでしょ?いっぱい生えてたよ」
そう言って手に持った実を見せられた。
絵にもらった通りの実だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
作者のさえです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
BL大賞の投票が始まりました。
もしこの作品を面白い!推せる!など思っていただけたなら投票をお願いします。
作者が飛んで喜びます。
「アキト右後ろ!」「ラルフ頭上!」「オスカー!」
お互いが必死でお互いがサポートし合う。
「魔剣使う!開けて!」
魔剣とは超高価で使用回数に限りのある剣だ。魔力を使わずとも魔法が打てる。自分の使えない魔法もだ。
「俺も使う!」
僕が使う魔剣は氷だ。
もちろん自分で買うことは出来ず、アセナからもしもの時に使えと渡されていたものだ。
ラルフのは初めて買った魔剣らしい。黄色い、いかにも電気ってや感じで、いつも磨いて大切にしていた。頑張ってお金を貯めて買ったそうだ。
「アセナごめんなさい」
小声で謝りながら迷いなく短剣を振るう。
目の前に扇状に氷が広がる。
「アキト離れろ!」
後ろから雷というか、電気系の魔剣が放たれる。
オスカーはパワー系な見た目もあってか逆側を必死に食い止めてくれている。
すぐに援護に回らなければ。
魔剣を使った範囲は飛行系の一部以外ほとんど仕留めれただろう。
「こっちも魔剣を使う!オスカー!」
僕の掛け声を聞いてオスカーが離脱する。その瞬間にまた氷を生み出す。
「いくぞー!」
ラルフも後ろからビリビリさせながら剣を振るう。
バキッ
どうやらラルフのは限界が来たらしい。木端微塵に砕け散って、破片は蒸発した。すごく悲しいし剣に裏切られた気分になるが、その甲斐あってか状況は改善された。
感触的にアセナからもらった魔剣はあと1、2回持てばいいか。魔法を飛ばしているだけなのにしっかりと刃が溢れていくのだ。
アセナにこの剣のお金を払わなければ。
ひょっとしたら今回のクエストは割に合わないかもしれない。でも、ここで諦めたらもっと大損だ。
冒険者のそういう考えが破滅へと向かわせるのは有名な話だか、。
「残りは自力でやるぞ!」
「おう」「わかった!」
魔法を使ったことでくる疲れと、緊張感からくる疲れ、体を動かす疲れ。それぞれ種類は違うが疲労困憊だ。
「手が火傷するっ、、、」
炎に勢いを出せない。うまく魔力に着火もできない。
このラストのミミズみたいなモンスターは魔法を使わずに、、、、
震える手でしっかりと短剣を握りしめて、疲れて棒のようにも感じる足を無理やりアセナから教わったステップ通りに動かす。
「これで!」
ボスアリが攻撃に転じようとした瞬間に生まれた隙を突く。
短剣が深々と装甲の隙間に刺さったのは見た。でも僕ももう意識を保つこともできない。これだけ討伐すればしばらくはモンスターには出会わない、、、と思う。
「おはよ」
ラルフの、、、膝枕?
チャラさは感じるがこんな美形に膝枕なんて。
「ひっごめんなさい、、、ご迷惑を」
「迷惑だなんて、、、そんなことないよ。それより見て見て!アキトっちが探してた実ってこれでしょ?いっぱい生えてたよ」
そう言って手に持った実を見せられた。
絵にもらった通りの実だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
作者のさえです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
BL大賞の投票が始まりました。
もしこの作品を面白い!推せる!など思っていただけたなら投票をお願いします。
作者が飛んで喜びます。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
285
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる