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未知の世界

百五十六話 挑発対決 決着

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~前回の話~

煽ったら分かり合えない対決なのに煽ってしまったミラエルにエレナが注意する、がミラエルは煽って勝ったら、分かり合えると言い、シャル・アンリデットに攻撃を仕掛けた。まだ対策が打ててないシャル・アンリデットは攻撃を受け流した、受け流した頃には前におらず、後ろに回ったミラエルは背後から攻撃をする。ギリギリの所で抑えた、相性が悪いと更に煽ったら、シャル・アンリデットは狂い始めた
     興奮度が上がり、攻撃が通らなくなる厄介部分、2人は気をつけて戦うことにする。スピードでは相性が悪いため、正面でぶつかり合う、正面でぶつかったエレナは凄まじい威力を叩き出す、シャル・アンリデットを追い詰めている。追い詰めたのに気持ちよがっている、そのアンリデットにミラエルが真ん前でアイスキャノンを打ち込んだ。だがそれは効かず、複数攻撃魔法を打ち込んだ、打ち込んだ複数攻撃を切り裂いた

切り裂いた後はシャル・アンリデットのターン、シャル・アンリデットの本番が始まる、銀髪の髪を一本抜いて剣にした。
     そして更にもう一本、銀髪の髪を抜いた、抜いた髪は地面に落ち、銀色の針へと変わった。特殊属性、銀の持ち主。それを使い、シャル・アンリデットのショータイムが始まる

「まだ強くなりますの、しかも特殊属性………銀」

「髪色から作り上げられる属性ですね、あまり聞いたことがないですが、これも狂人ギルドだけが持つ属性。一般の人は使えない、扱えきれない」

「良くご存知でぇ~!じゃ~あ~!行くね~!」

スキル シルバーズリーフ

複数の銀色の葉っぱを放った

鋭く、太く、当たったら、肌が抉れるほど、これを避けたり、跳ね返したりは出来るが、無理だ、周りにリーフだらけ、囲まれている

「囲まれちゃったねぇ~!どうする~?ねぇどうする~?ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ~!!!」

「一発で行きますから、エレナはしゃがんでください」

「え、ええ。しゃがめばいいのね」

エレナがしゃがんだ瞬間、周りに冷気がくる。凍える、寒い、氷のつぶに当たったら凍ってしまうくらい寒い。これはミラエルが練習していた単独魔法、打ったら手が凍ってしまう禁断に近い魔法、それでも打ち続けた、完成まで打ち続けた

 今、放つ

「………絶対零度」

その言葉を放った瞬間、周りにある銀色の葉っぱは全て凍り、凍って落ちて行った。鋭い銀色の葉っぱは破られる、当たることも無く、放たれる前に破られてしまった。シャル・アンリデットは驚いてもいなかった、これは予想済みである

「今のぉ~!凄いねぇ~!絶対零度~!でももう、今のようには行かないからねぇ~!見ててねぇ~!ミラエルちゃぁん~!」

「まだ策があるんですか、やっぱり狂人ギルドは厄介ですね」

「銀色の葉っぱを抑えるので十分でしたのに、まだ実力を隠し持ってるなんて意味分かりませんわ」

「さぁ~!行くよぉ~!」

スキル 硬化・シルバーズホール

真っ暗で大きい銀色の球に囲まれる、エレナとミラエル。その巨大な銀色の球は硬く、誰にも壊せない。硬い球が硬化のせいで更に硬くなってしまった、ミラエルとエレナの今の実力では壊せないであろう。それくらい硬い巨大な銀色の球である、しかも暗く、周りは何も見えない状態

攻撃しても弾かれるだけ

「硬すぎませんか……!エレナ、私達出れなくなりました」

「完全に閉じ込められたわね、何のつもりかしら………このままじゃ、シャル・アンリデットと戦えないわね」

「周りも良く見えませんし、無闇に攻撃したらエレナに当たる可能性がありますね。エレナは今、何処に居ますか?」

「私?私はミラエルの隣に居るわよ、ほら」

隣に居ることを確認するため、エレナの手を握った。ちゃんと隣に居たことに安心する、だが問題はここから、ここから出る方法を見つけなくてはシャル・アンリデットと戦えないまま、終えることになる。シャル・アンリデットがもし、飽きてこの場を去ったら戦いは失敗に終わる

まず出る方法を考えましょう、出る方法を考えないと出られない、当たり前の事です

「エレナの剣術では壊せませんか?」

「壊せる方法はあるけれど、負担がデカイわね。この後のシャル・アンリデットとの戦いはミラエルに任せることになるわ」

「全然大丈夫です、だから全力で壊してください」

「・・・仕方ないわね」

アンリデットside

「ど~うしたのかなぁ~出てこないのかなぁ~!これくらいは壊せると思って閉じ込めたんだけど~」

硬化・シルバーズホールを使ったシャル・アンリデットは出て来るまで待っている、シルバーズホールから出れるのはミラエルとエレナにとって当たり前だと思っている、思っているという事は出て来てからまだ作戦がある。出て来るまで作戦を隠し持っているシャル・アンリデット

すると・・・ヒビが入る

「おぉ~!来たねぇ~!」 

エレナside

この大技は負担が大きく、次の戦闘は絶対に参加してはならない、戦ったら一瞬でやられる、それくらいの負担はかかる。だがシルバーズホールを壊すためには使うしかない、父親から引き継いだ大技魔法、引き継いだからには使う

「行くわよ、後は頼むわね!ミラエル!」

「はい、任されました」

大技スキル 雷帝

雷より強く、シルバーズリーフより鋭く、どんな硬い物でも切り裂ける、強力な魔法

その大技魔法はシルバーズホールを突き抜けて、ホールを全て破壊した。ミラエルとエレナに当たらずに壊した、威力はシルバーズホールより遥かに上、大技魔法を使ったエレナは膝を着いてしまった。大技魔法で力尽きてしまった、後はミラエルがシャル・アンリデットを倒すだけ。任された任務は果たすのみ

スキル アイススモーク

氷の煙、氷の煙を使い、視界を悪くさせ、姿を消す

「新しい技ぁ~!それにあのかたぁ~い球から抜けてきたんだぁ~凄いねぇ~!さぁ~どっから来るぅ~!?ミラエルちゃぁん~!」

「ふっ!」

後ろから攻撃するが止められる

「止めちゃったぁ~!えいっ!」

ミラエルを斬った

だがそれはミラエルの氷で作られた偽物

「偽物なんだぁ~ざんねぇ~ん!偽物なんていつ作ったの~!すごいねぇ~ミラエルちゃぁん~」

「偽物はいくらでも作れます、外したら、隙が出来ますから」

いつの間にか目の前に現れていたミラエル、これがラストの攻撃になるであろう。ミラエルもそう長くは持たない、これで分かり合えるかどうかが決まる、 自分の実力を証明しなければ、分かり合えない、シャル・アンリデットが認める訳がない、いつでも予測外なことをして勝ってみせると

現れたミラエルは

「終わりです!シャル・アンリデット!!」

「………見事だよ、ミラエルちゃん」

大技スキル オーバーグラース

地面に刺した氷の剣、地面から氷のしぶきが吹き出る

だがそうはさせてくれなかった、防がれてはない、止められた。エレナが止めに入った、シャル・アンリデットへの最後の攻撃が止められてしまった。止めた理由が分かっておらず、ミラエルとシャル・アンリデットはコテンッと首を傾げる
  流石にエレナを巻き込む訳にはいかないため、大技魔法を収めた。収めたら、まず理由を聞くミラエル

「どうして間に入ってきたんですか?」

「もう分かり合えたと思ったのよ、アンリデットももう辞めにしませんの?もう十分ですわね?」

「うん~もう十分に実力が見れたよぉ~だからもう和解してぃぃ~?ミラエルちゃぁん~」

「………エレナに止められたら、和解するしかありません。ただし、ブラックナイトまでの協力関係ですよ」

「それは分かってるよ~」

ミラエル、エレナはシャル・アンリデットと和解し、分かり合えたと満足し、ブラックナイトまで協力関係になった

残りの仲間が和解するまで3人は待つことにした

残り8人
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