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乱戦の場
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ガチャンカキン
鉄と鉄の重なり合う音が色んなところで聴こえる。
俺は瑞希に教えてもらった技を使い生き残っていた。
人を斬ることの罪悪感や辛さを感じたが自分が死ぬ訳には行かないとそんな気持ちを心の奥深くに追いやった。瑞希は生きているかな頑張っているかな、そう思った瞬間後ろから気配を感じた。咄嗟に遠くに飛んだが首にかかっていたチェーンが外れ指輪が落ちてしまった。慌てて取りに行こうとした手を相手に踏みつけられた。
「なんだこれ、」
「か、返せ」
手を踏まれていることの痛さや今までの疲労感から俺はもうボロボロだった。
「そんなに大切か、」
すると後ろから違う敵に抑え込まれ目の前で真っ二つに切られた。みずきの言葉を思い出す。
お前に持っていて欲しいんだ。戦では離れ離れになる。これを俺だと思ってずっと持っていてくれ・・・
俺は頭がぐちゃぐちゃで何も理解できなかった。ただ意味もなく思うがままに目の前の敵を切り裂き沢山の敵を殺していった。わかることは一つだけ瑞希を俺の大切な好きな人を斬られたということ。たかかが指輪だと思うだろう。だが瑞希がこれは俺だと思えと言ったんだ。俺は無我夢中で剣を振り続け気づくと目の前は血の海だった。俺1人誰も立っていない。すると力が抜け膝から崩れ落ちてしまった。
「み、ずき……」
鉄と鉄の重なり合う音が色んなところで聴こえる。
俺は瑞希に教えてもらった技を使い生き残っていた。
人を斬ることの罪悪感や辛さを感じたが自分が死ぬ訳には行かないとそんな気持ちを心の奥深くに追いやった。瑞希は生きているかな頑張っているかな、そう思った瞬間後ろから気配を感じた。咄嗟に遠くに飛んだが首にかかっていたチェーンが外れ指輪が落ちてしまった。慌てて取りに行こうとした手を相手に踏みつけられた。
「なんだこれ、」
「か、返せ」
手を踏まれていることの痛さや今までの疲労感から俺はもうボロボロだった。
「そんなに大切か、」
すると後ろから違う敵に抑え込まれ目の前で真っ二つに切られた。みずきの言葉を思い出す。
お前に持っていて欲しいんだ。戦では離れ離れになる。これを俺だと思ってずっと持っていてくれ・・・
俺は頭がぐちゃぐちゃで何も理解できなかった。ただ意味もなく思うがままに目の前の敵を切り裂き沢山の敵を殺していった。わかることは一つだけ瑞希を俺の大切な好きな人を斬られたということ。たかかが指輪だと思うだろう。だが瑞希がこれは俺だと思えと言ったんだ。俺は無我夢中で剣を振り続け気づくと目の前は血の海だった。俺1人誰も立っていない。すると力が抜け膝から崩れ落ちてしまった。
「み、ずき……」
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