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これだからムッツリな奴は…… ※

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ひたすらエロシーンです。
拘束、潮吹き、挿入なし

ーーーーー




 「ーーとにかく、待たせてすまなかった。では、やろうか。」

 そう言って、ワル様はアイマスクと手錠を手に取った。え、それから!? 俺の表情に気づいたワル様が苦笑いをしながら説明する。曰く、視界を遮ることで感覚が敏感になってイきやすくなるからと。手錠の方は無理に暴れて怪我をしないように少しだけ拘束したいとのことだった。まぁ……わからなくもない。俺は大人しく言われるがまま従った。

 手錠だけかと思ったら、膝が、くの字に固定された。仰向けに寝かされ、アイマスクをつけられる。正直体制は少し苦しいし、視界が遮られると何とも落ち着かない気持ちになる。次に何をされるのか、少し緊張しながら待っていると、口に何かが押しつけられた。指? 唇を割り開かれて、口内に指が入り込んでくる。上あごを撫でられるとぞわぞわと背筋が粟立つ。ワル様の指を噛まないように大きく開けた口を、指は遠慮なく俺の喉の奥をこねたり、上あごや歯の裏を撫でたりする。苦しいはずなのに、思考がまとまらなくなる。


◇◇◇


 ぐちゅぐちゅと口内をかき回されて開いたままのウタの口の端からは、涎が垂れている。自分がしたこととはいえ、拘束されてなお上気したままの肌と、従順な様子に、劣情がかき立てられる。
 ――これは、転移者の特性上仕方なくしている行為で、ウタは私を好いているわけではない。

 そう自分に言い聞かせて、千切れそうな理性を繋ぐ。口から指を引き抜く。ウタの唾液にまみれたそれを口に含めば、欠けた魔力が満たされていくのがわかる。たくさんの道具の中から、小型の振動機を手に取り、魔力を注ぐ。ぶぶぶ……という小刻みな震動音にウタの身体がふるりと震えた。

「怖いのか?」
「ぁ、いや……う……そう、かも……?」
「大丈夫だ。痛いことはしない。」

 耳元でそう言いながら、振動機をウタの胸に近づける。ココは感じるのだろうか?

「ッ――やぁっ! ふっ、……そ、こぉ、ぇ……ぁ、あ、は……」

 ウタは太ももをすり合わせるようにして、小さく喘いでいる。気持ちは良いようだが、イくには刺激が足りないのだろう。振動機はそこに当てたまま、固定して、他の道具を手に取る。細長いコレは――イかせないようにするものか……。今はやめておこう。

 男性器を模した道具を手にして、複雑な気持ちになり、代わりに球が連なったようなモノを取る。さっき指で散々ほぐしたソコに当てがえば、少しの抵抗の後にぷちゅんと飲み込まれる。

「ッひぁ! ぁ、んんッ……は、な、に……?」
「君のココは随分貪欲だな……。球がどんどん入っていってしまうぞ。」
「ん、ふぁ……そ、んな……あ、はぅ……」

 ウタはふるふると首を振っているが、足を開き、入り口をヒクつかせ、腰を振って強請る様子は、ひどく扇情的で、つい咎めるような言い方になってしまう。

 その内に、全ての球がウタの胎内に収まった。

「ふ、う……は、す、こし……くる、し……」

ウタの肉のない平らな下腹部が少しぼこぼこしているのに、言いようのない興奮を覚える。

「は……ぁう、や、なで、ないで……」
「どうして?」
「おなか……は、ざわざわ、する……ふっ、あ……」
「じゃあ、こっちかな。」

 そう言って、ウタのモノに手を伸ばした。少し芯はあるものの、くったりしたソコは、先から透明な液体を垂らしている。

「んっ……、そこ、」

 ウタも満更でもないようだ。ちゅこちゅこと扱けば徐々に芯を持ち始める。

「は……ふ……ん、ぁ……は……」
「刺激が足りないか?」
「ふ……あ、そ、う、です、ね……」

言いつつ、腹には力が入っているようで、ナカに入れた球が一つ顔をのぞかせている。それを押し込んで、ナカと外から刺激をする。

「ひっ! あ、は、あぁっう、あ、ふッ、くあ、あ、イっ、イクっ、ツっ――!」

 突然の刺激だったからか、じわじわ性感が溜まっていたのか、背をのけぞらせてウタがイッた。びくびくと動く身体に追い打ちをかけるように、香油で濡らした手のひらで、ウタの先端をぐちゅぐちゅと撫でる。

「ひぃっ――! あっ! やっ、それ、だめぇ!」

 イッた後で放心していたウタが悲鳴を上げて、私の手を止めようとして、手錠に阻まれる。

「やぁ! ひっ、い、あ゛! も、や! もれっ――!」

プシッ!

 手のひらに温かいものがかかる。こうなるとわかってやっていたので、私としてはなんの問題もなかったのだが、

「ぁ……や、やだ……、とまらな……っ……」

どうやらやり過ぎたようだ。涙声のウタに慌てて拘束を外せば、案の定泣きべそをかいていた。

「す、すまない……。」
「…………ぐすっ……。」

しまった……返事すらしてくれなくなってしまったか。

「少し……やり過ぎてしまったようだ。その……これでやめておくか?」


 やや間があって、片付けようと動く寸前、

「お、お腹の中……まだ、入ってるんですけど……?」

と、ウタが言った。

「それは――、続けていいと言うことか? それとも、早く片付けろという意味か?」
「……俺、まだ……満足して、ません……。」

 ほう……なるほど。
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