最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

未知の世界

百四十二話 アイアンクラッドの王座

～前回の話～

ご飯直後に語尾がッスの女の子、シャレイナ・キャルンを誘うべく、部屋に入り、英雄ギルド、いや友人を救うために危険に誘うため、悩ましい勧誘。シャレイナの友人である、語尾がウサのヒュリンデも誘う。時間は沢山ある、その3日後、シャレイナとヒュリンデは二人の勧誘を断った。危険には首を突っ込めないと、紫織とカノンは最初から分かっていたため、その断りを受け入れる。
    部屋に戻っていった紫織とカノンは本気で乗り込もうとしている。覚悟を決めた顔である、それを見たシャレイナとヒュリンデは心が痛み、もう一度考えてみることにし、紫織とカノンの様子見をすることにした

紫織は諦めることにしたがカノンは違かった、まだ諦めてはならないと、それに勇気づけられた紫織、カノンはそれまで狂人ギルド戦に向けて特訓を続けることにした。紫織は絶対に友人を取り返さなくちゃと心に決め、特訓を始めた。紫織とカノンを待ち続けているムェイナは今でも狂人ギルドの本拠地の監獄で待ち続けている、そして特訓を続けているともっと厄介な情報を思い出す

それは狂人に熱を入れてしまうと攻撃が通らなくなる、ずっと興奮して効かなくなる、それを思い出してしまった紫織は不安になるが、カノンの説教により、不安が消し飛び、それを見たシャレイナとヒュリンデは覚悟を決め、危険へ一緒に足を踏み入れると言い、英雄ギルドに加入した

そして

武翠side

旅立つ時、誰も居なかった。誰も居なくなった。狂人ギルドのチャル・ツーヤナによって底戦国民は全員居なくなった。次は必ず、復讐するため、武翠は新しい仲間？になったパドラと共に歩き出す

「むすいはつぎ、どこいくの？」

「ん？マップを見ると分かるが、英雄ギルドと合流出来る場所があった。これはみんな、必ず通る道だ。狂人ギルドの本拠地」

「きょうじんぎるど？わたしもあれをたおしたい」

「ああ、一緒にな」

武翠とパドラは手を繋いで歩いた

どうやらパドラにも復讐心がある、目の前で殺られれば復讐心も湧くだろう。

狂人ギルドの本拠地について

狂人ギルドの本拠地には紫織とカノンも向かっているという情報がある、狂人ギルドにはみんな、向かえるようになっており、狂人ギルドの本拠地で再会出来るようになっている。武翠は再会出来る、狂人ギルドの本拠地へ向かって歩き出す。レンとリノア、ミラエルとエレナはまだその場で留まっている。みんな、やはり遥か遠くに居る、だが再会出来る場所がある

また会えると喜びの気持ちを抑えながら、パドラと共に歩き始める

「狂人ギルドの本拠地の前に2つ、場所がある。本拠地はその後か、キツイな。直では迎えない、まぁ、いいな。気晴らしに」

「どこめざすの？」

「あーっと、私達が目指す場所は………まず、アイアンクラッドを目指さないといけないな」

「わかった」

武翠とパドラは狂人ギルドの本拠地のだいぶ前にある、アイアンクラッドへ向かうことにした。

アイアンクラッドとは

鉄壁の壁に囲まれ、鉄壁の地面、鉄壁の店の場所

着くのはすぐ、少し歩けば着く道である。

「このさき、あいあんくらっどだよ」

「お、位置が分かるのか？」

「さきのみちがみえる、わたし、のうりょく、いっぱいもってる」

「それは凄いな、このまま案内頼む」

パドラの能力

・遠見

遠くの道が見える、それで道案内が出来、敵が来ても警戒態勢を取れる

パドラに案内されながら歩く、案内されながら進んでいると本当にアイアンクラッドに着く、とても便利な能力。着いたアイアンクラッドは本当に鉄壁の壁で出来ており、壁の素材は鉄と神級魔法のシールドを使っている。誰もこの壁は壊せない、ちゃんと作られている

「これからどうするか？宿屋にチェックインするか？」

「うん、やどやでやすみたい。むすいはじゆうこうどうしていいよ、わたしのことはしんぱいしないで、つよいから」

「ああ、そうさせてもらう。パドラ、ちゃんと休むんだぞ」

「うん、わかった」

アイアンクラッドに入った、アイアンクラッドは賑やかで、人が沢山居る。

ここ、アイアンクラッドに居るのは荷物を運んでいる、配達員

工場で修理をしている、大工

家を建てている、建築士

食べ物を一から作っている、調理師

色々な人がアイアンクラッドには居る、武翠とパドラは宿屋でチェックインをして、部屋を取る。部屋を取った2人は部屋に行き、パドラは休む。武翠は自由行動をするため、一度解散

外に出た

「私はどうするか、自由時間と言ってもやることは無いな。とりあえず、真ん中にある噴水に行ってみるとするか」

自由時間と言ってもやることが無い武翠はアイアンクラッドの真ん中にある噴水へと向かう。噴水には神像がある、アイアンクラッドの住民は神増に拝むことが多い

金運

恋愛運

健康運

幸運

の全てが上がる、みんなはそれのために噴水に来てベンチに座ったり、願いを込めたりする

だが向かう、移動途中に事件は起きる

「ヤバい！鉄骨が！」

「おい！危ない！そこのお嬢ちゃん！！」

「え？」

上から降ってくる鉄骨、不運に過ぎないこの瞬間。当たったら即死、避けられる時間は無い

終わったと思ったその時

凄まじいスピードで武翠を抱えて避け、凄まじいスピードで鉄骨を切る者が現れる。硬すぎる鉄骨を切ったのだ、誰にも切れなかった鉄骨を、一瞬すぎて何が起きたのか分からない武翠、頭が混乱している

「大丈夫そうじゃな、そこのソナタ達！気をつけよ！！」

「「は、はい！！」」

鉄骨を落としてしまった2人に叱る

「大丈夫かい？怪我は？」

「だ、大丈夫だ、怪我はない」

「それは良かった、少し席を外します、センディア様」

「少しじゃな、分かった。直ぐに戻ってくるのじゃぞ」

一礼をし、鉄骨が落ちた上へと向かう、落ちてしまった部分をアドバイスをし、落ちないように修理する。鉄骨が落ちてきた場所はガレージの屋根部分が取れた、取れてしまい丁度通った武翠に向かって落ちてしまったとのこと、それを斬ったのは三刀流のセンディアという人物。見たらわかる、只者では無いことを。センディアという人物に付いてる右翼は凄まじいスピードで武翠を抱えて鉄骨を避けた

センディアという人物から聞かれる

「ソナタはなんと言う名じゃ？」

「私は武翠だ、英雄ギルド」

「ほう、ソナタは英雄ギルドじゃったのか！このワシがアイアンクラッドに歓迎してやろう！」

英雄ギルドという名を聞いてアイアンクラッドに来たことを歓迎する、センディア。英雄ギルドは噂で聞いていたらしい、未知の世界でも噂は広まるみたいだ。噂を広まっていた英雄ギルドはアイアンクラッドの住民、センディアに喜ばれる。まだ正体を知っていない武翠は、察したセンディアから言われる。どうやらセンディアはアイアンクラッドの王座に立つ者

皆が慕う王座、センディア・クレイム

そしてセンディア・クレイムの右翼はシフリギヤ・キャロイ

「す、すまない。タメ口聞いてしまって」

「良いんじゃ！良いんじゃ！気にするのでは無い、ワシは英雄ギルドを慕っておるからな」

「私達をか？とんでもない！慕うだなんて」

センディアが英雄ギルドを慕う理由

・どんな状況でも強敵に勝ち続けた

・仲間思い

・センディアと違う所がある

この3つ、センディアが慕う理由である。どんな状況でも戦い続け、勝ち。仲間思いで、一人が落ち込んでいると、皆で支える、皆が落ち込んでいると一人が支える。これが英雄ギルドの強さである

「ソナタ、ワシの城に来んか？仲間も連れてくるがよい、何個かソナタに質問があるのじゃ」

「分かった、見た感じ、センディアは危険人物じゃなさそうだしな」

「そう言ってくれた事に感謝する、ソナタよ」

質問をしたいセンディアはセンディアの城である、センディア城に招待された。仲間であるパドラを連れて、センディア城へ向かった