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桜花・第0帝王国
百六十九話 出発、次の場所へ
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~前回の話~
フォーリー・バァーロットとの対決、フォーリー・バァーロットには手が5本生えてきてとても気持ち悪いモンスターとなった。だがレン達には敵わなず、ボコボコにされるフォーリー・バァーロットだが、上から突然、細長い針が降ってきてフォーリー・バァーロットに刺さる。刺さった後、凶暴化し、攻撃を仕掛ける。それを避けるレン達、避けた後はクレアが攻撃を仕掛ける。スキル、エクスプロードで爆発物を当てるが、その攻撃は痒い程度の攻撃であった。
そしてクレア、レンと同時攻撃をし、手柄はリンジェが持っていったが、まだ耐えていた。フォーリー・バァーロットをやったことに対し、地獄を知れと言われたレンだが、レンはそれに怒り、フォーリー・バァーロットを凍らせ、砕いた。フォーリー・バァーロットは居なくなり、勝負は着いた
そして元の世界へと戻った
レンside
これから旅をするメンバーはクレア、リンジェ、シャル、ミラエル、エレナ、紫織、武翠
カノンは機械工場へと戻る
リノア、クレインはローズ王国へと戻った
ギラームはアイアンクラッドに戻った
他の狂人は休憩所という場所で休憩してもらい、ブラックナイト戦になったら呼べとのこと
次は雷帝・第2王国へ
「またクレアとリンジェと旅できるとはな、嬉しいぞ」
「私も嬉しいよ、自己紹介、まだだったね。する必要ある?」
「いや大丈夫だと思うがな、私達は知っている」
どうやら、クレア達の自己紹介は要らなかったらしい。英雄ギルドはそこまで有名になったのだと、お互いの事は知っているとのこと。自己紹介は無しで話は進むが、それよりもっと重要なことがある。めちゃくちゃ大事なこと、なんでなんだろうな、本当になんなんだろうか、いつも、たまにしか運んでもらえない、レン達は何故
「なんでまた歩きなんだぁぁぁぁ!」
「ごめんねえ~移動物とか無かったからぁ~今回は歩きで我慢してねぇ~」
「そんなぁぁぁ!」
「相変わらず元気ですわね、お兄様は」
また歩きであることにガッカリするレン、元の世界へ戻って来たのはいいが、戻された場所が何処か分からない、ただの平原。こっからどれくらいの時間が掛かるのか分からない。それを乗り物無しで行くのはだいぶ疲れる、筋肉痛になるだろう。マップを見る限り、雷帝・第2王国の影すら見えない、それくらい遠い。この距離を歩きとなると足と腕が泣く、モンスターが居ないのはラッキーだろうが、距離が遠いことについて考えるとテンションが下がってしまう。わかりやすい性格のレンであった
歩いているとあっという間に夜になる
真ん中に焚き火をして地面に座る
「あっという間に夜になりましたね、流石に歩き疲れました」
「私も歩き疲れたぁ………お兄ちゃんの気持ち、ちょっと分かるかも……」
「だろ?乗り物無いと絶対着かないって、この距離」
歩いても絶対に着かない距離、雷帝・第2王国。歩いたとしても1ヶ月くらいは掛かるであろう、普通にえぐい距離である。マップ機能に距離が見れるのだが、流石に見れない、流石に見たくないため、そのままマップを閉じ、仲間との会話を楽しむ。流石にお腹が空くため、戻って来てくれたクレアとリンジェが料理することとなった
そしてクレアとリンジェがカインド村から居なくなった後の話をしよう
莉乃香side
クレアとリンジェが落ちた、その翌朝
「ん………おは………よう………?あれ?クレア?リンジェ?」
朝起きたら、両サイドにクレアとリンジェが居なかった
流石に早起きして修行してるのだろうと思った莉乃香は外へ出たが、そこにはクレアとリンジェの姿は見当たらず、ルリシアだけが居た
「お、おはよう。莉乃香」
「おはよう、クレアとリンジェ、見かけなかったかしら?」
「クレアとリンジェ?見かけなかったが、どうかしたか?」
「朝起きたら、ベッドに居ないのよ。どこ行っちゃったの?」
「分からないなぁ」
ルリシアに聞いてみたが、ルリシアは分からないと答え、本当に行方不明となってしまったクレアとリンジェ。莉乃香は探しても探しても2人は見つからない、莉乃香は何処に行ってしまったのだと心配してしまう。ルリシアも一緒に探してくれる、だが何処にも居ない、荷物はある、クレアとリンジェは居ない。本気で心配になってきた莉乃香はクレアに連絡をする、がクレアは圏外に居るため、連絡は取れなくなっている。圏外になっているのはおかしい
本当に何処へ行ったのだろうか
「なんで圏外なのかしら、クレアとリンジェは何処に行ったのよ」
「圏外………もしかして飛ばされたとか?」
「飛ばされた?そんな事ってあるの?そんな夢の話じゃあるまいし、何かの間違いよ」
「圏外に居るのだとしたら、飛ばされた可能性が高い」
クレアとリンジェは何処かへ飛ばされた、飛ばされた瞬間は夜と考える、朝は莉乃香が早く起きてるため、見逃さない。昼夕方は修行のため、急に居なくなった時は気付く、夜が一番怪しい、夜は莉乃香、クレア、リンジェ、みんな、寝ている時間である。その時間に何かが起こった可能性があると予測される
怪しいと思った場所はベッド
「やっぱりここが一番怪しいわよね」
「ここから消えた可能性が高いな、しかし、どうやって消えたのかがまだ不明だな」
「普通だったら、有り得ないことよね。本当にどうやって………」
「有り得るとしたら………昔に起きた、底抜ける事件だ」
「底が抜ける事件って言うのがあるの?」
「ああ」
ベッドに座ってみる
が、何も起きなかった、底は抜けなかった。夜中起きたこと、底抜け事件。底が抜けて落ちていったと考えると普通に震える、夢でしか起きないことが現実になるのが普通におかしい
莉乃香は底が抜けないか、その場でジャンプして確認するが、やはり何も起きない
と思ったその時、いきなり底が抜けた
「莉乃香!」
反射で莉乃香の手を掴む
「本当に底が抜けたわね、ルリシア。蓮に伝えるのよ、送られる場所は分かってるわ。桜花(おうか)・第0帝王国よ」
「桜花・第0帝王国……!?」
莉乃香は手を離して、下に落ちた
「莉乃香!!!」
場所は桜花・第0帝王国
そう、射殺を簡単に行う、小汚い連中のこと
そこに莉乃香は落ちると予測していた、何故莉乃香が桜花・第0帝王国に落ちると察したのか、それはまだクレアとリンジェが居る時の話だった。莉乃香はカインド村にスパイが居ると感じていた時
回想
まだ莉乃香が稽古をつけてもらって間もない頃
夕方
「ねぇ、なんか視線感じない?」
「え?私は感じないけど…………」
「きっと気のせいだよ!莉乃香さん」
「そう?」
朝から夕方、修行中にずっと視線を感じていた、誰かに見られていた莉乃香はクレアとリンジェに聞いてみたが、2人には視線を感じられなかった
夜
部屋へ戻ると、莉乃香が使ってる机の上に手紙が置いてあった
「手紙……?」
「ん?どうしたの?莉乃香」
「ん、んん、大丈夫よ、なんでもない」
手紙を後ろに隠し、誤魔化した
そしてクレアとリンジェが就寝した頃に手紙を開いた
--------------------------------------------------------
莉乃香様へ
英雄様を射殺されたくなければ、貴方がこちらに、桜花・第0王国に来るように
英雄を射殺されたくなければ、な
桜花・第0王国の王様より
--------------------------------------------------------
「英雄って蓮のことよね………視線を感じたのは本当だったのね、下手な脅し………でも嫌な予感するわね」
これが始まりだった
回想終了
桜花・第0帝王国
「来てしまったわね、第0帝王国。まずは見付からないように行動して、蓮に助けられたいわね。頼りにしてるよ、蓮」
フォーリー・バァーロットとの対決、フォーリー・バァーロットには手が5本生えてきてとても気持ち悪いモンスターとなった。だがレン達には敵わなず、ボコボコにされるフォーリー・バァーロットだが、上から突然、細長い針が降ってきてフォーリー・バァーロットに刺さる。刺さった後、凶暴化し、攻撃を仕掛ける。それを避けるレン達、避けた後はクレアが攻撃を仕掛ける。スキル、エクスプロードで爆発物を当てるが、その攻撃は痒い程度の攻撃であった。
そしてクレア、レンと同時攻撃をし、手柄はリンジェが持っていったが、まだ耐えていた。フォーリー・バァーロットをやったことに対し、地獄を知れと言われたレンだが、レンはそれに怒り、フォーリー・バァーロットを凍らせ、砕いた。フォーリー・バァーロットは居なくなり、勝負は着いた
そして元の世界へと戻った
レンside
これから旅をするメンバーはクレア、リンジェ、シャル、ミラエル、エレナ、紫織、武翠
カノンは機械工場へと戻る
リノア、クレインはローズ王国へと戻った
ギラームはアイアンクラッドに戻った
他の狂人は休憩所という場所で休憩してもらい、ブラックナイト戦になったら呼べとのこと
次は雷帝・第2王国へ
「またクレアとリンジェと旅できるとはな、嬉しいぞ」
「私も嬉しいよ、自己紹介、まだだったね。する必要ある?」
「いや大丈夫だと思うがな、私達は知っている」
どうやら、クレア達の自己紹介は要らなかったらしい。英雄ギルドはそこまで有名になったのだと、お互いの事は知っているとのこと。自己紹介は無しで話は進むが、それよりもっと重要なことがある。めちゃくちゃ大事なこと、なんでなんだろうな、本当になんなんだろうか、いつも、たまにしか運んでもらえない、レン達は何故
「なんでまた歩きなんだぁぁぁぁ!」
「ごめんねえ~移動物とか無かったからぁ~今回は歩きで我慢してねぇ~」
「そんなぁぁぁ!」
「相変わらず元気ですわね、お兄様は」
また歩きであることにガッカリするレン、元の世界へ戻って来たのはいいが、戻された場所が何処か分からない、ただの平原。こっからどれくらいの時間が掛かるのか分からない。それを乗り物無しで行くのはだいぶ疲れる、筋肉痛になるだろう。マップを見る限り、雷帝・第2王国の影すら見えない、それくらい遠い。この距離を歩きとなると足と腕が泣く、モンスターが居ないのはラッキーだろうが、距離が遠いことについて考えるとテンションが下がってしまう。わかりやすい性格のレンであった
歩いているとあっという間に夜になる
真ん中に焚き火をして地面に座る
「あっという間に夜になりましたね、流石に歩き疲れました」
「私も歩き疲れたぁ………お兄ちゃんの気持ち、ちょっと分かるかも……」
「だろ?乗り物無いと絶対着かないって、この距離」
歩いても絶対に着かない距離、雷帝・第2王国。歩いたとしても1ヶ月くらいは掛かるであろう、普通にえぐい距離である。マップ機能に距離が見れるのだが、流石に見れない、流石に見たくないため、そのままマップを閉じ、仲間との会話を楽しむ。流石にお腹が空くため、戻って来てくれたクレアとリンジェが料理することとなった
そしてクレアとリンジェがカインド村から居なくなった後の話をしよう
莉乃香side
クレアとリンジェが落ちた、その翌朝
「ん………おは………よう………?あれ?クレア?リンジェ?」
朝起きたら、両サイドにクレアとリンジェが居なかった
流石に早起きして修行してるのだろうと思った莉乃香は外へ出たが、そこにはクレアとリンジェの姿は見当たらず、ルリシアだけが居た
「お、おはよう。莉乃香」
「おはよう、クレアとリンジェ、見かけなかったかしら?」
「クレアとリンジェ?見かけなかったが、どうかしたか?」
「朝起きたら、ベッドに居ないのよ。どこ行っちゃったの?」
「分からないなぁ」
ルリシアに聞いてみたが、ルリシアは分からないと答え、本当に行方不明となってしまったクレアとリンジェ。莉乃香は探しても探しても2人は見つからない、莉乃香は何処に行ってしまったのだと心配してしまう。ルリシアも一緒に探してくれる、だが何処にも居ない、荷物はある、クレアとリンジェは居ない。本気で心配になってきた莉乃香はクレアに連絡をする、がクレアは圏外に居るため、連絡は取れなくなっている。圏外になっているのはおかしい
本当に何処へ行ったのだろうか
「なんで圏外なのかしら、クレアとリンジェは何処に行ったのよ」
「圏外………もしかして飛ばされたとか?」
「飛ばされた?そんな事ってあるの?そんな夢の話じゃあるまいし、何かの間違いよ」
「圏外に居るのだとしたら、飛ばされた可能性が高い」
クレアとリンジェは何処かへ飛ばされた、飛ばされた瞬間は夜と考える、朝は莉乃香が早く起きてるため、見逃さない。昼夕方は修行のため、急に居なくなった時は気付く、夜が一番怪しい、夜は莉乃香、クレア、リンジェ、みんな、寝ている時間である。その時間に何かが起こった可能性があると予測される
怪しいと思った場所はベッド
「やっぱりここが一番怪しいわよね」
「ここから消えた可能性が高いな、しかし、どうやって消えたのかがまだ不明だな」
「普通だったら、有り得ないことよね。本当にどうやって………」
「有り得るとしたら………昔に起きた、底抜ける事件だ」
「底が抜ける事件って言うのがあるの?」
「ああ」
ベッドに座ってみる
が、何も起きなかった、底は抜けなかった。夜中起きたこと、底抜け事件。底が抜けて落ちていったと考えると普通に震える、夢でしか起きないことが現実になるのが普通におかしい
莉乃香は底が抜けないか、その場でジャンプして確認するが、やはり何も起きない
と思ったその時、いきなり底が抜けた
「莉乃香!」
反射で莉乃香の手を掴む
「本当に底が抜けたわね、ルリシア。蓮に伝えるのよ、送られる場所は分かってるわ。桜花(おうか)・第0帝王国よ」
「桜花・第0帝王国……!?」
莉乃香は手を離して、下に落ちた
「莉乃香!!!」
場所は桜花・第0帝王国
そう、射殺を簡単に行う、小汚い連中のこと
そこに莉乃香は落ちると予測していた、何故莉乃香が桜花・第0帝王国に落ちると察したのか、それはまだクレアとリンジェが居る時の話だった。莉乃香はカインド村にスパイが居ると感じていた時
回想
まだ莉乃香が稽古をつけてもらって間もない頃
夕方
「ねぇ、なんか視線感じない?」
「え?私は感じないけど…………」
「きっと気のせいだよ!莉乃香さん」
「そう?」
朝から夕方、修行中にずっと視線を感じていた、誰かに見られていた莉乃香はクレアとリンジェに聞いてみたが、2人には視線を感じられなかった
夜
部屋へ戻ると、莉乃香が使ってる机の上に手紙が置いてあった
「手紙……?」
「ん?どうしたの?莉乃香」
「ん、んん、大丈夫よ、なんでもない」
手紙を後ろに隠し、誤魔化した
そしてクレアとリンジェが就寝した頃に手紙を開いた
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莉乃香様へ
英雄様を射殺されたくなければ、貴方がこちらに、桜花・第0王国に来るように
英雄を射殺されたくなければ、な
桜花・第0王国の王様より
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「英雄って蓮のことよね………視線を感じたのは本当だったのね、下手な脅し………でも嫌な予感するわね」
これが始まりだった
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桜花・第0帝王国
「来てしまったわね、第0帝王国。まずは見付からないように行動して、蓮に助けられたいわね。頼りにしてるよ、蓮」
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